お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

2014年08月26日 | 仏教
 「法」

  世間で使う「法」、例えば、法律や、法則など・・・は、
 決まり事、守らなければならないこと という意味で使われるので

「仏法」と聞くと、仏教の掟・仏教で守るべき戒律 をイメージされる方もおられるかもしれませんが、

 仏教で言う「」とは、
インド語の「ダルマ」=真実 を意味します。

 世間で使う「真実」は、ちょっと、主観的な濁りがありそうな「真実」ですが、

 仏法の「法」は、一切の主観が混じらない
「いつでも どこでも 決して変わることのない真実を 法 というのである」(「字問字答」本願寺出版社より)

 「仏法」とは、仏教界の価値観だけで通じる「真実」でなく、

 諸行無常(全てのものは、常ならん、移ろう)
 諸法無我(全てのものに、実体はない、我も今、たまたま いろんな縁により成り立ったもの)
 涅槃寂静(真実を覚り、安らぎを得る)

 ( )内は、私の勝手な注釈です。

 世界中、いや、宇宙のどこでも、いつの時代でも、変わらない真実、真如を、「法」とか「仏法」と言います。

 「真実」の生き方 から、ずっと、ずっと ほど遠い 私 だからこそ、
人生において、拠り所と させていただくのが、
「法」・「仏法」であります。


 

コメント
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