久々に小樽に行ってみたかった理由は、ウィングベイ小樽にできた、道内最大級の「喜久屋書店」である。ほぼ開店と同時に店にたどり着いたが、実に素晴らしい。規模的にはJRタワーの旭屋書店を大きく上回るものではないが、何よりも人がいないのだ。最初の内は、客よりも店員の方が多かったと思う。快適に本を5冊購入。このまま潰れないことを祈る。
歩いて小樽の中心部へ。昼食は大衆的な中華料理店「K」で醤油ラーメン。かつて小樽でお気に入りであった店が、恐らく店主高齢のため閉店になってからこの店に通っているのである。麺は少々柔らかかったが、野菜のいため加減が良い。スープはチャーハンのおまけとして付く中華スープを和風にやや引き戻したような素朴な味である。この物足りなさが良いのである。
昼食後、小樽美術館の「白江正夫展」。水彩の風景画が主体だが、時に心象風景とも思える画が登場し、興味引かれる。次に小樽文学館の「韓国文学展」。ハングル文字なのでちょっと厳しい。
意外に面白かったのが小樽市博物館の「外来生物展」である。ブルーギルやアライグマ、西洋タンポポが外来種として問題になっているのは非常に有名である。しかし、ニジマスやシロツメクサまで外来種と言われても今更な感じもするなあ。
夕刻になり、おでんの店「H」へ。本日の小樽は日中こそ暖かかったものの、夕刻以降はややひんやりしている。最初にビール、そのあとは日本酒ぬる燗に移行することになった。つまみはおでん。大根・袋・団子・竹の子・豆腐・じゃが芋と注文。薄味で何だか物足りないが、その分後を引く感じがある。
ところで、この店、かの有名な小樽の寿司屋通りの側にある。皆さんは小樽の寿司屋のおまかせセット(大体10カンで、本日の一番良いネタを使っていると称するもの)がいくらだかご存知だろうか? 店の大きさにもよるのだが、一等地を占める寿司屋ではなんと4800円! なのである。私なら金があっても絶対頼まないな。
続いてバー「H」へ。この店は小樽では最も古い方に入るオーセンティックバーである。最初にシーバス12年ソーダ割。続いて、ブルーマンデイ、マティーニ、バーマンに相談してオリジナルカクテル。私の相手をしてくれたバーマンは非常にカッコいいタイプである。
それはさておき、隣が恐るべしバカ客であった。でかい態度で「ウィスキーはグラスの口当たりで味が変わるんだ」等とぬかし、1ショットの酒を2つのグラスに分けて注がせている。そのグラスを選ぶ態度もたいしたもので、「それは小さい」「それは大きすぎる」とあれこれ出させる始末。
しまいに、アイラモルトを「これは薬臭い」などと寝ぼけたことをぬかしておるわ。「手前が何にも分かってねえだけだろ」と心の中で怒鳴りつける私は、まだまだ修行ができていない。オーナー氏は顔色一つ変えずに、その客を軽ーくあしらっているのだった(内心は分からないけどね)。
歩いて小樽の中心部へ。昼食は大衆的な中華料理店「K」で醤油ラーメン。かつて小樽でお気に入りであった店が、恐らく店主高齢のため閉店になってからこの店に通っているのである。麺は少々柔らかかったが、野菜のいため加減が良い。スープはチャーハンのおまけとして付く中華スープを和風にやや引き戻したような素朴な味である。この物足りなさが良いのである。
昼食後、小樽美術館の「白江正夫展」。水彩の風景画が主体だが、時に心象風景とも思える画が登場し、興味引かれる。次に小樽文学館の「韓国文学展」。ハングル文字なのでちょっと厳しい。
意外に面白かったのが小樽市博物館の「外来生物展」である。ブルーギルやアライグマ、西洋タンポポが外来種として問題になっているのは非常に有名である。しかし、ニジマスやシロツメクサまで外来種と言われても今更な感じもするなあ。
夕刻になり、おでんの店「H」へ。本日の小樽は日中こそ暖かかったものの、夕刻以降はややひんやりしている。最初にビール、そのあとは日本酒ぬる燗に移行することになった。つまみはおでん。大根・袋・団子・竹の子・豆腐・じゃが芋と注文。薄味で何だか物足りないが、その分後を引く感じがある。
ところで、この店、かの有名な小樽の寿司屋通りの側にある。皆さんは小樽の寿司屋のおまかせセット(大体10カンで、本日の一番良いネタを使っていると称するもの)がいくらだかご存知だろうか? 店の大きさにもよるのだが、一等地を占める寿司屋ではなんと4800円! なのである。私なら金があっても絶対頼まないな。
続いてバー「H」へ。この店は小樽では最も古い方に入るオーセンティックバーである。最初にシーバス12年ソーダ割。続いて、ブルーマンデイ、マティーニ、バーマンに相談してオリジナルカクテル。私の相手をしてくれたバーマンは非常にカッコいいタイプである。
それはさておき、隣が恐るべしバカ客であった。でかい態度で「ウィスキーはグラスの口当たりで味が変わるんだ」等とぬかし、1ショットの酒を2つのグラスに分けて注がせている。そのグラスを選ぶ態度もたいしたもので、「それは小さい」「それは大きすぎる」とあれこれ出させる始末。
しまいに、アイラモルトを「これは薬臭い」などと寝ぼけたことをぬかしておるわ。「手前が何にも分かってねえだけだろ」と心の中で怒鳴りつける私は、まだまだ修行ができていない。オーナー氏は顔色一つ変えずに、その客を軽ーくあしらっているのだった(内心は分からないけどね)。