心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

 「科学的」な質的研究の嚆矢

2008-10-23 | 認知心理学
 「科学的」な質的研究の嚆矢
「科学的」心理学の歴史のなかでは、質的研究が一定
の正当性をもって採用されたのは、認知科学研究の技法として、サイモンらが思考発話法(プロトコル分析、1984)を使って見せたときからではないかと思う。
 実時間の言語報告なので多彩なノイズを含んだデータとなる。それが、科学的なデータとなりうるためには、ノイズ除去のための強固な道具が必要になる。
その一つが、作業内容の論理的分
析である。もう一つが、人の問題解決のモデルである。サイモンらは、この2つの鏡を巧みにつかうこと
で、プロトコル分析の地位を「科学的」水準にまで押し上げた。

閾下(いきか)効果

2008-10-23 | 心理学辞典
◆閾下(いきか)効果/サブリミナル効果(subliminal effect)〔心理学〕
人や物の動きを1秒間に24コマの写真にとりそれを映写すると、自然な動きが見える。これが映画の原理である。ところで、24コマの中に1コマだけ、まったく無関係の写真を挿入して映写したらどうなるであろうか。意識的には、そのコマは見えない。しかし、あたかも、そのコマが見えたかのような効果をもたらすことがある。このような効果を閾下効果という。閾とは、刺激が見える限界点のことである。

ホテルのバーは安い!?

2008-10-23 | 心の体験的日記
うーん、
帝国ホテルに、向学のために2,3度はとまったり
食事をしたことがある。
ただし、キャンペーンなどで安いとき
それでも、高い
なんでも高い
喫茶店など、コーヒー一杯がびっくりするような値段
ましてや、バーなど想像するだけで腰がひける
それをあの顔で、「君たち知らないだろうが、帝国ホテルのバーって安いのよ」
と言われてはねー
これで5%は、支持率低下は避けられない
行くのはいいが、コメントがまずかった

写真
白版なのに黒板とはこれいかに
桜氏提供

5年前の10月23日の記事

2008-10-22 | 心の体験的日記

●認知的体験03/10/23海保
「おしのびで学校の安全チェック」
文部科学省の安全担当の人がおしのびで学校の安全チェックをするため、守衛のいる学校に正門から忍び込んだ?。守衛も先生も見知らぬ人がいるのに、まったくおとがめなしに校内に入り、出てこれたとのこと。しかも、その前日に、刃物男が横浜の小学校へ忍び込んだニュースが報道されたにもかかわらず、これでは、というわけで、ひどく叱られたそうである。
守衛さんの仕事の9割は、サービス的な仕事。こわもて警備はほとんど不要な日常に、一瞬の危険を見分けたり、対処したりするのはなかなか難しいだろうが、はやり、警備員であることを自覚して、人々に嫌われることを恐れない警備心性を持ってほしいものである。
***

08-10-23
5年前の記事の再掲です
「安全・安心の心理学」を書いたのが、2007年2月
たぶん、このころから関心をもっていたのだろう。

それにしても、この前買った10年手帳も
こういうように活かせばおもしろそう
過去と未来とが昔より非常に気になるようになってきたようだ
楽しみである


高校生諸君へのメッセージ

2008-10-22 | 教育
平成15(2003)年度入学式 学校長式辞
                                   2003年4月9日
                                   筑波大学附属高校
                                           学校長
                                          海保博之
繭から元気に飛び出てみよう
入学おめでとうございます。 筑波大学付属高校第114回生として諸君を迎えることができたことを、教職員一 同、心よりうれしく思います。 また、保護者の方々におかれましても、ひときわ、喜びの大きい日ではないかと思い ます。心より、おめでとうございますと申し上げさせていただきます。

  さて、諸君は、今から高校生です。 はじめて筑波大学附属高校に入ってきた諸君83名  附属の小中で9年間、あるいは3年間過ごしてきた 諸君159名 まざりあって242名、 みんな一緒に同じ土俵でこれからの3年間、過ごすことになります。

 これまでの諸君は、昆虫の変態で言うなら、 小学生のときが、幼虫の段階 中学生のときが、さなぎの段階です。 中学校生活は、まだまだ居心地のよい繭(まゆ)に包まれたさなぎの生活でした。 窮屈ではあったでしょうが、繭の中にいれば安心でした。 そして、今日、高校生になった諸君は、 まだ、繭の中にいる さなぎの段階でしょうか? それとも、変態の最後の段階である、成虫になったのでしょうか?

 筑波大学付属高校では、あえて諸君を成虫の段階に入ったものと考えていきたいと思 っています。 今日、高校生になった諸君は、繭から飛び出た成虫です。 本校のモットーである、「自主、自由、自律」の3つの「自」は、諸君にたくましい 成虫に成長してもらうためのものです。 制服がないのも、 成虫として一人前に行動してもらいたいための仕掛けの一つです。 頭とからだを鍛えてください。 そして、豊かな人間関係を作ってください。 その手助けをする場が、筑波大学付属高校です。

  成虫の世界には、 競争もあります。 協力しあうこともあります。 憎しみ合うことあります。 助け合うこともあります。 そんな世界の中で 生き生き生きていけるような、 「竹のごとく、しなやかな心」をつちかってもらうための場が筑波大学附属高校です。

 ゲーテの言葉に、「人間は常に迷っている。迷っている間は、常に何かを求めてい る」というのがあります。 大いに迷ってください。 じっくりと悩んでください。 「迷い」と「悩み」のなかにこそ、 高校生生活の醍醐味があるからです。

  最後に、是非、注意していただきたいことを一つだけ。 本校は制服がありません。 ということは、出入りできる場所のレパートリが大幅にふえたということでもありま す。 諸君の興味関心を引きつける所は都会にはたくさんあります。 しかし、その中には、危険の罠が仕組まれているところもまた残念ながら、たくさん あります。 「ここはちょっと危なそうだ」言葉は悪いですが「やばいかな」という疑い心を持つ ようにしてください。 「危険を察知する感覚」つまり「リスク感覚」を養うことも、たくましい成虫になる ために身につけなければならないことの一つです。

 では、本校のモットーである、 自主、自由、自律、 3つの「自」を自覚しながら、高校生活を謳歌してください。 教職員一同一丸となって、諸君を支援していきます。 最後にもう一度、「入学おめでとう」と申し上げて、 高校長の式辞といたします。



--------------------------------------------------------------------------------

●「制服の拘束から離れた代わりに、私たちは、制服のない自由に耐えなければ ならない。」(上野千鶴子)
●「青年に煩悶あれ。煩悶は汝を大成さす一つの階梯だ。最も大なる煩悶に悩む 者は、最も大なる発展の機会を最も豊富に把持せる者だ。」(帆足理一郎)
●「人間は常に迷っている。迷っている間は、常に何かを求めている。」(ゲー テ)
●「危険には蜜の味がある。」(海保)

東京成徳大学をキャッチコピーで特徴を示すと

2008-10-22 | 教育
1.日本伝統文化学科

-故きを温ね新しき日本文化を創造する!-


2.国際言語文化学科
-コミュニケーション力を磨き「こころの壁」を乗り越える!-


3.福祉心理学科
-心理学で「ふれあいと笑顔」の福祉を実現する!-


4.臨床心理学科
-心理学で「悩み」との上手なつきあい方を学ぶ!-
5.健康・スポーツ心理学科
   -心理学で「こころとからだ」の元気を作る!-

5.共通領域部
-高校教育と大学教育との間に「学びの架け橋」を渡す!-


6.東京成徳大学
-「ふれあいと少人数教育」で「面倒見の良い」大学-


今日の一言

2008-10-21 | 教育
「みな会話をしたがっている。それもただの会話ではない。知的な会話だ。彼らは無数の選択肢の中を歩き、自分の興味に合致した役に立つ情報を、素早く与えてくれる人を探している。同好の士で知的なコミュニティを作り、そこで情報を交換したいと願っているのだ。」(R.ワーマン)

認知的体験

2008-10-21 | 心の体験的日記
●認知的体験 03/10/15海保
「変えると悪くなる」
すべての分野で「変えないとだめムード」が蔓延している。しかし、変えないほうがずっとよいということも多い。とりわけ、教育分野には。
***
****
08-10-21
毎年発行する大学案内の改訂がはじまる
昨年、気合を入れて書いたので、
どうみてもベスト
改訂の意欲が湧かない
かといって、毎年同じでもねー
2,3年に一度、ってこともあるなー

今日のドジ

2008-10-21 | 心の体験的日記
7年間通学に使っていた総武線にのった
帰路、津田沼の次、船橋だと思っておりたら、東船橋だった
40年たてば、駅も増える
それにしても、駅名表示がきわめて少ない
電車のドアの上にあるではないか、というのはだめ。

属人思考の心理学

2008-10-21 | 安全、安心、
岡本浩一ら著 新曜社
これはすごい本だー
実名入りで企業風土と安全の詳細な分析
よくぞ、ここまで、著者のみならず、情報提供者もがんばったもの

日本の大企業の風土
これがグローバル企業としてやっていけるのか
心配になる

研究懐古談

2008-10-21 | 心の体験的日記
●研究室の外に出てみると

 自分のやったことは、というよりやれたことは、認知心理学の基礎研究の中でつちかった「研究力」を、現実に発生している問題解決のために使うことでした。 ここで、研究力とは、一つは認知心理学の知識と研究技能、もう一つは、問題をとらえる感性や視点です。

 幸いなことに、当時の自分の研究力と、現実世界で発生しているマニュアル問題
の解決の要求内容と水準とがぴたりとマッチしていたのが、うまくいった--あくまで主観的ですが--理由だと思います。

 これからの10年(くらいはまだ現役でいたいものです)。まだまだ残っている(と思い込んでいる)研究力を現実問題の解決に役立てるべくがんばりたいと思っています。