天気 曇がち
広島はいつもの年と変わらず暑そうな晴天で。写真は、2018年に行ったときの平和公園で。あまり写真にする場所ではないような気がして、公園では記憶しておきたい場所だけ撮った。5月の連休明け、修学旅行のラッシュだった。
資料館は新館への工事がほぼ終わった時期だったろうか。
資料館の中の、被爆者の遺品陳列の前で、じっと動かない外国人の若い女性が思い出される。説明文を読みながら、涙を拭っていた。黒髪のくっきりした横顔は、スペインかイタリア系のようだった。私は古い資料館のとき2回訪れているので、その場所は前と変わらない内容でもあったし、通り抜けてしまった。今も戦争は新しく起きている。どの国も、核を兵器に出来る力があるようだ。
日本だけでも良い、私の生きている間は平和でありますように。戦争は二度と見たくない。
広島忌を過ぎれば、明日は立秋だ。せめて朝晩だけでも風が涼しくなってくれれば・・そういえば、東京の猛暑日はもうピークを越えるかも・・という予報士の話だった。最高気温が34℃止まりになる・・って、ちょっと暑い所に出れば35℃になる、ということでしょ。
そんな猛暑の中、昨日の午後は心臓の血管の検査のため、病院紹介の近くの検査専門クリニックへ行った。対象者が多いので、病院では処置しきれなくて時折、そういうことがある。造影剤を注入するので、時間もかかるし器械も人手も足りないのだろう。
どうせ、検査して悪い所が増えたって今さら回復する訳でもないし・・と、患者は冷めている。狭心症と診断されてからは、もういいよ、という気持が強くなった。
ともあれ、もう決まっている検査、タクシー予約して、あーちゃんにも来てもらって・・一人ではとても往復する自信がない。万一、造影剤でアナフラキシーでも起きたら・・私の周りで、造影剤の点滴中に倒れた人を二人、知っている。無論命に影響ななかったが、滅多にないこと、とは言うけれど。
さて、私にとっての問題は・・造影剤を注入するための注射針が簡単に血管へ入るか入らないか。検査のベッドに寝かされて、自分がもう、かなり冷蔵人間になっていると思った。検査専門のクリニックだから機械が多いのだろう、そのため、廊下も待合も冷え冷えなのだ。当然、すんなりと針は血管に収まらない。
暖めて、もっと血管を柔らかくしなくちゃ・・って、患者が言ってから暖める準備を始めた。もう、体は冷凍されそうだ。看護師が二度失敗、三度目はドクターが来た。私の耳元で「もう一度、やり直しますね、ごめんなさい」と大音響・・もう、鼓膜が破れそう。痛さと寒さで私がきちんと声を出せないので、ドクターは聞こえていない、と勘違いしたらしい。口の中がカラカラで喋るのも大変だったが鼓膜は破られたくない。
「先生!私の耳は正常です、普通に話してください!」と、やっと声を絞り出した。温めている手首以外の五臓六腑、注射針が入るまでに完全冷凍状態。この前も病院で冷凍マグロになった、と思ったことがあった。でも、昨日はそれどころではない完全冷凍状態だった。
で、終わって外へ出たら猛暑の夕暮れ近く、曇空でほっとした。少し行くとファミレスがあった。この時期、絶対に昼間は客の座らないテラス席を用意してもらう。変な客、と思われているかと・・・店員には「病院で冷房がキツくて冷えすぎてしまったのよ」と言って。
ホット珈琲で「体の芯を解凍」全身が温まるまで、30分近くかかったかもしれない。
検査疲れ、というよりも、検査で余計に体調が悪くなってしまった心地だ。
戦争がまた増えてゐる広島忌 KUMI
G7を広島で開催して一言でも非核の話をしたのか?何の為に広島で開催したのか?と言いたくなります。
私は、原爆資料館は中学2年の修学旅行で見たっきりですが、また入館する勇気はありません。
土日と政治を交えた番組をいくつか観ましたが、核の保有、原発再稼働、日本にとってはトランプ氏の再登板が望ましいが番組の流れだったのには軽いショックを覚えました。
>そんな猛暑の中、昨日の午後は心臓の血管の検査のため、病院紹介の近くの検査専門クリニックへ行った。
そうでしたか。想像をも絶するような大変な治療だということだけは分かります。
>でも、昨日はそれどころではない完全冷凍状態だった。
私も言葉を失ってしまいそうです。
>ホット珈琲で「体の芯を解凍」全身が温まるまで、30分近くかかったかもしれない。
良かったような悪かったような・・・、お見舞い申し上げます。
どうぞ、お気をつけ下さいますようお祈りしています。
「戦争がまた増えてゐる広島忌 KUMI」
プーチンにしろ、ネタニヤフにしろ自己保身の為の戦争のようで、性悪説のメダルでも首に掛けあげたくなります。
有難うございました。
日本人なら、一度はご覧になった方が・・新幹線なら、日帰り圏ですね。
式典での、子供代表のメッセージは、一番心にひびきます。
ロシアを招待しない、なんていうのは片手落ちですね。
一番、将来へのメッセージを聞かせたい国ですから。
総理も「板挟み」?
一昨日の冷凍は、治療ではなくて単純な検査です。
普通に血管へ針の入る人なら、痛くも痒くもない「超」楽な検査なのです。
ま、血管に障害があるのも病気、と言えばそれまでですが。
猛暑の時期、私の敵は暑さではなく冷房、なのです。
ここでも、冷房効き過ぎの場所が多くて、効いていない自室へ帰るとほっとします。
稲田の風を、また味わってみたいものです。