保津川遊船乗船場の桜の木の枝に謎の物体が引っ掛かった状態で
垂れ下がっているの発見!
近くに寄り、よく目を凝らして見て見るとそれは・・・蜂の塊です!
ニホンミツバチと呼ばれる種類の蜂たちが桜の枝にかたまっているのです。
数千匹はいるであろう働き蜂が密集し、直径10cm弱、長さ15cmほどの
反楕円の球状の塊が出来ています。これはミツバチの巣なのでしょうか?
ミツバチの生態に詳しい船頭仲間に聞いたところによると、これは巣ではなく、
「分蜂蜂球」と呼ばれるもので、新たな女王蜂が誕生した時に働き蜂が
作る擬似「巣」だそうです。
蜂は新たな女王蜂が誕生すると「巣分かれ(分蜂)」を起こし、その女王蜂が
働き蜂を引き連れ巣を出て、新たな巣を探す旅にでるそうです。
この際、働き蜂が新しい住まいが見つかるまでの間、文字どおり身体を
張って女王蜂を外敵から守りながら採蜜活動に飛び回る間に出来るものです
さすがにこのまま、この場に住まわす訳にもいかず、養蜂業を営む人に
来て貰い、捕獲することに。
高さ3m程の枝にある蜂球へ脚立を伸ばし、蜂球ごと巣箱に取り込もうという方法です。
顔を保護するマスクのみ、手は軍手だけ・・・これほどの軽装備で大丈夫なのか?
心配するギャラリーをよそに、慣れた手付きで蜂球へ直に手を伸ばし、指先と
手のひらで掛け込むようにして巣箱の中へ入れてしまいました。
お見事! でも働き蜂たちが回りを飛び回っている姿がご覧頂けますか?
擬似「巣」とはいえ、女王蜂を拉致られたのです!かなりパニックを
起しているのがわかります。
ミツバチでも、刺されれば患部が腫れ上がり大変なことになりますが、
どこにも刺された形跡は見当たりません。さすがですね~
しかし「蜂騒動はこれにて一件落着~」とはいかなかったのです!
蜜を集めに飛び回っていた働き蜂が帰ってきて、元の蜂球があった場所に
再び集まりだしたのです。
まだ女王蜂がいると思っているのか?それともパニックを起し集まっているのか?
再び蜂球を作り出したのです。
帯状だった塊は二つに分かれ、だんだんと元の球状を模ってきました。
再びビーハンターの登場です。先ほど捕獲用に使用した巣箱は開けるわけにいかないので、そこら辺にあったダンボール箱を利用し、再び捕獲が始まりました。
今度はシュロの皮をハケ変わりに使い、枝にへばり付いた蜂たちを次々と箱の中へ入れていかれました。
ハケで拭われた蜂たちが落ちていくのが写真からもわかります。
今回のようなミツバチの「分蜂蜂球」を目の当たりにしたのは初めての体験でしたが、
なんとも奇妙な現象に遭遇し、あらためて自然の凄さと不思議さを感じさせて貰った貴重な観察体験でした。
自然が残る保津川。やはりここは‘地上の楽園’なのかもしれませんね。
垂れ下がっているの発見!
近くに寄り、よく目を凝らして見て見るとそれは・・・蜂の塊です!
ニホンミツバチと呼ばれる種類の蜂たちが桜の枝にかたまっているのです。
数千匹はいるであろう働き蜂が密集し、直径10cm弱、長さ15cmほどの
反楕円の球状の塊が出来ています。これはミツバチの巣なのでしょうか?
ミツバチの生態に詳しい船頭仲間に聞いたところによると、これは巣ではなく、
「分蜂蜂球」と呼ばれるもので、新たな女王蜂が誕生した時に働き蜂が
作る擬似「巣」だそうです。
蜂は新たな女王蜂が誕生すると「巣分かれ(分蜂)」を起こし、その女王蜂が
働き蜂を引き連れ巣を出て、新たな巣を探す旅にでるそうです。
この際、働き蜂が新しい住まいが見つかるまでの間、文字どおり身体を
張って女王蜂を外敵から守りながら採蜜活動に飛び回る間に出来るものです
さすがにこのまま、この場に住まわす訳にもいかず、養蜂業を営む人に
来て貰い、捕獲することに。
高さ3m程の枝にある蜂球へ脚立を伸ばし、蜂球ごと巣箱に取り込もうという方法です。
顔を保護するマスクのみ、手は軍手だけ・・・これほどの軽装備で大丈夫なのか?
心配するギャラリーをよそに、慣れた手付きで蜂球へ直に手を伸ばし、指先と
手のひらで掛け込むようにして巣箱の中へ入れてしまいました。
お見事! でも働き蜂たちが回りを飛び回っている姿がご覧頂けますか?
擬似「巣」とはいえ、女王蜂を拉致られたのです!かなりパニックを
起しているのがわかります。
ミツバチでも、刺されれば患部が腫れ上がり大変なことになりますが、
どこにも刺された形跡は見当たりません。さすがですね~
しかし「蜂騒動はこれにて一件落着~」とはいかなかったのです!
蜜を集めに飛び回っていた働き蜂が帰ってきて、元の蜂球があった場所に
再び集まりだしたのです。
まだ女王蜂がいると思っているのか?それともパニックを起し集まっているのか?
再び蜂球を作り出したのです。
帯状だった塊は二つに分かれ、だんだんと元の球状を模ってきました。
再びビーハンターの登場です。先ほど捕獲用に使用した巣箱は開けるわけにいかないので、そこら辺にあったダンボール箱を利用し、再び捕獲が始まりました。
今度はシュロの皮をハケ変わりに使い、枝にへばり付いた蜂たちを次々と箱の中へ入れていかれました。
ハケで拭われた蜂たちが落ちていくのが写真からもわかります。
今回のようなミツバチの「分蜂蜂球」を目の当たりにしたのは初めての体験でしたが、
なんとも奇妙な現象に遭遇し、あらためて自然の凄さと不思議さを感じさせて貰った貴重な観察体験でした。
自然が残る保津川。やはりここは‘地上の楽園’なのかもしれませんね。