月刊「祭御宅(祭オタク)」

一番後を行くマツオタ月刊誌

341.何の写真? スマホの所在不明写真を調べていく(月刊「祭御宅」2021.5月10号

2021-05-18 19:32:17 | 民俗・信仰・文化-伝承・信仰-

●スマホの写真を整理しないと。。。。
 管理人が学生の頃は、36枚撮りの写るんですが1000円ほどするわ、現像にもお金がかかるわで、とる写真を厳選しなければなりませんでした。なので、比較的記憶にも残りやすく、整理が遅れても、どこの場所かをおもいだすことができました。

 現在はスマホの普及で、写真をパシャパシャ手軽に取れるようになりました。しかし、整理しなければ膨大な量でどこの何の写真かが分からなくなります。スマホにある時は地図と連動しているので何の写真かを調べる手がかりになるのですが、パソコンに保存したものだと地図情報が分かりません。(実は分かるのかもしれませんが、管理人は知りません)。

 こんな時代の中で管理人にもワケワカメな3年ほど前の真が出てきました。それが下の二枚です。


↑奉納された古代米と狛犬が写っています。馬の銅像が右後ろに。


↑こちらは奉納されたゴボウ。右側に破魔矢が写っているのでどこかの神社であることが分かります。

●日付から調べる

 まずは、多くの人がするであろう、日付から調べるという行為をしました。幸いパソコンに移動しても撮影日の情報は残っていて、プロパティで調べると、2018年1月4日でした。

「そういえば、この二枚の写真のすぐ前は神戸市須磨区妙法寺の鬼追いの写真だった。」
こんなことを考えて、早合点、妙法寺の近くの神社に違いないと、「神戸市、須磨区、妙法寺」でグーグルマップで検索しました。出てきたのは八幡神社、五社神社ですが、上の写真に近いものは出てきませんでした。。

・あれ、妙法寺の鬼追いは1月3日

 よくよく見ると妙法寺の鬼追いは1月3日でした。ということは、1月4日に撮ったこの写真は別の物。。。。この記事をかきはじめたときの計画では、妙法寺付近の〇〇神社という結論を期待したのですが違いました。
 ということで写真からもう一度考えてみることに。
 ごぼうと赤米を奉納しています。「ゴボウ、米、正月、奉納、神戸」で調べてみました。しかしよくよく考えると、1月3日は神戸市の妙法寺に行ったのですが、次の日は神戸に行ったのかどうかもわかりません。期待したような答えは出ませんでした。

●奉納者の地名

 ゴボウと古代米を奉納された方の住んでいる地域が書いてありました。「南僧尾」、「中山」ググったら出ると思いますが、これは神戸市北区淡河の地名です。おそらく、淡河八幡神社の氏子だとおもい検索すると、同じ馬の銅像がうつった写真がヒットしました。二枚の写真は淡河八幡神社の正月(2018年1月4日)の様子だということがわかりました。


編集後記の代わりに

-間違いからの思わぬ発見-

 間違えて妙法寺付近のことを調べたけど、期待した答えは出ませんでした。だからしっかり、写真の整理をしましょうよと言いたかったのですが、実は、調べる中で面白いものをみつけてしまいました。近いうちにこれらのことを書いてみたいと思います。

「無駄骨をおることになるから整理しましょう」というのは、半分あっています。

 が、思わぬ発見に出くわすのは、このような間違いからであることが多いのも経験上分かってきました。


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