保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

大雨後の‘緊急’川ゴミ掃除を実施!

2008-06-01 21:16:26 | 保津川エコ・グリーン委員会
先月末に入り雨がよく降った保津川。

雨の後の川といえば付き物となるのが川ゴミです!

水位が引いてきた今日、護岸のテトラポットに
引っ掛かった漂流ゴミが打ち上げられて、あまりにも
汚れが酷く、景観を損ねていたので、仕事が終わった
午後4時から川清掃を実施しました。

暑い気候の日曜日、殆どの船頭が2度も船を
下って疲れていたこと、また明日から雨の日が
続くことなどから、私が緊急に提案した川掃除に
反対意見もありましたが「今日やらねば、このゴミ
山を下流の嵐山に流してしまう」という思いで
委員長の権限として実施しました。

「ちょっと強引しすぎたかな?」とも思いましたが
梅雨期の川掃除というのは、掃除に適した条件を
待っていては、清掃する機会すら逃すのです。

「天候のいい日にやろう~水位が引いたらやろう~
明日やろう~明後日やろう~」などと機会を待っていては
絶対に出来ないのです。
「今といったら今!」即、掛からないとゴミを
取り逃がし、下流へ流してしまうことになるので
「一人でもやる!」との思いでした。

そんな私の呼びかけに4人が参加してくれました。

たった4人ですが、彼らの‘志’の高さに
熱く感動し、また心強く感じた次第です。

ゴミとの闘いは本当に厳しいものです!
半端に気持ちでは負けてしまいます。

私達、川で生きる者の現場では、川ごみ掃除は
クリーンイベントではありません!

即、生活にかかわる重要な問題なのです。

「自分の会社がピンチの時にどうしてのんびり
寝てられますか!」と今日のNHK「ルソンの壺」
で嵯峨野観光鉄道・トロッコ列車の長谷川一彦社長
が熱く語られたように、私達も熱い思いと高い志で
これからも果てしなく続く‘ごみ’との闘いに挑み
‘水の遺産・保津川’を守っていきたいと思っています。

土嚢袋26個分のごみを回収しました。

保津峡で滑落事故発生!

2008-06-01 13:08:56 | 船頭
今日の午前11時頃、保津峡の左岸・あさひの瀬と
呼ばれる場所で、渓谷ハイキングをされていた女性が
崖で足を踏み外される滑落事故が発生しました!

私の船が下った時には、第一発見者であるラフティングの
インストラクターが救助作業にかかられているところでした。

状況を聞くと「既に警察にも連絡した」とのこと。
その場は任せて通過しましたが、かなり重傷の様子
でしたので心配です。

渓谷のハイキングは、秘境チックな風景が楽しめると
いうことで近年、高齢者を中心に人気があるようですが
毎年、たくさんの滑落事故が発生しているのです。

渓谷を歩くということは、傾斜もきびしく
予想以上に危険をともないます。

安易な気持ちでの渓谷ハイキングは避けられた方
がいいと私は思います。

ルートに詳しいガイドを付けることや、現場の危険ポイントの
検索など十分、把握した上での入山をお願い致します。


押忍!男組〓斯道会はっちん〓