ハイエースのバッテリーが弱くなってきたので、冬を前に交換することにした。
ハイエースのガソリン車のバッテリーは助手席の下にある。まずルームランプがついていれば消す。
助手席の下のマットをめくるとフックがある。これを開ける。
センター・コンソールの下にもフックがあるから、これも開ける。
2か所のフックを開けると助手席が上にあげられるようになる。
上にあげた助手席を固定するプラスチックの細長い定規のようなパーツがあり、これを突起につけて助手席を固定するのだ。
エンジン・ルームを見るとバッテリーが見える。バッテリーを外すのに必要なのは三つのボルトをゆるめるだけだ。まず①マイナスのターミナルをゆるめて外し、つづいて②プラスをはずす。最後に③バッテリーを固定しているボルトの順である。この③のバッテリーを固定しているパーツは、下に伸びてバッテリーよりも下にひっかけてある。その場所を確認できればしておくのがよいだろう。
作業は10ミリのレンチ1本でできる。
バッテリーを固定している③のパーツは奥も下も引っかけてあるだけである。それを外せばバッテリーは引き出せる。しかしバッテリーはものすごく重かった。私のハイエースのバッテリーには紐がかけてあったのでやりやすかったが、何もなかったらかなり手こずったと思う。
バッテリーをはずした状態。電気が切れるとラジオや時計などがリセットされてしまう。コンピューター関係もだ。
今回購入したバッテリー。日立化成製。1年または2万キロ保障。2年もしくは4万キロ保障の製品もあるがこれで十分だと判断した。オートバックスで11878円(税込み)である。日立化成製は元の古河製よりも軽かったが、紐は再利用した。これは便利だ。
新しいバッテリーをセットする。固定する順は外すときと逆だ。まず①バッテリーを固定する。奥も下も引っかけるだけだが、下の位置がわかりづらい。さぐっても引っかかり所がわからずに、2度もバッテリーをはずして中を確認したほどだ。バッテリーをのせたり外したり、狭いエンジン・ルームをのぞき込んだりで汗だくになってしまった。
バッテリーをつなぐのは外すときと逆になる。ターミナルは②プラスからだ。そして③マイナス。外すときはマイナスからプラス。取り付けはプラスからマイナスである。
これで取り付けは完了した。この時点でイモビライザーが作動し、インパネではそのランプが点滅しているはずだ。
助手席をおろしてフック2ヶ所を固定して作業は終了である。しかし、エンジンをかけると調子が悪くなっている。アイドリングしないのだ。これはコンピューターもリセットされてしまったためで、アクセルをふかしているとアイドリングをするようになる。しかし回転数はとても低くてエンジンが止まりそうだ。エアコンを入れるとアイドリングは上昇する。そしてしばらくアイドリングをしたり走ったりすると、コンピューターは学習して最適な制御にもどるのである。これを知らなかったので、オートバックスの人に不良品ではないのかと聞いてしまった。丁寧に対応してもらって解決、納得である。コンピューター制御の車のバッテリーを交換したのははじめてだ。
かかった時間は30分ほどで、オートバックスの駐車場で作業をした。
以下はバッテリーの価格。参考まで。保障期間は上のふたつは2年、4万キロだと思う。ハイエースのガソリン・エンジン車のバッテリーは55D23Rである。
GSユアサ 17979円 カー用品店
古河 15278円 ホームセンター
日立化成 11878円 オートバックス
バッテリーをネットで買って自分で交換する場合、廃バッテリーの処理をしなければならない。無料でバッテリーをひきとってくれるのは、イエローハットやオートバックスである。『バッテリーをひきとってくれるのはどこか』もどうぞ。
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