天気が悪いので出かけられず、読書が捗る。
「ハイブリッド」ロバート・J・ソウヤー
なるほど、色々と伏線だったわけか。
アメリカとカナダの関係、宗教に対する考え方をきちんともっている人には
もっと衝撃的なのかも知れないな。
「フォア・フォーズの素数」竹本健治
最高からはっきり言ってダメまで評価の幅が広い作品集。
表題作(数字・数式が苦手な人は読めないかも)と「銀の砂時計が止まるまで」
は素晴らしい。
「ロビンソンの家」打海文三
すかしてるなあ。
とは言え、最後の一行だけは説得力を感じた。
「すっぴん魂愛印」室井滋
エッセイ上手い。トルコ風呂(蒸し風呂)に行った話は笑いました。
「新解さんの読み方」夏石鈴子
「愛」はわかるが、暴走しすぎ。
辞書と会話していて、周りがついて来れない。
「コールドゲーム」荻原浩
この作品に限らないのだが、ちょっと気になることがある。
よく新本格の批評に「人間が書けていない」というのがあったのだが、じゃあ、
人間(の内面)を書き出したらどうなるのだろう。
普通に悩める人ならばともかく、推理小説の主題は往々にして犯罪になる。
その犯罪を犯す人の内面をきっちり書かれた時に、何が伝わるのだろう。
よく考えて批評をして欲しい。
決してそこに現れるものは、気持ちの良い物ではない。
あなた達が求めて、そして世に出してしまったものは、そういうものだ。
もちろん、そういうことが現実にあることは良く分かっているのだが、
だからこそ、それを小説では読まされたくない訳である。
私は小説に関しては、絶対的なエンターテインメント主義だ。
(イコール、ハッピーエンドという訳ではない)
「ハイブリッド」ロバート・J・ソウヤー
なるほど、色々と伏線だったわけか。
アメリカとカナダの関係、宗教に対する考え方をきちんともっている人には
もっと衝撃的なのかも知れないな。
「フォア・フォーズの素数」竹本健治
最高からはっきり言ってダメまで評価の幅が広い作品集。
表題作(数字・数式が苦手な人は読めないかも)と「銀の砂時計が止まるまで」
は素晴らしい。
「ロビンソンの家」打海文三
すかしてるなあ。
とは言え、最後の一行だけは説得力を感じた。
「すっぴん魂愛印」室井滋
エッセイ上手い。トルコ風呂(蒸し風呂)に行った話は笑いました。
「新解さんの読み方」夏石鈴子
「愛」はわかるが、暴走しすぎ。
辞書と会話していて、周りがついて来れない。
「コールドゲーム」荻原浩
この作品に限らないのだが、ちょっと気になることがある。
よく新本格の批評に「人間が書けていない」というのがあったのだが、じゃあ、
人間(の内面)を書き出したらどうなるのだろう。
普通に悩める人ならばともかく、推理小説の主題は往々にして犯罪になる。
その犯罪を犯す人の内面をきっちり書かれた時に、何が伝わるのだろう。
よく考えて批評をして欲しい。
決してそこに現れるものは、気持ちの良い物ではない。
あなた達が求めて、そして世に出してしまったものは、そういうものだ。
もちろん、そういうことが現実にあることは良く分かっているのだが、
だからこそ、それを小説では読まされたくない訳である。
私は小説に関しては、絶対的なエンターテインメント主義だ。
(イコール、ハッピーエンドという訳ではない)