散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

ウィスキー三昧

2006年02月28日 21時42分47秒 | 飲み歩き・琴似界隈
時間ができたので、琴似のバー「D」へ。

1杯目はジン+シャルトリューズヴェール+スイートベルモット+ビタースの「ビジュー」と言うカクテル。ふむふむ、中々複雑な味がする。
2杯目はマッカラン・15年・ペドロヒメネスカスク。甘口タイプのシェリー樽で熟成させたらしい。思ったほど甘くはないが、樽香が結構感じられる。

オリンピック関連の話をしながら、3杯目。ベリーベリーオールド・セントニック1989・クリスマス・ドリームは、ちょっと時期が過ぎてしまったが、クリスマスバージョンである。後味はじわっと深く、スコッチ好きにもお勧め。
最後に、ビッグスモーク・60。アルコール度数が60度、強烈な煙臭さ。パンチのある味で終了。

「今度、ちょっと珍しい酒を開けるのですが」とマスターからお誘いがあり、来週も出撃する事になる。その酒の話は行った後に。

日記2題

2006年02月27日 18時16分33秒 | Weblog
このブログは、誰一人知らせずに始めたので、アクセス数は悲しくなるほど少ない。しかし最近、徐々に増加傾向にあって励みになっている。
(今の所、私の顔とブログを一致させている人は2人)

約1年間、ある研究を進めていたのだが、2月24日に東京で発表会があった。私は行けなかったのだが、チームメンバーが発表し、審査員特別賞というのをもらえたそうだ。商品は商品券3万円分だそうである。金額以上に、皆で作ったものが評価されたのは嬉しいことである。

20060227最近読んだ本

2006年02月27日 12時51分28秒 | 読書
「仏教美術入門」佐和隆研
かなり仏像の体系が分かってきた。

「悪魔のダンス」視覚デザイン研究所
悪魔等が描かれた画を中心に紹介した本。このシリーズは入りやすくて良いね。

「青空の卵」坂木司
友情やら何やらで、ベタだけど面白い。端役に見える人が次の短編にも登場し、キャラクターが使い捨てでない所が好き(推理小説の短編には珍しい)。

「川の深さは」福井晴敏
甘い話だが、希望を持つということは良い事だ(再読)。

「絵画の読み方」西岡文彦
絵画の色々なメッセージを読み取る事も重要だが、まずは見ることかな。

「世紀末美術の楽しみ方」川村錠一郎
「悪魔のダンス」と紹介している画がかなり重なっていた。クノップフ、バーン=ジョーンズは好きな画家で、まとめて見たいと思っている。クプカ、レイトン、ウォーターハウス、グリムショウの画に興味。初めて知った人たちばかりである。惜しいのは図版の位置と本文が遠くて見づらいこと。

「日本美術のことば案内」日高薫
あまり見ない図版が多く、用語解説も含め参考になる。

たまらん

2006年02月25日 21時03分55秒 | 食べ歩き
二十四軒のビストロ「PE」へ。
2回ほど昼に行ってみたのだが、夜の時間帯は初めてである。
シュークルートと生ハムのアミューズが出て、スイスの赤ワインを飲む。スイスのワインと言うのはあまり聞いたことがないが、説明を聞くと国内消費が主であるらしい。

前菜にパテを注文。私はたまに缶詰のパテを買って、クラッカーやトーストと食べるのが好きなのだが、やっぱりプロが店で出すものは全然違う。
肉の味がくっきり感じられるパテに、ワインの味も何割かアップしたような感じだ。付け合せのピクルスも、バランスが良い。

前菜はその他に、羊のハムのようなものと、ふくらぎ+ほうれん草のサラダ仕立て。羊は香がしっかりしている。ふくらぎは軽く干してあるせいか、厚切りかつお節サラダと言う感じだ。
続いてアサリのパスタ。これは普段食べているものと、アサリのサイズが違い、ふっくらと火が通った感じがする。

そしてメインは薩摩地鶏と豚足のドーブ煮込みである。
私は「東京三大煮込み」と言われると、わざわざ行ってしまった程の煮込み好きなのだが、これには参った。
旨いのだから別に参らなくても良いのだが、鶏の味がしっかりしており、豚足のトロトロさとゼラチンが溶け込んだ程よくコッテリした味がたまらない。私の煮込みランキングでもこれはトップと言って過言ではないだろうなあ。

ギャラリー巡り

2006年02月25日 16時58分59秒 | ART
本日は、昼過ぎからギャラリー巡りを開始。
市民ギャラリー→セントラル→さいとう→北海道画廊→時計台→北2条STV→たぴお→大同。
写真は北2条STVビル。ロビーの雰囲気ががらっと変わった。





時期的に卒業展が多い。以前は漠然とこういう勉強をしている人たちって大勢いるもんだなあと思っていたが、最近は仕事でプレゼンテーションの必要性が高まっているせいか、非常に見せ方が気になる。

いろいろ回った後、珍しく札幌駅の喫茶店で一休み。濃厚なコーヒーが好きな私は「ストロング」と言うのを注文。香がよかったが、ダブル量にしたらちょっと強力すぎたかもしれない。


歓送迎会

2006年02月25日 00時40分19秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
本日はちょっと時期はずれだが、会社の歓送迎会。

少々時間があるので、一人で大通のバー「IP」へ。
テキーラにわずかにライムが入った、スレッジハンマーのテキーラ版だそうである。これは爽やかで強い。

あっという間に飲んでしまい、2杯目はシャルトリューズを使ったカクテルを注文する。なにやら仕事をしていると思ったら、サンジェルマンと言うカクテルが登場した。シャルトリューズヴェール+グレープフルーツジュース+レモンに加えて、「卵白」が使われているということであった。卵白入りのカクテルもいくつかあるが、飲むのは初めて。何となくイメージでは「ドロッ」としているのかと思ったが、それほどではない。シャルトリューズの癖(好きだが)を上手くマイルドにカバーしている感じだ。

2杯連続で強力なカクテルを飲み、少々陽気になって会場の「P」ホテルへ。
円卓につき、中華料理のコースである。酒はあまりパッとしたものがなく、ワインを大量に飲む。料理はまずまず。

入社以来お世話になっている先輩が退職することもあり、その人を含めた5人でスナックへ(週3回スナックって、人生初か)。
珍しく12時を超えて、帰宅。ふぅー。

明日送別会なのに、今日も飲みに行ってしまった

2006年02月23日 23時36分57秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
元々名古屋の店「Y」へ。早くも札幌3号店である。
食べるものは手羽先、みそかつ串、塩焼きそば等。
皆さんが会話で盛り上がっている間に、手羽先を次々食べる。
辛さをビールで押さえては、また手羽先と拍車がかかる。
塩焼きそばも太目の麺がしっかりしていて、割と良かった。

飲み物はビール、白角ダブル、焼酎(銘柄忘れた)。
酒に関しては「何でもあるが、特に飲みたいものがない」と言う感じだな。

2軒目は相変わらずスナック。
酒はローヤル水割り。うーん・・・
(ローヤルは嫌いではない)

20060223最近読んだ本

2006年02月23日 12時18分40秒 | 読書
図書館の本、5冊
「江戸の画家たち」小林忠
東京に住んで、浮世絵をじっくり見たいなあ。北海道立近代美術館でも、今後期待してます。

「現代美術入門」美術出版社編集部
分かったような、分からんような。

「とっておき、味の札幌」
約20年前の札幌の飲食店ガイド。物価が結構違う。

「目を見張る伊藤若冲の動植綵絵」狩野博幸
先日2点見たばかりだが、じっくり見たいなあ若冲。リアリズムで片付けられない何かがありそう。

「じっくり見たい源氏物語絵巻」佐野みどり
先日見た源氏物語がどんなシーンだったのかがやっと分かった。話がわかると、画に関しても感慨がひとしお。大河ロマンとでも言うべきストーリーの壮大さを初めて知ったのだが、事前に勉強していなかったのには反省。本の中でも文字に関しての扱いは少ないが、重なるように畳み掛ける書き方が内容のクライマックスと同期が取れているということが分かった。
ところで、光源氏は何人と結婚したの? 凄すぎ。

「見仏記4」いとうせいこう、みうらじゅん
早くも再読。

猫と携帯

2006年02月21日 21時41分59秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
会議の司会をやっていたら、ヒートしてしまい、ちょっと飲みに行くことに。
新しい立ち飲み屋はなあ・・・、と文句を言いつつも、一度行ってみたいと思っていたすすきの店へ。時間が中途半端だったせいか、かなり混んでおり挫折。結局、いつものバー「C」へ。

一杯目はウィスキーソーダ(この店に限り、一杯目はおおむねこれ。でも恥ずかしくて「いつもの」って言ったことはない)。
二杯目は珍しいボトルが目に付いて、指差し注文。瓶の首のシールに「23」と書いてあったので、そう思っていたのだが、予想通りロンサカパ・センテナリオ(23年熟成)であった。
これはストレートで味わうに十分な酒だ。周りのお客さんも「ボトルの腹巻が可愛い」とか「飲んで見たい」と(ボトルが)すっかり話題の中心になってしまった。藁を編んだ薄いベルトのようなものが、ボトルの一部に巻かれているのである。

三杯目はハンター。ウィスキーとチェリーブランデーだけのカクテルだが、東京の某バーで飲んだときには、結構飲みやすいと言う印象であった。
しかし、この店のマスターが作ると結構ハードでドシンと来る味だ。こっちの方が好みである気がするが、不意を打たれた。

そのうちに、周囲の客の会話は携帯の待ち受け画面の猫写真に移っていた。動物嫌いで携帯を持っていない私は、定量の三杯で店を出た。

まあ、色々ある訳よ

2006年02月21日 00時49分06秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日は会社の飲み会。

その前に、一人でゼロ次会へ。
最近、札幌には立ち飲み屋さんが増えている。私は流行の店よりも、オッサン達のたまり場のような立ち飲み屋の方が好きなのだが、後学のため、すすきののバー「SS」へ。以前店の前を通りがかって、チラッと見た記憶がよみがえって来た。店内は今風だなあ、カウンターの中心に20代前半の女性、奥に店長(経営者?)らしき女性。
最初はあまり考えずにウォッカ+レモンを注文した。そこそこの酒の種類はあるし、食べ物もいろいろあるようだ。
キャッシュオンデリバリーでお金を払うのだが、何だか随分安い。
(自宅に帰って雑誌で確認すると、17~19時まで飲み物半額なのである。大丈夫か?)

話を聞くと、昨年の8月に開店した店で、カウンターの女性は「先週からバイトで入ってます」ということであった。
2杯目はラフロイグ10年。目分量で注いでいるが、結構な量が入っているようだ。これで半額300円だから、大丈夫かなあ? さすがに原価割れはしていないようだが。TVのオリンピック結果ニュース等をみながら、しばし雑談。このくらいの年齢の女性と普段会話しないので、気疲れする。何十年たっても女の子と話すのは苦手だ。
(まともな話し方をする人で、喋り方についていけないわけではない)

2軒目は焼き鳥「T」で会社のメンバーと合流。ここは以前から店構えを見て気になっていた所である。
飲み物はビールと途中から紫蘇焼酎。食べ物は新子焼(鳥の半身)、豚シソ巻き、砂肝、レバ、つくね、枝豆、焼きポテト、鳥わさ。これは中々しっかりした味だ。

3軒目は会社の人といつも行くスナック。正直な所、私にはスナックの存在意義がよく分からないのだが、まあ、そういうものなのだろう。今ひとつ乗り切れない私は、カウンターに一人できていた女性が、お通しを出すのを手伝っていたのをきっかけに、そちらに席を移し話を聞く。ああ、やっぱりこの位の年代(50代か?)の人の方が疲れないぞ。
と思いつつ、深夜帰宅。

20060218最近読んだ本

2006年02月18日 23時14分17秒 | 読書
「酒場歳時記」吉田類
飲み屋を回る幸せよ(再読)。

「数奇にして有限の良い結末を」森博嗣
横組みでしかも字が多い。おかげさまで出張の間この1冊で無事過ごすことに。

「火の粉」雫井脩介
何かが起きそうな嫌な雰囲気が実にうまい。しかしストーリー自体は最近良くあるパターン。楽しい話ではない。

「東京居酒屋はしご酒」伊丹由宇
紹介166軒中、行ったことがあるのは11軒。東京の話だからしょうがないけど、まだまだ(再読)。

「国宝を中心とする古美術名品」「日本近代絵画の巨匠たち、近代工芸の創生」
東京美術倶楽部の展覧会目録。重いのを持ってきただけのことはあった。図録で気づいたが、「不動明王」って高村光雲作だったのね。光太郎だと思ってた。

「うりひゃー沖縄」アジア光俊、よねやまゆうこ
東京10連発が終わったので、次の旅行地を妄想しようかなあ(再読)。

「熊の場所」舞城王太郎
文章がラップ的であるが、テーマは決して軽くないので、面白い。

「炎のバーテンダー」モリ淳史
マンガの内容は良いのだが、帯で「マティーニは15分以内に冷たいうちに飲むのが”通”です」とか言っている方は誰? 確かに温度が上がらないうちに飲むほうが望ましいに決まっているが、それを声高に言うのも押し付けがましい話だな。

新蕎麦?

2006年02月18日 17時34分10秒 | 食べ歩き
昼食は蕎麦。
といっても板わさとビール小を注文。板わさの付合せは山葵漬けかあ・・・ ちょっと苦手だ。それから大山純米を頼んで、「新蕎麦」を注文。しかし蕎麦って秋口に取れると思っていたのだが、本当に「新」なのかなあ・・・

なみなみ


疑惑の新蕎麦

ギャラリー巡り

2006年02月18日 17時25分41秒 | ART
今日はそこそこ回れた。近美→教育文化会館→紀伊国屋→大同→大通美術館→時計台→さいとう→セントラル→4プラ→三越。

近美「浮世絵美人画の魅力」:今回は国貞の残りと国芳を見るが、まだ全部は見終わらない。着物の柄が面白いな。表はもちろん、帯・裏地、小物など見るべきところが沢山ある。「源氏後集余情 絵合」と言う作品に魚介類が沢山書かれている。タコ・鯛・イセエビ・エイ・平目・アワビ・カサゴ?・鯔? どんな魚が一般的に食べられてたのか想像でき面白い(エイって食べてたのか?)。
国芳作品では各国の名物が取り上げられたものがあり、豆州・山椒魚、神通川・鱒、さつま・やき物、河内・石灰とこちらも面白い。

紀伊国屋「札幌の路面電車」:電車が2輌連結して走っていたり、駅前通に旧都銀の看板が沢山あったり、時計のついていないTV塔があったり。こういうのが好きな人にはたまらん。

時計台「札教の卒業展」:目に付いた方々、大槻力也、船山千郁、松井朋実、松尾道行など。

4プラ「佐野妙子 富樫はるか展」。電柱の画と侍シリーズが面白かった。4プラのここまで足を踏み入れたのは20年ぶりくらいかもしれない。

結局いつもの

2006年02月17日 23時51分46秒 | 飲み歩き・琴似界隈
会合が終わったら、新たな店を開拓しようかと思っていたが、残念ながら結構な時間になり、いつもの琴似「D」に行くことになった。
喉が渇いており、最初にビール(小)、お通しはしらたき鱈子あえである。

メニューを見て、バチマグロ刺しと酒を頼んだ。
私はこの店では普段、マスターの眼力を信頼して、酒の銘柄はおまかせである。本日の一杯目は勢起・純米が登場した。
続いて、ふくらぎ塩焼きと二杯目の醴泉特別本醸。魚が焼けるまで凌いでくださいと、川のりがおつまみとして出て来た。香りの良い川のりを舐めつつ待っているとふくらぎが到着。ふくらぎはカマ下から10cmくらいの身がついており、ふってある塩加減がたまらない。合せてもらった醴泉は度数も強めで個性的なくっきりした味がする。

もう一つ、つなぎに鱈子味付けをもらい、若鶏煮凝りを注文。
お願いして出て来た酒は十四代新本丸である。やはりこの銘柄は旨い。鶏の煮凝りはあまりイメージが湧いていなかったのだが、何気なく出されたのを食べると、これが絶品である。
煮るための出汁には鶏、海老、椎茸などを使っているらしいが、煮凝りの部分が自分で作ったように硬くなく、すっと溶ける柔らかさで、臭みはないが味わいがある。この値段(いたって安い)の酒のつまみとしては、世界屈指と言っても良いだろう。

マスターとオリンピックのあれこれについて話をする。
・4人でボードで滑降する競技は面白い
・(ママ曰く)男子フィギュアのプロシェンコは次元が違う

と言うことであった。