まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

ひとり居て 一人楽しむ 霜の朝

2009年01月16日 | 日常
 十六日の朝になった・・・。

 朝一番に、ドクターに退院か、診断書かをお願いした。この日の朝の検査結果次第だという・・・。それは仕方がない・・・。

 退院するしないにしろ・・・診断書は書いてくれることになった。

 血液検査のために採血が行われ・・・、頸動脈のエコー検査や、胸部X線の撮影やらが終わったのがお昼前だった・・・。

 

 境界線の16日のお昼が過ぎた。退院か、継続か・・・・。退院できなければ、有給休暇の設定変更をしなければならない。そうか・・、病気休暇を届け出るか。病気休暇にするには・・診断書がいる・・・。その境界線上にいる・・。

 こういう時に・・・担当の「橋本」はいない。あの・・・頼みの・・「木村」の姿もない・・・。

 そこで・・・たまたま通りがかった看護師さんに・・「帰りたいので準備をしてほしい」と懇願をした・・・。担当外だから話がよくわからないという・・・。

 

 これは「トランスミッター」心臓の状況を・・ナースステーションに自動送信するもの。これも外された・・・。点滴用の針も外された・・・。これ以上・・・、ここにいる必要はないということになるのだが・・。

 ドクターが走りこんできた。

 「まだ・・セキが残っているし、血液検査の様子も見ていないので、今回は外泊のみ・・・・」ということでOkが出た。診断書も渡された・・・。

 

 14時前に・・・けいこばぁがお迎えにやってきて・・、ようやくに病院の外に出ることができた。

 早速に・・診断書を会社宛にFAX送信をした。で、課長あてに電話をして要点を話した。今週は有給休暇で処理し、来週一週間は病気休暇で処理する。書類はこれでよくて、本文の提出はいらないとのこと。

 ともかく・・・先月には職場のお姉さんが・・心臓発作で亡くなっていることもあって、全社的にピリピリしている最中だから・・・救急車で搬送されて・・・その病院から生還しただけでも課長は・・思わずに安堵したに違いない。あとは何日休もうが・・・生きてさえいれば・・・なんら問題ないということだ。仕事のことなんぞ・・・枝葉末節の話になる。

 (大きな声では言えないけれど、病気休暇をとると、ボーナスで査定される・・・ということがある。数万円は・・・マイナスされるということで、普通は・・・有給休暇で処理して病気休暇はそれ以上の大病でないと使うことはないことになっている。でも・・・私にはもう、夏のボーナスはないし、その査定もないということだから・・・大手を振ってお休みできる・・。)

そんなで・・自宅でのんびりさせてもらいます。

じゃぁ、また。


よそごとの ように枯れ木は 野に立てり

2009年01月15日 | 日常
 病院の朝は・・・7時ごろから動き出し、8時前にお茶が来て・・朝食になる。それから・・・しばらくはすることもない。

 午前中は・・・検温や血圧などの点検に来る程度だし、点滴液の交換・追加などがあるばかり。そうこうしていれば・・・お茶がやってきて、お昼の食事になる。

 その間・・・、寝ているか・・、テレビを見ているかしかない。談話室とか休憩室のような設備はない。自分のベッド周辺にしか、なわばりがないというような雰囲気・・・。

  

 担当のドクターが、内科のドクターから心臓専門の若いドクターになった。そこで・・・造影剤を使ってのCT検査になった。若いドクターは張り切っているが、その検査は・・12月下旬にやったばかり・・。

 黒のバックに・・・白く・・・クモの巣のように、コウモリの骨のように・・枯れ葉の葉脈のように・・・血管が・・・白く浮かび上がって写る仕組み。

 そのことを話しても・・・民間の名前も聞いたことのないような診療所の検査なんぞ、相手にもしてくれない。県立病院のドクターって、そんなもんだろうか。要するに・・・自分のこの目で見ないと信用はしないのだ・・。

 私の担当の看護師「橋本」は・・あの・・ピーター(池畑慎之介)に似ているような気がする。大きなマスクをかけているので、目しか見えないが、役者のようなまつげだ。

 その「橋本」が、ホルターを外してくれたし、点滴用の針も外してくれた。ただ・その時・・・圧迫が弱くて・・・さらさら血液が噴き出して・・・、蒲団からシーツからを真っ赤に染めてしまった・・・。手際がいいが・・・大まかな性格かもしれない・・・。

 

 点滴用のホースが外れたことは・・・うれしいを通り越す。そう・・自由を取り戻したようなもの・・。どこにでも・・自由に行けるってことだ。あの・・点滴台を引っ張りまわすことはさほど重くもないし、不自由なことでもない。でも・・、見た眼には・・・カッコよくないし、階段や坂道になると邪魔にはなるし、段差があるとうっとおしいいものではある。

 その橋本に・・・退院できるかどうか、できないのならば、診断書を書いてもらいたい旨を告げたが・・・「明日、朝一番にドクターにお願いして・・・」と言い残して・・・帰って行った。

 今週いっぱいは・・・島に行くつもりで・・・休みにしてあったが、来週からの休みは・・「病気休暇」にするしかない。それには・・「診断書」が必要になる。

 病室で・・・となりのおっちゃんと、その話をしていたら・・「あ、私がお願いしてあげるよ」という声・・・。誰かとみれば・・・「木村」だった。

 

 病院では早くに暖房が切れる・・・。しかし、薄い掛け布団一枚きり・・・。寒くて寒くて仕方がない。寒いというのは・・熱があるからだと・・・けいこばぁが・・氷枕を借りに行ってくれたが・・・「今日は熱が出た人が多いらしくて、後で持ってくるからって・・・」という。

 しばらくして・・・氷枕を持ってきて、バスタオルでくるんで置いてくれたのが「木村」・・・。「てきぱきと気持ちのいい人ねぇ・・・」とけいこばぁも関心しきり・・。

 38.1度ほどの体温は、朝方には・・・36.4度にまで下がっていた。

 朝・・・その氷枕を返しに行ったが・・・そんな看護師はいないという。「木村」というのは「主任さん」で、背が高くて・・黒くて大きな眼鏡をかけているのだという・・・。まさか・・・。

じゃぁ、また。




病窓に 今が朝やら 吹雪やら

2009年01月14日 | 日常
 とにかく・・・病院の一時間、半日・・・、一日は永い・・・。14日の水曜日になってもすることはない。ただ・・・点滴をしながら・・・様子を観察する程度。検温・血圧・酸素状態を調べるばかり・・・。

 この日・・・院長回診があって、インフルエンザの検査があった。あったという程度のもので、麺棒で・・・鼻の奥の粘膜を採取して・・・検査に回すだけの話。

 私は・・・インフルエンザではないと思うが、その予防注射はしていない。どこに出かける予定もなかったし・・・普通の生活だから・・インフルエンザにかかるなどとは考えもしなかったからだ・・。

 

 この日の夕方・・・、胸部レントゲン検査や心電図測定検査に呼ばれた・・・。案の定・・インフルエンザではなかったようで、室外歩行許可・・・である。

 さらに・・ホルターが取り付けられた。24時間心電図記録装置だ。こういうのは珍しくもない。NTT診療所でも・・年に一回はやらされるもの。ただ・・時期的に寒くてよかった。夏場は・・汗まみれになって気持が悪いものである。

 

 こうなると・・病院内を・・・点滴台を引きずりながら・・・自由に歩き回れるようになる。売店にお茶を買いにも行ける・・・。とにかく・・お茶を飲むしかない。500mlのお茶を・・・一日に4本から5本は飲む。

 ところが・・「だめですよ。歩きまわっては・・。」と、追いかけてくる看護師がいる。私の担当の看護師ではない。見たことのない看護師だが・・、誰かに似ているような気がする・・・。名札には「木村」とあるが・・・、そんな人にはお世話になっていない。ただ・・大きなマスクをかけているもので、本当の顔はわからない・・。

 

 これが・・・病院の食事。「高血圧食」とかで・・・ほとんど味がついていない。おかずは・・・なんなく食べられるが・・・味がないぶん・・御飯が食べられない・・・。半分ずつくらいは残ってしまうようになった。

 心不全は治ってはいるが、ここの病院は別の症状を警戒している様子・・・。それが・・「心房細動」。不整脈から・・心筋梗塞や心停止を引き起こす症状らしい・・・。

 そうそう・・・売店で・・・かみそりを買った。あのクマデみたいな安物のひげそりだ。七日から・・風邪が治らないものだから・・伸び放題だったひげ。一週間もすれば・・・「派遣切り」か「契約止め」みたいな風貌になっていた。

 そこで・・・あわてていたわけでもないのだろうが・・、口の上の左右に大きなきずをつけてしまった。私は・・NTT診療所の指導で・・・血液さらさら作戦をやっているものだから、こうした傷がつけば・・血が止まらない・・。

 そこで・・・ナースコール。こういう事情で呼ぶのはいけないのだろうが・・。で・・やってきたのが・・「木村」注射や採血の後に張る・・・小さな肌色の絆創膏を貼ってくれたが・・・どうにもぶざまな顔になってしまった。

じゃぁ、また。

窓広く 風の冷たさや 外は雪

2009年01月13日 | 日常
 単に・・・オシッコが出て・・・肺に溜まっていた水分が体外に出てしまえば・・・、私の病気は治る・・・。心臓さえ解放してくれれば・・・呼吸はできるのだ・・。呼吸さえできれば・・・身体は動くのだ・・・。

 ところが・・今回は・・時期が悪かった・・・。そう・・風邪だ。風邪で気道を封鎖し、痰で・・のどをふさげば・・・呼吸困難に陥る・・・。

 二度目の悪魔は・・・「そら、来たぞぉ・・」と待ち受けて・・・降圧剤でなんなくクリヤーしたけれど・・・、三度目の・・・風邪という・・・伏兵を見逃して・・・飛び越せなかった。そこには・・・六十という歳のせいもあったに違いない・・・。何につけて・・・気力・体力に衰えが目立つ・・・。

 おそらく・・・四度目は…致命傷かも知れないと・・・覚悟した・・・。

 

 私のこの悪魔は・・・「心不全」という。「胸核に胸水や肺臓に水が溜まって・・・心臓を圧迫して・・・心筋運動を阻害する・・」というもの。なんで・・・胸水や肺臓に水がたまるのかは定かではない・・・・。

 ただ・・わかっていることは・・・①「寒いこと」②「極度なストレスが溜まったこと」③「アルコールを飲みすぎたこと」の三点が重なった時だと考えられる。そのうちのどれ一つが欠けても・・・発症はしていない・・。

 

 さて・・・、「心不全」という悪魔が去っても・・・、この病院は手を緩めない・・・。手を緩めないというか・・・ここの病院では「心不全」だとは認めていないのだ。

 だから・・次から次へと・・・点滴の連続・・・、抗生物質の投与を連続するばかり・・。

 安心・安全の「個室」も・・・時間を過ぎれば・・・退屈する。

 テレビもたまに見れば面白いかもしれないが・・・一日中・・・見続けていればうんざりもするし、「もう・・いいよ・・」って気にもなる・・。同じようなニュースばかりが流されている・・・。

 

 広くて・・・ゆったりとした個室だから、冷暖房は自由自在。電灯をいつ、つけようと、いつ、消そうとも・・それまた・・自由。お水もお湯も使い放題・・・。お風呂には入れないけれど・・・ひとりきりで・・・湯タオルで身体を拭いたりできるのは・・王様みたい・・・。

 久々に・・・のんびりと・・ゆったりとできたような・・・。

じゃぁ、また。

生かされた このぬくもりや お赤飯

2009年01月12日 | 日常
 そう・・・11日の夜中・・・。正確には・・・12日の朝になるのだが・・。

 倉敷から戻って・・・風邪が治らなくなったし、良くもならなかった。退職を前にして、有給休暇はすでに配分していて、休むべき日が決まっているもので、木曜・金曜は・・・苦しくても・・出勤するしかなかった。金曜の夕方まで辛抱したら・・・おやすみに入れると計算もしていた・・・。

 ところが・・ここのところの急激な寒さがこたえたものか・・・、11日の夜中には・・・咳が激しくなるし、トイレが激しくなってきた・・・。一時、二時は・・まだ・・大丈夫だったが・・・、三時過ぎには・・動悸が激しくなり・・、四時には・・・限界がきた。

 最初は・・・高松の社宅にいた・・・平成17年の雪の日・・・。二度目は・・・平成19年の寒い夜・・・・。三度目が・・・平成21年の雪の夜になった・・・。

 血圧計では計測不能になった。何度計っても・・・エラーになってしまう。降圧剤を飲んだが・・・手遅れだった・・・。心臓がものすごい力で圧迫される・・。動悸が激しくなる・・・。呼吸困難になる・・・。体中が大きな風船に押しつぶされるような気分・・・。

 家内が・・異常を悟って・・・すぐに・・・119番通報・・。

 

 間もなく・・・救急車のサイレンが・・・我が家の前で止まり、係員が走りこんできた・・・。すぐにストレッチャーが運ばれ、部屋から搬送されて・・救急車内へ確保・・・。酸素マスクや血圧計・心電図計が装着されて・・・そこで・・・ようやくに事情聴取・・・、私は・・一言も声は出せない・・・。

 そして・・高松日赤は無理だとして・・・東かがわ市の県立病院に向かうことに・・。

 

 「心筋梗塞の波形、P波検出!」「心房細動の兆候!・・・」聞いたことのない言葉が意識の向こうで流れていく・・・「心不全や・・・て、言うてくれ・・・、けいこばぁ・・」と・・私は思うのだが・・・言葉にも何もならない・・。

 けいこばぁ・・は・・またも・・・わけのわからぬことばかりを並べている・・。

 「ていびょうでおせわになっていて・・」

 「ていびょう・・って、奥さん、それ、なんですか?」と救急隊員。高松逓信病院なんて、数十年前になくなった・・・。若い隊員が・・・逓信病院なんて聞いたことはないのは当たり前・・。家内が手にしているのは「NTT高松診療所」という薬袋・・・。私の生年月日と、自分の生年月日がわからなくなって混乱しているし、どうにこうにも・・・話のつじつまが合わなくなってしまっている・・・。

 うつろ・・・になっていく感覚を感じながら・・・「人は・・・こうして・・死んでいくのかなぁ・・・・」などと・・ぼんやりと考えていた。

 救急車には固定されているんだろうけれど・・・ゆらゆらとしていて、まるで・・・宇宙の空間の中にでもいるような不安定感・・・。上下・・・左右にゆらりゆらゆら・・・みたいな。魂が肉体から遊離して・・・浮遊しているような感覚・・・。

 「奥さん・・、右手が・・こんなに冷たくなっていますでしょ・・・」

 「呼吸も落ちてきているでしょ・・・」

 「おとうさん! もっと・・もっと・・大きな息をして・・・!」と家内が叫んでも・・・、肺に溜まった水分が・・・心臓をぐいぐいと圧迫するから・・・呼吸は困難になるばかり・・・。私の意識の奥にまではとどかない・・。ただ・・聞こえているのは事実・・・。声として聞こえているけれど・・・その意味が理解できなくなっている・・・・。

 私の意識もかすれ始めたころ・・・

 「到着です!」救急車が・・・ようやくに・・・病院に着いた・・・。いきなり・・現実に引き戻される・・・。戻されても・・・身体が動くわけでも声が出るわけでもない・・・。眼が見えるわけでもない・・・。

 今度は・・・ものすごい速さで・・・ストッレッチャーが引き回される・・・。非常口を入り、救急室へ向かって走る・・・。

 そこで・・・応急用のベッドに移送され、病院の大型心電図形、自動血圧計などがセットされて・・・新たな酸素マスクが接続され・・・点滴が開始される・・・。救急隊員は帰って行った・・・。

 

 「ふーむ。なんだろ・・・」内科の担当医が数値を前に目を白黒させているらしい・・・。

 やがて・・・朝の5時・・・。そのうちに・・・点滴が効力を発揮してきたものか・・・血圧が急速に低下。それに伴って・・・呼吸も正常値近くまで戻った・・・・。

 みんなの顔が見える・・・・。地獄からの生還だ・・・。

 「病棟に電話して、病床準備・・」「病棟から迎えに来るように・・」

 再び・・・ストレッチャーに移し替えられ・・・ガラガラ・・・と朝まだ暗い病院内を右に左に走り・・エレベーターに乗せられ・・病室に向かう・・・。

 「あ・・・火葬場に向かう途中って、こんな雰囲気なんやろうなぁ・・・」と思うほどに・・・天井が流れ去り・・・鉄の扉がガシーンと閉じられ・・・、また、開いては天井が流れ・・・、ドアが開いて・・・病室だった。

 病室でゆったりとしたのは・・・六時前・・・。夜が明けて・・・けいこばぁが帰ってしまうと・・トイレにも困ってしまうが・・そこは・・看護師を払いのけて・・・自分で・・・点滴台を掴んでトイレを済ませられるようにもなった。まだ・・七時過ぎだというのに・・・。看護師もあっけにとられ・・・。

 こうして・・・永い・・・病院生活が始まった・・・。

 この日、12日は成人の日ということで・・・ドクターがお休みとなり・・・、治療はないらしく・・・ただ・・静養のみ。点滴ばかりを延々と続けるばかり・・。

 ただ・・・眠るしかない・・・一日。

 弟や・・・娘家族らもお見舞いに駆けつけてくれたけれど、そのころには・・もう、普通の私に戻っていた・・・。ただ・・やたらと・・咳が多くて連続して・・・・。やがてには・・・熱が・・・37度、38度、39度と上がり・・・今度は高熱で意識がもうろうとなっていく・・・。咳が激しくなり・・・ベッド上でのたうちまわるようになる・・。

 そこで・・・抗生物質らしき点滴が追加され、何種類かの注射液も・・・点滴とともに体内に送り込まれる・・・・。

 平安に戻ろうとした矢先・・・、「インフルエンザでは・・??」という声で・・・、私は個室に移転することに。202号の4人部屋(実際には二人だけやった)から・・208号室の一人部屋に・・。

 

 この時期に・・・病院内を院内感染をさせてはいけない・・・ということで、個室に隔離状態の缶詰め状態。外出禁止。トイレ、洗面は室内のものを使用・・・・。一歩も部屋から出てはいけない。面会謝絶・・・という状態に・・・。

 なんという・・・おやすみの幕開けなんだろうか・・・。

 

 これが・・この日の夕食・・・・。私の・・地獄からの生還を祝しての・・「お赤飯」かと思えば・・・・今日が・・・「成人の日」のお祝いなんだそうだ。

 いつもは・・・赤飯は食べない私だったが・・・私の「生還祝賀」ということで・・・無理やり・・・食べてしまった。

 ま、本音を言えば・・・この日は・・これしか食べるものはなかったのだけれど。

じゃぁ、また。

雪花に 乗って悪魔が 三度来る

2009年01月11日 | 民俗
 本当ならば・・・1月10日から・・・18日までは・・・九日間のお休みで・・・島の家で・・・ゆったりと過ごすはずだった・・・。

 ところが・・十日からの週末は大潮で魚釣りには不向きだし・・・天候がよくないといわれていたもので・・・前半は・・・山の家で・・・のんびりとするつもりに決めた。

 確かに山の家では・・・朝から吹雪になって・・・こんな日に釣りに行くバカなんているもんか・・・と思うほどの雪だった・・・。

 

 とにかく・・・外に出よう・・なんて気持ちにならない朝だった・・・。

 

 でも・・・朝の間に・・・雪はやんだし・・、道路や田んぼに振り積む・・・というような雪でもなかった・・・。

 午前中は・・・母のさっちゃんがつくった・・・「しめ縄」に、七・五・三の下がりや・・・紙垂(しで)を切ったりして・・・雪の止むのを待った・・・。

 この・・・十二軒ほどの小さな集落だけれど・・「女体山」「山の神さん」「地神さん」というおまつりがあって、当番で回ってくるものらしい・・・。今年は・・・「山の神さん」の当番が当たったものらしい・・・。

 

 で・・・お昼前になって・・・雪も止んで・・・天候も回復したようなので・・・「山の神さん」に行って・・・事務的に・・・古いしめ縄を外し、新しいしめ縄を巻いて・・・下がりをうまく配分し、紙垂(しで)を挟み込む・・・。

 本当ならば・・・というか、普通の人は・・・二礼二拍手一礼してから・・うやうやしく取り外すものなんだろうけれど・・・、不信心なものか、真宗坊主の作法知らずというものか・・・、そういう、お作法はとらない・・・。

 

 そういうと・・・坊さんは礼儀知らずかというと・・・そうらしいし、そうでもないところもある。

 「お給仕」ということばがあるが、法要前や、日常のご佛飯や点灯・点燭などの場合には・・脇から入り、法衣や袈裟を用いずに、本尊さまに接する。そこには・・礼拝(らいはい)も合掌もない・・・。正式の・・・合掌礼拝は・・色衣五条袈裟を着用し、後門(ごうもん)から入るか、正面から尊前に向かった場合のみである。お作法とは・・そういうものだと教えられている。

 

 つまりは・・・神事を行って・・・「降神の儀」を行って、社に神を招くまでは・・・宮は空き家であって、そこに神はいない・・・という・・考え方・・・。だから、事務的に古いしめ縄を外し、新しいしめ縄を・・・極めて事務的に行うということだ。決して・・・神を軽ろんじているわけではない・・・。

 ただ・・・この時に・・・ひどく冷たい空気を感じて・・・「さ・さむい・・」と・・思った・・・。このことが・・・たいへんなことになる予兆であったのか。

 さて・・、この後・・、孫たちがやってきて・・・雪がないからと帰ってしまった・・・。

 三時前になって、けいこばぁが・・よしおちゃんちに行く・・と言い出した。二男の家である。バラの根元に敷く・・・スリヌカやイネのワラが欲しいと言い出したのだ・・・。私も気分的にはすぐれなかったが・・・ついていった。

 そこで・・・仏さんにお参りし、簡単な・・新年会みたいになった・・・。で・・、みんな・・機嫌よく・・新年を祝ったのであったが・・・。

 その夜に・・・あの悪魔が・・・三度目の悪魔が・・・やってきた・・。

じゃぁ、また。


さぬきにはいくつのおうどん屋さんがあるのか・・。

2009年01月10日 | さぬきうどん
 外は寒いし、風邪もすっきりとはしないもので、ブログの整理や更新や、室内の片付けなどで一日が過ぎようとしていた・・・。

 その片付けのさなかに・・・・二冊のファイルを見つけた・・・。四国新聞社の讃岐うどん遍路のデータ集だ・・・。行ったお店、行っていないお店がこれでわかる・・。

 

 それを・・更新しながら・・、どれだけのうどん屋を回ったんだろうかと集計してみた・・・。すると・・・取材207店舗のうち・・、99店舗にはマークがしてある。そんなものか・・・・と、思った。率的には・・・68%弱だから・・・多く・・・食べたようには思うが・・・99店舗は少なすぎる。

 四国新聞社のデータにないお店もずいぶんと回ったと思う・・・。

 でも・・・月に20日として、12か月あるのだから・・最低・・240店舗は食べているという単純計算・・・。99店舗しかないのか・・・。

 

 そんな・・・バナナ・・・。と、今度は必殺マニュアルを取り出した。

 

 恐るべきさぬきうどん・・・の攻略本の最新版・・・。これで、記憶にあるお店、記録にあるお店をチェックしてみた・・。

 その結果は・・・

 286店舗!

 しかしのかかし・・・、この攻略本に掲載されているうどん店の総数は・・・

 香川県下・・・800店舗中・・・・688店舗・・・。

 単純計算でも・・・、41.57%・・・。まだまだ・・・だなぁと思った。

 

 周辺部・・・三木・東かがわ・さぬき市・まんのう・綾川などは・・ほぼ回ったが・・・、住宅部の坂出市内や丸亀市内・善通寺市内などは・・車を置く場所に困るので入れていない・・。とくに・・・高松市街地は・・・59店舗中・・・0・・である。

 最近は・・・大型スーパーが相次いで建てられたもので、その中にできたうどん屋などには・・・足を向けることがない・・。

 そんなことを・・・考えたことだった・・・。

じゃぁ、また。

今週のさぬきうどん紀行・・・。

2009年01月10日 | さぬきうどん
 さて・・・一月五日の仕事はじめです。

 ところが・・今日が月曜日だということもあって、お正月明けということもあるのかな・・。いく所、行く所で・・・うどん屋さんもお休みです・・・。お正月には働いたから・・・昨日・今日あたりでお休みにしたんでしょうか。月曜日が定休日でないおみせまでもが・・・定休日・・・。

 で・・・讃岐富士と呼ばれる・・・飯野山のま東にあたる場所に・・・黄色い回転灯が回っているのを発見・・・。近寄ってみると・・、おお、うどん屋さんだぁ・・。なにない・・「上田うどん」かぁ・・。初めて見たおうどん屋さんだぁ・・。場所は丸亀市飯山町東坂元・・。

 

 このお店は・・・一般店。しかも・・ぶっかけうどんがメインという変わったお店らしい・・。ぶっかけうどんだけで・・13種類・・。温玉ぶっかけ・山玉ぶっかけ・きのこぶっかけ・・・・と・・・。  ま、それ以外にもかけうどんとか、しょうゆうどんもあって、それなりのバージョンがあるらしい。

 ここは・・一般店。 で・・、普通のぶっかけ小・温いん・・を注文した。時間は少し待たされる。で・・・やってきたのが・・これ。

 

 麺は細めんで・・・ラーメンを食べているような感触。でも・・確かにうどん・・。細くても弾力があって、コシも強い・・・。こんな麺も食べたことない・・・。それに・・出汁が・・甘くて・・・コクのある・・しっかりとした出汁。

 今年の食べ初めにしては・・・これまた・ぐぅぅ!これで・・320円。

 

  お正月にお年玉を配ったら・・お小遣いが少なくなったので、現金自動預け払い機のあるところを探していて・・・、うどん屋さんの前についた。

 

 綾歌郡綾川町の国道32号線沿い・・・の「うどん玉吉・本店」。こうなると・・、またも・・おうどんが食べたくなる。これはビョーキかな?

 で・・・カレーうどんでも食べるかな・・と、意気込んで入ってはみたが、やはり、さっきの今だから・・・あっさりと・・のほうがいいかなぁと、「かけ小」を頼んで・・・天ぷらも乗せず・・・あっさりバージョン。170円。

 

 ここは・・・お勧めするほどのお店ではないが・・・広々とした駐車場と、広い店内なもので、案外とお客さんは多い。駐車場の周りには・・・ドラッグ・ストアーや本屋さん、ガソリンスタンドや電気屋さん、それに・・スーパーもあるもので・・・そんなお客が集まってくるものらしい・・・。

 おせち料理に飽きたものだから・・、こういう・・あっさりうどんがおいしいと思った・・・。

 で・・・六日の火曜日・・・。

 前から懸案となっているうどん屋さんに寄ってみた。ブログ仲間の讃岐おばさん推奨のお店・・・、坂出山下うどん・・・。昨日も寄ってみたのだが・・・正月休みみたいやった。定休日は奇数の日曜日のはずなのに・・・。

 で・・、今日はどやろ・・と、のぞいてみたわけ。

 マイカーが数台停まっているし、黄色のテンカラが回ってるからOKやな・・。

 国道11号線を坂出市に向かって走り・・国分寺町を過ぎて・・・だらだら坂(佛願坂)を下がったところにある加茂町の信号を・・・右に曲がれば・・・がもう・うどん、左に曲がれば・・山下うどんに向かう・・・。

 綾川の土手道を国分寺方面に少し戻ると・・・うどんののぼりがはためいているのですぐにわかる。そこが・・「坂出・山下うどん」だ。「善通寺・山下うどん」は・・ぶっかけの名店・・・。「飯山・山下うどん」は・・・かま玉の名店として区別される。ここ・・「坂出・山下うどん」は・・えびかきあげうどんの名店として有名。

 

 倉庫のような建物に入ると・・・壊れそうなレンガ造りのかまどが燃えていて、大鍋にお湯がたぎっている。「かけ小」を注文すると・・・どんぶりに、一玉の麺が入って出される・・。それに、えびのかきあげを乗せ、あつい出汁をかけ・・・ネギを入れ・・しょうがをおろしてふりかけて、ゴマも少し振り回す・・・。  



 油ものも・・・エビも苦手だが、今日だけは我慢だ・・・。さすが手作りにこだわった麺も、お出汁も・・ぐぅぅ!だ・・。

 で・・・料金は・・後払い・・。古めかしい五つ玉のそろばんがある場所で清算。150+200=350円。  これが・・・噂の・・・坂出・山下うどん・・か。

 

 代金を支払うと、「ことしもよろしく」と手渡された粗品・・・。なんだろうとよく見れば・・・作業用の軍手・・ではないか。うどん屋と軍手のつながりは何だろう・・・。お店の前の草でも抜いてほしいというわけでもあるまいに・・・。
   

 

 山下うどんを食べたら・・やっぱり・・ここだな・・。

  ユーターンして、国道を斜めに突っ切って・・・旧道のような細い道を少し進めば・・・黄色いテンカラが・・左手の田んぼの中で回っている。最初は細い農道だったが・・・今は広い道になったし、田圃が・・・一面の駐車場になった・・・。それに・・土産物店までできている。ここが・・「がもううどん

 

 平日の九時前から・・・タクシーの運転手やら、近所のおばちゃん、他府県ナンバーの乗用車が続々と集まってくる・・・。

  さっきの今だから・・・あっさりとかけ小のみ。130円。

 

 しかしのかかし・・、こんな・・・あんまりきれいでもない(失礼!)お店なのに、なんで、こんなに人々が集まってくるんやろ・・・。お昼にもなれば・・・長蛇の列になる。

 だから・・・私は・・・あの薄暗い店内よりも・・屋外の木の下あたりで立って食べるのが最高だと思う・・・。

 

 十数年前に・・・最初に食べた時には・・・眼からウロコの麺だったが・・、最近は・・そんなにも感動しなくなった・・・。ほかにおいしいお店が増えたからかなぁ・・。でも・・続々と人が集まるのだから・・おいしいに違いないのだけれど・・・。

 さて・・・、水曜日の七日はお休みです。倉敷方面へお寺参りのバスツアーでした。

 で・・・木曜日の八日には・・。

 どうやら・・風邪をひいたようで・・・喉が痛い、目がおかしい・・・。

  で・・・、熱いおうどんでも食べればよくなるかも・・と考えて・・・、「まる石・飯山(はんざん)亭」に寄ってみた・・・。飯山町の飯山総合運動公園の手前の高台にあって、「丸幸」「富永飯山店」と名前を変えて・・・、今度は・・高松市中間(なかつま)から移転してきた・・・「まる石・飯山亭」、セルフの店から・・・本格的な一般店にリニューアル・オープンした。

 

 お店の外観は変わらないが・・・店内は・・・がらりと変わってしまった感じ。お座敷とテーブル席とが分離されて・・・、いかにも小料理屋みたいな雰囲気。

  だから・・・メニューを見ると・・・700円・・980円と・・・さぬきうどんらしくないお店になった。まぁ・・・セルフ方式の薄利多売・・は、こういう地では難しいだろうと思う・・・。山の中の一軒家だからね。

 で・・・小エビのかきあげうどんを注文したら、こんなものがやってきた・・・。

 

 どんぶりよりも・・・でかいかきあげだ・・・。ま・・、揚げだてだから・・・パリパリとしておいしい。周りを少しずつかじってから・・・どんぶりの麺の上に載せてみた・・。こうなった・・・。

 

  これで・・560円。二日分のうどん代だな・・。

 で・・、金曜日の九日には・・・観音寺方面でのお仕事・・。しばらくお休みをするもので・・、総見回りみたいなもんか・・。総点検っていうのか・・。

 丸亀市郡家交換所で装荷線輪の引き渡し後・・観音寺新田町の電柱置場でCPの引き渡し・・。

 

  その途中で見つけた・・・小さなうどん屋さん・・。建物に隣接して・・・新鮮野菜の直売所がある。ここが・・「うらら」といううどん屋さん。

 ここのお勧めは・・しょうゆうどんらしい・・。そこで・・・しょうゆの小、温いんを注文した。ここは・・・セルフのお店・・。

  で・・・出てきたのがこれ・・・。ご主人が「わかめうどんかぁ?」というほどにわかめの乗った、しかも、大根おろしに新鮮なネギが入っていて、しかも・・・チリメンジャコまで入っている・・・。

 

 これに・・・卓上のしょうゆをかけるのだが、これが・・特製の独自ブレンドした甘味の強いしょうゆだが、甘い・・・出汁のような・・しょうゆ。

 なんじゃ、チリメンジャコか・・・と思ったジャコがパリパリとしておいしい。これは・・・すぐれもののしょうゆうどんだ・・・。

 目の前には高速道路の高松自動車道が走っているが、そんなことはなんら関係ない・・・田舎の田圃の中にぽつんとあるうどん屋だった。

 

 会計は・・・先払いで・・・200円。これは安いと思った・・。

 そういうことで・・・またしても九連休。しばし、うどん紀行はお休みになるかも知れません・・・。

じゃぁ、また。



 


初雪が ようやく話題の 闇の里

2009年01月09日 | 自然
 さて・・・、即効性の高いという風邪薬を買ったのですが・・・、一向に落ち着きません・・。少しずつ・・・薄皮をはぐように・・、関節の痛みが消え・・、肩の重さが薄れ・・・咳をしても苦しくもなく・・・というように・・少しずつの回復のようです。まだまだ・・・咳や・・のどの痛みは残るのですが・・・。

 

 でもまぁ・・、インフルエンザではないようなので安心です。咳が出ることを除いては・・・平常に戻ったようには思います。

 なにせ・・毎日・・・うどんと、ビールと、豆腐と納豆ですから・・栄養バランス的にも・・・、体力的にも・・・若いころとは違うんですから・・・少しの温度変化にも・・ダウンしてしまうようです。

 昨夜も・・・七時半から・・寝てしまったのですよ・・。全くもぉ・・です。

 

 今日は少しばっかり・・・元気になって・・・丸亀市から観音寺市へと走ってきました・・・。そろそろ・・・お仕事のほうも・・・総整理の準備段階でしょうか。

 私が・・受け付けて・・・四国支社の決裁をもらって、わが社の決裁を経て・・・業者さんに処理依頼をして・・・、引き渡しの調整をして・・、引き渡しをして・・、中間処理・・、最終処分を経て・・・請求処理、支払処理を完了し、完了報告を・・・三月中旬までに済ませるには・・・ボーダーライン・・・。どこで・・線引きをするかが・・判断の決め手・・・。

 もう・・そんなに余裕はないお話・・・。私が・・出社するのは・・・40日少し。あすからは・・・九日間のお休みに入るし・・・。いわゆる・・年休消化。

 

 身近な書類やメール類、パソコンの中身の不要なものから整理している最中。あんまり早くに整理をすると、三月末までのお仕事に困るし・・・、あんまり・・残し過ぎると・・・年度末にあわてることにもなるし・・と。

 ・・・。生まれてきたときには・・・はだかん坊。なぁんにも持たずに生まれて来たのに、やがてには・・・土地だの・・家族だの・・・財産だのを持ったけれど・・・、死んで行く時には・・これまた・・はだかん坊で死んで行くように。

 

 この会社に入った時も手ぶらだったし、今の仕事に就いた時にも・・・なぁんにもわからずに知識も持っていなかったのに・・。なんと・・捨てるべきものが多くなったことか・・・。残すべきものが増えたことか・・・。

 後任のものが・・、これらの書類を使うことがあるのかどうかは知らないが・・・基本的な契約書などは七年間の保存義務があるので、残さねばならんのだろうとは思うが・・・はて・さて・・・・の問題だな・・。

じゃぁ、また。

さざんかの 散りぬる庭や うどん店

2009年01月08日 | さぬきうどん
 昨日・・・お休みして・・・仏教婦人会のお勉強ということで・・・倉敷市に行ってたんだけど・・、どうやら・・風邪をひいたようで・・・喉が痛い、目がおかしい・・・。関節が痛い・・・動悸がする・・・。

 で・・・、熱いおうどんでも食べればよくなるかも・・と考えて・・・、「まる石・飯山(はんざん)亭」に寄ってみた・・・。飯山町の飯山総合運動公園の手前の高台にあって、「丸幸」「富永飯山店」と名前を変えて・・・、今度は・・高松市中間(なかつま)から移転してきた・・・「まる石・飯山亭」、セルフの店から・・・本格的な一般店にリニューアル・オープンした。

 

 お店の外観は変わらないが・・・店内は・・・がらりと変わってしまった感じ。お座敷とテーブル席とが分離されて・・・、いかにも小料理屋みたいな雰囲気。

 だから・・・メニューを見ると・・・700円・・980円と・・・さぬきうどんらしくないお店になった。まぁ・・・セルフ方式の薄利多売・・は、こういう地では難しいだろうと思う・・・。山の中の一軒家だからね。

 で・・・小エビのかきあげうどんを注文したら、こんなものがやってきた・・・。

 

 どんぶりよりも・・・でかいかきあげだ・・・。ま・・、揚げだてだから・・・パリパリとしておいしい。周りを少しずつかじってから・・・どんぶりの麺の上に載せてみた・・。



で・・・全部・・・食べ終わると・・・こんなものがあらわれた・・・。

 


 これで・・560円。二日分のうどん代だな・・。

 ここは・・地産地消につとめるお店で・・・この小エビも、庵治漁港でとれたものとか・・・。麺は…当然・・「さぬきの夢2000」究極のうどん屋を目指す意気込みらしい・・・。

 だから・・さぬきのうどん屋さんには珍しく・・・朝の10時から・・・夜の22時までの営業となっている。夜には夜のメニューも用意されているらしい・・・。

 

じゃぁ、また。

http://blog.livedoor.jp/pyonko730/archives/51507251.html


初詣り 信心の声も うすぐもり

2009年01月07日 | 歴史
 今日は・・・所属寺院の坊守さん(住職さんの奥様)から・・「初詣りに行こうよ~」と誘われて・・・、「ハイハイ・・」と、出かけたのでありますよ・・。

 初詣りっていうから・・修正会(しゅしょうえ)か除夜会(じょやえ)の案内かと思っていたらば・・・「佛婦(ぶっぷ)の会」だというのですよ・・。あ・・、お手伝いなんやなぁ・・と納得して出かけたのでありますよ・・・。「佛教婦人会」には・・私は・・・属しておりませんもので・・・、当たり前やね・・。

 

 こんな・・・感じで・・・ご婦人ばかり・・・。たまに・・お世話人とかで・・男性の顔も見えますけれど・・・。

 ここは・・倉敷市の・・清楽寺というお寺。私が・・教師の資格を取るために入学した・・・華園学院の・・仏教要論の教授だったのが・・この・・三木先生。

 いろいろと・・難しい講義を受けましたです・・。「時期」の「時」とは空間であり・・、「期」とは・・すなわち・・「人である・・」みたいな・・。全く・・・哲学・思想の世界でありましたでしょうか・・。

 

 そう・・、この・・・「まどか・・なにがし」という歌手に似た先生・・。

 その先生のお寺に初詣りして・・、おつとめをし、先生の法話を聞かせていただいて・・・。

 学院を出て・・・、もう、すでに十年近く・・・。すっかりと・・先生にもご無沙汰でした・・・。あ・・、こんなに・・近い所にいてはったんだ・・みたいな・・安心感も感じたことでした。すっかりと・・本山にもご無沙汰ですし・・。
 
 

 このお寺・・・、最近は・・・「佛画の寺」として売り出し中なんですと・・・。と、言っても・・・、お寺を売りに出しているわけやないのです・・。

 天井から・・・腰板から・・・そのあたり・・・一帯に・・・「佛画」が・・あふれておるのですよ・・。それも門徒さん、信者さんたちが・・・コツコツと書きあげた絵なんですと・・。

 で・・「佛画の寺」なんですと・・。住職さんもやりてだが・・、それに従って働く・・・門徒さんも門徒さんやね・・。私やったら・・・絵を描こうと思い立つかなぁ・・・と、やや、疑問。絵だからね・・。誰ばぁ・・、彼ばぁ・・描けるもんやないし・・。

 

 この金色の屋根を・・専門用語で・・「宮殿:くうでん」と呼ぶのだけれど・・・、その真上には・・・見えないだろうけれど・・・、恵比寿さんが鯛を釣っている絵があって、その前には・・・瀬戸大橋が描かれているの・・・。

 ほぼ・・浄土真宗らしくない絵柄なんだけれども・・・住職さんはあっけらかん・・・。ここには・・・大きな声では言えないけれど・・・お大師さんもおまつりしてあるし・・・いろんな観音さんやいろんな仏さまの絵も堂々と掲示してある・・。

 ま、それぞれに、お寺にもそれなりの事情というものがあるようです。

 さて・・、

 

 法話が終わりますと・・・、自由に内陣(ないじん)にも入らせていただけます。普通は・・内陣に入るには・・「衣体:えたい」という・・・定められたころも・・(色衣:しきえ)や、お袈裟(けさ)を着用しなければならないのです。

 で・・、内陣周辺の仏画や、お荘厳(しょうごん)なども手に取るように拝見させていただけました・・。

 で・・お別れの時がきました・・。

  

 三木先生ご家族の御見送りを受けて・・・、私たちは・・昼食のために・・県魚連の施設に向かいました。そこで、昼食を食べ・・お土産を買って・・・。

 午後の部の・・倉敷の・・アイビィースクエアーに向かいました。そこでは・・絵画展や・・クラボウの歴史なんぞを見学し・・倉敷の町や倉敷紡績という会社の歴史なんぞを学んだことでした・・。

 

 

 そんなで・・、少しばかり・・風邪気味で・・のどがいがらっぽくなった私でした・・。

じゃぁ、また。

雲少し 赤らむ夕べ 黄水仙

2009年01月06日 | 自然
 お仕事が始まってしまえば・・・、お正月があった・・・ということが忘れてしまうほどです・・。忘れっぽいのは・・・私だけでしょうか。

 九日間のお休みをして・・・飲んで食べて・・・ごろごろしてたのに、会社の端末のパスワードを忘れて困ることか・・・、お仕事はどこから始めていいのやら・・・と困ることはまずない・・・。不思議なもんだ・・・。

 

 退職まで・・・三か月を切って・・・ほぼ85日。週休が約25日、それを差し引くと・・・60日。有給休暇が15日・・・。それを差し引くと・・・45日ということになる。その間に・・・全てを片付けてしまっておかねばならない。時間はあんまりないなぁ・・・と。

 書類やファイルは・・少しずつ片づけてはいるが・・・そんなに多くはないから・・ほぼ終わったにも等しい・・。今月中には・・・片づけてしまわねば・・・と思ってはいるが・・・。

 

 さて・・・、最近、気になる言葉・・・「ひとつ」・・・。

 「ひとつ、よろしくお願いいたします」とか「ひとつ・・お願いが・・・」の「ひとつ」。

 あれも・・これも・・・とお話をした後で・・・「ひとつ、よろしく・・」といわれると・・・「え・・、どれをお願いされるの?」みたいな気持になりませんか?

 「ひとつ・・歌でも・・」といわれると・・・「一曲だけしか歌えないの?」みたいな気にはなりませんか・・・。私だけなんでしょうか・・・。

 

 この場合の「ひとつ」は・・「一つ」ではなくて・・、「ちょっと」という意味になるそうです。

 「ちょっとお願いが・・・」「ちょっと歌でも・・」みたいな・・「軽く・・」みたいな意味でしょうか。

 「ひと休み」「ひと仕事」「ひと風呂をあびる」なども・・「かるく、ちょっと」という意味で使われているようです。

 「ひとつ、がんばるか・・」は・・「ちょっと、やってみるか・・」みたいな軽い気持ちを表しているようです。

 

 「物音ひとつしない」「風邪ひとつひかない」も・・「一つ」ではなくて・・「少しも・・・」みたいな意味でしょうか・・。

 「一度、お食事でも・・・」も似たようなもので・・「一回、お食事を・・」という意味ではなくて、「ちょっと、お食事でも・・・」みたいな意味でしょうか。

じゃぁ、また。

 

初出勤 雨に輝く 路側帯

2009年01月05日 | 自然
 なんか・・・眼ざめにくい朝になりました・・。曇っていたせいもあるんでしょうか・・・。飲みすぎたせいもあるんでしょうか・・・。だらだらとしすぎたせいもあるんでしょうか・・・。

 雨戸を閉めると・・・真っ暗で・・・朝だか昼だかわからないお部屋のせいもあるし、けいこばぁ・・がお休みなもので・・・目ざまし時計がセットされていなかったせいもあるんだろうと思う・・。

 でも・・仕方ありません・・・。起きて・・着替えて・・・出勤です・・。

 今日は・・・小寒・・・寒の入りだというではありませんか・・。それにしては・・・暖かい・・・。

 

 朝の間は・・・小雨さえ降っておったような・・・。ま、おだやかな新年ではあります・・。

 でも・・・仕事はじめとはいうものの・・・少し前のような大騒ぎはありません・・。単なる・・月曜日・・・。業者さんとかは・・あいさつ回りは来るけれど・・・、いたって・・・普通の月曜日・・・。

 

 早速に・・・年末に処理した物件の請求書が届いて・・・、支払処理が二件・・・。それを・・淡々とこなしておく・・・。

 また・・・光ケーブルくずについての運送契約とかについての打ち合わせとかで・・・、慌ただしく・・・一日が過ぎた。

 

 そろそろ・・・年賀状も届き終わったころだろうか・・・。チェック表で整理をしてみると、ほぼ・・出した人と受け取った人とが合うようになった。なったが・・やはり・・一割ほどは・・出しても・・・来ない人。出さないのに・・・受け取る人がある・・。気になるのは・・・出しても・・返って来ない年賀状・・・。何かあったんだろうか・・・。身内に・・・ご不幸があったんだろうか・・などと気にかかる・・。

 

 それにしても・・・データを削除する人たちが増えた・・・。母の知り合いや友人たち・・・。私や家内の・・・仕事関係とか・・・職場関係の人たち・・・。

 これからは・・年賀状データーは増えるはずはないのだが・・、それだからこそ・・、趣味の仲間や・・・同志や友人を増やしながら・・・豊かな老後を楽しみたいなぁと・・・考えている昨今である・・。

 

 それにしても・・・一時・・話題になった・・・電子メール年賀メッセージ・・・。「あけおめ ことよろ」というフレーズはどこに消えてしまったのか。

 やはり・・・日本人は・・・そういう・・文化にはなじまないのかもしれないなぁと思った・・・。やはり・・きちんと・・筋目を通す・・。けじめをつける民族なのかも知れないなぁとも感じた・・・。

じゃぁ、また。

重大な 決心をして 初仕事

2009年01月04日 | 日常
 楽しいことは・・・あっという間に・・終わってしまいます・・。

 あれほど・・待ち焦がれた・・年末年始の九連休・・・。永いはずのお休みが・・・あっという間に終わってしまい・・、明日からはまた・・通常の毎日に戻ります・・・。

 

 今日は・・けいこばぁは夜勤で不在です・・。娘家族らも・・・朝食が終われば帰ってしまい・・・、私と・・・母のさっちゃんの二人だけになりました。

 で・・・親戚の叔父さんのお見舞いに出かけたのですが・・・叔父さんは・・昏睡状態・・・。気持ち良さそうに寝ておりまして・・・、完全看護だからでしょうか・・・、付添のものは・・誰もおりません・・・。

 

 仕方なく・・・病院から戻ったのでありますが・・・、そういう形で・・人は・・大海に流れ込むのでしょうか・・・。なんともはや・・・ですね。

 少なくとも・・・家族には・・・見守られていたいなぁとは思うのだけれど。

 

 奥方は・・・朝の・・十時過ぎに戻ってきて・・・遅い朝食を食べて・・・お昼寝モードに入ってしまい・・・、夕方まではぐっすりです。私たちも・・・睡眠の邪魔をしないように・・・屋外で散歩をしたり・・・運動をしたり、犬の散歩について行ったりと・・・。

 

 さて・・、私のお仕事も・・・50日を切って・・・、着陸態勢に入っております。いかにして・・、残されたミッションを完遂させるか・・という状況・・・。

 先の職場のお姉さんの件もあって・・、引き継ぎ事項とか、マニュアルは作らない・・・。なくても・・・仕事が回っていくのだもの。

 


 私の前の席の・・・岡先輩にしても・・・入院してても・・なんら・・支障なく・・仕事が回っていく現実をみると・・・、「この、私がいなくても、なんら困らない・・」ということを肌で感じて・・・。

 これからの・・・三ヶ月は・・・シビアーにいくぞ・・・と決心したな。

 私が私であるという意味を大切にしながら・・・。

じゃぁ、また。

門松は 揺れる間もなく 高い空

2009年01月03日 | 日常
 正月三日・・・。我が家の新年会の日です。

 けいこばぁは・・早くからお料理の支度です。私は犬の散歩や玄関周りの落ち葉の掃除・・・。山が近いもので・・・落ち葉がはいてもはいても落ちてくるのです。

 さて・・お昼前に・・親戚のおじさん、おじいさんたちの法要です。前日には・・ひいおばぁさんの50回忌のお勤めを私がさせていただいたのですが、この日は・・・檀那寺さんの導師によって法要が行われました・・・。

 

 こういう機会でもないと・・顔を合わせることのない人が多くなりました。生活圏が違う、働く場所が違う・・・などと。顔を見ても誰だかわからない人も増えました・・。

 

 ま、こうした機会を利用して・・・人と人のえにしを結び、生かされているということをかみしめたいものであります。人と人の縁によって、この私がここにある・・みたいなことでありましょうか・・。

 生まれてきた以上は・・・老いて・・・病を得て・・死んでいかなければならぬ事実・・・。あの・・一休和尚は・・・「門松は 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」と詠まれたのでありますが・・・、川の流れのように・・・いつかは・・大海に流れ込んでいかねばならぬこの身を・・新年早々から・・感じたことでした。

 さて・・お勤めが終わりますと・・早々に失礼して・・我が家の新年会に。

 

 二男家族4人、娘家族4人、いとこ家族5人と、我が家家族3人の新年会。今年は・・・三男家族と、叔父さん夫婦が来られないとのこと・・・。でも・・楽しい新年会になりました。

 主役は・・・昨年に生まれた・・かのんちゃん・・・。

 

 そして・・うちの・・ベストメンバーです。

 

 けいこばぁ・・は、夜勤のために・・・仮眠のため・・別室でおやすみです・・。

 そんなで・・わいわいがやがやの楽しい時間は終わってしまうのでありました。

じゃぁ、また。


 

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