8月19日に行なわれる「桂川・筏復元イベント」を
一週間後に控え、その組み方の段取りや結び方など
を事前に学ぼうと、亀岡市文化資料館に元筏師酒井昭夫さん
を招き、京都新聞社の本田記者立会いのもと
予行制作が行なわれました。
我々「筏復元チーム」を名乗っていても、実は写真や文献資料
での知識しかなく、筏そのものを見たことありません。
まして丸太の並べ方や組み方、連結部位の繋ぎ方などは
一度も体験したことがないのです。
イベントぶっつけ本番!というものなんとも心許なく感じ、
今回、酒井さんに御無理をいってご教授願ったというわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/39/b8694bdd634bc04320085a7a9b8af83d.jpg)
練習用の材には杭を使用。
大きさなどは実際に使う杉丸太とは全く異なるものの、
「組み方等は同じ」という酒井さんの助言もあり
用意させてもらいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/21/611c3884e2822a9986676bb33094510c.jpg)
先ずは杭を8本並べた後、樫の木を横一線にあてがい「カン」
というカスガイの丸こい番の様な金具で打ち込みます。
途中、カンとカンの間を藤蔓で結び、一本一本をより強固なもの
につなぎ、先ず筏の先頭となる一連目を組み上げます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/02/dbc0ac459efc66c7a8ba2f39d69bb443.jpg)
同じ要領でつくられた2連目の筏を、先に一連目につなぐ作業
は、カンで締められた部位同士を、再び藤蔓で縦と斜め締めに
結び、衝撃にも強く、また複雑な動きにも柔軟に対応できる
連結部をつくるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/c6/05113a33dac561a4db15518b4a565c72.jpg)
そして最後に筏の舵となる「にじり棒」という丸太を平面状に
繋いだ丸太の間にかまして筏は完成となります。
「にじり棒」の詳しいつくり方は本番の楽しみとして
置いておきますが、筏つくりではこの「にじり棒」を
組むのが一番難しかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/8d/ceb58ca5ad437116ecda58af3c98debd.jpg)
一通り筏の予行制作が終了した後、組み方等を熱心に
取材していた本田記者が酒井さんにインタビューを開始。
「桂川の筏水運について」体験から話される
貴重な生の声が聴けた事でしょう。
1000年に渡り、京の都造営を縁の下で支えてきた
伝統ある「桂川の筏師」。60年前に桂川からその姿を
消してから今では筏師も酒井さんの他一名のみ。
筏水運の事、組み方はもちろん保津峡の流し方など
本当に経験された方は本当に少なくなられました。
今、この時に、筏師・酒井さんをお招きして
筏の復元イベントを開催する意義もそこにあります。
この予行制作の模様は近日中に
京都新聞に記載される予定です。
一週間後に控え、その組み方の段取りや結び方など
を事前に学ぼうと、亀岡市文化資料館に元筏師酒井昭夫さん
を招き、京都新聞社の本田記者立会いのもと
予行制作が行なわれました。
我々「筏復元チーム」を名乗っていても、実は写真や文献資料
での知識しかなく、筏そのものを見たことありません。
まして丸太の並べ方や組み方、連結部位の繋ぎ方などは
一度も体験したことがないのです。
イベントぶっつけ本番!というものなんとも心許なく感じ、
今回、酒井さんに御無理をいってご教授願ったというわけです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/39/b8694bdd634bc04320085a7a9b8af83d.jpg)
練習用の材には杭を使用。
大きさなどは実際に使う杉丸太とは全く異なるものの、
「組み方等は同じ」という酒井さんの助言もあり
用意させてもらいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/21/611c3884e2822a9986676bb33094510c.jpg)
先ずは杭を8本並べた後、樫の木を横一線にあてがい「カン」
というカスガイの丸こい番の様な金具で打ち込みます。
途中、カンとカンの間を藤蔓で結び、一本一本をより強固なもの
につなぎ、先ず筏の先頭となる一連目を組み上げます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/02/dbc0ac459efc66c7a8ba2f39d69bb443.jpg)
同じ要領でつくられた2連目の筏を、先に一連目につなぐ作業
は、カンで締められた部位同士を、再び藤蔓で縦と斜め締めに
結び、衝撃にも強く、また複雑な動きにも柔軟に対応できる
連結部をつくるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/c6/05113a33dac561a4db15518b4a565c72.jpg)
そして最後に筏の舵となる「にじり棒」という丸太を平面状に
繋いだ丸太の間にかまして筏は完成となります。
「にじり棒」の詳しいつくり方は本番の楽しみとして
置いておきますが、筏つくりではこの「にじり棒」を
組むのが一番難しかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/8d/ceb58ca5ad437116ecda58af3c98debd.jpg)
一通り筏の予行制作が終了した後、組み方等を熱心に
取材していた本田記者が酒井さんにインタビューを開始。
「桂川の筏水運について」体験から話される
貴重な生の声が聴けた事でしょう。
1000年に渡り、京の都造営を縁の下で支えてきた
伝統ある「桂川の筏師」。60年前に桂川からその姿を
消してから今では筏師も酒井さんの他一名のみ。
筏水運の事、組み方はもちろん保津峡の流し方など
本当に経験された方は本当に少なくなられました。
今、この時に、筏師・酒井さんをお招きして
筏の復元イベントを開催する意義もそこにあります。
この予行制作の模様は近日中に
京都新聞に記載される予定です。