散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

久しぶりの小樽へ(4)

2020年06月13日 20時47分41秒 | 飲み歩き・北海道内
まだ空が明るい。少し繁華街を散歩しながら行こう。

ぶらぶらしていると、実に渋い焼肉店を発見した。ここは機会があったら行ってみたいなあ。見知らぬ人が突然やってきたら、驚かれるのかな?



などと思いながら、いつもの店「A」へ。実は先ほどアーケード街でマスターに会っていたので、営業していることは分かっており、安心して訪れることができた。



一杯目はさっぱりとモスコミュールでスタート。通しはブルーベリーとチーズの盛り合わせを作ってもらった。





4~5月は休業していたとのことで、6月に入って久しぶりの営業なんだそうだ。今日は気温もちょうど良く(雨が降った後、かなり気温が下がったが)、入口を開け放しての営業である。店には換気扇が3か所あるので、空気の入れ替えは万全なのだそうだ。



2杯目はグレンリベット12年ソーダ割り(写真無し)を注文。

しかしながら、50年を超える店なので、マスターは正直な所、ここで閉めるということも考えたらしい。確かにいつお別れという事になっても、それはもうやむを得ないという気はする。マスターは「これで死ぬまで店をやっていたら、自分の時間も何もないことになる」と言っていたが、体が続く限り店をやるような気もするんだよなあ。どうなるか分からないのだが。

3杯目はマンハッタン。グレンリベット12年を使った重厚な味だ(スコッチだからロブロイか。ま、気にするな)。



4杯目はペロケ(ペルノー+ミントリキュール+ソーダ)を作ってもらったが、なぜか白濁せず、メロンソーダみたいな仕上がりになってしまった。ま、いろいろあるさ。



他のお客さんもボチボチ入り始めたところで、少し早めに勘定をしてもらう。今日はママの調子が悪くて、お休みだそうだ。これまた心配な話ではあるが、何をすることもできない。せめて元気よく挨拶をして、帰ることにしよう。



外に出るとまだ空が明るい。近くのバス停から高速バスに乗り、今日も何とか無事に帰宅した。とりあえず今回の小樽ツアー、夜は私が最も小樽で気にいっている2軒を無事訪問できたので、良かったと思う。

久しぶりの小樽へ(3)

2020年06月13日 18時01分31秒 | 飲み歩き・北海道内
小樽文学館からアーケード街に戻る間に雨が降ってきた。何とか本降りになる前にアーケードの下に入り、小樽駅前方面に移動する。最後に軽く雨に濡れつつ、駅前の長崎屋へ。ここでちょっとした買い物をする。

長崎屋の1階は年配の方が集う時間つぶしエリアとして有名だが、さすがにこのご時世とあって席の間引きがされており、集まる人も少ない。何とかちょっと腰を下ろすところを見つけて休憩。

16時半過ぎに雨が上がったので、再び繁華街へと戻る。途中で明治44年創業の澤の露本舗に立ち寄り、澤の露(飴)を購入。少しでもお金を使って行こう。



その後、小樽で金を使うならばと思っていた1軒目、居酒屋「O」へ。



少し明るめに「どうも~」と挨拶をしながら店に入る。時に地元の予約客で満席になってしまう人気店だが、さすがに今日はカウンター席が丸々空いていた。飲み物はレモンサワー、いつもの刺身盛り合わせでスタート。



刺身はマグロ、イカ、ゲソ、帆立、ホッキ、赤貝、甘エビ、平目と豪華な取り合わせである。これは後で頼む千歳鶴生酒に取っておいて、レモンサワーには笹竹の天ぷらを合わせよう。



最初に注文したら「今日は熊が出て入荷しなかったんだよ」と言われたが、「あ、ちょっとだけあります」と言われて出してもらったのだ。量はこれだけあれば十分だよ。早速食べてみると、何とも青々とした香がいい。そのまま食べても笹竹の味が十分楽しめるし、塩味も良し、そして天つゆにたっぷり浸して食べるのもまた良しだ。

日本酒をもらって刺身を食べてから、次はつぶ焼きを行ってみるか。



おお、立派なつぶ貝がやって来た。苦労しながらつぶの身を取り出す。鉄串が付いてきたのはありがたいが、貝が熱くて押さえるのに苦労したのだ。取り出したやつを丸ごと食べると、身から内臓まで全体的に上手いね。特に肝の所が美味しいやつが一個あったが、多少の個体差もあるんだろうな。



これで結構腹が一杯になって来て、締めはどうしようか。少しお金を多めに落とすかということで、お好み寿司のイカと平目を注文した。一人前は食べられないので、この位が良いんだな。



寿司を食べて勘定をしてもらう。今日は普段と少し違うものを注文し、大満足の仕上がりであった。私以外の客は3人組、2人組がそれぞれ一組づつということで、まだ大変な状況が続くのであろう。そんなに多くは来れないが、応援したい店なのである。

新春小樽(3)

2020年01月11日 21時29分41秒 | 飲み歩き・北海道内
小樽に来たら、もちろんこちらで締めて帰ることにする。いつものバー「A」へ行くと、先客は無し。カウンター席の真ん中辺りに座らせてもらう。1杯目はバックバーにあり、色が気になったグレンリベット12年。箱に「ダブルオーク」とあったので、スタンダード以外の種類かと思ったが、去年の末にボトルデザインを変更したようである。



いや、ちょっと騙されていたせいかも知れないが、ソーダで割ってもしっかりしたウイスキーの味がする。グレンリベットはやっぱり美味いね。なかなか気にいったので、2杯目はそのままグレンリベット12年を使ったマンハッタンにしてもらう。ベルモットも控えめにして、ウイスキーらしい味わいだ。



3杯目は今年のテーマ、コアントローを使ったXYZを飲む。さすがにスタンダード、隙の無い完成された味わいだ。



この後、リンゴを頂いて、バス時間調整でもう一杯グレンリベットソーダ割りを飲んだ。



少し早めにやって来たママにも新年のあいさつをして、バス停へ。



バスではちょっとウトウトしてしまったが、高速を降りる辺りで自然に目が覚め、焦ることなく予定の停留所で降りることができた。結構飲みすぎたので、早く帰って寝よう。

新春小樽(2)

2020年01月11日 18時35分11秒 | 飲み歩き・北海道内
小樽の1軒目はいつも同じみ、郷土料理の「O」へ。ここは地元の人が多く来る店なので、新年会などで混雑しているのではないかと思ったが、幸いにして席に座ることができた。但し、最終的にはほぼ満員の混雑になった。地元の人の新年初飲みという感じが多く、小樽の人びとの距離感の近さがうかがえる。札幌だと街が広いせいか、休みの日に寄り合いで新年会をやるって感覚が少ないと思うなあ。

まずは燗酒と刺身でスタート。刺身は赤貝、白身(平目か?)、カンパチ?、帆立、ホッキ、イカ、ゲソ、マグロ、海老という品ぞろえ。赤貝の味が非常にすっきりしていてよかった。海老は頭を取ろうとすると、胴体に頭の身も形を保ったままくっついてくる新鮮さであった。



続いてミックス酢の物。多少、刺身と同じものも入っているが、タコ(酢味噌かけ)、カニ(黄身酢かけ)と変化もあって美味い。



本日のおすすめからサロマ産牡蠣を使った牡蠣フライ。牡蠣を食べているのだろうかと思うくらい、スッキリした癖のない味。醤油、ソース、タルタルの3種味付で食べる。飲み物は店の名前が入ったラベルをつけた千歳鶴生酒。怖いくらいにスッと飲める日本酒だ。





最後は銀ダラかま焼き。味付けが全体にしっとりまわっており、焼いて程よくなった脂が美味しい。



冒頭に書いたように2階では宴会が、カウンター席でも近所のご老人が集まって慌ただしくなってきた。この辺で勘定をしてもらうことにしよう。締めの巻物を食べたかった気もするが、今日はここまでで腹がいっぱいだ。


小樽のゴールデンコース(2)

2019年09月14日 22時00分01秒 | 飲み歩き・北海道内
2軒目はもちろん小樽のバー「A」へ。1杯目はふっと目についたカルヴァドスのソーダ割りでスタート。甘味がほんのりあって、香りが良い。



2杯目は恒例のシャンゼリゼ。今日もマスターの調子は快調だ。

3杯目はロブロイ。マッカラン12年を使ったゴージャスなやつ。

調子に乗った4杯目は、マスターが奥から封を切っていないというブラックニッカブレンダーズスピリットを出してくれたので、ストレートで飲む。ブラックニッカのシリーズはいろいろ出ているが、これはひとしお美味い気がする。



更に調子に乗って、これでマンハッタンっぽいカクテルを作ってもらうことにした。ブレンデッドなので、パンチはそれほどなかったが、上質なウイスキーカクテルになった。

もう一人カウンターに座っていた白髪氏も札幌から来ているらしい。私が「そうですね、15年くらいは通っているかなあ」というと「先輩!」と言われてしまったが、年齢的にも私の方が年上の可能性もあるな。ちなみにこのバーに通いだして、もうすぐ19年が正解だった。

この後、高速バスで札幌に帰ったが、危うく降りるべきバス停を乗り過ごすところだった。そして酔った勢いでコンビニで買い物をしてから帰宅。どうやらすぐ寝たらしい。

小樽のゴールデンコース(1)

2019年09月14日 18時24分12秒 | 飲み歩き・北海道内
さて、小樽の夕方、今日は久しぶりに「O」に行くことにしよう。3連休初日ということで、予約営業で一杯ということも考えられたが、幸いなことに大丈夫であった。

いつものカウンター端の席に座り、ビールでスタート。これもいつもの刺身盛り合わせをお願いする。今日は海老、ホタテ、イカ、ゲソ、マグロ、赤貝、ホッキ、かんぱち、白身(平目なのか?)の盛り合わせ。ちょうど良く、これだけの種類を盛ってくれるのが嬉しい。



たまらず秋田の六州を注文。



次は今日のお勧めの中から、天然舞茸の天ぷら。香ばしく仕上がった天ぷらは塩で食べるのがお勧めなのだが、天つゆも美味い。そして舞茸の香りも濃厚である。



締めに食べるのは、丁寧にじっくり時間をかけて焼いてくれたなめたかれい。白身の美味さと皮のいい香りがマッチしているなあ。



途中、一人で来た観光客が寿司とザンギを頼んでいた。ここのザンギはげんこつザンギと書いてあり、名物らしい。3個と5個が選択できるのだが、隣の客の所に来たのを見ると、本当にこぶしサイズのモノが3個乗っていたので、とてもじゃないが私には食べきれない。1個から注文できるとありがたいのだが、それはさすがに我儘が過ぎるというものだ。

今日は結構食べたが、やはりこの店に間違いなし。さあ、次に行くか。

小旅行(6)

2019年07月13日 20時30分55秒 | 飲み歩き・北海道内
まだ明るさが残る中、小樽の小路に入る。



恒例のバー「A」である。



先客はおらず、マスターにご挨拶をしてから、1杯目はジンフィズだ。



通しはチーズになることが多いのだが、前の店で食べたので、頼んでこれを作ってもらった。



南部せんべい(角型)のバターサンドである。バターは通常の雪印製品で、薄めに切って挟むだけなのだが、これが何とも絶妙の味加減になるのである。レーズンバターをたまには食べたいけど、あれは飽きるよね、とかコッテリしすぎてるよね、と思う人にはお勧めである。



2杯目はシャンゼリゼ。ママが出勤してきたところで、ご挨拶。今日はあまり度を越さないようにしよう。



最後の3杯目はラガヴーリン16年。これをじっくりと飲み、バスの時間を待って店を出る。



おや、ついに雨が降ってきたようだ。この後は予定通りにバスに乗り、無事帰宅。記憶が若干曖昧だ。

小旅行(5)

2019年07月13日 18時28分45秒 | 飲み歩き・北海道内
さて、今日飲みに行こうと思った一軒目は、三連休のせいか20時まで予約のみの営業という表示があった。ちょっとがっかり来て、近くの酒屋さんの2階にある、気楽な飲み屋へ。チケットを購入し、まず1杯目はきりんざん・ぽたりぽたりを飲む。



通しはハム2種とひき肉入りオムレツ。なかなかいい。



2杯目は出羽鶴をラベル買い(カジキマグロか?)で選択。すっきりした味で、これは期待通りだった。



食べ物は鯖の煮付、チーズ盛り合わせを注文。鯖は味がしみており美味い。チーズもつまらないようにも思えるが、日本酒と意外と相性が良かった。そうだ、後はぴり辛ひめ鱈を一本頂いたんだった。





そして、危ない3杯目は二世古純米吟醸だ。少し硬質な味だが、これがチーズと合うように思える。

ということで、小さめのグラスながら酒を3杯。今日は大丈夫かな?



帯広詣で(5)

2019年06月15日 23時30分37秒 | 飲み歩き・北海道内
炉端焼きでいい気分になり、帯広駅へ。これで帰れば予定通りというところだったのだが、なんかとんでもないアナウンスがされており、こんな掲示板が出ていた。そう、帰りに乗る予定だったスーパーとかちが運休である。



どうやら発寒中央あたりの踏切事故が遠因となり、運休になったらしいが、札幌から発寒方面は特急も走っていないし、どうしてそうなるかね。何かに文句を言いたいような気持にもなったが、まさか帯広駅の駅員さんに当たるわけにも行くまい。尋ねて見ると後続のスーパーおおぞらには乗れるそうなので、指定席を変更してもらった。幸いなことに、全く混雑はしていないそうだ。

帰りが1時間ほど遅くなってしまったが、さてどうしよう。帯広のバーは19時開店の所が多く、今日のスーパーとかちに乗ることを考えると行けなかったのだが、これなら行けるではないか! ポジティブシンキングで早速バーに行くことにした。雨の降って来た駅前を繁華街に戻る。



私が帯広で行くバーは何軒かあるのだが、今日は久々の「ag」だな。



開店すぐであるため、先客は無し。カウンター席の中央付近に座り、今日はモスコミュールでスタートだ。強力なジンジャーエールで少しむせそうになる。





2杯目は「抹茶のリキュールとフルーツブランデーで」とバーテンダー氏を悩ませた結果、カルヴァドス+抹茶リキュール+オレンジジュース+何かのカクテルが登場。抹茶風味は仄かで、オレンジジュースでさっぱりした味のカクテルとなった。



最後は好きなウイスキーがあったので、レダイグ1998カスククーパーズチョイスを注文。これはガツンとインパクトがありつつも、しっかりした骨格のウイスキー。多少の加水でぐっと味が引き出されてくるように思われた。



さて、こんなところで良いのではなかろうか。帯広駅に戻り、お茶を買ってスーパーおおぞらに乗り込む。幸いなことにかなり空席があり、最初の1時間ほどは爆睡してしまった。



23時を過ぎて札幌着。その後、JRで琴似まで移動して、タクシーで帰宅。家に着くと23時半過ぎだ。さすがに疲れた。

帯広詣で(4)

2019年06月15日 18時27分53秒 | 飲み歩き・北海道内
土曜日は思ったより早く起きられずに7時起床。何となく薄寒い感じがする。朝食を食べ、新聞を読み、しばらくしたところで今回の主目的であるイベント会場へ。坂道を歩いて20分くらいかかるので、全く暑くない気温ながら、多少汗をかく。

イベントではあれやこれやと出し物を見て、昼食。昼食のメニューはジンギスカン、寿司(マグロ、サーモン、玉子)、焼き魚、つくね、タコ焼き、チョコバナナなど、いかにもイベントらしいものであった。

イベント終了後、ちょっと休憩の後、帯広市内へと戻る。時間つぶしに図書館に行ったものの、何だか知らないがやたらと眠い。やはりさっきのイベントで社交的に振る舞ってしまった報いだろうか。本を1冊読む間にも、寝てしまいそうになるほどなのだ。

なんとか17時頃になったので、図書館内にあった中谷有逸「碑(モーゼの門)」を撮影して、外に出る。



さすがに歩いていれば眠くないだろうと良い居酒屋がないかどうか探して歩く。すると、どこかの店の前で菊花石を発見。



そんなこんなでいいタイミングになったのだが、どうにも入るべき店が閃かない。結局、ずいぶん昔から何度も見かけている、函館「A」に入ることにした。店名に”函館”とついているので、場違い感が相当にあるが、店頭の感じが良かったのである。

店に入ると大きな炉端に円形に席が作られている(他にテーブル席、カウンター席あり)。先客は4名とまだ人は少ない。その一角に座り、焼酎ハイボールでスタート。通しは海老焼きが出てくる。これはいい感じだ。



ものによっては相当ボリュームがありそうなので、悩んだ結果、まずはなめたがれい(半分)を注文。焼魚のハーフサイズがあるのはありがたい。焼き台でしばし焼かれた魚が到着。おお、これは美味そうだ。



早速食べて見ると皮は香ばしくパリッとしており、中の白身は全く曇りが無い味だ。これは美味い魚をいい焼き方で仕上げたものだ。焼き台は炭火ではなくロースターなのだが、次から次へと注文をさばく大将のテクニックなのだろう。

よし、次は地元産の十勝マッシュバター焼きだ。こちらは大きな鉄皿にバターの香りと共にマッシュルームがやって来た。もうこれは間違いのない味だね。熱々のところを注意しながら食べると、きのこの旨みばんざいである。ここでブラックニッカハイボールを追加。



この辺で客がグッと増えてきて、炉端の周りはほぼ満席となった。隣のオジサンにならって升酒をもらい、十勝産SPF豚ロース焼きハーブソルティというのを注文(注文するときは、メニュー名が長すぎるので「豚ロース」でお願いした)。





思ったよりサイズが小さかったが、小食の私にはちょうど良いかも。割としっかり焼の豚ロースである。

そして最後に知床鳥の串をタレ味で注文。時間をかけて焼き上げ、仕上げに刷毛でタレを塗った鳥串がやってきた。



おお、これはいいね。焼鳥専門店ではない居酒屋であえて焼鳥を頼むということはあまり過去には無かったが、あちこち(静岡、琴似、そして帯広)で頼んでみて、「料理の美味い居酒屋の焼鳥は、もちろん同じく美味い」説が立証されつつあるような気がする。ぜひ皆さんも、せっかくメニューにあるのだから、普通の居酒屋でも焼鳥を頼んでみてはどうだろうか。

これで勘定をしてもらったが、なかなかリーズナブルで、また店の人の対応が大変良かった。炉端焼きが有名と言えば釧路だが、ときに予想をはるかに超える値段になると聞いたことがある・それならばこの店に来れば安心、明朗会計、そして食べ物も美味いこと間違いなしだ。



メニューが多すぎて、メニューの全貌を把握しきれなかったのだけが残念である。メニュー写真を撮ってきたので、気になるものを列挙する。金華鯖焼き、かんぱちかま焼き、うに焼おにぎり、ワイルドコロッケサンド、まいたけとツブのアヒージョ、長芋丸ごとみそ焼き、銀鱈みそ焼き、レタス豚巻焼などなど。またいつか、この店に来ることであろう。



それから今年の5月1日から店内禁煙。これもこの店に誘われた決め手の一つである。ありがとう!


帯広詣で(3)

2019年06月14日 23時00分03秒 | 飲み歩き・北海道内
さて、ギャラリー巡りを終わり、帯広での一杯は居酒屋「T」へ。何とも味のある看板と店構えがいい。

 

店内は手前にテーブル席、カウンター席もあるが、奥は大きな座敷になっており思った以上の広さである。まずはギルビージンライムを注文し、通しにこの店名物のポーチドエッグが出てきた。



割るとレモンクリーム色の黄身が見える。食べても美味い。「お通しお代わり」なるメニューがあったが、もう一つ食べたくなる人もいるのだろう。



今日はまずまず寒くないといっていい気温だったが、つぶ焼き、ゴボウ空揚げと温かい食べ物を注文。つぶ焼きはよくある火をつけてくるギミックがなかったが、ちゃんと熱々に仕上がっており、出汁の味も美味い。



ゴボウも良いけど、量が多かったかね。



続いて腹が減っていたのもあり、ナス焼、スペアリブを追加。ナスは量がたっぷりだが、重厚なメニューではないので嬉しいくらいだ。



スペアリブは周りのハニーマスタードをつけて食べて下さいということだったが、少し甘い味がピッタリ。やはり多少は肉が食べたくなるよね。



ここで、「本日の日本酒」(350円)を頼んだところ、東鶴純米きたしずくというのが本当に1合量でなみなみとやって来た。味はスッキリしていて十分以上に美味いので、まさしくサービスメニューだと思うが、日本酒の正1合ってなかなか多いよね。これは後で相当効いてきそうだ。



そして日本酒に合わせるのは刺身。マグロ、サーモン、タコ、カツオ、ホタテの5点盛り。なかなか厚みがあり、食べるのに一苦労した。



次の日本酒、大七純米生酛は半分量にしておいて…、うん、半分でいろいろ飲むのが良いかも。



この店、少々つまみにボリュームありすぎのような気もするが、酒はケチらず、なおかつほとんどの酒は半分量をほぼ半額で頼めるという嬉しい仕組みなのだ。また、店の人の対応も大変良く、気分良く飲める店であった。

今日はさっき飲んだ日本酒に恐れをなして、宿泊場所へ移動。その後、ウイスキーソーダ割りを少し飲んで、早めに就寝。

一日散歩2(5)小樽・終わり

2019年05月04日 20時50分04秒 | 飲み歩き・北海道内
締めは恒例のバー「A」へ。18時半頃うかがった所、先客がすでに3名いた。1杯目はジンフィズから。



いつもの通り、通しも出してもらう。今日は1軒目で腹一杯という訳ではないので、ちょうど良い量がありがたい。



マスターと雑談をしているうちに、1軒目のハイボールが濃かったことがじわじわ分かってくる。結構酔っぱらっていることに気が付いたのだ。今日は少し控えめだな、ということで、2杯目はラガヴーリン16年をストレートで飲む。



ウイスキーストレートが控えめなのか? と疑問に思われる向きがあるだろうが、強いカクテルよりアルコールの総量では少ないのである(ウイスキーシングル30ml、カクテル60mlで、ものによってはアルコール度数30度超)。

後から来たお客さんがジュークボックスで曲をかけたので、私もかけさせてもらおうかな。


→選曲「ルビーの指輪」「飛んでイスタンブール」。

締めはマッカラン12年をこちらもストレートで(写真が無いが、かなり酔っていたのだろう)。後は時間調整をして、最寄りのバス停から帰るだけである(一日散歩の旅なのに、また、最後をバスにしてしまった)。



それでは、また来ます!



おお、小樽駅発のバスはかなり混雑していた。2席並びの席が完全に空いているところはないくらいだ。通路側の適当な席に座り、ウトウトしながら自宅近くへ。途中寝てしまったが、何とか目覚めて、無事降車することができた。

今日のJR乗車時間は3時間47分(大したこと無し)、運賃3970円相当。ついでに歩数16226歩(苫小牧で1時間くらい歩いた)、読んだ本1冊(捗らない…)という、一日散歩の旅であった。比較的近場を3カ所回るだけなのだが、これでも時間に余裕がない。JR北海道には客が少ない→減便→使いにくくて客がさらに減る→廃線、以外の作戦は無いのだろうか。

一日散歩2(4)小樽・続き

2019年05月04日 18時14分05秒 | 飲み歩き・北海道内
慌ただしく17時になってしまった。ということで、飲みに行きますか。



前回好印象だった店をすかさず再訪することにした。明日明後日は休みだが、今日は何とか営業していたようである。

日中は結構暑かったのでハイボールでスタート。この店のハイボール、後で気が付いたが相当濃いみたいだ。



まずはつけ揚げとポテトサラダ。



今日は濃厚な常連がいないため、比較的静かに過ごす。2品目は冷奴。



ハイボールをお代わりして、ホタテ焼き。



もう一杯くらいとハイボールを頂く。漬物でも食べようかなと注文してみたところ、「ちょっと良いのが無いわ」と言われ、枝豆が出てきた。休みに向けて、品薄になっているかもしれないね。



次に店に来たお客さんが扱っているという、いかすみ入さきいかというのが、サービスで回って来た。これが相当美味い。



つい「これ、買いますわ!」と言って、卸値で売ってもらった。これを小樽みやげということにしよう。



というところで切り上げて、2軒目に移動する。小樽の桜は今日あたりがちょうど見ごろかも。


小樽の締めはいつもここ

2019年03月23日 20時59分38秒 | 飲み歩き・北海道内
1軒目で結構飲んでしまったが、ここには立ち寄って行かなくてはと、いつもの小樽のバー「A」へ。開店30分過ぎくらいだが、一番の客になってしまった。最初は余市のハイボールでスタート。濃厚な味だ。



結構腹一杯だが、ちょいとつまみを食べたりしながら…。





2杯目はダイキリ。酸味で少し目が覚める。



まだ誰も来ないので、奥のテーブル席に一瞬座らせてもらう。ほう、こっちにはメニューがあったのか。初めて見るよ。



またカウンター席に戻り、ペロケソーダを注文。これ、ロングカクテルだが、アルコールはかなりたっぷり入っている。



この辺で、ママもやってきてご挨拶もしたし、他の客も来たし、私もへべれけだし、帰ることにしよう。どうもいつもごちそうさまです。



最寄りのバス停から高速バスに乗り、途中、寝てしまいながらも何とか予定の停留所で降りることができた。交通に関する心配は杞憂に終わった。

思いがけぬ名店

2019年03月23日 18時26分51秒 | 飲み歩き・北海道内
さあ、そろそろ一杯行こう。今日はいつもの店ではなく、気になっている店に入ってみることにしたい。幸い17時ちょっと前だったが、開店している模様。思い切って初入店だ。



なぜこの店が気になっていたかというと、店名なのである。どうしてもこの店の看板を見ると「どんだけ~」とIKKOさんの声が頭の中をよぎる。全くくだらない話だが、どうしようもない。

店に入ると、お店の人が一人。すでに飲んでいるらしいオヤジが一人。私もカウンター席の一角に腰をすえ、この店の名前がついたセットを注文することにした。飲み物は急速に寒くなってきたこともあり、燗酒を注文。するとオヤジ(私より若いのかも)が「今日の寒さなら、ビール飲めないっすよね」と声をかけて来た。「ちょうど雪も降りだして、冷え込んできました」と返事をしながら酒を飲む。

セットの1品目は手羽元の煮物。手羽元は非常に柔らかく煮こまれており、スープの香りが実にいい。ちりばめられたネギも効果的である。どうやらセットにすると、今日の出来ますものから適当に3品出される仕組みらしい。



続いて平目刺し。かなりもっちりして味がある。



飲んでも飲んでも出てくる燗酒をやっと終え(1合以上確実に入っていた)、麦焼酎のお湯割りにチェンジ。テレビではちょうど相撲をやっているので、話が弾む。ママは稀勢の里以来の相撲ファン(3年くらい)ということで、ディープなファンがいないので、気が楽だ。

私の相撲熱ピークは輪島・北の湖時代なので、最近のことはさっぱり分からないのである。「まさよ(正代)」って変な名前の力士だな~とおもっていたら、「しょうだい」と読むことを知ったのも、割と最近の話だ。隣のオヤジも「あの、いきおい(勢)っていうのは何て読むの」と聞いて、ママに「いきおいでいいのよ」と言われていた。

ここで中休みに漬物を頂こう(セット外)。元々は玄米漬け(奥の沢庵色のヤツ)を出す予定だったが、量が足りないとのことで、なた割漬けとのミックスで出てきた。これ幸いである。なた割漬けが非常に美味い。



つい麦焼酎をお代わりしてしまい、最後はあんこう汁。あんこうの身と野菜に味噌味の汁、どこを取っても美味いが、さらにあん肝が2切れ入っており、もちろんのことながら美味い。これは今日の天候にピッタリだ。



というところで腹も一杯になり、ちょっと飲みすぎた感もあり、勘定をしてもらったが、2900円と安心価格だった。ここはママさんと常連(結局私以外に5人の客がいたが、皆常連のようであった)の会話にしても、料理にしても実にいい雰囲気で楽しめる店である。立ち寄るところがまた増えてしまうかもしれないが、ぜひ再訪したい。