お寺のオバサンのひとりごと

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16日晨朝

2010年01月20日 | 行事・案内
 晨朝とは、「じんじょう」と読みます。
 朝、一番の勤行(おつとめ)のことです。

 本山(西本願寺)では、毎日、朝6時から晨朝のおつとめがあります。

 1月16日は、ちょうど、親鸞聖人の祥月命日。

 未明の寒さの中、本願寺へ。

 当日の晨朝では、まず、阿弥陀堂で、「仏説阿弥陀経」の漢音読み(普段、聞きなれた呉音の読み方とは、かなり違って聞こえます)のおつとめ。

 引き続き、御影堂にゾロゾロ移動して(阿弥陀堂と御影堂は渡り廊下でつながっています)

 御影堂では、「正信偈」の真譜のおつとめ。導師は、ご門主さま。

 浄土真宗の一門にとっては、一番ポピュラーな「正信偈」(しょうしんげ:親鸞聖人が書かれた阿弥陀仏を讃える詩)ですが

 この「正信偈」の唱え方も 真、行、草 のあげ方があります。

 普段、私たちが一番聞き慣れているのは、草譜 です。

 本山で、1月16日の親鸞聖人の祥月命日のこの朝のみ、「真譜」でおつとめされるのだそうです。

 実は、私、「真譜」を知りませんでしたので、これまた、興味津津。
ま、行譜だって、中仏(中央仏教学院:浄土真宗の専門学校)通信教育のテストの時に、覚えたくらいですから・・・

 前日、本願寺内のブックセンターに、この「正信偈・真譜」の聖典が販売されているのを目にしたのですが、定価1、050円。
 僧侶の自覚・心得もなく、その上、ケチな私、
「高っ 帰っても、末寺では使わないし、買わなくてもいいや」と思い・・・
 当朝、前にお座りの御婦人が、ちゃんと、真譜の聖典をお持ちだったので、それを後ろから盗み見して、おつとめさせていただきました。

 初めて、聞いた「正信偈」真譜  
 念仏 の声が、大きなお堂に響き渡っておりました。
コメント
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