散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100930最近読んだ本

2010年09月30日 22時39分12秒 | 読書
■「北村薫のミステリびっくり箱」北村薫
テーマを設けた座談会。忍者、嘘発見器、女探偵など。

■「GOSICKsⅡ」桜庭一樹
一弥とヴィクトリカ、夏休みの謎解きの巻。

以下、図書館の6冊。
■「酒乱日記」小林恭二
酒飲み(酒乱ではもちろんない)、温泉旅、歌舞伎の観覧などをテーマにしたエッセイ。歌舞伎の説明が分かりやすくて面白かった。

■「フェルメールの眼」赤瀬川原平
ひそやかな精密さが、フェルメールの素晴らしさだが、意外と荒っぽく省略されている個所もあるようだ。作品全点が堪能できる本。

■「なまら楽しい北海道辞典」千石涼太郎
さすがに北海道に住んでいると、大体のことは知っているのだが、先日函館に行った時に見た顔ハメ看板のキャラクターが「ぺロリくん」ということはこの本で初めて知った。なんと彼は黒船に乗ってきたペリーのイメージキャラクターらしい。

■「銀座久兵衛こだわりの流儀」今田洋輔
とても柔らかく、理にかなった文章である。しかし、お店に行ったら確実にものすごく緊張するのだろうな。

■「お買物日記」谷村志穂、飛田和緒
こういう小物類って、絶対に買わないからな。

■「宙返りの練習」田口ランディ
文章を読んでみたところ、どうも性に合わないようだ。何だか、むき出しにすぎるからかな?

三大焼そば その2

2010年09月30日 19時36分24秒 | 食べ歩き
東京のコンビニで上州太田焼そばのカップ麺を買ってきた。以前、札幌で食べたことのある富士宮焼そばに続いて、三大焼そばの2つめを食べることになる(本場じゃないし、カップ麺だし…)。



中を開けてみると、驚くほどの太麺。お湯を捨ててからソースをかけると、これがまた驚くほど黒い濃いソースだ。具にはキャベツと、後のせでポテトフライのようなものが入っている。また、ちょっとピリ辛のスパイスが入っているようだ。



なかなか個性的な味わいで、楽しかった。

2010年9月の一言

2010年09月29日 22時21分06秒 | Weblog
9月29日
・山口百恵特集番組を見ていたが、紅白の映像にも関わらず「真っ赤なポルシェ」と出ていた。ポルシェは商標なので、確か出ないようにしたのではなかったっけ?
→調べてみたところ、色々あるのだね。

9月26日
・TVHの大食い選手権の最後のテーマ曲が、いつものものと変わっていた。盛り上がらないなあ。

9月25日
・横浜美術館コレクションをブログに掲載しようと、写真利用に関して調べてみた。すると、「作品の1点撮り禁止」なのだそうである。展示室内ではそのような表示もなく、全く気が付かなかった。ということなので、写真は一枚だけここに載せる。



これは展示室の外の階段&ロビーのあたり。これ以外にもシュールレアリスム絵画も多くあり、結構お勧めな常設展示であった。

9月23日
・二日酔いで一日棒に振った。土曜日は真面目にギャラリー巡りをする予定。

9月19日
・展覧会の観覧料金として9500円も使ってしまった。結構高くつくなあ。
・今回は珍しく外で汗だく、美術館で寒くなり、体温調節が辛かった。
・門前仲町で飲もうと思って事前調査していたのだが、行けなかったのが残念。
・国立西洋美術館、国立近代美術館、横浜美術館の常設展は写真OKだった。かなり撮影してみたので、いずれ紹介したい。

9月16日
・大体旅に出るときは、3冊の本を持って出かける。そうすると、目的地にたどり着くまでの時間(今回だと4時間くらい)、読むものが持つのだ。

9月15日
・ということで、明日、東京に出発する。初日、2日目と向こうで飲む人がそろっているのが心残り。だって、一人の方が自由じゃん。

9月4日
・内外の画家を集めて、野球の打順を作るという遊びで盛り上がる。例えば海外古典チームは、3番レンブラント、4番ダヴィンチ、5番ルーベンスという重厚なクリーンアップ。日本近代チームの監督は岡倉天心、4番は横山大観で決定、といった具合。
・スマステーションの「洋楽一発屋ベスト30」は時代が合わずにガッカリ。予想していたのはネーナの「ロックバルーンは99」くらいか。自分の感覚だと、ナック「マイシャローナ」、バグルス「ラジオスターの悲劇」、スーパートランプ「ブレックファストインアメリカ」になるのだが…

9月2日
・ホテイの焼鳥は、本当に思いっきり炭火で焼いていた。食べてみたことがあるのだが、確かに良い焦げ風味がするのである。

9月1日
・私も今年行ってきた三井寺の国宝の障子が破られたそうだ。犯人はイノシシの模様。なかなか落ち着いて良いお寺であった。

今日は一人で飲みに行く

2010年09月29日 21時58分04秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日は何となくお仕事関係で飲みに行くお誘いがあるのかと思ったが、それぞれの人は忙しいようであった。結局、いつものことながら、一人ですすきののバー「N」へ。

1杯目は和梨とジンのカクテル。ほのかな甘みがある。2杯目はNさんが作ったという、コーヒーウォッカ。3日間コーヒー豆を付け込んだだけということなのだが、香りが非常に良く、何となく甘味がある。ストレートですいすい飲んでしまった。



3杯目は久々のマティーニ。この辺で他のお客さんが到来。結構お会いする、バーホッパー氏と、もう少し後で、オールドボトル氏が来ていた。最近結婚したばかりだという新婚氏も、実にのろけ話で面白い。



最後にウィスキーベースの官能的なカクテル。Nさんが「今日は良いです」と、マッカランの18年を使ってくれた。確かにこれは全体をまとめ上げる、強さとバランスがある。



かなり酔って、いつものごとく西11丁目から帰宅。理由が分からないが、やけに地下鉄が混雑していた。


20100928最近読んだ本

2010年09月28日 20時52分50秒 | 読書
■「美楽極楽のこころ」井出洋一郎
あまり画をみるときに解説を聞いたりしないのだが、たまには良く分かっている人の説明を聞いてみたいものである(再読)。

■「酒場を愉しむ作法」自由酒場倶楽部
どうも「作法」という表現が気になるが、内容的にはそんなに堅苦しい本ではなかった。

■「赤朽葉家の伝説」桜庭一樹
直木賞「私の男」を全く評価していないため、期待せずに読みだしたのだが、これは一族の歴史とその中で生きる人間の営みを感じさせる傑作である。もっと長く書きこんで欲しいと思うくらいだ。登場人物の中では漫画家の毛毬が良かった。

■「ホテルジューシー」坂木司
突然沖縄のホテルでアルバイトすることになった主人公と、ちょっとした謎の物語。リゾートだからって明るい景色ばかりではないということだ。

■「ハッピーエンドにさよならを」歌野晶午
いずれも相当に皮肉な終わり方をするミステリー。良くできている。

以下、図書館の2冊。
■「もっと知りたい上村松園」加藤類子
この本で紹介されている作品の半分は見たかな? 彼女は清純派・テクニシャン派の最右翼と言っても良い人なのだろう(再読)。

■「桐野夏生対論集 発火点」桐野夏生
意外と生まれ育ちというのが、文章に影響を与えるような気がする。

2010年9月の夢

2010年09月28日 06時23分20秒 | Weblog
9月28日
どうやら家を狙ってくる人がいるようなので、カーテンをかけて閉じこもった。

服を買った際に「他の人のように割引されていない」と大騒ぎする人がいて閉口する。

9月27日
見知らぬ街で効率よく美術館を巡るために情報を集め、新たな理論をうち立ててしまった。

9月26日
どうやら世界一周旅行に出かけることになったらしい。一緒に旅に出る人たちと、事前に買い出しや飲み会に行き、だんだん人となりが分かってきて、派閥ができ始める。

9月15日
テニスラケットと野球のバットで、テニスの試合をする夢。
(お前は、花形満ぼっちゃんか!)

9月5日
新しい博物館の開館準備をしているのだが、設備がどうも変だ。ちょっとだけ水が出っぱなしになっていたのに気付いた時には、館全体の床が水浸しになっていた。

9月2日
軍に入隊するが、入隊所に行く前に立ち寄った食堂の支払いでもめて、逮捕されそうになる(何故か新円での支払いでないとダメなのだそうだ)。入隊すれば逃げ切れるのだが…

浮かれて話していると「○○(仕事の名前)から逃げたよね」と随分責められ、気まずい状況になる。

20100926最近読んだ本

2010年09月26日 20時37分10秒 | 読書
■「HO 11月号」
もう、11月号が出ることに驚き。中身は秘境旅特集で、車を運転しない私にとっては、少し秘境すぎる。

■「VOW22」
有名人のお墓を見に行くという特集で、ジャコ・パストリアスがずいぶん昔になくなっているということを知って驚いた。ジョン・ボーナムが死んでからもずいぶん経つんだね。

■「カラスヤサトシ5」カラスヤサトシ
相変わらず。

以下、図書館の5冊。
■「携帯の無い青春」酒井順子
私と同世代の方なので、当然、携帯電話を持たない青春に同感なのであった。ポケベルが流行ったのも、随分たってからだしなあ。しかし、東京在住者と北海道の片田舎に住んでいた人の差はあるのだった。

■「卵一個ぶんのお祝い」「ほかに踊りを知らない。」川上弘美
エッセイをかく人には、驚くほど奇妙な事件・人に合う人と(室井滋とか)、そうでないのに自分で掘り下げる人(東海林さだおとか)がいるが、そのどちらでもないような…。したがって、ファンの人でないと厳しい。

■「此処彼処」川上弘美
初めて地名を特定して書いたエッセイなのだそうだ。やはり、地名を特定しないあたりに物足りなさがあったのだろう。

■「言葉ふる森」山と渓谷社
私の勤める会社にも結構山に行く人がいるのだが、私は恐らく行かないだろう。過去の登山経験といえば、黒岳に登ったことと(遠足)、藻岩山に登ったことかな。藻岩山など簡単だろうと思うかもしれないが、信じられないほど泥酔した後に登るので、今考えると非常に危険なのであった。

懐かしいラーメン

2010年09月26日 14時59分04秒 | 食べ歩き
めっきり涼しくなってきた札幌、昼くらいまで雨が降っていたため、昼食は自宅でラーメン。函館に行った時に購入した「山形 そば屋の中華 醤油味」というのを食べた。



函館はさすがに北海道の玄関口だけあって、東北の物産が入ってきているようだ。味はというと、昔のながらのシンプルな味。私はあまり薬味を投入しないのだが、胡椒をかけて食べたくなるような味だ。



山形はそば屋のラーメンが充実していたり、冷やしラーメンがあったりするので、一度は訪問してみたいと思っている県の一つだ。

午後、雨が上がってから床屋さんと図書館に行って来た。

20110925ギャラリー巡り

2010年09月25日 16時34分51秒 | ART
本日は近美→三岸→エッセ→紀伊国屋→大同→たぴお→STV北2条→時計台→道新→大通→茶廊法邑→品品法邑→さいとう→スカイホール→NEW STARの15か所。

■北海道立近代美術館「現代木彫の潮流」。



大平實「起源」:りんごか種のような形。表面にテープを重ねて張ったような感じを、掘り出しているところが良い。
前原冬樹「一刻」:木の板の上に大理石を配置し、その上にカミソリを置いた形を、一木から彫り出して色彩をつけたという、超技巧作。これを見られただけでも、価値がある。

全般的に彫刻というのは微妙な表現方法である。特に具象彫刻で人間・動物を精密に彫れば彫るほど実物に近付いていく。しかし決して完全な生命感を生みだすことはできず、どこかに中途半端さから、気持ちの悪さが生まれてしまうような気がするのだ。



■三岸好太郎美術館「日本近代洋画と三岸好太郎part2」。
「海と斜光」:パッと見に、思ったよりもかなり大きい作品。「のんびり貝」の背景と同じような配色なのだが、何か突出したようなカラッとした明るさに満ちている。この先の三岸作品を、強烈に見たいと思わせる画であった。
「蝶と裸婦」:非常にうっすらとした裸婦が描かれている。ポーラ美術館蔵だ。

この他にもちろん福沢一郎「溺死」「蝶(習作)」を見逃してはいけない。



■ギャラリーたぴお「長谷川雅志個展 滲透」。斜めの薄布にのぼる泡と球体を表現した作品。周囲には般若心境を面白い書体で描いた紙が展示されている。

■STV北2条ビル「櫻井亮 和魂和才」。ビルのエントランスになんとも古めかしい機械仕掛けの物体が配置されている。一度、このビルで働いている人に、美術展示がされていることの感想を聞いてみたいものである。

私がいいと思ったのは画の方。何となく古めかしい雰囲気で味わいのある画が展示されている。



■時計台ギャラリー「穂井田日出麿展」。雪国に生きる人々を実にリアリティを持って描き出している。北海道に憧れている人には、ぜひ周りにさえぎるものもないところで吹雪にあってほしいものだと思う。

難しいお店の雰囲気

2010年09月25日 15時58分21秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈

飲食店の雰囲気は変わっていくものだろうとは思う。しかし、好みとずれていくのは残念なものだ。

何回目かの訪問になる某店だが「常連がはばをきかせ(すぎ)る」「お店の人のテンションが客より高い」というのは非常に気になるところである。

多分、もう一回は確認のために行くだろう。

久々の食堂

2010年09月25日 11時26分53秒 | 食べ歩き
三岸好太郎美術館から出たところで昼食時間になったので、久しぶりに「Y」食堂に行ってみることにした。

今日食べたのはラーメン。



小チャーハン。



この店は大将が一人で作っているので、味にブレがない。今日もいつも通りのラーメンだった(チャーハンは初めて食べたので、良く分からない)。

※ちなみにこれが通算3000記事のようだ。

20100925最近読んだ本

2010年09月25日 10時03分11秒 | 読書
■「イナイ×イナイ」森博嗣
探偵事務所に、名家の地下に幽閉された兄を捜索してほしいとの依頼が。新シリーズ開幕なのだが、既存シリーズとのつながりはあるようだ。こうなってくると、個々の話より、全体としてどうなるのかの興味しかなくなってくるな。

■「密名副検事」姉小路祐
検事の汚職疑惑の捜査を発端に、とんでもない事件にエスカレート。読み物としては面白かった。

■「永遠の子供たち ペリーローダン385」フランシス、ヴルチェク
宇宙船に乗る子供たちが突然に急進化を遂げ、高次元へと消えてしまう。この子たち、後のストーリーでいつか登場するのかな? ローダンは地球を探すも、今だ発見できず。

■「天体の回転について」小林泰三
SFとして良いところもあるのだけれども、ホラーテイストが気に入らない。

■「機人兵零牙」月村了衛
エンターテインメント的に面白い。しかし、スタンド使いの忍者対決とでもいうべきストーリーと、主人公が熱すぎて、途中までは周りのメンバーが目立ってみたり、ジャンプ王道パターンが文章になっただけだな。

■「もろこし銀侠伝」秋梨惟喬
昔の中国を舞台に、不可能殺人等の謎を解く。解決するのが仙人チックというか、謎の力を持つ人で、水滸伝へのつながりがあるようなのだが、水滸伝を読んだことがないので全く分からぬ。

以下、図書館の1冊。
■「リアルでファジーなファンタジー」大岡玲
評論はその対象物をしらないと共感できない。