散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20090630最近読んだ本

2009年06月30日 23時05分36秒 | 読書
■「風の墓碑銘 上下」乃南アサ
古い家の土台から男女(女性は妊娠していたらしい)の白骨死体が発見された。その後、認知症になっている家主の老人が暴行殺害される。はたして死体は誰なのか、また事件に関連性はあるのか(小説だからあるに決まっているのだが)。中年刑事と主人公の女性刑事のコンビが、ぶつぶつ言いあいながら謎を解く。割と面白い。

■「<蒼橋>義勇軍、出撃」鷹見一幸
野田昌宏御大の「銀河乞食軍団」誕生秘話。イメージを上手く壊さず、そして野田節よりも現代的な文体は良いのではないか。

以下、図書館の4冊。
■「もの書き貧乏物語」坂口義弘
かなりの著書があるらしいが、それでもフリーライターは大変なようだ。

■「希望の書店論」福嶋聡
私が書店に望むのは、新刊の文庫が1か所で見やすく置いてあることだけである(以前も言ったか)。そういう意味で、紀伊国屋の札幌本店は最近ヒドイものがある。TV化されたりした、売れ筋文庫本ばかりを大量に固めておいてあるのだ。狙いは分かるが、2階のギャラリーさえなければもう行かないだろう(ジュンク堂があるし)。

■「日本の書票」海野弘、坂本一敏、クリフ・パーフィット
かなり昔の本だが、日本書票の全体を概要できる。もう少し銅版画の作品が多くてもいいような気がするけど。

■「名文で巡る阿修羅」梅原猛 他
興福寺の阿修羅像を中心に、主に奈良の天平仏を紹介した本。結構実物を見ているだけに良く分かる本だった。

閉店86

2009年06月30日 22時52分21秒 | 写真館

二十四軒のホルモンの店「S」が約1年で閉店になった。私は行ったことがないので語る資格もないが、あまりにも単品(ホルモン)勝負過ぎたせいかもしれないと思ってみる。

→ところが現在「秋に復活します」との張り紙が貼ってある。

新さっぽろに行くと

2009年06月30日 18時48分46秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
本日は新さっぽろのさらに東で打ち合わせ。こちら方面に寄ってしまうと、行きたくなるのが「S」だ。残念ながら新さっぽろギャラリーは展示替えで休みの日であった。

白ワイン(デキャンタ)を注文し、ほうれん草のソテー(量が多い)、ソーセージとポテトのグリルという簡単なおつまみで一杯やった。




ウィスキーテイスティング会

2009年06月28日 17時23分03秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は琴似のバー「D」でSMWS(スコッチ・モルト・ウィスキー・ソサエティ)のウィスキーテイスティング会である。48種類のモルト(一部リキュール)がそろったのだが、果たしていったいどれだけ飲めるであろうか。1杯15mlの量なのだが、常識的に考えてはいけない。私のテーブルに集まった5人は、それぞれなるべく違うものを注文して回し飲みすることになったので、驚くことに37種類のモルトを味見するという結果になった。もちろん最後の方は味を覚えていない。

自分で購入した10杯が以下。

1.グレンクレイグ34年:今回の最も長期熟成。すぐ無くなっていたので、いちばん最初に飲んで大正解だ。
2.ティナニャック21(Light smoke from a wood fire):さっぱりしているが、アルコール度数のパンチあり
3.ハイランドパーク23:落ち着いた甘み
4.マッカラン12:個性的。ヒネた香りだが、良い渋み
5.グレンキース25:まさにハーブのど飴。時間をかけるとバランスよくなる

6.アラン8(a proughman's lunch):オーソドックス
7.クレイゲラヒ15:バランス良、酸味あり、木の風味
8.アードモア20(sun-dried sprats and prune juice):忘れた
9.グレンリベット16:忘れた
10.グレンアラヒ10:忘れた

という状況で、もはや猫に小判(またたび?)状態である。他の人のを飲ませてもらったのが以下。

・グレンファークラス20:控えめな甘み
・ボウモア7:ヤングな味わいだが、ボウモアらしい
・ボウモア10:まとまりのある味わい
・ダルモア11:湿地帯の風味とパンチ
・グレンギリー19:後味が変わっている

・マッカラン16:バランス良好で、マッカランらしい
・ローズバンク18:今回の最高傑作かも
・クライヌリッシュ25:忘れた
・クラガンモア14:何度も甘みが押し寄せてくる
・ダルユーイン11:強さを感じる

・グレンロッシー15:ふわっとした甘い味
・バルミニャック16:後味がスパイス的にピリッと
・ブラッドノック13:忘れた
・カリラ10:イメージ通りカリラの味
・グレントファーズ17:忘れた

・オルトモア16:さりげない酸味
・グレンエルギン18:忘れた
・ミルバーン21:忘れた
・スペイバーン25:懐かしい味。一緒にいた人が「これは蛍だ」と名言
・ダフタウン16:味は落ち付いているが、香りが強い

・ダフタウン20:素朴な穀物由来の味
・グレンスコシア16:オイリーさが強い
・オスロスク9:酸味のきいたちょいと変わった味
・トーモア22:バランス良好で、シェリー風味が強い
・ブレイバル12:鉱物的な味

・ヘーゼルバーン11:リキュール的な香り、酸味がありラム酒っぽい
・アラン8(リキュール):フレッシュでジンジャーの味わい

ということで、非常に楽しい会だったのだが、日曜日の17時に泥酔状態。すぐ寝るが翌日まで体調が復活せず、エラい目に合った。全て自分のせいだが。

とりあえず蕎麦で心を静める

2009年06月28日 13時18分28秒 | 食べ歩き
今日はこの後イベントがあり、まずは心を落ち着けて静かに昼食を食べよう。こういう日は蕎麦が良いのだが、普通のもりではちょっと寂しいので、かしわセイロにしてみた。



季節的には蕎麦の収穫シーズンからは遠い今だが、結構おいしい蕎麦だ。それを熱いかしわ汁につける。もちろん鴨汁の方が脂があって濃厚なのだが、鶏肉でも結構甘みが出ており、さっぱりしつつも味わいがある。



よし、この後決戦だ。


20090627ギャラリー巡り

2009年06月27日 14時31分06秒 | ART
本日のギャラリー巡りは市民→エッセ→紀伊国屋→富士フィルムフォトサロン→たぴお→時計台→道新→大通→4プラ→スカイホール→さいとう→ivory→ARTスペース201→丸井→たまご→OYOYO→CAI02の17か所。ちゃんと回っているようだが、町の中心部以外で取りこぼしが多い。どうも最近もう一つ意欲不足だ。

■市民ギャラリー「第64回全道展」。



絵画の部。
道源綾香「リオの森」:左目を手で隠した意味ありげな女性像。
梅津美佳「真夜中の食卓」:ファンタジー調だが、甘さがそれほどない。
會田千夏「katari-jima 2009.6.10」:「katari-jima」と「windpipe-sleety」が合体したような世界。なるほどね。

本間洋子「宙-何処へ」:石化したような人物と狐? の姿が面白い。
岩永総子「街角の詩」:アライグマの着ぐるみを着た可愛い子。渡辺貞之の小鬼に近いものを感じる。
池田宣弘「seanick」:海の上を爽快に飛ぶ岩か。

神田一明「狂女」:女性の顔にはそれほど狂おしいものはでていないが、周りに物が散らばった様子が感情を表しているのだろう。
本城義雄「退化の海「アンモナイト」」:手前に横たわる裸体女性。中間にいつもの小物があり、その向こうに家と工場街であろうか。この方のテクニックを十二分に発揮し、新境地といえよう。
矢元政行「未完のモニュメント」:いつも大勢の人物が登場するが、うって変わって今回は少ない。一瞬、無人かと思われるほどだ。

宮地明人「paradox」:今回はソファに横たわる女性と、その後ろに立つ女性。目が危険だ。
石本本子「CHAOS・A・D」:14マス×16マスのエリアに区切られ、貝殻や紐を配置した所と、タロットカードのような図柄になっている所がある。
八子直子「Your Story」:子供の巨大な顔だが、立体化する工夫が一筋縄ではいかない表現になっている。

輪島進一「インフィニティー」:相変わらずやってくれた。
高田健治「焦心1」:顔と体がうっすら浮かび上がって見える。
石本久美子「北へ」:白黒の世界の中で、力尽きた人たちが無残に死んでいるのか。

彫刻の部。
春藤聡子「the out skirts of しろ」:木や蝋に偏執的な感じで小さなピンが刺さっている。
川上加奈「はこぶ人」:大きな荷物に逆に取り込まれてしまうような人。考えさせられる作品だ。

版画の部。
藤林峰夫「張碓の漁家」:こういうクラシックなのもないとダメだ。
北川佳枝「other still」:鉄壁を描いたものか。地味でいい。
大高操「ワイングラス」:リアルなグラスとトランペット。好みである。
安藤康弘「ヒトクローン」:蝶の標本を前に、化け物のような姿。面白い。

■時計台ギャラリー「鈴木吾郎古希・テラコッタ自選展」。浮遊感とふわっと丸い女性の形がのびのびして良い。深刻な像だけが芸術じゃない。

■スカイホール「第10回グループ環 絵画展」。堅実な具象風景画展。中村哲泰の作品が私の好みだ。

■ARTスペース201「林啓一 PAPER WORKS 2009 「シトロン」小さな夏の個展」。ペーパーワークと聞くと、人は何を想像するだろう。何の期待もせずに行ってみたが、実に素晴らしい作品展だった。言葉で書いてしまうと「紙を材料に、懐かしい風景・人物像を再現した」ということになってしまうのだが、そんな陳腐なものではない。どこを見ても完成されているプロの仕事というのは、溜息がでるものだ。

■OYOYO「OYOYO写真部写真展vol.2「全紙でドン!」」。この建物も6階まで来ると、ことのほか怖い。写真は小樽の飲み屋街があったなあ。





ビールを飲みに行こうと思ったが、店に振られて大通公園で缶ビール。今日も暑かった。

充実したそば定食

2009年06月27日 11時59分26秒 | 食べ歩き
今日の昼食は札幌駅北口側のそば「B」。そば定食にしてみた。ついてくるものは山菜炊き込みご飯、キュウリとゲソの辛子マヨ、ふきとあらの煮物、キンピラともり蕎麦である。





写真には写っていないが、炊き込みご飯はもっちりとボリューム感もかなりのものであった。この店は他に魚の定食も出しているため、その”あら”を効果的に活用したと思われる煮物も美味しい。

かなりの満腹感が感じられる昼食であった。

20090627最近読んだ本

2009年06月27日 09時08分47秒 | 読書
図書館の本棚のすべての段から1冊ずつ借りていくということをしていたのだが、それも終了した(小説の棚は除いた)。この先どうしようかと思ったが、また最初の棚から借りていくことにした。しかしさすがに全段から1冊借りるというのはやめにしたい。本棚単位に適当に何冊か借りていくことにしようと思う。

■「大潮の道」マイクル・スワンウィック
可能性も感じながら、悪いファンタジーっぽさが嫌だ(再読)。

■「プラスチック・ラブ」樋口有介
小説の、特に女性を書かせると上手い人だが、やはり長編の方が向いているか。技巧の問題というよりも、主人公の男女を最初は対立的に、それから徐々に近づいていくように書くので、ある程度の長さが必要だと思うのだ。

以下、図書館の5冊。
■「謎は解ける方が魅力的」有栖川有栖
映画エッセイは映画自体を見ていないと非常に厳しい。阪神応援エッセイは何の興味も持てない。

■「ウィキペディア革命」ピエール・アスリーヌ
全面的な否定論でも肯定論でもなく、割とバランスよく書かれているのではないか。ウィキペディア自体は、ジャンルに非常に偏りがあるが、サブカル関係は役に立つと思う。

■「封印されたミッキーマウス」安藤健二
様々な封印現象を改めて調査してみたルポ。あっさり書いているところもあり、調査が薄いなと最初は思ったが、読んでいるうちにそうでもない気がしてきた。特にタイトルになった「小学校のプールに子供達が描いたミッキーマウスを、ディズニーの訴えで消した」という話は面白いと思う。

■「ギネス世界記録2009JAPAN」
気楽に読むには悪くない。面白いと思ったのは、世界一小さい牛の彫刻。体調が8μm、高さが5μm。肉眼では見えないそうだ。

■「俺の旅」和田虫像
「裏モノJAPAN」で連載されていただけあって、下ネタも満載。普通に想像される旅ものエッセイとは一線を画している。

どんな本を読んできたの(小学校編)

2009年06月27日 08時52分25秒 | 読書
小学校の時って、あまり記憶がないのだよね。確実に間違いないのは、小学校2年生の時、学校でジュブナイル「謎の宇宙船強奪団」というのを読んだことだ。主人公がキャプテンフューチャーという科学のヒーローなのだが、子供の心鷲掴みである。その後、自分の家の本棚で早川文庫の「透明惑星危機一髪」(同じシリーズ)や創元推理文庫の「スカイラーク」シリーズを発見して、決定的にSFに目覚めたはずだ。

同じ小学校2年の誕生日の時に「暗黒星大接近」をシリーズの中で一番厚い本という理由で買ったら、ちょっと内容にがっかりした記憶がある。まだどんな作家が定評があるのか知らないため、ヴォークトの本を買ったら難解で困ったこともある。

その後、確か学校の図書館にあった子供向けのSFシリーズに「トリフィドの日」「銀河帝国の興亡」「ラルフ124C41+」などを片っ端から読んで、どんどん深みにはまっていくのである。いわゆる名作をうまく子供向けに処理していたんだよね。

推理小説はもちろん「ルパン」「ホームズ」「明智小五郎」の3シリーズからスタート。ここは趣味が分かれるところだと思うが、当時は「ルパン」(3世ではもちろんない)の大ファンであった。なんだか自由なところが良いのである。もっとも、後でホームズをよく読むと、彼もかなりの自由人であることがわかるのだが。いろいろ権利関係ではもめたらしいが「ルパン対ホームズ」なんてもう大興奮。ウルトラマン対ゴジラ(ジラースでなく)というレベルの対決だからなあ。

人から「推理小説で面白いものは」と聞かれて、大変困ったことがある。子供のころからこういう本を読み、さらに海外作品(クイーン、クリスティなど)、そして日本の近代作品(横溝正史、高木彬光、森村誠一など)、新本格などを経て今に至っているので、そういう基本的なお約束を理解していない人に推理小説を勧めるのは非常に難しいのだ。「十角館の殺人」だって、いちばんおもしろい所が分からないと思う。

さて、その他には少年少女文学全集のようなのも読んでいたし、学研の科学とか、小学校の高学年になってから星新一を発見したりというのが、この頃の読書経歴だったと思う。

巨星落つ

2009年06月27日 08時36分05秒 | Weblog
ファラ・フォーセットがお亡くなりになった(←そっちかよ)。

彼女の代表作というと「チャーリーズエンジェル」ということになるのだろうが、「2300年未来への旅(ローガンズラン)」にも出ていたらしい。思えばちょっとB級のSFドラマを昔はよくやっていたものである。記憶に残るところでは、

謎の円盤UFO
奥さまは魔女
バイオニックジェミー
600万ドルの男(元旦那がでてたのね)
超人ハルク
宇宙大作戦(やはり、カーク船長でなくては)
原子力潜水艦シービュー号
スペース1999
宇宙家族ロビンソン
猿の惑星
タイムトンネル
ナイトライダー

など、まだまだあるだろう。大幅に話がずれたが、ファラ・フォーセット、私は何となくファラ・フォーセット・メジャースと呼びたくなるのだ。離婚のためメジャースがとれてしまったのだね。

***
もちろんもう一人の有名な方がお亡くなりになったのも、衝撃的な話ではある。私の世代だと、「ビートイット」「スリラー」「バッド」などビデオ&音楽に驚いたものである。あまりの印象度に「ビートイット」のパロディ「イートイット」(アル・ヤンコビック)という作品まで作られたくらいだ。

また、タモリ倶楽部の空耳アワーで伝説となる「…パン! 茶! 宿直!」という作品ももう一度見てみたいものだなあ。

暑い時に何を飲む

2009年06月26日 17時52分53秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日も仕事は順調に終わり、創成川東のバー「R」へ。今日は暑かったからなあ、何を飲もう。炭酸入りのカクテルも当然想定されるところだが(私はあまりビールを飲まない)、カウンターにPOPのあったワインにしてみよう。

ということで1杯目は冷えたチリの赤ワイン。ベリー系のさっぱり味だ。2杯目はもう気候のことなど忘れてスモーキーマティーニ。ウィスキーはボウモア12年。これもひんやりしていると言えば言えるけどな。

3杯目はグラッパをキュッと飲もう。3杯だけどこれまた結構酔っ払う組み合わせで帰宅。

どんな本を読んできたの(幼稚園編)

2009年06月25日 21時15分20秒 | 読書
私が読書を始めたのは3歳頃らしい。決して外遊びをしなかった訳ではないが、本を与えておけばずーっと読んでいたらしい。一般的に親というものは「本を読みなさい」というらしいが、私の場合はあまりに集中しすぎて声をかけても聞こえていなかったりするので「お願いだからもうやめて頂戴」と言われたものである。

子供の記憶力はなかなか恐ろしいもので、批判力なくすべて受け入れて暗記してしまうものだ。私の自然科学知識のベースはかなりの部分、この頃蓄えられている。もっとも現在では否定された説を妙に覚えてしまっているのは困ったものである(信じているわけではないが、コアセルベート説とか)。

幼稚園までの間、私の愛読書は図鑑であった。一番好きなのは天文で、後は自然科学全般を読んでいたと思う。それ以外読んでいた本はあまり記憶にないのだが、5歳の時に父親から理科年表をもらい、そのデータ暗記に努めていたのは間違いない。理科年表を愛読書にする私もすごいが、与える親もすごいと思う。

20090625最近読んだ本

2009年06月25日 21時08分11秒 | 読書
全く外出せず、台無しな一日。

■「酒のほそ道25」ラズウェル細木
残念ながら酒を飲まない日に読むことになってしまった。

■「連殺魔方陣」柄刀一
魔方陣をモチーフにした連続殺人。なかなかマニアックでよろしい。しかし予告状の扱いについては、当然のことながら気が付いてしまうのではないか。

以下、図書館の6冊。
■「曇りのち晴れ」大平健
パソコン雑誌のコラムを集めた本。周りが技術解説ばかりだとこういうコラムで和めるのだが、こればっかり集めて読まされるとなあ。

■「おいしい読書」柴門ふみ
読書傾向としてはある程度近い人なので、読んでいて苦痛がない。

■「独学でよかった」佐藤忠男
映画史などを書く独学の人の自分史。読書の話などが中心。

■「桜庭一樹読書日記」桜庭一樹
さいきん自分がSF・推理小説の近傍作品を読まなくなっていることに反省させられる。ノンフィクションが多くなっているのだなあ。

■「なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?」瀧口範子
コンピュータ業界にいる私であるが、「ふーん」という感想しか湧かない。シリコンバレーとは距離がある。

■「メロンが食べたい」安西水丸
読みやすいエッセイであるが、この人はなかなか大胆な行動を取る。

20090623-25

2009年06月25日 16時08分29秒 | 飲み歩き・琴似界隈
6月23日
会社の飲み会。

6月24日
たまに行くビストロ「PE」を会場にした飲み会。いつものワイン会とは違い、飲み物・食べ物オール持ち込みだ。ワイン会とは差をつけようと考えたせいか、みなさんが持ってくるのは日本酒ばかり(芋焼酎もあったか)。かく言う私も獺祭発泡にごり酒を持っていった。物凄く発泡力が強く、開けるのに手こずる。



食べ物は麻婆豆腐、お好み焼き、小海老からあげ、ゴーヤーチャンプルなどいろいろあった。私が持っていったのは海ぶどう、チラガー(豚の顔)、ぶたりめ(豚肉のあたりめ風)、豚タンスライスの沖縄セット。時間がなく、大通で適当に購入したものだが、久しぶりの海ぶどうは結構いけた。



ちょっと驚いたのが自家製ミートローフカレー風味。蓮根をすったものでつないでいるのだが、薄切りも入れて歯ごたえを出しているのだ。桜海老の風味も効いて、かつカレー味という味のバランスも難易度が高いと思う。



それから居酒屋「D」からの差し入れ、鮭の焼びたしも素晴らしかった。物凄く大きな鮭の切り身なのだが、パサパサしていない(当り前なのだが)。これは美味しいなあ。

本来男性だけの集まりだったのだが、途中からRさんが参戦し、23時頃まで飲んだ。しかしRさん、酒が強い…。ところで会話の内容だが、またしてもアストロ球団の話になってしまった(軽めに終わらせたが…)。

6月25日
飲み会の翌日だし、有給休暇も消費していないし、と休みをとる。予定通りものすごい二日酔いになり、また夜中に足が激しくつってまともに歩けないので休みを取って良かった。気温もぐんぐん上がったようだが、私の家はかなり断熱性能が良いので、家の中にいるとあまり暑さを感じない。

20090621最近読んだ本

2009年06月21日 21時49分09秒 | 読書


今日の日中は結構暑かった。夏っぽくならなくてもいいから、肌寒い気候と毎週末の雨はやめてほしい。

■「邪魅の雫」京極夏彦
1318ページ、普通にいけば3時間40分で読み終わるはずなのだが、大幅にその予定を超える。何しろ本が分厚くて、持ちにくいのだ(3分冊もあるのだが、値段は相当高くなる)。まあ、結末に至るまでにはこれだけの長さが必然なのである。

■「ティンカー」ウェン・スペンサー
ピッツバーグがエルムの住む異世界とつながってしまい、新たな交流が生まれる。しかし、つながっていたのはその2つの世界だけではなかったのだ。主人公はぜひ上戸綾でお願いしたい感じだ(私はファンではない)(再読)。

■「ひとり呑み」浜田信郎
本日はかなりゆったりした気持ちで再読。

■「治療塔」大江健三郎
危機に瀕した地球から選ばれた人類が新地球を目指す。しかし結局、地球に戻ってきて残された人類の間に階級制度が生まれてしまう。人類が新地球で出会った「治療塔」とは何だったのか? この作者が苦手なので、小樽文学館で買ってから手をつけるまでに随分かかった。内容は物々しいが、SFですでに書かれていることばかりだと思うのだ。

以下、図書館の3冊。
■「食べ物日記」池波正太郎
わずか数行で一日の食べ物と出来事をメモ。何となく作家のくらしが伝わってくるようだ。

■「魚心なくとも水心」安西水丸
雑誌の性格が出るせいか、そしてその雑誌が分からないせいか、全然ピンとこない本になってしまう。

■「おじさんの気持ち」秋元康
夕刊フジに連載していたエッセイらしい。確か昔はイラストが山藤章二で、2倍楽しめたような気がするのだが…

***
昨日はTVで「トランスフォーマー」を最後の方だけ見た。ああ、この世に科学というものはないものか!(←怒りどころが間違ってる?)

本日の昼は「リベリオン」という映画を最後の方だけ見た。どうも、人類を支配する支配者層に、レジスタンスが立ち上がるような近未来の話らしい。後半、ある女性が刑死したことで主人公は怒り、武装警察隊をあっという間に銃で壊滅。支配者の親衛隊も刀で全員惨殺。そんなに強いなら、もっと早めに主人公一人で行けばよかったのでは…

図書館の公衆電話が撤廃されるらしい。公共施設がそんなことで良いのか!