高遠の町をでて道の駅南アルプスむら長谷にもどってゆく。
途中にある白山トンネルをでたところを左に折れると、林道長谷高遠線の入口についた。
林道看板と五郎山入口の案内がたっている。
林道にはいって2、4キロ舗装路をゆくとダートになった。
林道はフラットだが一部に深ジャリとヌタ場がある。いが栗がおちているので踏まないようによけていった。以前グループで林道ツーリングをした際に、栗のいがでパンクをした車輌があったからだ。
すすんでゆくとオフロード・バイクが猛スピードで対向してきた。カッ飛んでいる。それが4台つづくから危険だ。相手が車体をコントロールできているのか見極めてすれちがう。バイク同士だからよけられたが、こちらが車だったらぶつかったかもしれない。もらい事故はごめんだ。ここはレース場じゃないんだよ。
ダートを11、7キロ走ると丁字路にでた。女沢林道にぶつかったのだ。
逆方向から見る。
丁字路を左折して女沢林道を下ってゆく。
1、9キロで舗装路にでた。
女沢林道の出口をふりかえる。ここから国道152号線を南下し、中沢峠で県道49号線に右折して駒ヶ根むかう。途中で霧雨が降ってきたがすぐにやんでくれた。
駒ヶ根で県道18号線に左折して南下すると、すぐに左折ポイントにいたる。目印は農村交流広場と氷見山の看板だ。
県道を折れて1・2キロすすむと、林道陣馬形線の入口についたが看板がでている。
通りぬけができず、陣馬形キャンプ場にはゆけないとある。
陣馬形キャンプ場が目的地なので、別のルートでむかうことにした。
県道49号線をもどり県道210号線で折草峠にむかう。ここは狭い舗装林道だが交通量は多い。陣馬形山は人気があるのだ。
折草峠には陣馬形山・キャンプ場はキャンプはできないが見学は可と看板がでていた。
折草峠から3、1キロで陣馬形キャンプ場に到着した。この間はダートだと思っていたが舗装されていた。ここでマスクをしていない地元のお年寄りに話しかけられた。コロナのために人とは話さないようにしていたから、驚いてしまったが、二言、三言会話する。地元の方が嫌がるだろうと考えて、こちらからは口をきかないようにしていたが、気にしない方もいるのだ。
山頂が見えているので階段をあるいてゆく。
頂上にはすばらしい眺望がひろがっていた。北の駒ヶ根方向。
南の飯田方向。
西の飯島方向。
東の山塊。こちらから走ってきた。
陣馬形山の山頂は標高1445メートルあるから、冷えていて寒い。風景をながめていると、東海ナンバーのセロー氏がやってきたが、会釈だけをして会話はしなかった。後でセローを見てみると、林道を走った汚れがついているから、頬がゆるんでしまった。
陣馬形キャンプ場でオーバー・パンツとカッパの上衣をつけて西の飯島に下る。山をおりると気温は上昇した。
日暮れが早くなっているので山にいるのは16時までと決めていた。暮れてゆく道を茅野の公園にもどってゆく。公園に帰るとすっかり暗くなっていて、風呂に入るのは億劫だったのだが、身体が冷えていたので、塩壷の湯であたたまった。茅野市が運営する温泉施設で料金は600円だ。ビーナスラインの気温は9℃だった。
スーパーで豚肩ロースとイサキの刺身、マカロニサラダを買ってきた。
豚肉の味つけは焼肉のタレである。公園でそのまま車中泊したが、他に車はいなかった。バイクを車の陰におき、周囲から見えないようにして夜をすごす。ラジオをつけると英会話教室しか入らないから、それを聞きながらひとり宴会をした。