放浪のページ別冊ブログ

キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

いい味だしてるでしょ DR650RSで正丸峠

2022年01月03日 16時30分58秒 | ツーリング関東


11月28日。日曜日。DRですこし走ることにした。DRはキック3回でエンジンがかかったがストールし、5回目でアイドリングする。まずまずの調子だ。バイクに無理をさせないでゆけるところを考えて、埼玉県の秩父の手前にある正丸峠、山伏峠をぬけて青梅にまわることにした。

走りだすと風がつよい。山に近づくとバイクがおおくなり、やがて西武線の正丸駅に到着した。



正丸駅には同年輩のライダーがあつまっていてだべっている。10人以上いるだろうか。とまっているバイクはホンダCB750Kやヨンフォア、アグスタなどマニアックだ。そのうちのひとりが話しかけてきた。

DR、ものすごく大事にしてますね。
ああ、このバイク、いつの間にか古くなってしまって。
部品はでるんですか?
物によるんですが、ないものもあって困ってます。

ひとしきり話をして私はトイレにいった。

皆さんなごやかに話しているが、ここで親しくなったかんじだ。40年前のバイク・ブームのころの峠はこんな感じだったが、若いころは金がなかくて、皆まずしい身なりだった。真冬でも革ジャンにジーンズ、ブーツくらいだ。ボロボロの皮のツナギなんてストイックな奴もいたっけ。いまここにいる人たちは冬用のジャケットを身につけていて、余裕がありそうだ。あの頃はそんなものを買える人間はいなかった。私が大学生の頃は、冬用のライディング・ジャケットをそろえられたら、一人前のライダーだと言われたものだ。それだけ冬のジャケットは高価で特別なものであり、街着のコートなどは買えても、バイク専用のものまで手がまわらなかったのである。それを思い出して、時がながれたことを実感した。

また同じ人がはなしかけてきた。ずっとシングルに乗っていたそうだ。それでDRが気になるようだ。
いまは何にのっているんです、ときいてみた。すると、
ヤマハテネレ700です。
ああ、私も気になっているモデルですよ、とこたえると、
ものすごく、ハイ・シートですよ、とのこと。
シングルには飽きたから、ツインにしたんです、と。

後からおもえばシングルはなにに乗ってきたのか聞けばよかった。たぶんオフロード・バイクなのだろう。あの場にはテネレしかオフロード・バイクはいなかったのだ。しかしこれで話を切り上げてはしりだすことにした。

テネレ氏が見ている前で、DRをキックする。が、かからない。2度目も、かからない。3度目も。エンジンがあたたまっているときは、ほぼキック1回で始動するのだ。それが気温が低くなっていたから、いつもと調子がちがう。

チョークを引いてキックしてみるが、かからない。手ごたえもない。チョークをもどしてキックしてもかからない。もう一度キックすると、エンジンはかかった。するとテネレ氏が、
よかった、と言った。私は苦笑して、ときたまこうなるんですよ、これが玉に瑕で、と答えて走りだした。

正丸トンネルをぬけて山伏峠をこえてゆく。セローだったらテネレ氏は話しかけてこなかったとおもう。古いDRだから話してくれたのだ。そしてDRもテネレ氏の前でいい味をだしたとかんじた。



山をくだって有間ダムにたちよった。ここにはたくさんのバイクや自転車がいた。一休みして走りだそうとすると、またDRがぐずってなかなかエンジンがかからない。これが可愛いところだ。



青梅をぬけて瑞穂町の日本亭で昼食にする。たのんだのは肉野菜いため定食にラーメンと唐揚げのついた満腹定食。1050円だ。



味はふつう。メニューの通り満腹になった。



食事をおえて走りだそうとすると、またエンジンがかからない。5・6回キックすれは始動するのだから、これも味のうちと考えるほかない。DR、長くのっていたらいつの間にか旧車になってしまった。
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2021袋田の滝ツーリング

2021年12月16日 18時01分59秒 | ツーリング関東


11月20日。茨城県の袋田の滝を目的地として、田園地帯をめぐるツーリングにでかけた。朝から晩まで走るつもりなので、今回の相棒はセローである。前回DR650RSででかけた際には、途中で白煙を吐いたので、老兵には無理はさせないことにしたのだ。



笠間から県道61号線にはいって北上してゆくとカラスウリがあった。



おもわずバイクをとめて写真をとる。茨城は高い山がなく平野がつづく。畑、平屋の家、すすきが目についた。



国道118号線におれて北にむかうと、道の駅常陸大宮かわプラザがあったので休憩をする。



久慈川沿いにある道の駅だ。



川あそびができてBBQ施設などもあった。



冬支度をしてきたが、気温は14℃で、バイクで走るとちょうどよかった。昼時となったのでツーリング・マップルに紹介されている丸信ドライブインにはいる。



久慈川名物の鮎の塩焼きとけんちんそばをオーダーした。



鮎は店頭で焼いている。370円。



そばはうどんのように太くコシがあった。野菜たっぷりの720円。



袋田の滝の公共駐車場に到着した。無料だが滝まで1、2キロある。この先に有料の駐車場はあるのだが、お金をだすよりもあるくことを選択したのだ。セーターとオーバー・ズボンをぬいで滝にむかった。



みやげ物店や食堂のならぶ道をゆっくりとすすむ。



入場料は300円だがJAFの割引で250円になった。トンネルをのぼってゆく。



トンネルの終点からエレベーターにのって展望台についた。



滝はみごとだ。ここには2014年にもきている。そのときは冬で滝は結氷していた。それを見たい方は『2014袋田の滝ドライブ』をどうぞ。



エレベーターの下にある展望台からでも滝はみえる。



視点がかわると滝の表情も変化する。



帰りは川沿いのみちをもどった。



駐車場に茨城県北ロングトレイルの案内があった。まだ整備中のようだが、里山と見所をつなぐ320キロのコースになるそうだ。



国道461号線で馬頭にむかうと古い小学校があった。大子町の旧上岡小学校とのこと。



日がかたむいてきた。



気温は10℃にさがった。道の駅ばとうでオーバー・ズボンをはく。



宇都宮で日がしずんだ。300キロ以上走行。燃費は44、4キロ。
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2021鬼怒川源流ツーリング

2021年12月07日 21時03分58秒 | ツーリング関東


11月3日。群馬・栃木にバイクで紅葉をさがしにでかけた。まず立ち寄ったのは群馬県の道の駅『くろほねやまびこ』だ。



道の駅で銀杏をかった。封筒にいれて電子レンジで加熱するとおいしくたべられるのだ。酒のつまみにグッド。今日の相棒はDR650RSである。



県道61号線で赤城山の東側を北上してゆく。



手がつめたい。気温は13℃で紅葉ははじまったところだった。



国道120号線にでて老神温泉で満州飯店にはいる。ここは埼玉県や都内西部にたくさんある、餃子の満州というチェーン店で初代料理長をつとめた方のお店だときいた。餃子の満州はすきだから、たずねてみたのである。



私が口開けの客だった。店内は意外とひろい。



味噌ラーメン650円と、



ぎょうざの満州と同料金、250円の餃子をたのむ。味噌らーめんの味つけはこくて、田舎味噌をつかっているかんじ。餃子はチェーン店とはべつの味わいだった。



国道120号線を北上して丸沼についた。



冷え込んでいるが、湖にたちこんで釣りをしている人たちがいた。



寒いのでここでカッパの上下をきることにした。



金精峠にむけてのぼってゆく。



峠のトンネルについた。ここが県境で群馬から栃木にはいるのだ。



トンネルをぬけると正面に男体山と湯ノ湖、戦場ヶ原がひろがっていた。



湯ノ湖をすぎて奥鬼怒林道にはいる。舗装林道だ。



狭くてカーブのつづく山道を北上する。



ところどころに色づいた木々があった。



川俣にでて左折し、行き止まりの女夫淵についた。



行き止まりのゲート。この先は関係者の車でないとはいれない。



遊歩道をゆくと八丁の湯や加仁湯などがある。



ここは鬼怒川の源流部で、渓流釣りをしていたころはこの奥をずいぶんとあるいたのである。



この駐車場で車中泊をしたこともあった。



川俣湖にやってきた。山々が紅葉のグラデーションにそまっている。



空とバイクのカラーがシンクロしている。



県道23号線で黒部にゆき、県道169号線にはいって南下すると、大笹牧場についた。



写真だけとって通過したが、次回はゆっくりとたずねたいところだ。山をくだってゆき、途中でやすむと、DRが白煙をはいている。山道をハードに走行したからだろうか。こんなことは今までなかったから、朝から晩まではしるときには、セローにしたほうがよいかもしれない。



今市にくだり、らっきょうのたまり漬けをかった。ここのらっきょうのファンなのだ。この後、国道を南下して帰宅した。

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2021秋鹿大影林道・万沢林道ツーリング

2021年10月03日 08時41分14秒 | ツーリング関東


9月の休日。群馬県北部にある秋鹿大影林道と万沢林道を走りにでかけた。群馬県の道の駅こもちで休憩する。ここで昼食のおにぎりなどを手に入れようとしたが、店舗内は蜜になっていたので、買物をするのは断念した。



うす曇りの暑くない日だった。秋鹿大影林道の入口、みなかみ町にある奥平温泉・遊神館にやってきた。



遊神館の奥に道なりにすすんでゆくと秋鹿大影林道にアクセスできるのである。ここで写真をとっていると、新潟ナンバーのカワサキ250TRがやってきて先にいった。



秋鹿大影林道には2017年にもDR650できている。そのときの印象は路面や斜度はとても険しく、DRで走れる限界のダートだと感じた。それがセローではどうなのか、確かめるためにやってきたのである。

林道は入口から急坂の上りだと記憶していた。しかしセローでゆくとそれほどの斜度とは感じない。ただ路面には大きなジャリがゴロゴロとしていて、とても走りにくかった。



カワサキ250TRと前後しながらゆく。すすむと急坂ばかりになる。林道は走りやすい路面もあるが、



粒の大きなジャリが敷いてあって、ハンドルをとられるところが大半だ。水が流れ、クレバスがあり、坂はきびしく、よくここをDR650で走ったなと我ながら思う。DRは重心が高くて、ギヤもハイギヤードなので、ロー・ギヤを多用して走行した。それがセローではセカンドでゆけるのである。DRでは走るだけで精一杯だったが、セローでは余裕をもってすすむことができた。



入口から5キロほどで東屋があらわれた。前回DRで来たときには、ここも激坂で、とてもバイクをとめる気にはなれなくて通過したところだ。セローでは道からはずれて法面をのぼり、バイクを停止することができた。



看板があり、右・入須川方面5、9キロ。左・四万温泉方面8、7キロとある。ここでカワサキ250TRが追いついてきて先に行った。



東屋で昼食をとることにする。食料は沼田のセブンイレブンで手に入れておいたのである。



東屋からセローと林道を見る。路面にクレバスがはしっている。画像では急に見えないが、険しい上りだ。



ここから頂上まで距離があったと記憶していた。DRではたいへんな思いをして走ったのである。しかしすぐに霧峠に到着した。距離はわずかに2キロほどで、セローではあっけないほど容易についてしまったのだ。前回、DRで走っていてここでシェルパにぬかれたが、さもありなんという走行性能の差であった。



峠からやってきた方向を振り返る。右の道を上ってきた。左は通行禁止である。



霧峠。右がこれからすすむルートで左は通行止めとなっている。



下りは上りにくらべると走りやすいが、急坂、粒の大きな石やクレバスもある。



セロー250とホンダCRF250とすれちがう。



下りは9キロあり長くかんじた。やはりここは関東でも有数の険しい林道だ。特に峠の東側が荒れていた。



林道の出口、秋鹿橋に到着した。



秋鹿橋から国道353号線を北上して、ガマ石の滝を目印に左折し、万沢林道の入口についた。



看板がでていて、翌週から通行止めとあるからタイミングがよかった。



万沢林道は秋鹿大影林道にくらべると格段に走りやすい。



しかし急坂にジャリが深く入れてあったり、



浮石があったりする。



シェルパとすれちがう。ここは秋鹿大影林道とちがって車が入っている跡があった。



7キロ地点から路面はアスファルトになった。緑のトンネルのストレートもある。ここで長い柄のカマを持って歩いている初老の男性がいて、無表情なので、抜くのに緊張した。その人は車できていて、何か採っているようだった。



舗装路をすすんで峠についた。ここには広場があって、軽トラの男女がキャンプをしている。バイクをとめると寒いほどの気温になっていた。



熊笹の中の道をくだってゆく。



峠から3キロほどで舗装はきれた。



急坂のある道を下ってゆく。



発電所があるので峠の西側は車の通行が多いようだ。



道は舗装路になり、つづいて幅広のフラット・ダートになった。



北海道のダートのようだと言われる部分である。



未舗装路を合計14キロを走りきり、国道405号線にでた。



万沢林道基点の標柱がたつ。



バイクは泥だらけである。



長野原に下り、中之条をぬけて道の駅おのこで休憩する。セローではじめて300キロ以上走ったが、ポジションがきつくて足がつったり、アクセル開度がおおきくて右手が痛くなったりした。そして帰路に90キロをだして、これまでの最高速度を大幅に更新した。燃費は41K/L。
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2021足尾銅山ツーリング

2021年09月14日 18時29分57秒 | ツーリング関東


8月の休日。栃木県の足尾銅山をたずねるツーリングにでかけた。今回の相棒はDR650である。群馬県の県道69号線で太田から大間々にむかっていると、スナックや居酒屋が集まっている十字路がある。どうやらここがこの地区の中心地のようだ。



その中の店の名前が『人生劇場』、それに『大和撫子』だ。おもわずバイクをとめて写真をとった。



大間々を通過して道の駅くろほねやまびこ、で休憩する。この辺りからバイクが急増した。



道の駅で土産を買ったが、これはなかなか美味しかった。



草木湖のドライブインにも立ち寄った。



ここにもライダーがたくさんいたが、スズキGТ750、ウォーター・バッファローが目についた。50年物だが部品はでるのかな?



草木湖を見下ろす。こちらは30年物のDR。



国道を北上し群馬県から栃木県にはいった。渡良瀬渓谷鉄道(通称・わ鉄)の通洞駅があったので立ち寄る。



味のある駅舎で無人駅である。



駅前広場。ここは足尾銅山観光の玄関口だ。トロッコに乗って、坑道を見学できる銅山観光は以前しているので、今回はゆかない。今日は工場跡などを見たいと思っている。



次の足尾駅にもたちよる。



足尾駅には古い電車がおいてあった。



ここは敷地のひろいターミナル駅だ。



足尾駅の次は終点の間藤駅だ。



ホームでは発車をまつディーゼルカーがとまっていた。



間藤駅の先に足尾銅山の工場跡がのこっている。当時はここまでわ鉄がつながっていたようだ。



巨大な煙突と荒々しいむきだしの岩肌が銅山のなごりをみせていた。



すすむと七段のダムがつらなる足尾砂防ダムがある。



日本のグランドキャニオンと呼ばれる松木渓谷がこの先にあるが、銅親水公園で通行止めだった。



工場跡の横の山道をすすむと、銀山平にいたるのでゆくことにする。山を上ってゆくと本山という旧鉱区があり、こんな山の中を掘っていたのかと驚いてしまった。そして当時はここにたくさんの人が住んでいたそうだ。



狭い舗装林道で峠越えして銀山平に到着した。工場跡から7キロだ。



銀山平には国民宿舎のかじか荘がある。ここで昼食をとりたいと思ったが、コロナで休業中だった。キャンプ場もあるが、こちらは営業をしていた。



来た道をもどり、峠にある広場で休憩する。舟石という地名で、名前の元になった船のような形の石がおいてあった。



舟石からはすばらしい山の景色と夏の雲を見ることができた。



国道122号線に下り、県道15号線で粕尾峠をこえるルートをゆく。ここも狭い山道で路面はウエットだ。昼食をとりたいが店はなかった。



延々とコーナーをぬけてゆき粕尾峠に到着した。そのまますすんで栃木の市街地にむかう。



山を下ってゆくと中粕尾で蕎麦屋をみつけた。



直売所をかねているような店ですごい店構えだ。これは入るしかないでしょう。



さか家という店だった。店内には山菜や薬草?のビン漬けがたくさんあり、雑然とした雰囲気だ。座敷に上がり、天ざるそばの大盛りを注文する。ふつうが1050円で大盛りは1260円だ。



そばは手打ちの田舎蕎麦だ。素朴でおいしい。



野菜の天ぷらもたっぷりである。味も人もよいのだが、店がまわっていないのが玉に瑕。お茶がこないからたのんだが、あまりにバタバタしているので蕎麦湯はあきらめた。でもまた食べにゆきたい蕎麦である。



山を下って栃木にむかう。この辺りは蕎麦の里のようで、ほかにも店がたくさんあるようだ。



蔵の町、栃木をぬけて帰宅した。
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2021茨城五重塔ツーリング

2021年06月27日 16時03分25秒 | ツーリング関東


6月の休日。茨城県日立市にツーリングにゆくことにした。GWにでかけた福島トランポツーリングの帰りに、ナビまかせにで走っていると、日立市十王というところで五重塔を見たのだ。そのときは止まらずに通りすぎてしまったのだが、そのお寺が気になって、あらためて見に行くことにした。この日の相棒はDR650である。茨城県に入ったところにある道の駅、まくらがの里古河で休憩をした。隣の女性ライダーのウェアーが囚人服のように見えるが、じっさいはお洒落な感じの服だった。



緊急時短宣言や蔓延防止対策はつづいているが、ソロでバイクにのって、なるべく人と会話をしないようにすれば、コロナにかかる、コロナをうつす可能性はほとんどない。もう1年以上同じことをやっているから、どうすればよいのか、自分で判断できるようになっている。

茨城を走るといつも思うがとても広い。国道50号線をすすみ、途中から県道で北にむかうつもりだが、どこまでいっても分岐点にでないので、地図を確認するために、出雲大社にたちよることにした。昔からここを走っているが、いつの間にか出雲大社ができていたのだ。私が気がついたのは5年ほど前である。



ここは常陸の国の出雲大社で、平成4年に島根県の出雲大社からご分霊をご鎮座したと説明があった。



縁結びの神様だ。



出雲大社からは山影と平野が見下ろせた。



笠間から県道61号線で常陸太田にむかうと、板東三十三ヶ所の札所、佐竹寺ににでた。



佐竹寺は室町時代に創建されたお寺で、観音堂は茅葺である。



観音堂は重文だ。



秋田の大名の佐竹氏は元々この地の豪族だった。しかし関が原の合戦に参加しなかったために、徳川家康に国替えを命じられたのだ。佐竹寺は佐竹氏の祈願所だった古刹である。



昼時となった。常陸太田の町でレストランを物色していると、茨城県のローカル・ファミレス、板東太郎があった。ここはいつも大人気で、入店待ちになっているから、何年も利用できていないレストランなのだ。しかしこの日は空いていて、待たずに席につくことができた。



注文したのは名物料理の味噌煮込みうどんである。



画像ではすき焼きうどんのように見えるが、野菜のたっぷりと入った具沢山の味噌うどんだ。ものすごく美味しいが、グラグラに煮込まれている上に、固形燃料の火であたためられているから、いつまでたっても熱い。汗だくだくになってしまった。味噌煮込みうどんにライスで1628円。小さな個室でひとりで食事をした。



常陸太田の北からグリーンふるさとラインに入った。コーナーのつづく山道だ。グリーンふるさとラインから県道60号線に右折すると十王ダムにで.る。ダム湖には噴水があがっていた。



スイスのレマン湖から発想をえたのだろうか。



十王にゆけば五重塔はあるだろうと簡単に考えていた。しかしそうならなくて、国道6号線にぶつかってしまう。ここで地図を確認して五重塔にむかった。



五重塔に到着した。



法鷲院(ほうじゅいん)というお寺の五重塔だった。



法鷲院は歴史のあるお寺だそうだ。



本堂。真言宗のお寺で修行大師様(弘法大師・空海)の像があり、大師堂もある。



静かなお寺でだれもいなかったが、私が帰ろうとすると、熟年の夫婦がやってきた。



帰りは国道6号線を南下する。日立と水戸は渋滞していた。田んぼの先に筑波山が見えた。
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2021奥多摩旧車ツーリング

2021年06月09日 15時41分57秒 | ツーリング関東


5月の休日。GWはセローでトランポ林道ツーリングにでたので、DRにも乗ることにした。むかったのは奥多摩である。日曜日になると旧車があつまる駐車場があるのだ。そこを目的地として、のんびりと走ることにした。



奥多摩湖の小河内ダムにある公園についてみると、コロナ対策のために閉鎖されていた。ここまでやるかねと思う。しかしその先の旧車が集うパーキングは閉められていなかった。



ホンダS800。



箱スカ。この日見かけた旧車は箱スカがいちばん多かった。



こちらは箱スカとヨタ8。



何十年も見なかったフィアットX1/9。



こちらは単気筒の古いドカティをのせた軽トラ。



バイクの旧車も多い。この日いちばん多かったのはホンダCB750Kシリーズ。



グループで来た感じのバイクたち。最近バイクは古くても、ナンバーは新しいものが多い。つまり最近手に入れたばかりというわけ。でもこの人たちのナンバーは年季が入っていた。



スズキGТ380。サンパチ。



カワサキKH400。



ホンダCB400F。ヨンフォア。



カワサキSS350。



こちらはSRのカスタム。このなかでは私のDRがいちばん希少だと思うが、人気はまったくないんだよね。



駐車場にはウサギをつれてきている人もいた。

この後は株主優待を利用して、『かっぱ寿司でランチ』をとった。ご興味のある方はこちらもどうぞ。
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2021天王桜と水芭蕉 群馬ツーリング

2021年05月06日 18時08分58秒 | ツーリング関東


エンジンがかからなくなってしまったDRの修理が完了した。となると走りにゆきたい。そこで前から気になっていた、群馬県片品村にある大山桜の大木、天王桜を見にゆくことにした。片品村はスキーのホームグランドだが、天王桜の花はまだ見たことがないのである。



4月24日の土曜日。群馬県の大間々から赤城にのぼり、薗原湖にぬけるルートをゆく。赤城の山頂付近には花がのこっていた。



水仙も咲いている。いずれも土地の人が大事にしているのだろう。



南郷に下ると曲家があった。バイクの調子はとてもよい。トラブルの前よりも始動性やエンジンの吹けなどは向上した。イグニッションコイルとCDIを交換した効果がでている。トラブルと修理の記事に興味のある方は『イグニッションコイルとCDIの交換』をどうぞ。

   

薗原湖の入口には吊り橋があった。バイクで走れそうだが、高いところは苦手なのでゆくのはやめておいた。



湖の駐車場には車が1台いるきりだった。



天王桜に到着した。



満開である。



夜はライト・アップもしているそうだ。



単独でたっているから気高く感じられる。



染井吉野とちがって花は清楚だ。



桜の奥には田んぼがある。この風景がいい。



田にはおびただしい数のおたまじゃくしがいた。



空気がすんでいて山がくっきりと見えていた。



桜の裏には墓があり、



根元には祠がある。



雪深い土地で年月をかさねた木には風格と存在感があった。見ていると何かを語りかけてくるようだが、それは自分の内面をみつめていることなのだ。



天王桜の駐車場の奥にはザゼンソウの群生地があった。



クレソンが生えているとある。



無料でとっていいそうだ。



天王桜から山を下ってゆくと別の桜の案内がでている。脇道に入るも桜はなくて、キャンプ場にまぎれこんでしまった。



片品村には桜がまだ咲いている。上の花はモクレンだ。



鎌田にある芳味亭でネギ塩ダレ豚丼の昼食をとる。



マヨネーズのように肉にかかっているのがネギ塩ダレだ。豚丼はごはんの上に刻みキャベツを敷き、マヨネーズとごま油をかけ、そこに豚肉をのせて、塩ダレをかけている。ごま油がきいていた。濃い味のB級グルメだで、ボリュームもたっぷりとあり、大盛りにすると危険なほどだった。



セルフのコーヒー付き。料金は1100円だ。



芳味亭はいつもにぎわっていたから、いつか利用したいと思っていた。



芳味亭の裏は広い駐車場になっていて、温泉のほっこり湯とつながっていた。



つづいて片品スキー場の手前にある水芭蕉の群生地にゆく。国道から山に2キロ上ったところである。



ちょうどよい時期のようだ。



水芭蕉のなかの木道をあるいて可憐な白い花をながめた。



スキーのホームグラウンドである尾瀬岩鞍スキー場にゆく。この時期はキャンプ場になっており、何組ものキャンパーがきていた。



ゲレンデには水仙がさいている。



冬は枯れている岩鞍湧水がながれていて、清水を汲ませてもらった。



帰りは赤城の北面をのぼった。走り屋のメッカだった道路だ。峠をこえて赤城神社の前で休憩する。



冷えてきた。この後太田の道の駅で、地元のオフロード・ライダーに、珍しいバイクですね、はじめて見ました、キックなんですか、と声をかけられた。コロナ禍なので、マスクをして控え目に会話をした。
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2021セローで桜をさがしに群馬

2021年04月26日 20時52分54秒 | ツーリング関東


毎年地元の桜が終わった後で、遅れて開花する花を群馬県の山間部に見にゆくことにしている。今年はセローの慣らしをかねて出かけることにした。



4月18日の日曜日。まず秩父鉄道の小前田駅で休憩した。



小前田があるのは埼玉県深谷市で、ここは今年のNHKの大河ドラマの主人公、渋沢英一の出身地である。



埼玉県神川町にある金鑽神社(かなさなじんじゃー金へんに賛だが字がない)にたちよる。これまで何度も前を通過していたが、お参りしたことがなかった。



参道脇には重文の多宝塔がたつが、多宝塔は神道ではなく、仏教の建物ではなかろうか。なんだか不思議な感じだった。



武蔵野の国の二の宮とあるが、五の宮ともいわれるそうだ。



裏山がご神体とのこと。400メートル先に天然記念物の鏡岩があるとのことで歩いてゆくが、急な階段をかなりのぼった。



かなりへばって鏡岩に到着。スキーでいためている膝がおかしくなった。



鏡岩は見上げるような大岩だ。



帰りの下りでも膝にきてしまった。



昼食はおにぎりなど。



木陰で食事をした。



神流町の旧万場地区にはいってゆくが、今年は桜が終わってしまっている。例年はGWまでのこっているのだが。



旧中里地区まですすんでも桜はなくて、上野村までいってやっと残っているのをみつけた。神流川のほとりである。



川沿いは気温が低いのだろう。



群馬県から埼玉県にはいると、秩父で八重桜がさいていた。それにしても今年は花が終わるのがはやい。なんだか不完全燃焼の1日。それでもセローの慣らしはおわった。
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セローで秩父の峠めぐり

2021年03月25日 17時39分04秒 | ツーリング関東


3月20日土曜日にセローで秩父の舗装林道をめぐりにいった。この日は新潟県のかぐらスキー場にゆくつもりだったのだが、前日にセローに乗ってみるとあまりに気持ちがよいので、ツーリングに切り替えることにしたのだ。まず向かったのは埼玉県の山間にある湖、鎌北湖である。



農業用の湖との説明があったが、水は枯れていた。40年ほど前にここにあったユースホステルに泊まったことがあったが、そのころの賑わいはなくて、寂れた印象だ。最高気温は18℃になるとのことだが、寒いのでここでオーバー・パンツをはく。上衣は元々ウインター・ジャケットなので、これでちょうどよくなった。



鎌北湖の先から権現堂林道にはいる。



狭い舗装林道で、奥武蔵グリーンラインの顔振峠の下に通じているが、昔は登山道だったと思う。この辺りは自転車でずいぶんと走っているのだ。



この林道をジョギングしている人がたくさんいた。先々週の裏高尾もそうだったが、山道を走る人がとてもふえた。少し前はひとりもいなかったのだから、たいへんな変わりようだ。はやっているのだろうか。



林道は顔振峠につづく奥武蔵グリーンラインに合流した。



顔振峠をすぎて傘杉峠にいたる。グリーンラインは五つの峠をこえてゆくルートだ。



傘杉峠に通行止めの看板があるが、先にすすんでみた。



杉木立の林道をゆく。狭い山道を走るのは、軽くて小回りのきくセローにぴったりだ。それでこんな道ばかりを1日走ることにしたのである。



林道にいる数は、ランナーが10とすると、ハイカーが5、サイクリストが2、車とバイクは1、だった。



やがて通行止めについた。飯森峠の手前だ。他の通行止め地点も同じだったが、無線をやっている人がいた。行き止まりはやりやすいようだ。



来た道を引き返し、途中からグリーンラインをはずれて、高山不動に立ち寄ってゆくことにする。尾根から急坂をくだってゆく。駐車場にセローをとめたが、お寺まで500メートルほどの距離があった。



参道の石段がきつい。よくぞこんな山の中にお堂をたてたものである。



高山不動は平安時代の創建で、本堂は江戸時代の再建だそうだ。



境内には大銀杏がたっている。



高山不動から急坂の舗装林道をくだってゆく。どこにでるのかと思ったら、吾野のグリーンラインの入口までもどってしまった。この道も昔は登山道だったと思う。

グリーンラインの最後の峠、刈場坂の先の定峰峠方向にゆきたいので、国道299号線でグリーンラインの通行止め区間を迂回してゆく。正丸駅で休憩すると、駅の食堂がある。カレーや山菜うどんがあるが、ここでは情緒がないのでパスした。



正丸駅から刈場坂峠にのぼってゆくと霧がふかくなった。刈場坂峠には茶屋があったがなくなっており、きれいな駐車場がひろがっていた。



大野峠につくとあしがくぼに下ってゆくルートは通行止めだった。



大野峠から定峰峠方向にすすみ白石峠についた。



上の画像も白石峠だ。右にゆくと天文台があるがこの日はゆかなかった。左の定峰峠にすすむ。



通行止めの看板がでていたが、問題なく定峰峠に到着した。ここには昔ながらの峠の茶屋がのこっている。ここで昼食をとることにした。



店内は昭和そのものである。



肉うどんの大盛りをえらんだ。普通は720円で大盛りは900円。天ぷらうどんも山菜うどんも肉うどんも値段はいっしょである。うどんは手打ちだ。豚肉は甘辛く煮てある。素朴な昔ながらの家庭的なうどんで、今となっては他ではなかなか味わえないなつかしのテイストだった。



定峰峠にはサンシュユがさいていた。定峰峠は秩父方向が通行止めだった。昨年DR650できたときもそうだったのだ。あの時は北の粥煮田峠に迂回したから今回もそうすることにする。DRはエンジンの調子を落としていて、現在ショップで修理中なのだ。



定峰峠をくだって粥煮田峠にのぼるとこちらも通行止めだった。



道路が陥没してしまっている。



下におりてみると大規模に崩壊しているから、復旧には時間がかかりそうだった。



来た道をもどり、北の別ルートで秩父高原牧場にむかうことにする。



粥煮田峠よりもずっと広い道をのぼると牧場についた。



ふだんは動物と触れ合えるようだが、コロナのために休止中だった。



牧場をぬけて二本木峠を通過する。



波久礼に下ってゆくと名水100選の日本水があった。やまとみず、と読むようだ。この水を汲ませてもらって帰宅した。
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