第39回「とだえぬ絆」はこちら。
毎回毎回、胃が痛くなるような……これは大河ではなくて日本プロ野球のクライマックスシリーズのこと。ここまで打てないか巨人。そしてまもなく最終戦が始まる。あ、始まった。大河のほうを急いでアップしなければ。
昨日のオンエアもBSで。総合の真裏では試合が終盤だろうしなあ……正解。8時45分にはもう終わってました。しかしCSでこうなんだよ。来週はこれに開票速報と日本シリーズがからんでくるのだ。忙しいことです。放送時間の変更には気をつけないと。
さて大河。イケメンである一条天皇が崩御。占いでそれを予測していた藤原道長は、要所要所に自分の子を配置して体制を盤石のものにしようと……主人公がダークサイドに落ちていくのは近年の大河のルーティンになっている。
北条義時、徳川家康、そして藤原道長。いずれも、だからこそ魅力的だ。
道長を演じている柄本佑の主演映画を観ました。「火口のふたり」。ヒロインはこの大河で道長の二番目の妻(だっけか)の明子役の瀧内公美。このふたりが何かに追いまくられるようにセックスばかりしている作品なのだけど、これがすばらしかった。もちろん成人映画で、瀧内公美のヘアも出しまくり。しかし濃厚なセックスシーンのあとの、ことが終わった微妙な雰囲気とかがとても普通なの。
これは、脚本家である荒井晴彦の演出の丁寧さもあるだろうが、主役のふたりの圧倒的な演技力がそうさせているんだと思う。
にしても荒井が「仁義なき戦い」などの脚本家、笠原和夫にインタビューした「昭和の劇」において、「Wの悲劇」における薬師丸ひろ子の処女喪失の場面で、澤井信一郎監督に異議申し立てをかましたくだり(「そんなとき、がに股で歩く女なんていませんよ」)には笑ったなあ。今回は自分の思うとおりの描写ができたんだろうな。監督業に進出して正解かも。
第41回「揺らぎ」につづく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます