KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

きつねのかみそり

2010年08月14日 | お散歩写真
天気 曇がち

昨日のリベンジ、今日は涼しいうちに別の場所へキツネノカミソリを撮りに行った。
場所を書いて良いのかどうか・・ここは柵も何もない所なので、盗掘されそうな場所。ともかく、わが家からは数分のところだ。
自生しているので、「群生」とまではいかないで薮の中に点々と咲いている。暗い林の中、ちょっと怪しげな花だ。ただ、花の数は年々少なくなっている気がする。





この花はヒガンバナの親戚。花だけが咲いて、そのあとに葉っぱが出る。その葉っぱの鋭く尖った様子から「キツネの剃刀」と名付けられたとか。色はちょっとカンゾウ似ているけれど、ずっと小さい。
昔はきっと、武蔵野の雑木林のあちこちに咲いていて、キツネがそれを灯りに夜行していたのかもしれない。
今でも武蔵野のあちこちで見られる。小さいので、薮の中だと見付けにくい花ではある。

さて、この花の撮影に欠かせないもの・・長袖と防虫スプレー。気温の低い場所なので藪蚊は必ず居る。今日も万全の用意をしたつもりが・・顔にまで防虫スプレーをしなかったので、帽子の下をすーっと藪蚊が通っていった。刺されなかったものの、触られたようで頬が痒くなった。
今年もこの花に出逢えて満足。

きつねの剃刀うしろより蜂の音 KUMI
コメント (2)
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