あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

9月3日 フォックスピーク

2011-09-04 | 最新雪情報
クラブフィールドにはどれも個性がある。
これは行ってみれば分かるというか、行かなければ分からないものなのだが、どれも雰囲気は違う。
ブロークンリバーのようにアットホームなもの。オリンパスのようにクレージーなもの。クレーギーバーンのように硬派なもの。様々でありすべて違うので面白い。
フォックスピークは雰囲気で言えばハンマースプリングスに似ている。
ニュージーランドの田舎臭さがそのまま出ていて、あまりやる気がなく、いい加減な雰囲気は嫌いではない。
クライストチャーチから距離があるので、訪れる人も少ない。営業は週末だけ。平日に開けても人は来ない。
この日は土曜日だったので車が駐車場に数台。
田舎のスキー場の賑わいだった。


ゲレンデにとことん人影は少ない。貸切状態である。


駐車場に車は7台。滑っているお客さんの数は10人をちょっと超えるぐらいか。


ここでも雪は硬い。日当たりが良く雪が柔らかくなった場所を探しながら滑る。


眼下は牧場がどこまでも続き、遠くには東の海岸線も見える。あの向こうは太平洋だ。


施設は必要最低限。チケットブースはあるが、カフェとかレストランはない。デイロッジもない。シェルターと呼ばれる避難小屋はある。トイレも水洗ではないがある。


上空は風が強いのだろう。レンズを重ねたような雲がでていた。


チケットブースで売ってるものは缶ジュースが3種類、クッキータイムが少々、それだけ。商売っ気はない。
数あるクラブフィールドの中で、施設が一番質素なのがここだろう。
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9月2日 雪情報 ブロークンリバー

2011-09-04 | 最新雪情報
冬から春へ、暖かい日の後に寒い日が来る。
一度は溶けた雪が冷たい風にさらされ、ガチガチに凍った。
日当たりの良い場所でも雪は緩まず、どこの山でも雪は硬い。
風が強いので飛ばされた雪が吹き溜まりとなる。
吹き溜まりを探しながら滑る。
何故こんなに硬いのに圧雪をしないのかと問いただす人がいたが、その人の納得する答はここでは得られない。



山の切れ目から朝日が登る。雲海に陽が差し込む。神々しい朝である。


あるシュートへたどりつく道。雪の幅は20cm、きっかりスキー板の幅のみ。岩にしがみつきながら進む。


山頂で大の字。心の洗濯。


お父さんが2歳の娘を背負ってロープトーに乗る。自分が娘を背負っていた頃を思い出した。


ゲレンデではスタッフ総出でボーダークロスのコースを作っていた。


背負われていた娘が遊び散らかしたパーマーロッジ。


娘の弟がパーマーロッジの隅で寝ていた。


マ―ゴットはパーマーロッジから正面に見えるシュートだ。雪は硬くエッジが外れれば即滑落。一つ一つのターンを慎重に繰り返す。
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