保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

今日のコウノトリさん 11日

2004-12-11 17:55:57 | 船頭
今日もコウノトリさんは保津大橋の橋塔上に登場しました。
颯爽と立つ姿はホントに優雅で気品が漂っています。

マスコミ報道によると、コウノトリは保津川だけでなく、
今年は日本各地に姿を見せているらしいです。

今までの棲家であった中国が、近年の目覚ましい工業化
のおかげで環境が悪化し住めなくなってきている
のではないか?と報道されていました。

今年、地球温暖化による異常気象に泣かされた私達に、
このコウノトリが環境問題を考えてもらう為、警告を促しに来たのでは
ないのか?と思うのは考えすぎでしょうか?

*写真は羽を広げて飛び立つところのコウノトリ!


本日の保津川下りは満員札止め?

2004-12-11 17:34:34 | 船頭
本日の保津川下りがな、な、なんと満員御礼の札止め状態に!
はっちんもフル回転で2回も下って来ました。

この時期は船頭の出勤者が少なくなるうえに、
冬使用の船の隻数も普段のオープン船の三分の一と少なめなのです。

紅葉は嵐山に残ってはいるものの、シーズン外の12月に
今日の様に盛況なのはあまり考えられないことです。
対応に苦慮しましたが、私達にとっては嬉しい悲鳴といったところでしょうか。

例年の12月といえば、シーズンオフの雰囲気が漂う
閑散とした乗船場になるのですが、今年は様子が違うように感じます。

大抵は冬に保津川下りが営業していることすらご存知でない方が
ほとんどなのに、今年はどんどん来られています。

このはっちんのHPから発信する情報が、冬の船の知名度アップに
大きく貢献しているのなら嬉しいのですが、どうでしょうか?

今日の2回目のお客さんは、会社の団体さんで貸切船を申し込まれました。
皆さん乗リ込まれると、すぐに酒類登場で宴会がスタート!
急流で傾きながらも大盛り上がり、少し残る紅葉を
堪能しながら景気のいい声が渓谷にこだましていました。

冬使用の船はビニールで囲ってあるお座敷船なので、
貸切って中で宴会しながら下るのも、この時期の楽しみの一つかも?
もちろん料理屋さんから弁当を注文し持ち込んでもOKです。
幹事さん、1度試されてはいかがでしょうか?

*貸切船は一隻17名までで、料金が78000円です。

*写真が冬季船です。屋根はビニール張り、窓はスライド付きです。

今日のコウノトリさん

2004-12-10 19:57:23 | 船頭
今、世界で約3000羽しか生存していないといわれる
絶滅危惧種のコウノトリさん!
秋から保津川に住みついておられます。

このブログでも何度か取り上げておりますが、
その度にアクセス数が一気に跳ね上がる(400~500vp)という
現象が起こることからも、コウノトリに関する
皆さんの関心度の高さが伺えます。

今日のコウノトリさんは、な、なんと!保津大橋の
橋塔のてっぺんに颯爽とご登場!

突然の登場に、ドライバーも車を止めて(少し危ない)見上げる
たり携帯のカメラで撮影するたりと大忙し、またお約束の写真愛好家の方々
も駆けつけて来られ、大橋の上は大フィーバーに!

船にお乗りになるお客さんも「初めて見たが、なんて美しい鳥なんだ」
「あんなに大きい鳥だったの?」など乗船場から見える、美しいコウノトリさんの
お姿に驚きつつも賑やかな歓声をあげておられました。

めったに見ることの出来ないコウノトリと紅葉を楽しめる
保津川下りはお値打ちで、ただいまオススメでございますね~

*写真は保津大橋の塔に颯爽と立つ、コウノトリさん。

今期初の冬季船。

2004-12-09 23:02:20 | 船頭
今日は、今期初の冬季船に乗り込み下って行きました。
川の水量はいまだに多く、船頭が四人も乗り込みなくては
ならない激流です。

屋根はビニール張りで、窓はスライド式のプラッチック製なので
暖かい船内になっていますが、水量が多いときは少し大変です。

急流での高波が船内を容赦なく襲うからです。

前面はビニールと板張りで閉じてはあるももの、
完全にシャットアウトすることは難しいのです。
水は僅かなすき間でも入って来るから、勢いよく高波を入れると
船内にまで届くことも考えられます。

本来、この冬の時期に高波が船を襲うほどの水量に
なることは珍しいことで、今年の雨の多さには驚くばかりです。

あまりまともに波を入れられないので、操縦も慎重にならざるおえません。
波を押さえて流す絶妙なコントロールが求められます。

今日のお客さんは全員が男というまったく色気のない
お客さんだったので「波が入るけどいいかな?」と
お聞きすると「どんどんやってくれ!」という
ご希望があったので、例外的に高波を入れてあげました。

波高い急流では「おお~!」と野太い低い声が保津川渓谷にこだまします。
(はっちんの希望としては「キャー!」という高く綺麗な声の方がいい!)
結果的には、嵐山までの間、かなりの激流がありましたが
それほど濡れられていなかったところを見ると、
はっちんの操縦は、まあ~合格ラインではなかったでしょうか?

この水量も後2~3日もすれば、常水に落ち着くことでしょう。

今週末は小春日和で天気もいいらしいので、
激しい船下りがお好きな人はここ2~3日が狙い目かも?

でも濡れるのが心配な方は後方に乗られることを
オススメします。

コウノトリさんは保津川がお気に入り?

2004-12-08 22:46:20 | 船頭
先日もこのブログに載せました‘コウノトリ’さん。
ことのほかこの保津川が気に入られたご様子で、
今も河原に住みつき、たびたび姿を見せてくれています。

12月に入りどういう訳か、保津川下り・乗船場前の
河原に姿を見せる日が多くなっています。

今までは乗船場から1.5キロほど下流の堤防裏に
住みついて、連日カメラ愛好家を楽しませていましたが、
飽きちゃったのか?この頃は上流に移りおとなしくしている様です。

この様に保津川の乗船場に移り、頻繁に姿を見せるようになったのは、
おそらくは先日の爆弾低気圧で増水した水位に関係があるのでしょう。
増えた川の水が引き出すと、河原に水が流れる箇所や多くの中洲が
出来き、その場所には餌となる小魚がたくさん流れ着いているのです。

どうやら‘コウノトリ’さんは朝のモーニングからランチ、ディーナーまで
食に事欠かない、この場所でお召し上がりになっているようですね。

でも「幸せを運ぶ鳥」のコウノトリさんが乗船場前に移り住まれたことは
なんとも縁起のいいことで、大歓迎です。

そのせいか、12月に入ったというのに、まだ渓谷や嵐山にも
美しい紅葉が残っており、客足はこの時期してはすこぶる順調です。

このまま保津川下りの乗船場前に住みついてくれれば、
もしかして「コウノトリを見て保津川を下るツアー」なるものが
企画されるかも?ん~期待してしまう~
その日まで、お願い、コウノトリさん何処に行かないで下さいね!

オープン船のおかたづけ。

2004-12-07 20:39:01 | 船頭
今日から保津川下りは冬季シーズンに突入、船も
ぽかぽか暖房船に様変わりし、初冬の保津川渓谷を下って行きました。

暖房船に変わったことで、今まで使っていたオープン船は
ドック入りとなり、一冬かけて修理を施し、来春の開幕に備えるのです。

今日はドック入りする船の道具&備品の‘おかたづけ’が、船頭達の手で行われました。

はっちんも年間通して船の守りをする役である‘作事’という部署の
本部役員をしていることから、今日の‘おかたづけ’に参加しました。

おかたづけの内容は、陸に上げたオープン船から櫂、舵などの操縦道具と
雨用屋根テントや座席椅子、救命具などの常備品を
全て船の中から取り出し、倉庫に収納するのです。

椅子などは船のサイズに合わせて作ってあるので、船の番号ごと
順番に並べます。また櫂や舵、テントなども全てパーツごとに揃えてから収納します。

約60隻以上あるオープン船から全ての道具を取り出し、
固めて運び出す作業は、細かくけっこう手間がかかります。
総勢20名の人員で当たりますが、ゆうに二日はかかる‘おかたづけ’です。

作業場は遊船正面の駐車場を使用。広い駐車場一杯に船と道具&備品を
並べて行う派手な‘おかたづけ’は、保津に冬の訪れを告げる風物詩でもあるのです。

この‘おかたづけ’のお仕事は明日も続けて行われ、完全収納を目指します。

爆弾低気圧ってなに?

2004-12-06 23:42:04 | 船頭
今日から保津川下りは、春から使用していたオープンシーズン船を
格納庫に終い、冬使用の冬季船がデビューする予定でしたが・・・

土曜日夜中に日本列島を通過した‘爆弾低気圧’なるもののおかげで、
川の水量が大幅にアップし、運航の中止を余儀なくされました。

12月という師走の日本を襲ったこの‘爆弾低気圧’って一体、
何者なのでしょう?こんな季節に台風並の豪雨と強風など
あまり経験がありませんが・・・

天気の専門家によるとこの‘爆弾低気圧’なるもの、いつも12月~2月にの
冬季に発生する台風崩れの低気圧で、大陸の寒気の発達により水蒸気が充分に
補給され、これにジェット気流の蛇行(1月は特に大きくなる)が来て
湿潤な暖気と混ざり合うとで発生、発達する低気圧のことらしいです。

しかし今年は最後ま異常気象に悩ませられた一年になりました。

過去最多の10回も列島に上陸した台風、新潟を襲った大地震、
春から秋まで亜熱帯気候を思わすような日差しと豪雨そして湿度。
どれも今までの環境では考えられない現象ばかりです。

保津川下りもその異常気象の影響をモロに受け、ここ10数年で
最低の業績を推移している矢先に、とどめの爆弾を食らいました。

組合の本部協議委員であった私はっちんは、春には四国の旅行業者の
営業回り、JR京都駅中央改札口での宣伝キャンペーンなど集客アップを
目指し努力してきましたが、度重なる川止め運休に祟られ業績を
上げることが出来なかった事は残念でなりません。

この異常な気象状態が多くの識者の訴える地球環境温暖化の変化の表れなら、
今年だけの問題ではなく、来年以降も続くと考えるのが妥当なのかも?
そうならことは仕事の問題だけに留まらず、人類の未来にかかわる
大きな問題となってくることでしょう。

真剣に考えなくてはいけない旬に来ているような気がしてならないはっちんです。






神戸カップで戦ってきました!

2004-12-05 22:08:32 | 空手・格闘技
本日は極真・神戸カップ2004空手道大会の決戦日!
はっちん道場のファイター達7名も出場しました。

7名とも精一杯頑張り、一回戦は勝ったものの、少し力及ばず
残念ながら全員が2回戦を突破することできませんでした。

さすがは日本トップレベルといわれる関西極真の少年部です。
大人顔負けのテクニックで、はっちん道場のファイター達を苦しめてくれました。

子供とはいえ、スプリングのきいた左右のふり打ち、タメを利かしたパワフルな
蹴りのコンビネーション、その回転の速さには目を見張るものがあります。

中学生くらいになると下手な大人では太刀打ちできない組手をする者も。

はっちん道場のファイター達もこれらの子に一歩も引かない攻防を
繰り広げましたが最後の決定打がなく、攻め切れませんでした。
レベル的にはそんなに見劣りするものはないとは思いますが、
勝ちへの執念が相手選手の方が少し勝っていたということでしょうか。

結果的には残念なものとなりましたが、この大会に向けて辛い稽古を
泣きながらでもやり遂げ、この舞台に立つ事ができたことは
君たちのこれからの人生にとって最高の財産となることでしょう。
そして明日の勝利に繋がるものと信じます。

選手を応援し支えてくださった保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。
精一杯がんばった選手達を褒めてあげて下さい。
空手の大会に挑戦することは大人が考える以上に勇気のいることです。
それを自らが選択し、最後までやり抜いた彼らは素晴らしい子供達です。
はっちんは彼らファイターを誇りに思います。

そしてファイター諸君にもお願いがあります。
君たちが大会に向けて頑張ってこれたのは、君たちだけの努力で出来たのでは
決してないということです。君たちが練習に打ち込める環境を用意してくださった
保護者(お父さん、お母さん、祖父母さん)の協力があってこそです。
このことを決して忘れないようにしてもらいたいのです。
今があるのが当たり前ではなく、周りの人達に支えられているという感謝の心を
忘れず持つ事こそ、武道の精神なのです。

私の尊敬する師匠、稀代の天才空手家・大山泰彦師範がいつも仰られていた
‘武から入り徳に至る道’
(武術を極める努力を続けることで、徳ある人格を形成すること)
それがはっちん道場が追い求める空手の精神ですから。

                                 押忍!




明日は神戸カップ2004大会、決戦だ!

2004-12-04 19:31:45 | 空手・格闘技
明日5日ははっちん道場のファイター達が出場する、
神戸カップ空手道大会2004の決戦日です。

はっちん道場からは中学生2人と少年部4人の計7人が出場します。
今年は仕事の都合で一般部に出場する選手はいませんが、
若いメンバーで大会の2ヶ月前からファイター練習を実施し、
猛特訓に励んできました。

まだ幼児のメンバーもおり、練習がきつくて泣いちゃう子もいましたが、
最後まで頑張り抜きました。
最終練習の終了時には、自分で決めたことを最後までやり抜いたという
自信も伺え、みんな頼もしく見えましたよ。

あとは明日の大会で、練習の成果をいかんなく発揮して
少しでも上位を目指してエキサイトしてほしいです。

この大会は極真会館(松井派)関西本部主催の空手大会で、
地上最強を自認する極真空手の世界大会を2連覇した空手家・
中村誠師範の道場が中心となり開かれるもので、
兵庫県立総合体育館(鳴尾浜)で行われます。

はっちん道場からは過去1度の優勝者と準優勝者を2人輩出しています。
今年ももちろん狙って行きます。

少年部は日本トップレベルを誇る水準で、かなり厳しい戦いになると思いまが、
練習の通りできれば絶対大丈夫!自信をもって堂々とした戦いぶりを見せてほしいです。
そして、大会を、試合を存分に楽しんで下さい。

明日は君達が輝く日です!
期待していますよ!押忍。

*大会に出場するファイター達と最終練習日に撮りました。
 みんな、目が燃えています!(ストロボの加減?)押忍!