保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川下り、今年の夏は?

2007-08-28 23:47:05 | 船頭
いよいよ夏休みも残すところあと僅か!

今年の夏は、私達保津川下りにとって最高の夏になりました。
連日猛暑で体力的にはかなりハードな夏でしたが、
逆に天候が安定した分、この調子で月末までいければ
来客数で約4万3千人を超え(子供を含む)
流船数約1800隻という8月では稀にみる好成績です。

お盆休みも週末休日を含むと最高で10日という長い
休暇となったことで、遊船への来客者が一日に集中する
様なことがなく、お盆休み期間をコンスタントに
お越し下さったことで、乗れず帰られる方を出さなかった
ことが、今回の好成績につながったものだと思います。

途中、向かい風の強い日が3日連続も続いたり、40度近い
猛暑にさらされての一日3連続操船など、いつ倒れてもおかしく
ない条件下のなか、最後まで頑張れきれた自分の体に今は
感謝したい気持ちでいっぱいです。

最高の夏が終わろうとしている昨今、思い出すのは去年の夏のこと。
400年という長い保津川下りの歴史でも過去最悪と呼べる夏でした。
時あたかも400周年の記念の年。私も委員長として関わった
年だっただけに忘れることが出来ません。

「いつ、船が再開できるのか?」メドも立たず不安な気持ちで
夏の終りを待ったあの日。
熱さが人一倍身にこたええた400年目の夏でした。

なにもかもが対照的な結果になった夏でしたが、
これも自然のなせるワザに負うところ大きいです。
自然と共生して生きる私達としては、なにより
無事に夏を終えられることを先ずは神に感謝したい!
そう素直に思える私であります。