KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

花ももの里

2024年04月26日 | 俳句
天気 晴のち曇

昨日は夏のように暑くなり(と、人の言うほど私は感じなくて)今日も暑くなる・・というので、午前中に用事を済ませに外へ出た。買い物は昨日、ネットスーパーに注文しておいた。
足指の痛みは大分減少したものの、靴は相変わらず履けない。靴屋にようやく夏の外出用サンダルが並んだので、親指を出して履けてバックベルトのあるサンダルを買うことが出来た。草履よりも歩きやすそうだ。草履は、親指が鼻緒で擦れて長くは履いていられない。スーパーまでがせいぜいの歩ける距離なので、サンダルにすればもう少し距離を伸ばせるかも・・
と、甘い考え。最近は息切れが酷い。ちょっと片付けなど体力を使っただけでしばらくは休みたくなる。天気のせいにばかりしていたけれど、そうでもないかもしれず・・連休明けの病院の検査が少し怖い。

福島の写真を懐かしく眺めていたら、9年前の同じ4月26日には飯坂温泉2泊目。旅館ですすめられ、温泉を見下ろす傾斜地にある、「花ももの里」を見に行っていた。午前中から昼間には、福島市に近い「花の山」を、夫の従弟の案内で歩き廻り、宿へ帰ってから又出かけるとは・・元気だった。もっとも、その元気は私には最後のことで、このあと、帰京してから心臓に異常が生じて倒れる騒ぎ・・夏に手術、となった。
ともあれ、最後の元気。花桃は、桃の花を観賞用にした、とか聞いていたけれど、似て非なるもの、と思っている。



福島は桃の有名な産地。桃畑が多い地域だ。果物になる桃は、こちら。

花もも園の隣は桃の果樹園になっていて、受粉作業の最中だった。
東日本大震災の原発事故で、福島、、と名の付くものはすべて嫌われ、口にするものは「福島産」というだけで遠ざけられた。で、日本一の筈の桃も、随分と被害に遭ったと従弟の話。桃やさくらんぼの産地は原発からはかなり離れていて、放射能量を測定して出荷しているのに全く売れない。我々が訪れたのも震災から4年目、その被害は続いていたようだ。飯坂温泉そのものが寂れてしまった。遠く離れた会津でさえ嫌われたというから、無知ほど残酷なことはない。
私は、果物も野菜も「福島産」を選んで買った。東京では山梨の桃が終る頃、晩熟(おくて)の福島の桃が出回る。駅の構内などで普段より安く出回っていたものだが・・

どういう訳か、私の見た花桃のたくさん咲いている場所は、山奥の何だか寂しい場所ばかり。花がいかにも華麗なので、かえって風景が寂しく見えてしまう場所ばかりだった。

花桃へ夕日を残す峡の村  KUMI
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2 コメント

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小父さん、元気の最後の年でした (KUMI)
2024-04-27 11:37:28
やはり、出来る時にしたいことはする、というのが人生の鉄則ですね。
小父さんも、来年こそ、などと考えずに今したいことは今・・です。
帰京してすぐに車を処分したのは、夫の誤算だったようですけれど。

飯坂温泉は福島の奥座敷、と言われる由緒ある温泉でした。
私鉄で大都会の福島からすぐですし、客がそうそう減ることもなかったのに・・
原発事故は本当に悲惨です。
福島県はとても面積が広く、原発のある「浜通り」は一地方になっています。
県庁所在地や会津とはかなり離れているのに・・

花ももは今年も咲いているようですが、花期がだんだん早くなりますね。
春を楽しめなくなりましたね。
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Unknown (小父さん)
2024-04-26 19:57:55
見出しの「花ももの里」、なんと色鮮やかな写真なんでしょう!

夏の外出用サンダルが店先に出て来てお洒落でよかったですね。

>・・・と、甘い考え。最近は息切れが酷い。

そうでしたか・・・。

>旅館ですすめられ、温泉を見下ろす傾斜地にある、「花ももの里」を見に行っていた。

それは良かったですね~。

>帰京してから心臓に異常が生じて倒れる騒ぎ・・夏に手術、となった。

あらあら、それは大変でしたね。

>・・・似て非なるもの、と思っている。

それにしても下の三枚の写真も綺麗です。

>我々が訪れたのも震災から4年目、その被害は続いていたようだ。

困ったものです。
ノー天気に「再稼働や新設」なんて唱えている人もいますが・・・。

>遠く離れた会津でさえ嫌われたというから、無知ほど残酷なことはない。

そうですね。

>花がいかにも華麗なので、かえって風景が寂しく見えてしまう場所ばかりだった。

なるほど、下の写真も背景とは対照的ですね。

「花桃へ夕日を残す峡の村  KUMI」

谷あいと夕日に花桃って絵にもなりそうですね。

有難うございました。
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