KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

滝の音

2024年05月21日 | 俳句
天気 曇がち

8年前の今頃、友人夫妻と行った日光の竜頭ノ滝。紅葉のシーズンにも行ったが、新緑の方が似合う滝だと思った。
そして湯滝。空の蒼さが懐かしい。
朝、シャワーを浴びていたら、急に今頃行った日光を思い出してしまった。
今朝になって又、足の指が痛み始めて今日も歩けそうにない・・と思ったので旅行のことを思い出したのだろうか。この5月は、亡姉の「後始末」がやっと終わりを迎えて少し楽になった頃。もっとも、この「平和」は長続きしなかったけれど。

朝のうちにシャワーを浴び、タオルなど洗濯。そして午後は訪問医の診察・・といったって愚痴を聞いてくれるだけで。でも、愚痴をまとめて聞いてくれるのはドクターくらいしか居ないから。私のたくさんの病気のことを知らない人にあれこれと話すには、注釈が多くなってしまう。医師なら「レイノー現象が・・」「血液検査の心不全の数値は・・」と、説明なしで話が出来る。でも、結局は病気は病院の専門医に診てもらっているので、施設の訪問医が治療してくれる訳ではないし。
とはいえ、ここで倒れれば世話になる訳なので、愚痴を聞いてくれるだけのドクターでも仲良くしておきます。
病院から引き継いだ薬の処方も、このドクターが書いてくれるのだし。

戻る坂道滝の轟音いつまでも   KUMI
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初夏の好きな花

2024年05月19日 | 俳句
天気 曇

昨日は暑い暑いと報道されていても、私はちっとも暑さなど感じないで、冷房に切り替えた館内のエアコンに体が冷え切ってしまった。たまらず、外の駐車場へ「日向ぼっこ」に出て体を暖めた・・というよりも「解凍」した。こんなに血行が悪かったら、この夏は熱中症ではなく冷凍症になるかもしれない。膠原病がこんな病気とは知らなかった。というより、血行が悪いから膠原病の症状が悪くなる?ニワトリが先か卵が先か。
今日はさほど暑くないらしいが、やはり足元だけは冷えそうだ。夏の寒さ対策も考えておかねば。

じゃがいもの花が好き。ここから少し南へ行けばまだ畑が残っていて、今頃はジャガイモの花が目立つ。子供の頃、農家ではなかったが借りた土地を畑にして、ジャガイモ・サツマイモは母が作っていた。ジャガイモの収穫が何よりも嬉しかった。でも、サツマイモの方が収穫量が多かったのか、ジャガイモよりもサツマイモを食べさせられた記憶ばかりが残っている。

外へちょっと出ると、十薬(ドクダミ)の花がりらほらと目立つようになった。ドクダミ(蕺)などという恐ろしい名前を付けられているけれど、昔から薬草として重宝した草。俳句では季語には、「十薬」を使うことが多い。
匂いが嫌い、とか、増えすぎて困る雑草、とか言われるが、私は好きな花だ。子供の頃から薬としてもお世話になったし。以前のマンションの周りにも十薬が蔓延った。それを全部抜くか残すかで、管理組合で大論争になったとか。十薬は虫除けにもなる。干して燻して、昔は蚊よけにも使ったくらいだ。なので残した方がいいに決まっている・・結局、総退治はせずに済んだ。
昨日、まだ丈の伸びていない数本を折ってきた。

  十薬を挿して嫌ひなことはせぬ  杏子
この師の句が好きだった。本当に好きなこと・したいことだけに立ち向かう人だった。師の享年を越えるくらいまでは生きていられるかな・・。

山法師。これも大好き。まだ白くなりきっていない。これは駐車場の脇にあってまだ低木なので花も目線に咲いてくれる。


そろそろ紫陽花? 何だか恐ろしいほど季節が早く過ぎていく。

じやがいもの花や祖母棲む低き屋根  KUMI
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寝不足・膠原病・その他

2024年05月17日 | 俳句
天気 晴

初夏らしい陽気が二日続いていて、風もやっと冷たくないし外を歩くのも今のうち・・という天気なのに、私はまた、足指の痛みが復活したような・・未明に足のズキズキで目が覚めてしまい、今朝は4時過ぎの始発電車の音を聞いてしまった。それから眠ってすぐに目覚ましが鳴って6時。最近は目覚ましの鳴る前の5時半頃には目が覚めて、体をほぐしながら起き上がれたというのに・・今朝は最悪。
おまけに、口唇ヘルペスが治療しても良くならず、顎の方まで拡がって痛いのと痒いのに耐えて・・食事もあまり美味しく楽しく、という訳にはいかない。

愚痴を言っても病気が良くなる訳もなくて、しかも膠原病なのか免疫療法の副作用なのかサッパリ解らない。来週の膠原病の通院で、少しは何か解るかな?とにかく口周りが普通の状態になれば足指はガマンする。いえ、口周りの不快はガマンするから、足指の痛みで眠れないのはお終いにしたい・・ってどっち?

そうは言っても夏物の衣類も用意せねばならず、することが山積み・・といったって体が言うこと聞かないから、遅々として何もと進まない。

愚痴ばかり書いてもどうにもならない。昨日がネット句会。で、その結果は・・まあまあ、かな? でも、題の「鳥」は「鳥の字」を使って句を作る、という題だったのでは?そう思うから「ツバメ」は使わず封印したのに、ツバメの句が幾つか見えて、ちょっとムッとした。ま、いいか、そんなことに目くじら立てるほどの初心者ではありません。
昭和記念公園のポピーが咲く頃だ。随分昔の写真ファイルしか出てこなかった。


どこにピントが合っているのか解らないような写真ばかりだった。風の強い日だった・・のかも。
今日は愚痴と言い訳ばかり。ネット句会の席題「鳥」から。

鳥籠は空つぽ窓を青嵐  KUMI
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背中、伸ばそう

2024年05月15日 | 俳句
天気 晴

写真はちょうど10年前のもの。当時は公園にカワセミがよく来ていた。その後、水の浄化のために噴水を作ったらカワセミは居を移したのか、あまり見かけなくなった。噴水の作る「波」で、水面が乱れて小魚が見えなくなったから・・と、カワセミ狙いのカメラオジサンたちが話していたが、私もそう思った。一瞬の漁には、静かな水面が役だっていたらしい。

と、そんなことを写真で思い出したが、今日は自分の姿に大ショック。
って、今さら見慣れた自分のみすぼらしい姿にショックを受けた訳ではない。歩道から見た市営ホール横のガラス窓に、猫背の貧相なバアサンの歩く姿が。私と同じようなブラウスを着ているわねえ、と思ったら・・自分だった。大ショック。いつの間にこんな猫背になってしまったの?首を引いて背中を真っすぐにしてみたものの、あんまり変わり映えがしない。そのうち、ホールのガラスは尽きた。

太極拳をしていた頃はそんなに猫背ではなかった。夫は長身だったので中年以後は猫背になってしまい、私はとても気にしていた。なので、太極拳を始めた60歳くらいの時に先生から「KUMIさんは姿勢がいいですね」と言われて嬉しかった。でも、今日見た姿は・・施設によく居る、足腰が悪いので歩行器を押しながら歩いている90歳過ぎの人たちと変わらない。背中を伸ばすストレッチはしているものの、心臓の器械が邪魔で、キツい上半身の運動は出来なくなったし・・(って言い訳)
今の姿を留めるように頑張らなくちゃ。・・と思いつつ、足元の根性紫カタバミをパチリ。石垣の隙間に咲いている。


ともかく、パソコン・スマホが原因。おまけに、ここへ入所してからはベッドに腰かけてテレビを見る時間が増えた。家から持ってきたソファに座って観るのがいちばん楽だが、ソファを置いてある窓辺は北向きなので寒い。ついつい暖かいベッドに座ってしまうのだ。

そんな寄り道をしてコンビニへ通販の支払いに行き、ついでにお菓子でも買って・・と、Pay Payで支払いをしようとしたら、レジの人が「今、ペイペイはシステム障害で使えません」と。そんなバカな・・と画面をクリックしてみたら、やっぱり繋がらなかった。支払い伝票は現金だったので珍しくお財布を持参していて恥をかかなかった。昨日だったら・・同じ時間帯にスーパーとドラッグストアへ行っていて、スマホしか持参していなかった。
やっぱり、万一に備えて面倒でも現金は普段から持っていつ方がいい、と思った。私は遠出はしないが、旅先でも自然災害に備えて現金を持ち歩くようにしている、という人の話を聞いたことがあった。

翡翠に隙なし獲物待つ背中  KUMI
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認知症予防になっている?

2024年05月13日 | 俳句
天気 雨

一日中、かなりの雨が降っていた。海沿いはもっと豪雨になっているのかもしれないが、このあたりはそこまでは降っていない。でも、頭は重いし耳鳴りはマックスだし、良い体調ではない。おまけにこの1週間、口唇ヘルペスが酷くて飲み物はストローがないと・・という歯抜けの幼児のような状態だ。
とはいえ、どうせ何もしない一日ならば2日後が投句締切のネット句会の句でも作るか・・と思い立つ。3月には締め切り日を一日間違えてしまったばかり。2日前なら早すぎることはない。大雨では外へ出る訳にもいかないので、「緑」「鳥」という題に合わせて写真を捜して・・

上の写真は、10年前、結社の定例吟行句会で向島百花園へ行ったときのもの。スマホに替えてすぐくらいのスマホ写真だ。門を入ってすぐの柏の木を見上げた写真。真冬でも枯葉を落とさない柏の木、その枯葉が春に落ちると新緑はとても美しかった。
園内の写真も残っていた。吟行句会に邪魔なカメラは持参しなかったので、スマホにしてからはとても助かった。

上は、カメラに没頭している人が羨ましくなって撮ったらしい写真。私もあんな恰好で撮っているのかなあ・・と想像すると恥ずかしい。

昨日の続きではないけれど・・俳句を継続していることは認知症予防になる、と言われている。俳句だけではなく、文学や芸術全般、何かを続けている人は素人の趣味でも効果がある、という。このブログの同年代のお友達、ふきのとうさんのお仲間が、認知症になったそうだ。珍しいことだ。絶対にならない、とは言えないにしても、何もしないでぼーっとテレビ見ているだけ、たまの外出はデイサービスだけ、などという人とは違うと思いたい。
季節の変化に敏感になる、節季(立夏、立冬など)を確かめるためにカレンダーは見る癖がついている、路辺に句の材料がないかな、と散歩の時に足元や風景を観る癖がついている。今の私のように外を歩けなくなれば、空を眺めて季節を感じ取る・・
24時間考えている訳ではないが、そんなことをせねば俳句は作れないから、ボケている暇はない・・というのが、私の考えではあるけれど・・でも、例外は無論あるから安心している訳ではない。ともあれ、今日は3句を作り、さっき投句した。今日のところは認知症を防げたようだ。

そうそう、認知症は糖尿病やがんなどと同じく、遺伝的要素が大きいのだそうだ。認知症の専門医の話。私の実家の関係では認知症になった親族はあまり聞いたことがないので少し安心したり。がんと血管系の病気が多い。もっとも、昔は80歳くらいで長寿と言われたから、それ以上生きていたら認知症になった親族も居たかもしれない。

山鳩のこゑ緑蔭の彼方より  KUMI
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