かなり以前から、「町中華」「街中華」という言葉がある。これはいわゆる本格的中華料理ではなく、普通の街角にあるラーメン、炒飯、野菜炒め、時にはオムライスやかつ丼まであるような、何気ない中華料理の店をさすものである。他にも「軽中華」という言葉もあるが、この辺の定義はあまり厳密ではないように思われるので、雰囲気を察していただきたい。
そして最近、「街中華で飲ろうぜ」という番組が始まった。これは中華料理をつまみに酒を飲むという趣向の番組で、なかなか面白く、先日も録画したものを見ていたら、私もつい同じことをしたくなった。しかし、実際にこれをやろうとすると困難がある。一人で中華料理というのは、難しいのである。
ご飯ものや麺類を避けたとしても、餃子+一品料理(例えばレバニラ)でもはや限界。ここに瓶ビールなど出してもらおうものなら、私の限界を大幅に超えるのだ。むしろ、ザーサイと一品料理くらいで量は良いのだが、それではあまりにも寂しい。料理ものを2~3品食べたいではないか。前出のTV番組では「残す」「同行者があとでこっそり食べる」という手もあるだろうが、現実はそうはいかないのだ。
前置きが長くなったが、そういう時に便利なのが、中華チェーンの「OS」である。私も何度も行ったことがあるが、久々の訪問。ちょうど昼時ではあったが、カウンター席にまだ余裕があった。 早速、ウーロンハイとキムチ、ニラレバ(小)を注文。ここは小サイズがあるため、何品か注文することができるのである。
ウーロンハイが少々薄いような気もするが、まあこんなものか。ニラレバは悪くないね。
そして第2弾は紹興酒ともりあわせ。紹興酒はたまに飲みたくなるのだが、ここではありがたいことに小瓶があって、しかも冷たいの・常温・温かいのと3種類の温度を選べるのである。そしてもりあわせとは、チャーシュー、メンマ、味付玉子の3品。ありきたり過ぎる気もするが、こういうつまみは中華でしか出てこないのだ。
そして締めはご飯ものではなく、鶏空揚げ(小)。多少パサッとしたところもないではないが、揚げ立ては嬉しい。残念ながら魔法の粉がついてこなかったのだが、下味がついているので、普通に食べられる(←塩分控えめが望ましい)。
ということで、当初の目的を達成。満足した。