ミーシャのひとりごと

数あるブログの中 訪問してくれてありがとう。
蒜山高原や大山などの風景写真を撮りながら
田舎暮らしを楽しんでいます。

桜の閑谷学校

2020-04-08 08:01:49 | 歴史的建造物
     
               こんにちは~♪

遅きに然りの緊急事態宣言がやっと出ましたが
今日は4月3日に訪れた時の 春の 閑谷学校 です。

閑谷学校は
現存する日本最古の庶民のための公立学校で
1670年に岡山藩主池田光政が創立しました。
和気の谷深き地に建てられ,閑谷学校と名付けられました。
そして2015年4月には
「近世日本の教育遺産群」として特別史跡旧弘道館、史跡足利学校跡、
史跡咸宜園跡と共に最初の 日本遺産 に認定されました。




↑ 全体図が小さいので拡大してご覧ください。





校門





校門から正面に見える聖廟前に植えられた2本の 楷の木
中国山東省曲阜の孔林から種子を持ち 帰り,苗に育てられた内の2本です。
秋には赤と黄色の紅葉が素晴らしいです。





屋根は備前焼の本瓦葺き、
棟に鯱を載せた 廟の正門として建てられました。




受付のある入場門






儒学の祖である孔子像が安置された聖廟など
国の重要文化財に指定された施設が点在しています。





国宝に指定されている入母屋造りの講堂






この堂々とした講堂は
学問の殿堂と呼ばれるに相応しい雰囲気があります。





屋根瓦は全て備前焼の瓦です






ピカピカに磨き込まれた講堂の床













左建物は 文庫
漆喰塗で固めた上を瓦葺きにした置屋根式で、
三重の土の戸を含む六層の戸が設けられている閑谷学校の書庫。




火除山(ひよけやま)
この山の西側に学舎や学房(寄宿舎)などがあり、
そこからの出火が講堂などに及ばないようにするための
防火の目的でつくられた人工の山。




300 年を経た今も 整然とした姿をたたえている石塀(せきへい)
学校全体を取り囲む 756 m にも及ぶこの石塀は、
備前焼瓦と並んで旧閑谷学校に独特の景観を生み出しています。










明治の姿が残る校舎を利用した資料館。
明治38年(1905年)学房跡に「私立中学閑谷黌」の本館として建設され
現在はその本館部分を資料館として公開し、
旧閑谷学校の貴重な資料が展示 されています。




学房敷地跡に植えられた満開の桜











資料館奥の陽当たりの悪い所の石塀は苔生し
椿が人知れず まだ綺麗に咲いていました。










このピンク色の椿はとっても素敵でした~~♪





御納所への門




守護の願いが込められた神々しい雰囲気の椿山
約400本近いヤブツバキが植えられています。

何故椿なんだろうかと ふと疑問に思って調べたところ
椿は葉のエキスが止血薬になり
特に朝廷では毒消し(悪魔祓い)として祭事が行われたそうなので
勝手に納得したりして。。。



奥に見える塚は閑谷学校の創始者である
岡山藩主池田光政の髪、髭、爪、歯を納めた供養塚(御納所)

鹿がいて 驚きでした 
遠くからでしたが野生鹿を見たのは初めてでした~~




母子の2頭で,近づくと山の方へ帰っていきました。
係りの方の話では
夜間に多い時には10頭ほども出て来て 落椿を食べているそうです。




顔も姿も可愛くて
ふわふわの白いお尻が愛らしい~~♪






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