お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

緩和ケアにおける患者と家族のケア その2

2012年10月24日 | 雑感
 県立病院緩和ケア病棟では

 治療はありません。(もう充分、頑張って治療を受けてこられた方ばかりなので)
 ただ、苦痛症状(身心の)緩和のため、多職種がチームを組んで、ケアに努められます。
 インフォームドコンセントで、患者自身が、自分らしく、どう生きて、どう死を迎えたいか、自分で決めることができます。

 1人ひとり患者の日常生活を大切にし、原則として面会制限はせず、24時間いつでも家族が付き添うことができ、外出・外泊は自由だそうです。

 家族が炊事・洗濯できる共同で使用できる設備もあります。

 月、水、金は、ボランティア(その中には「佐賀ビハーラの会」も含む)各団体、個人が入り、お茶会、演奏会(ピアノもあります)・・・などなど、開催されています。

 図書室もあります。もちろん、家族も利用できます。

 退院も自由で、その場合の継続ケア(訪問看護)のスタッフ会議、引き継ぎもあります。

 また、患者さんが亡くなられた後、遺族のケアにも計画的に取り組まれ、年1回、遺族の会(故人を偲ぶ会)が開催されているそうです。

 
 緩和ケア病棟でのボランティアの意義として

 患者さんに病院の安心感と家にいるようなやすらぎをもっていただくために

 閉鎖的になりがちな病棟に、季節感や日常を持ち込み、社会とのつながりを感じていただくことを明記しておられ、

 ボランティアの存在が大きいことをお話くださいました。
 
コメント
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