保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

京芸大チームの映像企画が京都新聞に紹介。

2007-08-02 21:08:15 | 京都情報
今日8月2日付けの京都新聞・朝刊広域版に、
「天若湖アートプロジェクト2007」の一環として
ダム水没住民の証言を映像に記録する活動をされている
京都市立大学グループが紹介されました。

ダム建設で移転した元水没地域住民が今、
「ふるさとやダムにどんな思いを持っているのか?」
また「昔の生活ぶりはどんな様子だったのか?」を
京芸大の学生さんチームが実際に訪ねて取材し、
生の声をドキュメンタリー映像にまとめるという企画。

映像完成後は、日吉ダム下流域にある温泉複合施設
「スプリングスひよし」で10月28日に開かれるイベント
「ひよし水の杜フェスタ」で公開する予定です。
今年度の「天若湖アートプロジェクト2007」のトリを
務める映像イベント。完成が今から楽しみです。

京都新聞8月2日の記事

日吉で「いかだをつくろう!」19日イベント。

2007-08-02 00:33:29 | 京都情報
ダム湖に水没した集落の夜景を湖面上に再現するイベント
「天若湖アートプロジェクト2007」(同実行委員会主催)
~イベントツアー時空を超えた風景からのメッセージ~
が8月18(土)19日(日)の二日間、南丹市日吉町にある
日吉ダム周辺で開催されます。

今年は恒例の水没地域の灯り再現イベントに加え、
19日に「桂川筏復元イベント」も予定され、新聞社等
各マスコミも注目するなど地元の話題を集めそうな予感です。

今年、計画される「桂川・筏復元イベント」は
古より京の都造営に欠かすことのできなかった
筏という木材輸送の歴史から、流域の記憶を辿ろうと
いう主旨で行なわれるイベントで、私も企画立案の
段階から関わらせて頂いております。
アイデアとして提案させて貰ってから筏師さん探し、
森林組合さんやダム事務所さんとの交渉など、
ここまで実現化するまで本当に大変でしたが、
ダム事務所さんのご厚意で、ダム直下にある
インフォギャラリー入口前広場を会場に貸して
頂けることが決まり、筏作成後は同ギャラリー展示場
に展示もしていただけることになりました。

今から約1200年前より始められた桂川の筏も
鉄道や車の普及で川からその姿を消して約60年
の歳月が流れています。今では現役で筏師をされていた
方も、この度復元作業をお願いした亀岡市保津町在住の
酒井昭男さんとその他数名という現状にあり、
歴史と伝統ある桂川の筏制作技術の継承もこのままでは
途絶えてしまう危機にあります。

この現状を踏まえ、今回の筏復元イベントにより
筏の木材種類、制作に必要な道具、そして
筏本体の組み方までを筏師経験のある酒井さんに
復元して頂き、「学ぶ」という事に
視点を置き計画を立てました。

当日は私や遊船の森田さん、亀岡市文化資料館の黒川館長
桂川流域ネットワークのメンバーも作業員として参加し、
伝統の技術を学び、この腕に習得して後世へ伝える
継承者になるべく汗を流したいと思います。

日吉ダム周辺には天然温泉が楽しめるスプリングひよしや
BBQも出来るダム芝生広場など行楽施設も充実しているので、
当日はドライブや遊びがてら、日吉ダムにお越しくださると
嬉しく思います。

天若湖アートプロジェクトとは?