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2020猪苗代湖一周サイクリング1

2020年07月12日 10時40分55秒 | サイクリング


数年前から走ってみたいと思っていた、福島県の猪苗代湖一周サイクリングにゆくことにした。



6月の金曜日に車に自転車をつんで出発した。栃木県矢板市の道の駅で前泊しようと思っていたが通り過ぎてしまった。どこかに適当な車中泊ポイントがあるだろうと思ったが、なくて黒磯をすぎてしまう。車中泊専門のサイト『車中泊まとめ』を見て、一般道から東北道の那須高原SAに入ることのできる駐車場をみつけ、そこに泊まることにした。

SAに隣接する駐車場についたのは22時30分だった。セブンイレブンのサンドイッチとメンマで一杯である。



那須高原SAにアクセスできる駐車場の朝。



こんなところには誰もこないだろうと思っていたら、昨夜の23時すぎに神奈川ナンバーの親子連れがやってきた。駐車場から徒歩でSAに入ることができるここは、知る人ぞ知る穴場である。



SAでトイレをかりて7時に出発した。



白河から国道294号線で猪苗代湖にでて、上戸浜の駐車場に車をとめた。8時だった。



今日の相棒はランドナーである。猪苗代湖一周には3ヵ所の峠があるというので、ギヤ比の低いランドナーをえらんだのだ。



ギヤはフロントが48×30。チェーン・ホイールはTAシクロ・ツーリスト。ペダルはレオタード・プラットフォーム。



リヤのフリー・ホイールは14から24までとなっている。チェンジ・メカはユーレー・アルビーのセットだが、リヤ・ディレイラーの動きがよくない。元々トップに入りにくかったのだが、古くなってリターン・スプリングが弱くなり、トップに切り替わらなくなってしまった。したがってリヤはセカンド・ギヤで走ることになるのだ。この自転車を組んだ当初は42Bの太いタイヤを入れていたが、現在は35Bとなっている。



革サドルは藤田プロフェッショナル。経年劣化でボロボロである。



反時計まわりで湖を一周することにした。こうすると左手に猪苗代湖を見ながらゆくことができるからである。走りだすと弱い向かい風だがよい感じだ。ランドナーの感触をたしかめながらペダルをふむ。ここを自転車で走るのは、高校一年の夏休みの東北一周サイクリング以来だ。40年以上前のことである。あのときは猪苗代湖畔でキャンプをした。野営したのは志田浜か天神浜だったと思う。その天神浜につくとオート・キャンプ場があり、道路はダートでランドナーで走るのにふさわしい道だから、うれしくなってしまった。



天神浜の先はサイクリング・コースがあり、たくさんの人が車を乗り入れて鯉釣りをしていた。気温は20℃ほど。走りだしたときは寒かったが、身体が徐々にあたたまってちょうどよくなった。



野口英世記念館。野口英世の生家の上に、建物保護のために屋根をかけてある。高一のサイクリングのとき、猪苗代駅まで輪行してきた友人を駅までむかえにいって、合流した。じつは彼がくることは直前まで私に知らされていなかったのだ。だからそれを聞いて驚いた。旅の直前になって、いっしょに行きたいと同行者が言われて、一存で了承したが、私に言いにくかったのか。それとも報告するまでもないと思ったのか。今となっては謎である。私は知らされていなかったことに腹をたてて問いたださなかったし、その後何十年もたって、同行者の彼は音信不通になってしまったから。



野口英世記念館からしばらく国道49号線をゆく。当日は車が少なかったし、ドライバーのマナーがよくて走りやすかった。上の画像は国道から県道376号線に入っている場所である。



マリーナがあった。



県道376号線の湖畔道路は交通量はほとんどなかった。



中田浜をすぎるとひとつ目の峠の上りとなった。小峠だ。いきなり15パーセントの急坂があらわれる。ギヤをローに落として、立ちこぎをまじえながらじっくりとのぼってゆく。ここは足をつかずに上りきれそうだと思って走っていると、知人から電話がかかってきたので、自転車をとめて応答した。サイクリストは峠で休まずに登りきりたいものなので、足をついたのが残念だったが、大ベテランの私はそんなことには拘泥しないのである。



ひとつ目の小峠をこえた。ここはいきなり激坂だが距離は短い。



小峠をくだり崎川浜を通過すると前方に山が見えてきた。ふたつ目の峠だ。



山にぶつかって右にすすむと、鋭角に折り返すようにして入る峠道があらわれた。



林道赤崎小倉沢線だ。ここが猪苗代湖一周の最大の難所である。



ここも距離は短いのかと思ったらさにあらず。ダラダラとのぼりがつづく。しかも事前に得た情報によると、ピークがふたつあるとのこと。



厳しい坂もあり、ねばって上ってゆくが、ランドナーにしてよかったと思う。ギヤの高いロードではここは走れなかったと感じるからだ。ロードのいちばん軽いギヤは40×21で、ランドナーは30×24である。この差は大きい。



一部に平坦なところがあり、また上ってゆくと峠についた。たしかにピークがふたつあったと思い、休憩する。



下りとなるが、なんとピークはまだ先にあり、また上りとなってしまった。峠についたと思っていたのでショックが大きい。汗だくで足にきてしまってなんとか金山峠についた。合計で7・8キロ上りなのではなかろうか。ここはたまにツーリング中のバイクがくるくらいで車はいなかった。観光客も林道をさけて、国道294号線で迂回するのだと思う。

コメント (2)
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