退学は財務リスクであるだけではありません。特に初年次の学生が退学した場合、多くは高校の進路指導の先生のところに、次の進路について相談に行くのです。その際、「あの大学は最悪だ。云々」ということを必ず言うはずです。だって、退学したのは、言うまでもなく大学に不満があったからです。それが積もり積もっていけば、いくら入学説明会で高校の先生に対して、「ウチは面倒見の良い大学です」といったところで、高校の先生は「何言ってんだ」と内心腹を立てて、「こんな大学には絶対にうちの学生を送らないようにしよう」と思うようになるはずです。つまり、退学問題とは、結局のところ「信用リスク」なのです。
(「とある法学部教員のブログ」より)
http://d.hatena.ne.jp/QZM03354/20140131/1391195679