1月24日かでる2・7→六花亭。
本日は500m→市民→創→三越→スカイホール→さいとう→吉成→アートスペース201→らいらっく→富士フイルム→kitakara→大通→大丸の13か所。出発が遅かったので、時間が無くなった。
■500m美術館「第7回札幌500m美術館賞入選展」。
今村育子「白い部屋 黒い部屋」:写真は「白い部屋」の方。「黒い部屋」は通路が反射して、黒く見えないので写真なし。
津田隆志「あたらしい山/稜線」:スーパーマーケットの雪捨て場を雪山の稜線に見立てた作品。面白い。一原有徳の「山シリーズ」に似た印象も受ける。
津田隆志「あたらしい山/稜線/観光」:北海道の観光地を同様に撮影したもの。写真の中の左から2枚目のパネルには、札幌テレビ塔がうっすら写っている。
中島洋「水の部屋、世界の窓」:少々分かりにくい作品である。
■500m美術館「冬のセンバツ」〜美術学生展〜 開幕!」。
橘雅也「死因調査票」:見ての通り。発想が面白いが、私にとってはピンと来ない。
遊佐あさひ「フォトフレーム」:なんだか自分との世代ギャップをひしひしと感じさせられる展覧会だね。
成田陽香、濱本遥奈「伝播」:左側の白、右側の黒、どちらに向かう未来もあるというコンセプトらしい。また、黒=暗闇、お先真っ暗という発想ではない。どちらにも可能性があるのだ。
後藤瑞貴「魚描」:釣った魚を魚拓ならぬ、細密描写の魚描に仕上げた作品。これは私の好きな発想だ。
山田大揮「他者と共存するためのプラクティス(電球)」:遠くから見ると電球がついていたので近寄って撮影タイミングを待つがさっぱり点灯しない。諦めて歩き出したところ…。コミュニケーションとはそういうものかも。
■札幌市民ギャラリー「札幌大谷大学芸術学部美術学科 美術学科研究室」。バリエーション豊富。
小野敬広「海天狗」:海天狗という魚を布で立体化した作品。周りの変形した三角形による飾りも含めて、デザインセンスを感じる。
ふと目に入った、市民ギャラリーの掲示。震度4以上で閉館とは、耐震性能が弱すぎる気もする。
■ギャラリー創「坪内一真写真展 ON THE ROUTE-ささやかな自由-」。仕事中に何げなく撮影した写真、といった説明が書いてあった。もう一捻り欲しいような気もするが、こういう写真展はいい。
■さいとうギャラリー「第22回多摩美術版画OB展」。今年で最後なんだとか。残念。
三瓶光夫「様子をみてみよう」:味のある小品。色彩もいい。
ネモトサトコ「さっぽろ-7℃」「あたたかい冬」:前者は青系統、後者は赤系統の作品で、女性の描き方に昔からの作風を残している感じがする。
■書肆吉成「森雅之・森環2人展/札幌編『あまい森 にがい森』」。森環さんの絵葉書を購入。
■アートスペース201「第6回 群青」。
「伊藤也寸志 写真展 Somewhere Not Here ここではないどこか」:室蘭、滝川、留萌、千歳と道内地方都市のかなり侘しい風景がグッとくる。
対展 橋本つぐみ「いいよ忘れても」:夜の風景に「止まれ」と「ランドリー」の文字が浮かび上がる。これはいい作品だ。
対展 神成邦夫「sign」:百年記念塔とタワーマンションを対比させた作品。確かにタワーマンションも50年持たないのかもしれない。
本庄世奈「沈黙」:蓮の浮かぶ池に女性がつかった所を描いた絵画。ミレーの「オフィーリア」を思い浮かべるが、それとも違うような。
久藤エリコ「兆し」:これまで切り絵を壁から宙に浮かし、壁に映る影も見どころにして来た作者だが、今回は「平面的に配置しよう」ということさえやめてしまった展示となった。この新しい試みは、さらに発展する可能性があると期待できる。
■富士フイルムフォトサロン「~浅尾省五写真展~「白クマたちの楽園」」。母熊の脇の下から子熊が顔だけ出した写真があり、顔ハメパネルのようで非常に面白い。見ている分には「可愛い」で済むが、撮影には大変なご苦労があった模様。
現在、大通公園では雪像作成中。虎の工事用バリケードは初めて見たかも。黄色と黒で危険を表しているイメージに近いのか? また、それは海外の人には伝わるのだろうか(テープの方にも日本語しか書いていないのだが)。
■Kita:Karaギャラリー「経塚真代 言葉の下から」。作品購入は抽選制になってしまうのだそうだが、その抽選箱にもぜひ目を向けてほしい。
大丸は大混雑だったのだが、どうやら春節の時期だからなのだろう。さて、そろそろ琴似に移動するか。