お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

仏さまの教え

2014年08月12日 | 仏教
 土曜日頃から墓参り客が増え、昨日から、たくさんの方々が、汗だくでお墓参りに来られています。
やはり、日が照ると、気温がぐっと上がりますね。
それでも、例年(猛暑つづきのこの数年)より、今年のお盆は、幾分涼しいような気もします。(と言う私は留守番なので、涼しい顔できますが、黒い衣を着て、熱を吸収しつつ、お参りに回っている住職は暑いでしょうね~)

 例年通り、14日、15日は、午前10時~と、午後1時半~と、法専寺盂蘭盆会です。
どうぞ、ご家族、ご親族おそろいで、お参りください

 さて、天岸浄園先生の言葉です。(2012年「お盆」の冊子より)

 一般的に、教えや言葉を聞くとは、相手の言うことを自分の理性や知性によって判断し、納得することです。そのことが納得できたら是認し、納得できないことは否定します。ただし、これは人間対人間の関係であります。仏さまと人間に場合はどうでしょうか。
 仏さまの教えられる言葉は、人間の理性や知性、常識の限界を知らせる言葉です。ですから、常識の領域を超えた不可思議な言葉というべきなのです。
       (略)
 人間の知性を超えた言葉は、ただ言葉のままに受けいれるよりほかに聞くことができる方法はありません。


 そうです。私が頭で考えることが、人のためによかれと思うことも含めて、いかに自分中心であるかに気づかされるのが、仏さまの教えです。
 私が私の頭で理解し、「よっしゃ~、わかった」なんて、納得することは、所詮、私の思い込みでしかないのでありましょう。
 仏さまの大いなる智慧と慈悲の前には、ただただ、頭が下がるのみです。
 

 単なる墓参り、先祖供養の(自分の先祖だけを大切に思う)「お盆」ではなく
 あらためて、私の問題・人間の理性や知性の危うさに気づかされる「お盆」でありたいと思います。
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