まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

金木犀 自分の頭が 見えて来ぬ

2019年09月29日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は、朝方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、夕方からは湿った空気の影響で曇ってきた。気温は23度から27.5度、湿度は90%から76%、風は1mから2mの東南東の風が少しばかり。明日の30日の香川県は、湿った空気の影響で曇る見込みらしい。

 

 119/79/60 36.4c-97% 64.4Kg 1012hPa,24c,74% 体調に変化は無い。

 

 我が家の金木犀は今が盛りと咲き誇っている。でも、私には少しも匂わない。

 

 さて、今日は本当に87番札所長尾寺さんでの「観光ガイド養成講座」の長尾寺実地研修である。今期の受講生は28名だとか聞いたが、今日は23名の出席なのだとか。

 

 午前8時過ぎから本坊書院の会場準備の様子を見学。昨年の大窪寺実地研修では、我が班から誰一人として参加せず、事務局にご迷惑を掛けたと聞かされた。私たち男性陣は駐車場係として三名が張り付いていたが、会場準備にまでは気がつかなかったという反省から。

 

 まず、堀尾養成担当役員から挨拶の後、境内の案内とガイドの基礎勉強をする。

 

 1コマ目は、木村俊雅住職からお遍路や長尾寺の歴史や見所などの説話がある。この住職さんのお話は聞きやすく為になるとの評判である。

 

 2コマ目は、県教委の片桐先生の講義で、「さぬき市内の石造物」という講義があった。その後、住職らの案内で、本堂内部や大師堂内部の拝観や説明があった。

 

 皆さん、熱心に講義を聴いている。12時20分過ぎに講義は終わって解散となる。スタッフは会場の片付けにはいる。

 

 続いて、長尾寺班のスタッフとともに、「ステップアップ講座」の開始になる。観光ガイドのステップアップ研修である。今回は、スタッフが10名余りとゲストさんが12名ほど。なかなかに人前でお話しするのは簡単なことではない。そのためにお勉強するのである。

 

 長尾寺さんのテキストはこれ。なんだ、なんだ、これか・・・。せっかく、志度寺班のものを真似て作ったのに、これを使うのか。大窪寺班はこれの何冊分も厚いぞ。事務局ではどちらでもいいと言われたけれど、これを20部も作るとなると、「ヨイショ」がいるな。

 

 これは希望者には1部500円で販売しているが、15部として7,500円を「まほろば工房」として請求していいものかどうか。事務局に検討してもらうことになった。明後日の大窪寺例会の時に相談することにしようか。

 

 皆さん、よく勉強なさっているなぁと思った。でも、この時に、誰もテキストを持っていないことに気づく。テキストを持っているスタッフが時折、読み上げるだけだったりする。

 

 ここも、場所ごとにスタッフが代わる代わるガイドするのだが、我が大窪寺班はスタッフが7名しかいない。私は監督役だから、実質6名でガイドしないといけない。時間の制約もあるし。これも明後日の例会での相談事だ。

 

 午後になり13時を過ぎると暑さが厳しくなってきた。私は頭がクラクラとし出したので、ここでリタイア。だいたいの様子は把握できたので帰ることにした。

 

 今日はガムシャラに「ガリガリ君」。

 

 今日の掲示板はこれ。「一番はもちろん尊い しかし一番より尊いビリがある」というもの。東井義雄記念館には、「一番はもちろん尊い。しかし、「一番よりも尊いビリだってある。」という先生直筆の言葉が掲示されている。その先生の著書の『東井義雄「こころ」の教え』から。
 ビリであることはちっともはずかしいことではない。なまけることのほうがよっぷどはずかしいことだ。走ることに限らず、生きていく間には、いろいろなことでビリを走らなければならないことがあります。
 しかし、そのとき、どうか日本一立派なビリであることができるよう、こころがけてほしいと思います。堂々としたビリであってほしいと思います。これはなかなか難しいことです。ビリになると、どうしてもひくつになり、はずかしくなり、心まで貧乏になりやすいからです。ですが、ビリの味がわかる人間でなければ、困っている人、弱い人、貧しい人の気持ちなんか、絶対にわかるものではありません。とにかく、ビリになっているときは、その人にとっての得難い勉強の機会を与えられているときだと思います。

 

じゃぁ、また、明日、会えると、いいね。


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