第44回「審判の日」はこちら。
もう残り少ないんだよねこの大河。承久の乱まで行き着くんですか。それしか正確には知らなかったんですけど。っていうか北条義時ってどう結論づけられるんですか。
鶴岡八幡宮(これでつるがおかはちまんぐう、とみんなが読めるぐらいメジャー)における、源氏一族の殺し合い。
階段が舞台なのは、映画史に残る傑作「戦艦ポチョムキン」における、オデッサの虐殺を意識してのことだろう。鎌倉がジェノサイド(虐殺)の場であることは、この事件が背景にあったのか。
その源氏の、誰をチョイスするかで北条義時(小栗旬)と三浦義村(山本耕史)の相克が。
公暁(寛一郎)を後押ししていたのではないかと詰め寄る義時に、もしそうなら俺が公暁の首をとっていると豪語する三浦。だけど先週において、彼が嘘をついていることがその仕草でバレバレ。わたしは、こういう嘘のつきあいこそがこの大河の魅力なので大好き。
こういう約束事こそ有能な脚本家しかできないお話。ま、あの仕草がなくても三浦が嘘をついているのはバレバレでしたが。
妻(菊地凛子)に粉をかけている(死語)源仲章(生田斗真)が、義時の身代わりに殺されるなどが史実なのかはおおいに疑問。でもドラマとしては最高。そうか、あんた寒かったか。話も長かったもんな。
あのトウ暗殺者(山本千尋)が殺人ではなく、人を救うあたりもうまい、いい回だったなあ。
実は昨日、屋外で人が現実に死にゆくことを見ていたので(現場検証とかでえらく時間をとられた。明日がお通夜)、暗殺の回に沈むよりも、これだけの娯楽を提供してくれた三谷幸喜に感謝。たまんなかったっす。
今日も、急に倒れたあいつの顔が油断すると出てくる。人間って、簡単に死ぬんですよ。さっきまであんなに元気だったのに。
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