2019シーズン12日目のスキーにでかけた。今回いったのは新潟県の石打丸山スキー場である。
3月1日の金曜日の夜に出発し、関越道の土樽PAで車中泊をした。夜は焼き鳥などで一杯である。
土樽PAの朝。夜はあたたかく最低気温は0度を切るくらいだった。
7時には石打丸山スキー場の中央口に新設されたリゾートセンター前の駐車場についた。駐車料金は1000円だ。
リゾートセンターの内部。レンタル・ショップや更衣室、ロッカールームにトイレがある。
ゴールドウィンのショップもあった。
雪のゆるむ3月から、早朝の締まったバーンを楽しめるように、アーリーモーニングの営業が開始されていた。アーリーモーニング料金を払うと、通常は8時半からのところ、1時間早い7時半から滑れるのである。料金は普通の1日券が4900円で、アーリーモーニング付きは5900円と1000円増しだ。因みにシニアは60からである。
これまた新設されたゴンドラとチェアリフトが混在するサンライズエキスプレスでゲレンデにゆく。アーリーモーニングをすべる人は意外に少なくて、バーンはガラガラだった。
見事なシマシマに整備されたゲレンデ。
ゴンドラをおりたところにあるザイラーコース。魚沼の平野を見下ろす風景がすばらしい。
広い銀座ゲレンデを見上げる。雪質はカリカリのアイスバーン。でもほとんどスキーヤーのいないゲレンデをすべるのは気持ちがよかった。
マウンド状にうねっているホピヒラーコース。ここはジャンプするかと思った。アーリーモーニングで稼動しているのはサンライズエキスプレスとホピヒラーコースのリフトだけで、1時間のアーリーモーニングでゴンドラとリフトに7・8本はのった。
8時半からはハツカ石ゲレンデにいってみた。石打丸山は20年ぶりだが何度もきている。元々は父が通っていたところだし、若い頃に泊まりでスキーとなればここだったのだ。それでもハツカ石は滑ったことがなかった。ハツカ石も広いコースが何本もあるが、早くも雪がゆるんできてしまっていた。
上の画像の山頂コースに移動する。
標高が高くなるのでこちらの雪質はまだアイスバーンだ。
山頂の先はガーラスキー場に連絡している。
山頂コースでスピードをだそうと思い、直滑降から大回りで滑ってゆくと、板が雪にひっかかって派手に転倒してしまった。急斜面なのでとまらない。両足の板も飛んでしまい、スキー板とともにすべり落ちてしまったが、ダメージはなかった。
ゲレンデには居酒屋があった。居酒屋ケンちゃんだ。ここに入りたかった。
地ビール・レストランのケルン。20年前にはこんなに洒落た店はなかった。そのころによく利用した素朴な食堂は建て替えたのかなくなってしまっていた。
ジャンプ台などのある、ボーダーのためのスノーパーク。ほかにモンスターパイプもあった。
コースはほとんど覚えていないのだが、コブ斜面だけは印象にのこっていて、記憶をたよりに観光口にあるダイナミックコースに移動した。このコブ斜面をズルドンで何度もすべる。ここは空いていて4・5人のスキーヤーしかいなかった。
コブの肩から底へと板をずらしてすべるズルドンで、コブ斜面を直線的に一気におりられるようになった。
気温があがり雪はザラメ状になってきた。この雪質だとコブで板がとまり、まるで上手くなったかのように滑ることができる。
昼食はダイナミックコースの下にあるホテルエルム石打にあるレストラン楡を利用した。ここはコブ斜面の下なので空いていた。
ダイナミックコースを見ながら瓶ビール650円をのむ。やわらかいコブ斜面を何度もすべり、大汗をかいたのでビールが美味しい。
昼食はカツ丼1000円にした。
家庭的ななつかしい味のカツ丼だ。
午後もダイナミックコースからスタートするがさすがに疲れてしまった。
そこで他のゲレンデにいってクールダウンすることにする。中腹の食堂街。焼肉屋がある。
サンライズエキスプレスの降り口。場内は音楽がながれているが、スキー場としてはめずらしくジャズがかかっていた。
サンライズエキスプレスの降り口から下は雪が重くなりすべりづらくなった。思うようにターンできないほどだ。山頂は雪質はよいがコブだらけになってしまったから、初心者はきびしそうだった。
大丸山ゲレンデにはモーグルコースも整備されていた。
ここをズルドンですべってみると、なんとか真っ直ぐに滑走することができる。しかし板をずらしているだけでは格好がわるいので、もう一段上のすべりにしたいところだ。
14時すぎにまた楡で休憩する。瓶ビールともつ煮450円だ。コップもキンキンに冷えているのが嬉しい。
人参の多いもつ煮。
その後も日中の営業が終了する17時までコブ斜面をすべりつづけるが、15時をすぎると緩んでいた雪はアイスバーンになり、上手くなったと思っていたのが元にもどってしまった。コブをズルドンでフォールラインにむけて板をずらしておりるのではなく、なんとか弧をえがくようにしたいと努力したのだができなかった。コブ斜面を直線的に、とまらずに滑れるようになりたいと念願していたが、ズルドンでそれができるようになってみると、もっとターンの質をあげたいと思う。パラレルができるようになったときも同じように感じたのだっけ。パラレルができたらどんなによいかと思ったが、なんとか形になってくると、ショートターンができるようになりたいとか、ウェーデルンがしたいなんて思ったのだ。いきたいところにつくとさらに先の技術がみえる。スキーは奥が深いよね。
新幹線駅の越後湯沢駅を往復するシャトルバスがリゾートセンターの前にいた。スキー・スノボ・アプリのスノー・ウェイによるとリフト乗車52回、滑走48回、最高速76、5キロ(アーリーモーニングのホピヒラーコース)、消費カロリー1317キロカロリーと記録されている。
家路につく前に20年前に利用していた関上旅館をさがしてみたがみつからなかった。帰ってからしらべてみてもわからないから名前を変えたのか。それとも廃業してしまったのだろうか。とても親身で気持ちのよい宿だったのだか。
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