保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

22日の京都は祭りdayだ!

2005-10-22 00:28:00 | 京都情報
秋といえば、実り、収穫の秋と
いわれ五穀豊穣を神様に祈る
「祭り」が盛んになる季節。

先日も保津の火祭りが勇壮に行われた
ところですが、祭りの本場・京都でも
これからが「祭り」のシーズン到来です。

そのさきがけとして、今日22日には
京都・平安神宮の祭り「時代祭」と
左京区「鞍馬の火祭」が行われます。

時代祭は、春の葵祭、夏の祇園祭と並び
京都の三大祭のひとつに数えられ、
一大時代絵巻の行列が、秋の都大路を
雅やかに彩ります。

京都市民全てが氏子にあたる平安神宮で行われる
ことから、京都市民にはとても愛着のある祭りでも
あります。


はっちんの父上も平安講社の役員を長年務め、
時代祭にはかみしもの衣装を着け行列に参加してました。
また、身内の住む朱雀第二学区では小中学生が、
明治維新で活躍した勤王山国隊として笛を吹いて
先頭を行進していたのを羨ましく見ていた記憶があります。

はっちんと時代祭の詳しい話は昨年の10月23日付けの
ブログに乗せてあります。興味のある方はそちらを
どうぞ!




そして夜に行われます「鞍馬の火祭り」
今年はNHK大河ドラマ「義経」でも
舞台になったことから、例年以上の
盛り上がりが予想されます。

鞍馬の火祭りは、940(天慶3)年、世の中の平安を願って、
朱雀天皇が御所に祭っていた由岐明神を京の北方の鞍馬に
遷宮し、北の鎮めとしたことに始まります。
遷宮の際に松明、神道具などを携えた行列に、感激した鞍馬の
住民が由岐明神の霊験と儀式を後生に残そうと伝え、守ってきた
祭りなのです。
長さ3.5メートル、重さ70kgの手作りの松明(たいまつ)を
成人男性が1~3人で持ち「サイレヤ、サイリョウ」のかけ声と
共に鞍馬の集落を練り歩きます。

クライマックスは鞍馬寺山門に百数十本もの松明が集結し、
燃え盛る炎がひしめき、合図とともに注連が切られると、
大松明が石段に殺到して焼き捨てられていくのです。

一晩のうちに、総数300本以上のお松明を神事の間に
燃やし尽くしてしまうそうです。

鞍馬一帯の街道は狭く、駐車場がないので、
車で来ないようほうが無難です。


時代祭
京都御所 (12:00) 出発
烏丸丸太町 (12:25)
烏丸御池 (12:45)
河原町御池 (13:20)
京阪三条 (13:40)
三条神宮道 (14:10)
平安神宮 (14:30) 到着 です。


鞍馬の火祭り
祭り開始はPM6時ごろです。
PM8時頃、松明に点火します。
PM9時頃にもなると300本近い松明が
鞍馬寺山門前の石段に集合します。
祭りは神輿が御旅所に安置される
午前12時頃まで続きます。

交通は京阪「出町柳駅」から
叡山電車に乗り換え、「鞍馬駅」で下車。