今日の保津川は朝からさわやかに晴れわたり、いい天気でした。
川の水位も昨日同様の最高水量です。
2時半に出航したはっちんの船はうねりの激しい激流を
豪快な水しぶきを上げ、嵐山まで下って行きました。
川下りも中盤に差し掛かった時です。前面に山に茂っている木々が
突然激しく揺れ出したのです。船が近づくと、その木々の揺れは
さらに激しさを増します。その揺れる木々の中になにやら動く物体の影が!
そうです。この物体こそ、保津川のアイドル‘野ザル’さんです。
この野ザルさん、シーズン中もちょこちょこ川岸に姿を現しますが、
特に冬になると姿を見せることが多くなるようです。
冬なると山中に餌となる木の実がなくなるので、川岸に生えている
木の皮を剥いて食料にしていることがその理由と考えられます。
これら保津川に姿を現す野サルの種類はニホンザルです。
元々は京都と亀岡の境界に位置する「かもめ谷」という
深い谷間に生息していたらしいのですが、森林伐採や
山林火災また近隣の大規模住宅開発などで故郷を追われ
今は嵐山の国有林と京都市有林の約70haを
テリトリーにして生息しているそうです。
ニホンザルは群れをつくって生活していることで
よく知られているとおり、川岸に降りてくるサル達も
必ず大群でやって来ることが多いです。
群れをなすサル達が、木々にぶら下がり激しく揺すりながら
皮を剥き食べるさまは、荒らしい野生の姿そのもの。
でも、日頃から川下りの船が通っていることからか
妙に人懐こく、逃げたりはしません。
逆にお客さんに餌の催促をするような
眼差しを向けてくるサルもいるのです。
この様に木の皮を食料とするのは新芽がでる春まで続き、
その頃には、川岸の木々の枝はすっかり、
皮を剥ぎ取られ綺麗な肌色をした
寒々しい姿にされてしまうのです。
保津川渓谷は四季折々の美しい姿で有名ですが、
綺麗な花々に彩られ、見る人の目を楽しませ、
心を和ませている山々が、冬になると野生の動物の
貴重な食料となり命を支えているいう、自然界での
もう一つの側面をのぞかせてくれているのです。
冬の保津川もそう考えると、地味ながら趣き深い発見があり
自然の情緒を感じさせるものだな、と思った次第です。
*いつもデジカメを持ち、シャッターチャンスを逃さぬよう
準備しているのだが、サルを撮ることに失敗!残念でした。
今度出てきた時は必ず撮ってやる!
川の水位も昨日同様の最高水量です。
2時半に出航したはっちんの船はうねりの激しい激流を
豪快な水しぶきを上げ、嵐山まで下って行きました。
川下りも中盤に差し掛かった時です。前面に山に茂っている木々が
突然激しく揺れ出したのです。船が近づくと、その木々の揺れは
さらに激しさを増します。その揺れる木々の中になにやら動く物体の影が!
そうです。この物体こそ、保津川のアイドル‘野ザル’さんです。
この野ザルさん、シーズン中もちょこちょこ川岸に姿を現しますが、
特に冬になると姿を見せることが多くなるようです。
冬なると山中に餌となる木の実がなくなるので、川岸に生えている
木の皮を剥いて食料にしていることがその理由と考えられます。
これら保津川に姿を現す野サルの種類はニホンザルです。
元々は京都と亀岡の境界に位置する「かもめ谷」という
深い谷間に生息していたらしいのですが、森林伐採や
山林火災また近隣の大規模住宅開発などで故郷を追われ
今は嵐山の国有林と京都市有林の約70haを
テリトリーにして生息しているそうです。
ニホンザルは群れをつくって生活していることで
よく知られているとおり、川岸に降りてくるサル達も
必ず大群でやって来ることが多いです。
群れをなすサル達が、木々にぶら下がり激しく揺すりながら
皮を剥き食べるさまは、荒らしい野生の姿そのもの。
でも、日頃から川下りの船が通っていることからか
妙に人懐こく、逃げたりはしません。
逆にお客さんに餌の催促をするような
眼差しを向けてくるサルもいるのです。
この様に木の皮を食料とするのは新芽がでる春まで続き、
その頃には、川岸の木々の枝はすっかり、
皮を剥ぎ取られ綺麗な肌色をした
寒々しい姿にされてしまうのです。
保津川渓谷は四季折々の美しい姿で有名ですが、
綺麗な花々に彩られ、見る人の目を楽しませ、
心を和ませている山々が、冬になると野生の動物の
貴重な食料となり命を支えているいう、自然界での
もう一つの側面をのぞかせてくれているのです。
冬の保津川もそう考えると、地味ながら趣き深い発見があり
自然の情緒を感じさせるものだな、と思った次第です。
*いつもデジカメを持ち、シャッターチャンスを逃さぬよう
準備しているのだが、サルを撮ることに失敗!残念でした。
今度出てきた時は必ず撮ってやる!