散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

帯広大雪

2003年01月04日 14時44分30秒 | 食べ歩き
この日も夜の帰りの電車ぎりぎりまで遊ぼうと思っていたのだが、一晩で50センチ以上の積雪があり、電車が走るかどうか分からない。やむを得ず、電車待ちの間にラーメン「M」で醤油ラーメン。スープは飾りのない真っ向醤油味という感じで、非常に好感が持てたのだが、麺が柔らかすぎた。普通こうなのか、注文が重なり延びてしまったか…

気を取り直して駅に戻ると、奇跡的に電車が動いている。遊んでいるうちに不測の事態が発生するのを恐れ、早速乗り込んで札幌へ向かう。残念だ。帯広に最近できた屋台街にスタンドバーがあるのと(今は無いようだ)、街中で酒屋さんに併設されている立ち飲み屋(ここは後日訪問)を見つけていたのだ。

また次回へと課題が残された。

帯広のバー

2003年01月03日 21時40分20秒 | 飲み歩き・北海道内
帯広に着くやいなや、バー「M」へ。この店の女性オーナーは数多くのカクテルコンテスト入賞経験をもつ方で、ちょっと有名なのである。開店と同時に入り、まずはマティーニ。

やはり仕事ぶりが綺麗だ。カクテルコンテストの映像を見たことがある人もいるかと思うが、それを間近かで見たいならばこの店に来るとよいだろう。

マティーニは量がたっぷりだが、すっと飲み易い。聞くと「今年初のお客さんの注文が、バーらしくマティーニで良かったです」とのことで、こちらも喜ぶ。続いて「もう少しアルコール控えめ、酸味を加えて」との注文にジン+ベルモット+ライムのカクテル。マティーニとギムレットの中間のようなさっぱりした味。

最後に「甘いショートを」とのリクエストに対し、ベネディクティン(薬草酒)+ディサローノ(杏の種のリキュール)+ガリアーノ(ハーブ酒)+生クリーム+グレナディン(ザクロ)。これはかつてのコンテスト入賞作らしい。生クリームの濃厚な甘さの底に、複雑な薬草味がにじみ出てくる。

オーナーは若い女性の方なので、もう少し硬い感じがするのかと思ったが、至って人当たりが良い。店の雰囲気も含めて大変好感を持ったが、惜しむらくは…。私の後に8人ほど客が来たのだが、皆さん多少「ヤンキー」の香りがするような…。(ヤンキー=アメリカ人的な、という意味ではもちろんない)

空腹なので、次は鳥料理の「T」へ。燗酒、鳥炭火焼、レバ、つくね、とりわさ、サツマイモコロッケ。いずれも素直な味で、バクバク食べる。しかも勘定が安い。

まだまだ飲みはこれからと、2回目になるバー「K」へ。こちらは絶妙に緊張感のない名店である。バーマンガ「レモンハート」に『バーには騒いではいけない店と騒がなくてはいけない店がある。この店は両方とも許される珍しい店だ』というセリフがあったのだが、その言葉を送りたい。

ウィスキーソーダ、オールドパル、サイドカー、ウィスキーサワーを飲む。さすがに酔う。