散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

2019年4月のカクテル

2019年04月30日 23時33分21秒 | 飲み歩き
おや、今月は少ないね。しかも「カクテル」なんて書いておきながら、ウイスキーを飲んでいる率が高い。その中でも同率首位でソーダ割りが来るのは、私にとってはとても珍しいことかもしれない。

ウイスキーソーダ割り 7
ウイスキー 7
オリジナル 6
アクアビットモスコミュール 2
ギムレット 1
ジン 1
ペルノートニック 1
合計 25

20190430最近読んだ本

2019年04月30日 23時00分29秒 | 読書
■「シャンパーニュ2」城アラキ、長友健篩
はあ?

■「天空の防疫要塞」銅大
謎の異星人が人類文明圏に侵攻(と言っても人類を認識しているのか疑問)。人類を敗北させないための戦略の結果はどうなる?

■「ダークルーム」近藤史恵
再読。

■「大坂」加藤政洋
大阪がこれほどまでに土地開発で失敗しているのを初めて知った。こういうのは地域外ではなかなか分からないことなのだろう。それなのにまた愚かしい万博構想をぶち上げているのか? どこのどんな街にも、しっかりした人と愚かな人は一定量いるということだ。

■「流れよわが涙、と孔明は言った」三方行成
数学の中でも、位相幾何学SFと言いたくなるような話である。

以下、図書館の3冊。
■「寄付をしてみよう、と思ったら読む本」渋澤健、鵜尾雅隆

■「ニッポンのまちのしくみ」福川裕一、青山邦彦

■「「それ、どうでもいい」という過ごしかた」小池龍之介

2019年4月の一言

2019年04月30日 20時38分03秒 | Weblog
4月30日
・5時起床。
・時間がなくなり、慌てて出かける5時50分。
・何とか朝食には、カップヌードル味噌を食べた。

 

・そして、14時間後に帰宅。疲れた…

4月29日
・今日も5時前に起床。天気もよろしい。
・残り物で実に適当な朝食。
・今日は1軒だけと思って飲みに行ったが、隣の席のオヤジさんと盛り上がり、かなり飲まされた。
・明日は早いので、早めに寝ることにしよう。

4月28日
・久しぶりに5時前の起床。
・天気も良くなり、外の景色は「新~しい、朝が来た!」という感じ。
・私は連休の場合、すぐに「後○日しかない」と思い始める性格の持ち主。

4月27日
・5時半起床。
・無事に10連休に突入。
・しかしながら昨年の北海道大震災の時に結果的に12連休した経験もあるからな(交通機関不通で2日休み、そこから夏休み10連休)。

4月26日
・今日は私がメインで話をする打ち合わせが2つ。
・それを首尾よく終えて、燃え尽きる。

4月21日
・5時半起床。少しは肩の凝りも収まったが、朝からブログ記事を書いて、また悪くする。
・gooブログエディターがメチャクチャ調子悪そう。
・このリリース時の低レベルさは、自分の仕事関係だったら絶対許さないレベル。
・「テストしてます?」って、突っ返すな。
・朝食は「名店の味」というホタテだし塩のカップ麺。小サイズなので、炊き込みご飯と煮物を少々あわせる。

 

4月20日
・疲れもたまっているが、6時半頃起床。
・朝食は静岡みやげ(←いつのだ?)のわさび茶漬。
・しかし、夕張市石炭博物館模擬坑道の火災が心配でならない。
・あそこは「模擬」坑道とは言え、いい感じの展示がされているんだよなあ。
・石炭に火がついているらしく、そう簡単には消えないとのことだが、何とか消火、復旧して欲しいものだなあ。
・そうだ、図書カードを千円分もらったんだった。
・私にとっては現金とほぼ等価。忘れずに使おう。
・南2西5あたりのこの建物、取り壊しなのだそうだ。2階のアジア系料理店、1階の立ち飲みは西向かいのビルの1階に入る模様。



4月19日
・お客さんの事務所が新人歓迎会ということで、早く帰らされた。ラッキー。
・しかしながら、その後セミナー参加で20時半まで。有意義だったが、疲れた。
・セミナー場所の近くで、佐藤忠良「甦りの踊り」発見! と思ったら、2年半前にも見ていた。



4月18日
・某会合にて、起業のいい話を聞く。
・簡単な仕組みながら、「なるほどそういうニーズがあるのね」という感じだ。

4月14日
・昨日は結構飲んでしまい、少しゆっくり7時半起床。
・朝からラーメンで朝食をとる。

4月13日
・疲れていたはずだが、明るくなるのが早いせいか、休みが楽しみすぎるのか5時過ぎに起床。
・東京出張記を一気にアップするが、量だけ多くて、中身は薄め。

4月12日
・出張(と遊び)の疲れが抜けず、業務終了後はすぐ退社。

4月9日
・帰宅すると23時。疲れる。

4月6日
・今日は早めに出発するため、6時起床。

4月5日
・午後は目いっぱい作業があり、真剣に疲れる。
・終わり次第、さっさと帰宅。

4月3日
・月、火と出張で新年度初めての出社となるが、特に問題はなかった。
・ビルの入館証を更新していたので、手持ちの古い入館証では入れず、迎えに来てもらう。

一日散歩(4)

2019年04月30日 20時00分32秒 | 旅日記
白石から19時10分の電車で札幌駅へ。一日散歩キッパー(←何それ?)としてはあるまじきことだが、ここから高速バスで帰ることにする。もちろんJRで琴似まで行けるのだが、私の家からは少し遠く、タクシーを使ってしまう可能性が高い。それならば、ここでバスに乗った方が金もかからないし、停留所から家までの距離も近いのだ。



と言い訳をしつつ、帰宅。

今日のお土産は仙台麩(あぶら麩)、きのこ汁の素、うずらの燻たま、アクアビット。仙台麩は伊達藩との関係で、伊達紋別の道の駅に置いてあるものだ。きのこ汁の素は旧大滝村(現在は伊達市に合併)の名物、うずらは室蘭名物らしい。

そしてアクアビットだが、伊達の酒屋で「管内随一の品ぞろえ」みたいな看板を掲げているところがあったので、どれ様子を見てやるかと入ったところ発見したもの。私がもの凄く好きな酒なのだが、デンマークの酒を伊達で買うというのはどういうことか…。私の家の近くの酒販店でも売ってないんだよな、アクアビット。



今日のJR乗車時間は6時間2分(疲れた)、運賃5830円相当。ついでに歩数19270歩(東室蘭と伊達でそれぞれ1時間くらい歩いた)、読んだ本4冊という、一日散歩の旅であった。行って戻って来ただけの感もあるが、そこはやむを得ない。

一日散歩(3)

2019年04月30日 19時00分52秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
東室蘭駅で時間をつぶし、13時57分に出発。東室蘭へと向かう。昔ならばもっとここで粘り、夜一杯やってから移動したと思うのだが、そのような気力が薄れてきた。伊達紋別の滞在時間約3時間で戻ることになる。

東室蘭ではまた1時間の乗り換え待ちだ。もう外に出ても見るものもないので、駅構内で読書。ベンチが充実しているのは(硬かったが)ありがたい。そして15時35分に苫小牧行きに乗り、さらに札幌中心部へと向かう。ちょっと眠いが読書を続ける。

さて、もともとこれだけで帰るのはつまらないよなと思っており、どこか行ったことのない所で一杯やるかと思っていたのだが、当初の狙い通り白石駅で下車。ここで飲み屋を探すことにしよう。千歳線で移動して札幌圏内でとなると、新さっぽろでは何度も飲んだことがあり、平和や苗穂はあまり店が無いだろうということで、白石にしたのである。

さて、時間も18時。適当ないい所はないかなと駅外に出たところ、はい、ありました。こんな店構えが良いのではないだろうか。ということで、焼鳥の「T」へ。中が全く見て取れないので不安になるが、店に入ってみると、長いカウンターに客が10人弱。どこから湧いてきたのだこの人たちは。この店は意外な人気店なのかもしれないな。



店の人に「飲み物は」と聞かれて、メニューが見つからない中、「焼酎お湯割りで」というとすんなり注文が通った。通しは浅漬け。これで少し様子を見る。



隣の席にいた客がちょうど帰るらしく、そこの皿が片づけられると、その下からメニューが出てきた。早く帰ってくれてよかったよ、こういう気の利かない客は。そこにちょうど注文を取りに来てくれたので、第一弾は鶏精、皮、つくね(タレ)の3種×2本を注文。

ほどほどの待ち時間で焼鳥が来た。そんなにサイズは大きくなく、素晴らしく美味いというほどでもないが、こういう感じがいいんだよね。まさに見知らぬ街の地元客しか来ない焼鳥屋さんで一杯という感じである。



つくねは特色があって、形が四角柱に近い感じがする。タレも試して見たくて頼んだが、甘めでこれはこれでいい。

飲み物はメニューにあったカメ酒というのを頼むと「冷や? 燗?」と聞かれたので、燗を注文。燗酒はポットに入れて、ダイレクトに火で温めている。これがこんなスタイルで出てきた。まさにカメ酒である。


→とても器が持ちにくそうだが、それほどではない。

焼物第二弾は豚(タレ)とヤゲン。先に豚が出てきて、途中から七味を使い、コッテリしたタレ味を楽しむ。



続いて肉の部分が非常に多いヤゲンもやって来た。

しかし、札幌もまだ街中をでれば、こういう店があるんだなあ。店を入ってすぐの所はカウンター席だが、奥には座敷もあって、今日は家族連れで来る人も多いみたい。こういうところも、すすきのではあまりなく、たまに行く小樽の焼鳥屋さんを彷彿とさせる。



焼鳥10本食べたところで、満腹感が湧いてきて、勘定をしてもらうことにしたが、値段はもちろん安い。いい気分になり外に出ると、さすがに外は暗くなってきた。傘をさすほどではないが、雨の感じもあり、早く帰ることにしよう。


一日散歩(2)

2019年04月30日 13時30分31秒 | 食べ歩き
駅に戻りつつ、飲食店を探すが、なかなか地方都市では厳しいものがある。さすがに10連休する飲食店は少ないようだが、そもそも街の中心部に飲食店が少ないように思える。ネーミングがちょっとツラいグルメ街道の方に有名な蕎麦屋さんがあるのは分かっているのだが、そこから遠ざかってしまったために今さら行くのは厳しい。

ということで、実は伊達紋別駅について、一番最初に気になっていた「M」食堂に行くことにした。駅前にあるので昔ながらの食堂のような気もするが、建物が新しく、実は最近できましたパターンかもしれない(後で調べると、創業50年は超えているようで、店は建て替えたのだとか)。

店内に入ってみると、先客はなく、店のオヤジさん(奥の女性が年配に見えたので、若店主ということか?)と近所のおやっさんらしき人が話をしている。4人掛け席に座ると、水とお茶が両方でてきた。



さて、何を注文するべきか。朝が軽かったので、ここはちゃんとしたご飯ものを食べたい。まずは定食か? とメニューを見ると生姜焼き定食が千円超えなのだ。どれだけ立派なものか知らないが、さすがにちょっと高い。丼物に目を向けると、カツ丼800円。そうだ、これだな。

待つことしばし、カツ丼の蓋の上に沢庵が乗り、味噌汁がついてやってきた。丼は見た目にぎやかな感じで、開けるのが楽しみだ。


→これは食べ終わった後の丼だが、このような器で出す店も今どきは少ない。

ふたを開けると、おお、なかなか端正なカツ丼の佇まいである。



どうやらご飯の上にカツを乗せ、その上から玉ねぎと長ねぎを玉子でとじたものをさらにのせているようだ。まずは味噌汁。こちらは豆腐・なめこ・揚げと具沢山である。

そしてカツ丼の玉子の部分をめくり、カツを食べる。こういう上乗せスタイルをとる場合、カツの揚げ立て食感を残すためにやるような気もするのだが、カツの衣にはすっかり汁がしみ込み、ふんわりした感じになっている。しかしながら、優しい味付けでかなり美味い。

玉ねぎの柔らかさと玉子のふんわり仕上がった感じ、全体として味付けに、いわゆるカツ丼たる濃厚な感じは無し。するすると食べられる、親子丼くらいの感じだ。そしてご飯にはさほど汁がしみ込んでいない。汁がじゃぶじゃぶしていないのがいいのだろう。そこに小さいとはいえ4枚ある沢庵が良い効果を出してくる。

これはこれで完成されたカツ丼という気がする。最後に水を一口飲み、少しお茶をゆっくり飲んで、昼食終了。ちょっとだけ文句を言うならば、店主とおやっさんのバカ話がうるさいということだけだ。もう少し初めての客の前では控えてみてはどうだろうか。



後は定食メニューでテキライスというのが名物らしい。ちょっと高いが食べて見たくなった。いつかまた、伊達紋別にやってくることはあるのだろうか?

一日散歩(1)

2019年04月30日 12時40分17秒 | ART
ゴールデンウィークは交通費も宿泊費も高いし、観光地は軒並み混雑しているであろう。そんなときに大型旅行をくむほど私は暇ではない。しかしながら、ちょっとした遠出はしたいものだ。ということで、恒例の一日散歩きっぷを使って出かけることにした。

それにしても現在の一日散歩きっぷは使い出が無い。昔はもう少し列車の選択の余地と、途中下車の余裕があったような気がするのだが、とにかく目的地に着くのが精いっぱいで、後は帰るしかないといった感じに思える。JR北海道はハッキリ言って北海道全体の路線とダイヤを維持する気力がなくなっているのだと思う。気力のない会社が業績を伸ばすことはあり得ない。必ず現状維持より下がるしかないのである。



さて、JR北海道批判はこのくらいにしておいて、この日の私は5時に起き、5時50分に家を出た。急ぎJR琴似駅に向かい、一日散歩切符を購入。6時19分の列車で札幌駅へ。札幌駅では乗り換えて、6時31分のエアポートで恵庭へと向かう。クロスシートの車両だったが、さすがにこの時間では空席がある。

恵庭から7時2分発の普通列車に乗り換えて東室蘭へ。この列車は2列、1列のクロスシートで、途中人が少なくなったタイミングでこの席に座ることができた。



苫小牧を過ぎたあたりの駅ではかなり連続して高校生の乗降が続く。降りる人がいるということは学校があるのだと思うが、こんなにあるのかね? もしかすると中学生も混じっていたりしたのだろうか。私にはもう高校生と中学生、大学生と高校生の境目が良く分からないのだ。

東室蘭では残念なことに1時間10分の待ちがある。この機会に駅を出て、東室蘭の風景を撮影する(写真は別項でアップしたい)。室蘭市は市の中心部が東室蘭の方にずれ、元の室蘭中心部は寂れていると一般的に言われているが、新しい方の東室蘭ですら寂れている。しかし、この寂れた街にこの時間から(9時すぎ)、結構な観光客がいるのは不思議である。しかも、欧米系の人が多いように思われる。

いったい何しに来ているのだろうと思ったが、イルカ&クジラウォッチングなのか、夜の工場夜景見学なのか、それとも他に何かあるのかな。(どうやらクルーズ船が朝、入港していたらしい)

不思議に思いながら、10時17分発の列車に乗り、10時45分やっと伊達紋別に到着した。さて、ここから新装なっただて歴史文化ミュージアムに行きたいのだが、結構距離があるんだよね。

バスに乗るという選択もあったが、どうも駅付近でバス待ちをしている人がいない。ま、歩いて行きますかということで、大体の方角に向けて出発(一度、歩いて行ったことはある)。東室蘭もそうだったのだが、札幌に比べて気温が数度低いようで、どちらかというと寒いという感じに近い。

しかしながら、歩くこと約30分。気温も上がってきて(帰りに見たら20度だった)、少し汗ばんできた。ミュージアムに入る前に昼食でもと思ったが、近くにある道の駅の食堂は少し寂しく(蕎麦中心の軽食しかなかった)、辺り一帯はロードサイド的な店しかなく(札幌にもあるチェーンのラーメン店に行ってどうするというのか)、後回しにしよう。

さて、だて歴史文化ミュージアムだ。



まずは「フランク・シャーマンコレクション展」を見ていこう。

澤田哲郎「シベリヤの寒村」:黄色くかすんだような太陽とがっしりした家がシベリア感を出している。
猪熊弦一郎「S FUMI Guen」:黒枠の長方形と赤い円をちりばめた抽象画。自分と奥さんを表現したものなのだろうか。

資料として「フランク・シャーマンの写真ファイル」が展示されており、見る人が見れば写っているのはすごいメンバーなのかもしれないが、私にはいちいち書いてくれないと分からない。コレクションの展示は宮尾登美子記念アートホールの方に続いている。


→強風で看板が倒れている。入るときには中の人に教えてあげたのだが、出る時も倒れていたので、もう諦めた。

篠原有司男「TEKAGAMI」:カラフルなデザインで鏡に写った簪と髪を描いた作品。
畦地梅太郎「浅間山」:ほのぼのとした昔話に登場しそうな山の画である。
平塚運一「耶馬渓 羅漢寺」:こちらも素朴さがいい作品だ。

一原有徳「轉」:日本版画協会展に入選した作品が神奈川県立近代美術館の館長に認められ、一原が世に出たという話は聞いたことがあったが、なんとその媒介になったのがフランク・シャーマンなのだそうだ。彼がコレクションとして入手したものを、保管のために画廊に預けていたのを館長が見たらしい。
朝井清「「軍都最後の日」広島の夕焼」:原爆爆発直後の原爆ドーム。周辺に倒れている人たちは、真っ黒で表現されている。これをシャーマンはどういう思いで見たのだろうか。

コレクションした作品を見ると、日本への理解があった人のように思えるが、それはそれ、これはこれ。本当のところは良く分からなかった。北海道立近代美術館で見た作品ももちろんあったが、絵画・版画が80点くらい展示されていたので、これはこれで良かったと思う。

続いて、ミュージアム2階の「伊達成実展-東国随一の猛将の生涯-」へ。

伊達家に伝わる漆塗りの器。右が仙台藩伊達家のもので、左が仙台藩一門亘理伊達家のもの。左の方がシンプルな家紋になっており、伊達家内での序列を表しているのだとか。



「矢じり」:続縄文期(約2,000年前)、有珠モシリ遺跡からでた重要文化財。地域の歴史を表す展示物も展示されていたのだ。



「黒漆五枚胴具足」:鎧の布に「香車」の柄が縫い込まれている。戦場でまっすぐ前進し、引かぬという意味らしい。気持ちは分かるが、どんな時でも本当に引かない軍だったら、それは猛烈に嫌だね。

 

新しいだて歴史文化ミュージアムは建物も立派であった(人が少ないけど…)。

 

さて、駅方面に戻って、どこかで昼食を取りますか。

珍しく話し込む

2019年04月29日 19時00分24秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日はごく軽く1軒ということで、すすきのの焼鳥「TT」へ。開店直後に入ったので、まだ席は空いていたが、最終的には満席になってしまった。まずはハイボールを注文し、通しはちくわとほうれん草のゴマ和え。ゴマがふんだんに使われており、濃度が高い。



この店は大体1種3本セットなのだが、別種類のものを選んで3本セットにもできるのである。ということで、まずはメニューの先頭から3種類、鶏精、つくね、皮を注文する。ちょっと間をおいて、3種が焼きあがって来た。ここは鶏皮だけは伸ばして焼くので、2本に分かれてくるんだよね。



今日は不慣れな女子2人組もいるなど、常連だけではない雰囲気が助かるね。隣に来た年配の人は、3種×3本で9本も頼んだけど、食べられるのかね? なんて思っていると、その人が焼き上がりまでに間が持てず、煙草を吸った所で、私が間の悪いことにむせた(これは煙ではなく、自分の唾液で本当にむせたのだ)。

するとその大将が「いや、悪いね」というので、「いやいや気にしないでください、ホントたまたまむせただけで」と返す。さすがの私も、酒場の煙草にわざとせき込むほど人が悪くはない。そんなことをきっかけに、大将と話を始めることになった。

大将は83才、札幌の生まれだが、有楽町で仕事をしていたこともあったそうだ。今はすっかり隠居して、息子夫婦の世話になっているらしい。たまにすすきのが懐かしくて飲みに来るのだが、店の人も代替わりして、もちろんお互いに分かるとはいえ、ちょっと寂しいのだとか。

そして予想通り、大将のところに焼鳥が来たら「ほら、食べれ」ということになった。いや、私も結構な年なんだけど、この人から見たら食べ盛りで若造なんだろうな。なので頑張って食べました。9本中5本も!

飲み物は酒の冷や(常温ね)に切り替えていたのだが、ここでまた大将がまたおごるというのです(←文体が変わった)。私も申し訳ないというのと、年長者には割と素直におごられるべき主義者でもあるので困ったのだが、店の人の様子を見ると素直におごられるべきかと判断し、飲むことになったのよね。こう見ると、大将に絡まれている感もあるかもしれないが、この人、すごくスッキリした人で、本当に感じがいいのだ。

まず説教くささが無いし、こっちの話も聞いてくれるし、それから耳がしっかりしている。私は決して滑舌の良い方ではないのだが(本気でプレゼンするときはスゴイけど)、それをちゃんと聞き取っている。だから会話がスムーズなのである。大したもんだわ。

というところで私が注文していた豚、ネック、手羽先が到着。いや、当初の予定とは大きくぶれて、これで焼鳥11本だよ。



しかしながら、さすがの大将も酒は飲めなくなってきたらしく、途中で少し元気が衰えてきて帰ることになった。バスで帰るって言ってるんだけど、大丈夫なのか。まさか東区まで送って行く訳にも行かないしな。とどめにもう一杯おごられた私は心配ではあるものの、どうしようもなく酒を飲むのであった。

人と交流をしない私だが、たまにはこんなこともあるさ。



やー、2時間も飲んでしまったよ。



琴似まで帰ってきて、それでもまだ少し明るさが残っていた。


20190429ギャラリー巡り

2019年04月29日 15時52分07秒 | ART
本日は北大→近美→三岸と大物が多く疲れた。

■北海道大学総合博物館「失われた川を尋ねて『水の都』札幌」。札幌は扇状地の上にできているため、当然のことながら川は多く流れているという話。但し、いろいろ改造されてしまっているため、もうその姿は分からなくなっているのだろう。



その後、常設展示を見る。昨年の北海道大震災に関する言及がなかったらダメだなあと思っていたら、さすがにパネルが1枚あった。



最近、ボーダーツーリズム(国境線辺りでの旅行ということか)の展示が気になっているが、今回は対馬が取り上げられていた。

「魚が旨い対馬の居酒屋」:サザエ、アワビ、ヒオウギガイなどの貝と一夜干しの海鮮焼きがお勧めとか。アカムツの刺身も絶品であるらしい。そりゃ期待しちゃうよね。



「対馬のとんちゃん」:対馬に暮らす韓国人から伝わった豚肉と野菜を炒めた名物料理だそうだ。



少し気温が上がってきた中央ローン脇を抜け、札幌駅まで歩く。



■北海道立近代美術館「相原求一朗の軌跡-大地への挑戦-」。
「白いビル」:進駐軍のモータープールであった、有楽町ビルを描いたもの。モダーンである。
「トワ・エ・モア」:ジャズ&ボーカルグループを描いたもの。相原の作風らしい、モノトーンな感じ。
「崖下の道」:余分なものを排し、家と崖、そして影のような人物を描いて、心象風景のようである。

「風景」:秋の狩勝峠がまさに「大地!」という感じで描かれている。筆を細かく動かしてみっちりと塗ることで重厚な感じを出している。
「自転車のある風景」:彼にとって、ヨーロッパの石は北海道の大地と等価なものに見えたのではなかろうか。
「原生林の中の二つの湖」:湖を区切る大地が大きな亀が伏しているかのように見える。

「二月のレモン色の空」:ご来光が差すかのような、光の柔らかさが感じられる。ちょっと珍しいのかも。
「ひとすじの雪」:土の色彩表現に非常に気を使った作品だと思う。
「歌志内・雪」:童話チックにも見えるが、これは素晴らしい作品だと思う。明りがついているのは、雑貨屋さんだろうか。

彼の描く風景は私からすると「友達の畑、こんな感じだった」という、ごくありきたりの感想を出させかねないのだが、時代を追って作品を見ると、また一味違うものが感じられて、なかなか楽しかった。



■北海道立近代美術館「風雅の人 蠣崎波響展」。
「桜鯉図」:ちょうど展示時期に合わせた季節ものの作品だ。桜を愛でるかのような鯉の視線である。
「虎図」:空を見上げる人間くさい虎。松前藩が復領し、誇らしげな本人を表しているとも言われているそうだ。



■北海道立近代美術館「ざわめきの中へ 謎めくコレクションの打明け話」。
岸本裕躬「さよなら・・・母さん」:謎めいた人々は表情がゆがんだり、黒いものが顔にかかっていたりする。背景の赤はあの世を表しているのか。
三輪途道「月の舟」:月に住む天女の像として作られたもの。不思議な表情とポーズである。
片多徳郎「霹靂」:風神(男)と雷神(女)の人知を超えた夫婦喧嘩のような作品。

後は「拝啓、藤田嗣治様」と題した、フランク・シャーマンと藤田に関する展示をやっていた。なかなか見るものが多く、常設展側も充実している。

■三岸好太郎美術館「道化に魅せられて」。大体の作品を見ていると思うのだが、今回は順路のスタートが2階になっており、エレベータに乗るよう勧められる。珍しいスタートだ。

「三岸君の肖像(倉田三郎作)」:これは初めて見る作品だ。妙にまじめな三岸の顔である。
「横浜散策」:これ見たことあったかなあ。まるでジャングルのような横浜である。
「道化」:大原正志という大学時代北海道に暮らした絵画所蔵家が今回寄贈した作品とのこと。



「まあ、大体見てるんだよな」と思いながら軽めに流していると、今回、この「花」(通称「おばけの花」)が気になった。最初は分からんなあと思っても、ずっと見ているうちに気になりだす作品ってあるものだ。



この作品は額がとても良いことにも気が付いた。

身近なレジャー

2019年04月29日 12時33分27秒 | 食べ歩き
本日はゆっくり目に外出し、北海道大学総合博物館に向かいつつ昼食を取ることにしよう。調べてみると、ゴールデンウィーク中も中央食堂は開いているらしい。ということで、ちょうど昼時に食堂に行ってみると、大行列・大混雑だ。博物館に来ている親子連れも多いし、学食もここしか開いていないようだからな。

10連休の人も世の中にいるとはいえ、旅行にも行けず、帰省もままならない人たちが親子でこの無料の施設に来ているのかと思ったら、切なくなってきたが、考えて見たら大きなお世話かもしれない。私自身、旅行もせずにここに来ている訳だしな。

ならばと、向かいにあるセイコーマートに行ってみることにした。ここは2階に広い飲食コーナーがあるはずだ。最初にそちらを見に行くと、テラス席は家族連れですでに満席。室内の席はまだ空いているようなので、ここで妥協しよう。

1階に戻り、セイコーマート自慢のホットシェフから、かつ丼にしようかと思ったが、手に取った時の重量感があり過ぎたので、海苔弁鮭フライというのを手に取り、ドリンクも買おう。しかし、こちらもレジまで30人くらいの行列なのであった。まあ、ちょうど昼時だからな。

やっと昼食を購入し、2階に上がる。



海苔弁当の上に、鮭フライと目玉焼き。写真じゃ良く見えないが、昆布佃煮、切干大根、漬物がついている大変充実した弁当なのである。食べると、温かいこともあり、味はまあ良いだろう。ご飯のボリュームが少ないかと思われたが、食べ終わってみるとちょうど良かった。

ドリンクはまあ、天気も良いしアルコール飲料にしてみたが、コンビニで飲めるのは恐ろしいね。飲み足りないと思ったら酒もつまみも売るほどあるのだから。さすがに2杯目はやめておいたが。



北大内は除雪した雪を積み上げていたせいなのか、ところどころにまだ少し雪が残っていて、温かい日差しとは好対照であった。今日か明日には全部溶けてしまうように思える。


今日は控えめに過ごす

2019年04月28日 14時24分37秒 | 食べ歩き
さて、私も10連休に突入しているのだが、いくら自由だといってもあまりにも節操なく過ごしてはいけない。ということで、家で少し本の整理をして(結構、体を使う)、外出。外の空気に触れることは重要である。

途中で昼食。どこで食べるか考えながら歩いていたのだが、とても気楽なこの店にすることにした。琴似の蕎麦屋さん「T」である。店に入ると先客が3名、私の後から6名くらい来たかな。普段、私が来た時の中では、最高記録とも思える客入りの多さだ。

昨日は蕎麦のセットで腹一杯になってしまったので、何か単品でとも思ったのだが、この店のミニ丼と蕎麦のセットは実にお得なのである。ついセットメニューに目がくらみ、しかしなるべく軽そうなものを探し、鳥天丼と蕎麦(冷)のセットを注文。

さてやって来たのは、鳥天丼、蕎麦、サラダ、山菜と浅漬けのセットである。よしまずは鳥天丼から食べよう。



天丼に手を付けようとするが、手前に乗っているのはかぼちゃとちくわの天ぷら。いやいや、お値段からすると当然このようなメンバーが必要だ。かぼちゃとちくわをそれぞれ半分食べ、ちょっと横に置いといてから鶏天へ。おお、胸肉を薄目にたたいて作ったと思われる鶏天はなかなか美味いぞ。

半分くらいまで鳥天丼を食べてから、蕎麦へ。蕎麦はまあ普通。いつもの通りである。サラダに漬物なども食べ、蕎麦湯を飲んで、今日は腹いっぱいにはなったものの、食べている最中はそんなに苦しくはなかった。でも、ちょっと食べすぎかな?



帰りは割と暖かい中(路上の温度計は17度)を歩き、西区民センターの図書室に立ち寄ってから帰宅。ここの前にある桜の木が、地下鉄琴似駅、西区役所の界隈では一番立派な木に思える。


20190427最近読んだ本

2019年04月27日 20時54分53秒 | 読書
■「星系出雲の兵站4」林譲治
敵の行動原理の一端が見えてきて、ついに総力戦で勝利。しかしながら、敵本体のいる星系は発見していない訳で、この先はまだ不確定なのだ。

■「冷気のエレメント ペリーローダン591」シドウ、エルマー
別の宇宙からマイナス961度(この宇宙における絶対零度を下回っているが、そこはほら、別の宇宙だから)の冷気が襲ってくるという、訳の分からない新しい危機が始まる。

■「ifの悲劇」浦賀和宏
再読。

■「閻魔堂沙羅の推理奇譚 落ちる天使の謎」木元哉多
話の進め方はいつも同じなのだが、内容には工夫がある。

■「大進化どうぶつデスゲーム」草野原々
突然、学校に巨大ネコが出現。過去に戻って動物の進化の歴史を修復しないと、地球はネコ科生物が支配することになるというのだ。女子高生たちは進化の分岐点に戻り、ネコ型知性体を絶滅するために戦う。話は面白いが、処理が不十分。

■「スノーフレーク」大崎梢
再読。

■「いちばん初めにあった海」加納朋子
再読。

以下、図書館の1冊。
■「幕末の探検家 松浦武四郎入門」山本命

20190427ギャラリー巡り

2019年04月27日 16時30分34秒 | ART
本日は三越→スカイホール→さいとう→SONY→ル・トロワ→らいらっく→富士フイルム→大通→道新→大丸→道銀駅前支店→東急→コンチネンタル→資料館→レタラの15か所。

冷たい風が吹き、むしろ寒いくらいの中を出発。



■三越「大黄金展」。
恒例の撮影可能物件は、平成と令和の小判だったので、バカバカしくて無視。パイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロー黄金像が5184万円というのが笑いどころか。


→エレベータのなかもゴージャス(風)。

■さいとうギャラリー「第10回 有限会社ナカジテクス」。チラシ手ぬぐいや「レストランやさしい仕打ち」のグッズが面白かった。でも、ああいう小物を欲しくなることって、私は無いのだよねえ。

■富士フイルムフォトサロン「鈴木一雄写真展『サクラニシス』」。日本全国の桜を追っての撮影はすごい。11月の桜を写した写真もあり、どれだけの労力を注いでいるのか。

■東急プレミアムスクエア「北川智浩作陶展」。60cmほどの大皿もあり(さすがに高い)、色合いも相まって充実した作品展。下の方にちょっとトゲのような形状が出ている器は、サザエをイメージさせるところがある。

■コンチネンタルギャラリー「「青いケシの世界」写真展」。学名メコノプシス属(ケシもどきを意味する)の様々な種(しゅ)を撮影した展覧会。初期に発見した種は青い花が印象的だったためにこう言われているそうだが、実際には紫、赤、黄色と様々な色がある。またヒマラヤ地域に咲く高山植物ということで、撮影もなかなか大変なようである。

■札幌市資料館「高田稔個展」。静かな作品を静かに見る。

地下鉄円山公園駅ではゴールデンウィークの中、象がお出迎えだ。



■ギャラリーレタラ「素材から Vol.2」。
ミクニキョウコ「空と音楽」:動物とが鍵盤、五線譜をイメージしたような小品を並べた展示。
藤井葉子「伝言」:小さな和紙を蛇腹状に連ねて、台から天井に向かって昇るように展示したもの。言葉が紡がれていく感じがする。

写真では曇り空に見えるが、雨は上がり、天気が良くなってきた(が、寒い)。


連休初日の昼酒

2019年04月27日 15時38分54秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
連休初日の昼酒。といっても、すでに昼前に飲んでいるのだが、15時頃に西11丁目の居酒屋「O」へ。ここは日曜祝日は閉店しているから、今日のうちに行っておかないとな。

まずはホッピー黒とあずき菜のお浸し、鯖スモークでスタート。今日はいつものお得おつまみはさすがに無いのだそうだ(明日から休むので)。まだ昼飯がこなれていないので、軽めのものにしよう。



焼酎をお代わりして、ちくわ磯部揚げ。これ、揚物にしては軽やかなつまみで食べやすいのだ。



聞くと連休中、この後は店を休みにするらしい。といっても、あまりに休みが長いのでビルは途中で開くのだそうだ。そうすると営業はできるらしいのだが、ビルが開かないものだと思って、予定を作ってしまったのだとか。まあ、たまには長期休暇を取るのもよろしいのではないだろうか。

ということで、地下鉄で円山公園に移動する。

蕎麦気分

2019年04月27日 12時04分22秒 | 食べ歩き
ちょっと前から、たまに蕎麦を食べるのも良いのではなどと思っており、札幌の中心部で蕎麦屋さんを探す。酒も軽めに飲めるところということで、何軒か頭の中で候補には上がっていたのだが、いずれも11時半開店で、それが待ちきれない(朝食が軽すぎたのだ)。

ギャラリー巡りの途中で、ビルの飲食店街に蕎麦屋「SM」があるのを見つけ、ショーケースにも酒の気配がするのを感じて入店。早い時間なのに先客がいるが、カウンター席はすべて空いており、その隅に腰を下ろした。

店頭では土日限定セットに気を引かれていたのだが、店内でメニューを見ると、さらに飲み物付きのセットもあるではないか。ということで、月膳というセットメニューを注文。先に蕎麦チップと燗酒が来た。



最近は銘柄のない日本酒(冷、燗)というのでもマズいものは減った。これもスッキリして飲みやすいので、ちょっと驚いたくらいである。そして蕎麦チップ(単に揚げたものだが)を食べているうちに、本体がやって来た。



蕎麦、南蛮ぬき、かしわ焼き、野菜天婦羅のセットである。

まずは酒のつまみとしてかしわ焼き、野菜天婦羅のセットから食べる。かしわ焼きは衣のついたのと、ついていないのが混じった鶏肉で、甘辛目の味付けだ。天ぷらはレンコン、カボチャ、ナス、大葉で、やはり揚げて食べるナスは美味いものである。



この辺をひとしきりやった後に、蕎麦へ。全てがいっぺんに出てきてしまったため、この辺の経営が慌ただしいものがある。

南蛮ぬきは暖かい汁にネギが浮かんでいるもの。何だこりゃと思ったのだが、天ぬき=そば汁に天ぷらということからすれば、南蛮ぬき=そば汁に南蛮(すなわちネギ)ということで、確かにその通りである。

温かい汁と冷たい汁をそれぞれ使って蕎麦を食べる。蕎麦はややしばらく放置しておいたため、ちょっと固まり気味になってしまったが、そこはやむを得まい。何だか腹いっぱいになってきて、当初の構想(軽めに蕎麦で一杯)がブレてきたが、連休初日の昼食としては満足である。酒がちょっと飲み足りないが、そこは控えておこう(後のために)。