今日はJRで琴似に移動し、バー「D」へ。取り置きしてもらっている「The Whisky World誌」(タイトルはこの略)を取りに行った。雑誌だけ買って帰るのもなんなので、アンジュジアール・デランターニュ1974(カルバドス)を1杯だけ飲む。林檎の香りがした。
「アークエンジェルプロトコル」ライダ・モアハウス
SFとハードボイルドの融合は良いとして、ファンタジーと宗教がな。日本では受け入れられない要素が強いと思う。
「ごちそう探検隊」赤瀬川原平
ふぐとかにを同時に食べる作者・・・。何てことをするんであろうか(再読)。
「ゴールデンエイジ1 幻覚のラビリンス」ジョン・C・ライト
スケール感の大きいSF大作。自作以降にも期待。一つだけ文句を言っておくと、あまり記憶改変がすぎると何でもありになってしまうので、要注意。
「からみ隊」
かなり辛口の飲食店評価本。評価する時に経費で食べてちゃわからねえよな、といつも思うのであるが、結構家族と個人的に言っているふしもあり、割と正当な評価に見える(再読)。
以下、図書館の4冊。
「沖縄営業旅行記」川上ちはる
自費出版した「沖縄本」を補記縄の書店に売り込みに行く話。途中、作者が猛烈に落ち込むのがツライ。
「よくばり京あそび」内山理名
内山さんと私は趣味があわないようだ。
「中央線」ダ・ヴィンチ特別編集
取り上げられた駅で行ったことがあるのは八王子と三鷹かな。あまり記憶が残っていない。
「こだわりのロングセラー」岩川亜矢、和田由美
北海道のロングセラーを紹介しているので、ほとんどのものが取り上げられて納得の商品。製本上、やむをえないのだが、文章とイラストカット(精密です)が遠いのが惜しい。
SFとハードボイルドの融合は良いとして、ファンタジーと宗教がな。日本では受け入れられない要素が強いと思う。
「ごちそう探検隊」赤瀬川原平
ふぐとかにを同時に食べる作者・・・。何てことをするんであろうか(再読)。
「ゴールデンエイジ1 幻覚のラビリンス」ジョン・C・ライト
スケール感の大きいSF大作。自作以降にも期待。一つだけ文句を言っておくと、あまり記憶改変がすぎると何でもありになってしまうので、要注意。
「からみ隊」
かなり辛口の飲食店評価本。評価する時に経費で食べてちゃわからねえよな、といつも思うのであるが、結構家族と個人的に言っているふしもあり、割と正当な評価に見える(再読)。
以下、図書館の4冊。
「沖縄営業旅行記」川上ちはる
自費出版した「沖縄本」を補記縄の書店に売り込みに行く話。途中、作者が猛烈に落ち込むのがツライ。
「よくばり京あそび」内山理名
内山さんと私は趣味があわないようだ。
「中央線」ダ・ヴィンチ特別編集
取り上げられた駅で行ったことがあるのは八王子と三鷹かな。あまり記憶が残っていない。
「こだわりのロングセラー」岩川亜矢、和田由美
北海道のロングセラーを紹介しているので、ほとんどのものが取り上げられて納得の商品。製本上、やむをえないのだが、文章とイラストカット(精密です)が遠いのが惜しい。
苫小牧から札幌に戻り、STV北2条ビル→さいとう→セントラルとちょっとだけギャラリー巡り。
それから大通の焼鳥屋さん「TK」へ。以前、1度だけ来たことがあるのだが、なかなか焼鳥が旨い店である。通しはタコの口ばし部分の刺身、鳥精とつくねを注文した。
店のマスターは暇を見て鶏や豚レバーの塊をさばいているため、肉の鮮度はかなりよいものだと思う。鳥精は噛むとジンワリ肉汁がでてくる傑作。つくねはちょっと練り物っぽくて残念。
それから前回、団体客が注文した所で品切れになってしまった煮込みを注文。うずらの卵がポチッと可愛く落とされた煮込みは、野菜・コンニャク・肉片たっぷり。多分仕込みででた半端な所を入れているのであろう。形は小さくバラバラだが、噛むと肉の味が十分する。
飲み物はビール、どぶろく、店主お勧めの芋焼酎を飲んだ。徐々に常連らしい一人客が集まってきて、私の頭越しに「この店、常連ばっかりでふらっと来る奴いないよねえ」等と会話をしている。多分、私が店を出た後で「誰? あれ」という話になったであろう。
JRで琴似に移動(今日は1日散歩切符で苫小牧まで行ったのだ)。バー「D」へ。先日飲めなかったクロフテンギア1996シェリーフィニッシュを注文。前回飲んだバーボンフィニッシュとは全く異なる性格で、やはりシェリーの甘い風味がする。
続いてヘーゼルバーン8年、最後に口をすっきりさせようとフレンチ95。お客さんが増えてきたのと、ちょっと疲れがでたので、これにて帰宅。
それから大通の焼鳥屋さん「TK」へ。以前、1度だけ来たことがあるのだが、なかなか焼鳥が旨い店である。通しはタコの口ばし部分の刺身、鳥精とつくねを注文した。
店のマスターは暇を見て鶏や豚レバーの塊をさばいているため、肉の鮮度はかなりよいものだと思う。鳥精は噛むとジンワリ肉汁がでてくる傑作。つくねはちょっと練り物っぽくて残念。
それから前回、団体客が注文した所で品切れになってしまった煮込みを注文。うずらの卵がポチッと可愛く落とされた煮込みは、野菜・コンニャク・肉片たっぷり。多分仕込みででた半端な所を入れているのであろう。形は小さくバラバラだが、噛むと肉の味が十分する。
飲み物はビール、どぶろく、店主お勧めの芋焼酎を飲んだ。徐々に常連らしい一人客が集まってきて、私の頭越しに「この店、常連ばっかりでふらっと来る奴いないよねえ」等と会話をしている。多分、私が店を出た後で「誰? あれ」という話になったであろう。
JRで琴似に移動(今日は1日散歩切符で苫小牧まで行ったのだ)。バー「D」へ。先日飲めなかったクロフテンギア1996シェリーフィニッシュを注文。前回飲んだバーボンフィニッシュとは全く異なる性格で、やはりシェリーの甘い風味がする。
続いてヘーゼルバーン8年、最後に口をすっきりさせようとフレンチ95。お客さんが増えてきたのと、ちょっと疲れがでたので、これにて帰宅。
本日は苫小牧へ。快速エアポートに乗り、千歳で乗り換え。乗り継ぎを良く考えないで来たため、若干の時間があり千歳市内を散策。私は子供の頃千歳に住んでいたのだが、さすがにあまり懐かしいものもない(別項でちょっと書く)。
ちょうど昼頃に苫小牧着。結構な距離をあるいて苫小牧市博物館へ。本日は出光美術館所蔵「中国・磁州窯-なごみと味わい-」展を見に来たのである。早速入場すると、それほど込んではいないものの、十数名ほどの年配の方が見学していた。
基本的に博物館の建物が古いのもあり、せっかくの展示なのにうら寂しい感じがするのは否定できない。展示物も名品ぞろいという感じもしないが、多様な作風を素直に楽しめた。
磁州窯ではいろいろな技法を使ったらしく、一見白磁風の「白土かけ」や緑釉の色合いはかなり美しいものであった。他にも三彩の皿などは見もの。札幌市内で置かれているチラシには鳥の紋様がでているが、実はこれは陶枕だということが判明(いや、チラシにも書いてあるんだけど)。他にも陶枕が数点あり、興味深く見ることができた。
一言だけいうと、特別展の入場券と常設展の入場券が完全に別売りなのはどうかなと思う。もちろん入場収入ということはあるが、滅多に来ない人に苫小牧の歴史を見せるべきではなかろうか(まあ、常設展は300円だからセコイこと言うな、という話もある)。
1時過ぎになり、港の方向へ。
苫小牧港には結構有名な市場の食堂があるのだ。ところが、その食堂は大混雑で断念(並ぶのは嫌いだ)。
その手前にある、もう少し規模の多い食堂に入ることにした。あまり考えずにホッキカレーを注文。北海道外の人にはピンと来ないかもしれないが、苫小牧はホッキ貝(正式名称はウバガイ)の名産地なのである。
カレーが到着して、まずはあまりカレーのかかっていないホッキ貝を一口。うむ、これはなかなかのものである。ホッキの身は厚く、色が薄ピンクであることからも分かるように、火の通し加減は絶妙である。噛めば噛むほどホッキ貝のエキスが口中にあふれて、さすがの感であった。
で、カレーを一口。ううっ、写真からはよく見えないだろうが、カレーの中にもホッキの身やヒモ、貝柱の部分がかなり入っている。しかし、しかしである。カレーの味が強すぎて、ホッキの味がしない。カレーのベースもホッキで出汁を取っていないだろうなあ…。カレーがあまりついていないホッキをもう一口。これをカレーに混ぜ込んで食べなくてよかった。
ちょっとガッカリしつつ、漁港を散歩してから駅前方向へ。
【干物作り】
途中で科学館の「ミール展示館」の横を通り過ぎる。私が子供の頃夢見た宇宙ステーションは、こんなはずじゃなかったよなと思いつつ、駅前へ。
今日は駅前ビルで「東胆振物産まつり」をやっているのである。ホッキ、白老牛、シシャモとうまそうなものがあるのだが、なま物を購入するわけにも行かない。ホッキラーメンとキンキ中骨缶詰を購入して、札幌への電車に乗り込んだ。
ちょうど昼頃に苫小牧着。結構な距離をあるいて苫小牧市博物館へ。本日は出光美術館所蔵「中国・磁州窯-なごみと味わい-」展を見に来たのである。早速入場すると、それほど込んではいないものの、十数名ほどの年配の方が見学していた。
基本的に博物館の建物が古いのもあり、せっかくの展示なのにうら寂しい感じがするのは否定できない。展示物も名品ぞろいという感じもしないが、多様な作風を素直に楽しめた。
磁州窯ではいろいろな技法を使ったらしく、一見白磁風の「白土かけ」や緑釉の色合いはかなり美しいものであった。他にも三彩の皿などは見もの。札幌市内で置かれているチラシには鳥の紋様がでているが、実はこれは陶枕だということが判明(いや、チラシにも書いてあるんだけど)。他にも陶枕が数点あり、興味深く見ることができた。
一言だけいうと、特別展の入場券と常設展の入場券が完全に別売りなのはどうかなと思う。もちろん入場収入ということはあるが、滅多に来ない人に苫小牧の歴史を見せるべきではなかろうか(まあ、常設展は300円だからセコイこと言うな、という話もある)。
1時過ぎになり、港の方向へ。
苫小牧港には結構有名な市場の食堂があるのだ。ところが、その食堂は大混雑で断念(並ぶのは嫌いだ)。
その手前にある、もう少し規模の多い食堂に入ることにした。あまり考えずにホッキカレーを注文。北海道外の人にはピンと来ないかもしれないが、苫小牧はホッキ貝(正式名称はウバガイ)の名産地なのである。
カレーが到着して、まずはあまりカレーのかかっていないホッキ貝を一口。うむ、これはなかなかのものである。ホッキの身は厚く、色が薄ピンクであることからも分かるように、火の通し加減は絶妙である。噛めば噛むほどホッキ貝のエキスが口中にあふれて、さすがの感であった。
で、カレーを一口。ううっ、写真からはよく見えないだろうが、カレーの中にもホッキの身やヒモ、貝柱の部分がかなり入っている。しかし、しかしである。カレーの味が強すぎて、ホッキの味がしない。カレーのベースもホッキで出汁を取っていないだろうなあ…。カレーがあまりついていないホッキをもう一口。これをカレーに混ぜ込んで食べなくてよかった。
ちょっとガッカリしつつ、漁港を散歩してから駅前方向へ。
【干物作り】
途中で科学館の「ミール展示館」の横を通り過ぎる。私が子供の頃夢見た宇宙ステーションは、こんなはずじゃなかったよなと思いつつ、駅前へ。
今日は駅前ビルで「東胆振物産まつり」をやっているのである。ホッキ、白老牛、シシャモとうまそうなものがあるのだが、なま物を購入するわけにも行かない。ホッキラーメンとキンキ中骨缶詰を購入して、札幌への電車に乗り込んだ。
私は子供の頃千歳市に住んでいた。さすがにもはや懐かしいものもあまり残ってはいない。数年前に行った時にはかなり市内を歩き回り、子供の頃に遊んだと思われる公園にも行ってみた。
すでに遊ぶ子供もおらず、朽ち果てそうな雰囲気になっていたのだが、遊具に薄く残ったペンキの色を見て「ああ、ここで遊んでた!」と一気に記憶がよみがえってきた。また水のみ場(子供の頃は公園や校庭の水のみ場の水を飲んでたな)を見ると「ここで水飲んだなあ」という想い出が強烈に浮かんできた。
翌年、もう一度その公園に行ってみた所、遊具のペンキが完全に塗りなおされていたので、本当に行っておいて良かったと思う。しかし、相変わらずそこで遊ぶ子供はいないのであった。
やっているのか? 駅前食堂。
↓
千歳駅前はいわゆる商業の中心地ではないのだが、かなり整備が進んでいる模様。見たことのないビルが建っていた。
↓
霊感占い「サザエ」。取り壊し中。
↓
ビートル101。私が子供の頃にできた、千歳市初のショッピングモール。ものすごく興奮したものだ。
↓
すっかり札幌市内で店舗展開中の「もりもと」も、発祥の地はここ。千歳市民は「もりもとさん」とさん付けで呼んでいたのだ。
↓
千歳駅で千歳線開業80周年の写真展を開催。私が子供の頃は確かにこんな人出であった。
↓
すでに遊ぶ子供もおらず、朽ち果てそうな雰囲気になっていたのだが、遊具に薄く残ったペンキの色を見て「ああ、ここで遊んでた!」と一気に記憶がよみがえってきた。また水のみ場(子供の頃は公園や校庭の水のみ場の水を飲んでたな)を見ると「ここで水飲んだなあ」という想い出が強烈に浮かんできた。
翌年、もう一度その公園に行ってみた所、遊具のペンキが完全に塗りなおされていたので、本当に行っておいて良かったと思う。しかし、相変わらずそこで遊ぶ子供はいないのであった。
やっているのか? 駅前食堂。
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千歳駅前はいわゆる商業の中心地ではないのだが、かなり整備が進んでいる模様。見たことのないビルが建っていた。
↓
霊感占い「サザエ」。取り壊し中。
↓
ビートル101。私が子供の頃にできた、千歳市初のショッピングモール。ものすごく興奮したものだ。
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すっかり札幌市内で店舗展開中の「もりもと」も、発祥の地はここ。千歳市民は「もりもとさん」とさん付けで呼んでいたのだ。
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千歳駅で千歳線開業80周年の写真展を開催。私が子供の頃は確かにこんな人出であった。
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本日は所要があって会社を休み、ついでにギャラリー巡り。時計台→道新→たぴお→大同→富士フォトサロン→大丸の「梅原隆三郎展」の6箇所。
時計台の「水彩連盟北海道札幌支部展」なかなか良い。三階に展示されていた竹津昇の小品が印象的。
道新の「平野俊昌・白鳥信之展」。白鳥の人物画は「この人の人生、いろいろあっただろうなあ」と思わせる深みがある。
大同の「NAC展」。会場で夕張市美術館を閉鎖させないための署名が集められており、滅多に署名をしない私もしておいた。会場内でも「何か一石投じよう」ということで「飛礫(つぶて)」を粘土で作るコーナーがあった。私もやってみたのだが、粘土の固さがちょうど良く、ハンバーグの形にしてしまった(写真右下)。
大丸の「梅原隆三郎展」。平日に来ると空いているなあ。普段土曜日にしかこれないのだが、今日はゆっくり見ることができた。キッチリ描いているようには見えない作風で、私はあまり好まないタイプだが、いくつか面白い作品があった。
「薔薇」(1枚目):伊万里(?)の花瓶が良い。
「白椿」:小ぢんまりした小品だが、バランスよし。
「婦人像」:ざっと描いているように見えて、不思議と浴衣の素材感がある。
その他、初期の淡い風景画や力強い「巴里ノートルダム」は良い。本人のコレクションでルオー「十字架のキリスト」、熊谷守一「猫」(配色が良い)などの見所もあり。
時計台の「水彩連盟北海道札幌支部展」なかなか良い。三階に展示されていた竹津昇の小品が印象的。
道新の「平野俊昌・白鳥信之展」。白鳥の人物画は「この人の人生、いろいろあっただろうなあ」と思わせる深みがある。
大同の「NAC展」。会場で夕張市美術館を閉鎖させないための署名が集められており、滅多に署名をしない私もしておいた。会場内でも「何か一石投じよう」ということで「飛礫(つぶて)」を粘土で作るコーナーがあった。私もやってみたのだが、粘土の固さがちょうど良く、ハンバーグの形にしてしまった(写真右下)。
大丸の「梅原隆三郎展」。平日に来ると空いているなあ。普段土曜日にしかこれないのだが、今日はゆっくり見ることができた。キッチリ描いているようには見えない作風で、私はあまり好まないタイプだが、いくつか面白い作品があった。
「薔薇」(1枚目):伊万里(?)の花瓶が良い。
「白椿」:小ぢんまりした小品だが、バランスよし。
「婦人像」:ざっと描いているように見えて、不思議と浴衣の素材感がある。
その他、初期の淡い風景画や力強い「巴里ノートルダム」は良い。本人のコレクションでルオー「十字架のキリスト」、熊谷守一「猫」(配色が良い)などの見所もあり。
日本ハムが優勝した訳だが、私の心にはなぜか中日の川上(もう一人言うならばソフトバンクの斎藤)の姿が焼きついてしょうがない。
「グロテスク」桐野夏生
恐るべきグロテスクさへのエスカレーション。「黒と茶の幻想」と同じような4人語りながら、全く違う印象。
「誰もわたしを倒せない」伯方雪日
プロレス界を舞台にした推理物。先日読んだ「マッチメイク」よりプロレス内幕を書けていると思うのだが、だからと言って好感を持つわけではない。
以下、図書館の6冊
「ホーローの旅」泉麻人、町田忍
こういう失われつつあるものを記録する意義はある。
「香港頭上観察」赤瀬川原平
復帰前の香港写真集。立体感のある都市だ。
「ベルリン正体不明」赤瀬川原平
香港とはまた対極にある整然とした都市。
「新幹線100系乗りつぶし食べつくし物語」小川修
失われつつある食堂車への愛があふれる一冊。
「わが愛する夭逝画家たち」窪島誠一郎
東京国立近代美術館で村山槐多、関根正二、松本俊介、靉光を見たばっかりだったので面白かった。
「日本の近代美術と西洋」匠秀夫
青木茂がギュスターブ・モローを好んでいたとか、ミレー、クレー、ゴッホ、ロダン、ヴラマンクと日本(人)の関係とか面白かった。
「グロテスク」桐野夏生
恐るべきグロテスクさへのエスカレーション。「黒と茶の幻想」と同じような4人語りながら、全く違う印象。
「誰もわたしを倒せない」伯方雪日
プロレス界を舞台にした推理物。先日読んだ「マッチメイク」よりプロレス内幕を書けていると思うのだが、だからと言って好感を持つわけではない。
以下、図書館の6冊
「ホーローの旅」泉麻人、町田忍
こういう失われつつあるものを記録する意義はある。
「香港頭上観察」赤瀬川原平
復帰前の香港写真集。立体感のある都市だ。
「ベルリン正体不明」赤瀬川原平
香港とはまた対極にある整然とした都市。
「新幹線100系乗りつぶし食べつくし物語」小川修
失われつつある食堂車への愛があふれる一冊。
「わが愛する夭逝画家たち」窪島誠一郎
東京国立近代美術館で村山槐多、関根正二、松本俊介、靉光を見たばっかりだったので面白かった。
「日本の近代美術と西洋」匠秀夫
青木茂がギュスターブ・モローを好んでいたとか、ミレー、クレー、ゴッホ、ロダン、ヴラマンクと日本(人)の関係とか面白かった。
日本シリーズが盛り上がっている時こそ、空いているであろうバー「N」へ。ラジオ中継がかかっていたが、まあそれはそのままでも良い。
最初の一杯は「ゆきあかり」というカクテル。Nさんがカクテルの写真撮影をしていた所ということで、そのままご馳走になる。ウォッカベースにバラのリキュールで華やかな感じ。
2杯目はもう少し重めにロブロイ。そいつを飲んでいると、Nさん宛てに小包が届いた。知人が北海道産のチーズを送ってくれたそうで、ついでに私もご相伴。いつもすみませんねえ。
3種類のチーズはハート型に形成されているカマンベールと、バーボンウォッシュのチーズ、コクワ酒ウォッシュのチーズ。バーボンウォッシュが香りも複雑で、中の熟成度合もちょうど良かった。コクワの奴は、まだ中心部が硬い。食べごろまでもう少しであるな。
チーズをいただきながらそれに合うカクテルは? ということで白ワインの入ったガーネットを頂く。少々甘いがワイン風味がぴったりである。最後にスモーキーマティーニ(アードベッグ)を注文。ご馳走になったせいもあり、定量オーバー気味で早い時間なのに酔っ払う。
帰りに竹鶴12年、ボンベイサファイアを購入して帰宅。
最初の一杯は「ゆきあかり」というカクテル。Nさんがカクテルの写真撮影をしていた所ということで、そのままご馳走になる。ウォッカベースにバラのリキュールで華やかな感じ。
2杯目はもう少し重めにロブロイ。そいつを飲んでいると、Nさん宛てに小包が届いた。知人が北海道産のチーズを送ってくれたそうで、ついでに私もご相伴。いつもすみませんねえ。
3種類のチーズはハート型に形成されているカマンベールと、バーボンウォッシュのチーズ、コクワ酒ウォッシュのチーズ。バーボンウォッシュが香りも複雑で、中の熟成度合もちょうど良かった。コクワの奴は、まだ中心部が硬い。食べごろまでもう少しであるな。
チーズをいただきながらそれに合うカクテルは? ということで白ワインの入ったガーネットを頂く。少々甘いがワイン風味がぴったりである。最後にスモーキーマティーニ(アードベッグ)を注文。ご馳走になったせいもあり、定量オーバー気味で早い時間なのに酔っ払う。
帰りに竹鶴12年、ボンベイサファイアを購入して帰宅。
もう、寒いと表現した方が良い札幌である。
「ネジ式ザゼツキー」島田荘司
人間の首がネジ式になっており、外れて落ちる! そんな奇想に理屈を何とかつけた小説。苦しいが良くやったと言いたい。感動的でもある。
「北斗の拳 乱世英雄伝」武論尊、原哲夫
いたってまともにキャラクター紹介を行っている。もう少し遊びがあってもなあ。
「レインレインボウ」加納朋子
上手いが女性ばかりの登場人物の内面は、私にとっては少々うるさい。
「奇偶 上下」山口雅也
神学論、存在論を戦わせつつ、確率論へ到る。推理小説ではないと言っておこう。シュレジンガーの猫やトンネル効果といったSF界ではありふれたキーワードも気になる。
「黒と茶の幻想 上下」恩田陸
学生時代の友人4名が屋久島を旅しながら、過去の気がかりに関して会話を交わしていく。どんどん危険な取り返しの付かない方向へ会話が進む雰囲気が上手い。ところが最終章が理性の章になっており、あやうく現実世界へ留まる。このエンディングが良かったか悪かったか。
図書館の1冊
「海の幸山の幸人の味」喜早哲
ダークダックスの一人による全国食べ歩きの記。北海道が入ってなくて残念。
「ネジ式ザゼツキー」島田荘司
人間の首がネジ式になっており、外れて落ちる! そんな奇想に理屈を何とかつけた小説。苦しいが良くやったと言いたい。感動的でもある。
「北斗の拳 乱世英雄伝」武論尊、原哲夫
いたってまともにキャラクター紹介を行っている。もう少し遊びがあってもなあ。
「レインレインボウ」加納朋子
上手いが女性ばかりの登場人物の内面は、私にとっては少々うるさい。
「奇偶 上下」山口雅也
神学論、存在論を戦わせつつ、確率論へ到る。推理小説ではないと言っておこう。シュレジンガーの猫やトンネル効果といったSF界ではありふれたキーワードも気になる。
「黒と茶の幻想 上下」恩田陸
学生時代の友人4名が屋久島を旅しながら、過去の気がかりに関して会話を交わしていく。どんどん危険な取り返しの付かない方向へ会話が進む雰囲気が上手い。ところが最終章が理性の章になっており、あやうく現実世界へ留まる。このエンディングが良かったか悪かったか。
図書館の1冊
「海の幸山の幸人の味」喜早哲
ダークダックスの一人による全国食べ歩きの記。北海道が入ってなくて残念。
セミナーに行く前に時間調整のため立ち呑み「B」へ久しぶりに行く。いつものお姉さんと会話しつつギネス、カルヴァドスを飲む。最近店に鹿の頭部(もちろん骨と角だけ)を持ってきてくれたお客さんがいるらしく、嬉しいやら迷惑やらとのこと。その人の非常に面白い逸話を聞かせてくれたのだが、ここには書けない。
セミナー終了後、参加していた知人と絵画の話をしながら北24条へ。その人も「若冲と江戸絵画展」に行ったらしいのだが、三の丸尚蔵館のことを知らないようなので、そこで見た若冲の自慢をしておいた。
北24条の「T」では、2台のTVで店内客が全員日本シリーズ観戦中。今日は料理は全てマスターのおまかせ(合間に作っているらしい)、ビール300円、日本酒300円(銘柄指定不可)ということらしい。
黙って座っていてでてきたものは、肉じゃが(試合前に多めに仕込んだらしい)、サンマ焼き(辛味大根)、焼鳥、くじらとイカの刺身、トマトサラダ、鳥わさ等。日本酒は通常置かれているのを順番に開けて出しているらしい。私は国稀、大山2杯、もう一種類何かを飲んだ。この銘柄で300円というのは非常にお得だったと思う。
現在の私は野球に興味がないのだが、周りの熱気に煽られて昔取った杵柄を全開。ご多分に漏れず(北海道人に多い)巨人ファンだったのと、野球漫画や野球の記録本をよく読んでいたため、私は野球にものすごく詳しい(過去形かな?)。昔話や巨人の星の話を交えて盛り上がるも、日ハム敗戦。
その後、コンサドーレの試合(昇格できないのが確定)を観戦していた知人もやってきたが、全員落ち込むかと思いきや、酒の飲みすぎで意気が上がる。23時頃、おにぎりを食べて解散。
セミナー終了後、参加していた知人と絵画の話をしながら北24条へ。その人も「若冲と江戸絵画展」に行ったらしいのだが、三の丸尚蔵館のことを知らないようなので、そこで見た若冲の自慢をしておいた。
北24条の「T」では、2台のTVで店内客が全員日本シリーズ観戦中。今日は料理は全てマスターのおまかせ(合間に作っているらしい)、ビール300円、日本酒300円(銘柄指定不可)ということらしい。
黙って座っていてでてきたものは、肉じゃが(試合前に多めに仕込んだらしい)、サンマ焼き(辛味大根)、焼鳥、くじらとイカの刺身、トマトサラダ、鳥わさ等。日本酒は通常置かれているのを順番に開けて出しているらしい。私は国稀、大山2杯、もう一種類何かを飲んだ。この銘柄で300円というのは非常にお得だったと思う。
現在の私は野球に興味がないのだが、周りの熱気に煽られて昔取った杵柄を全開。ご多分に漏れず(北海道人に多い)巨人ファンだったのと、野球漫画や野球の記録本をよく読んでいたため、私は野球にものすごく詳しい(過去形かな?)。昔話や巨人の星の話を交えて盛り上がるも、日ハム敗戦。
その後、コンサドーレの試合(昇格できないのが確定)を観戦していた知人もやってきたが、全員落ち込むかと思いきや、酒の飲みすぎで意気が上がる。23時頃、おにぎりを食べて解散。
札幌市内のギャラリー巡りは久しぶりか。とは言え、ユリイカ→市民会館→時計台→たぴお→大同→大通の6箇所と少なめ。
時計台ギャラリーの「坪根公司展」。九州の雄大な風景が素敵(北海道とはどこか違っていて、より以上に雄大に見える)。「GEM木版画展」は割りと毎年楽しみにしている。
その後、個人情報保護関係のセミナーに2時間程出席。
※写真は調整中のテレビ塔の時計。青空をバックに19時59分。
時計台ギャラリーの「坪根公司展」。九州の雄大な風景が素敵(北海道とはどこか違っていて、より以上に雄大に見える)。「GEM木版画展」は割りと毎年楽しみにしている。
その後、個人情報保護関係のセミナーに2時間程出席。
※写真は調整中のテレビ塔の時計。青空をバックに19時59分。
脱サラした知人の古書店を訪問。非常にきれいで入りやすい店だが、大規模新古書店と昔ながらの古書店との間で、大変なのだろうと推測する。昔からの夢を実現したそうなので、継続的にやっていけることを願っている。
滅多に降りない地下鉄駅で降りてラーメンを食べよう、という企画を昔やっていたのだが(心の中で)、今日は平岸駅から古書店へ行く途中で「N」という店を発見。
客が私一人で不安になったが、醤油ラーメンを注文。スープが熱く、麺は程よい硬さ。大きなチャーシューには炙った香がしており、炒め野菜も歯ごたえが良い感じだ。スープに少々ニンニク風味が強いのだけが惜しい感じがしたが、まずまずの味だった。
滅多に降りない地下鉄駅で降りてラーメンを食べよう、という企画を昔やっていたのだが(心の中で)、今日は平岸駅から古書店へ行く途中で「N」という店を発見。
客が私一人で不安になったが、醤油ラーメンを注文。スープが熱く、麺は程よい硬さ。大きなチャーシューには炙った香がしており、炒め野菜も歯ごたえが良い感じだ。スープに少々ニンニク風味が強いのだけが惜しい感じがしたが、まずまずの味だった。