散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

2月のまとめ

2010年02月28日 22時10分53秒 | Weblog
【2月】
行った美術館、ギャラリー数=53。これまた去年を下回り中。
読んだ本=68冊。平常の数値に戻る。
買った本=22冊。早くも月30冊ペースを下回る。

***
所で話は変わるが、書店で図書カードを使いきると、無条件で回収しようとするようである。あのカードは客の持ち物であると思うので、残度数がゼロであっても、客に帰すのが筋道だと思う。その時に客側が「処分して下さい」と言って初めて、書店側で引き取るのではないだろうか。納得のできない対応である。

やる気なし

2010年02月28日 13時25分02秒 | 食べ歩き

今日は何事もやる気が起きず、山の手の中華料理店「F」へ。カニ玉セットを食べる。

まあ、そんなに大量にカニが入っている訳ではないが、味はまずまず。しかし「サービスで煮玉子をお付けしますが」というお誘いに乗ってしまい、卵がダブってしまった。ボリュームも多くて、少々苦しむ。

本当は床屋に行こうと思っていたのだが、面倒で挫折。図書館だけ立ち寄ってから帰る。

味、わかりませんから

2010年02月27日 20時45分40秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日の2軒目はすすきののバー「N」へ。

1杯目はフレッシュザクロを使った、バカルディカクテル。実に色が綺麗で、酸味が爽やかである。2杯目はバーボン+チェリーリキュールのハイハット。

3杯目はボウモアシェリーカスクを使った、官能的なカクテル。今日の配合はなぜか薬草リキュールのような複雑な味になった。

ここでNさんが私の前にグラスを4つ置く。どういう話からこうなったのか思い出せないが、ブラインドテストをして見ましょうということになってしまったのだ。うーん、2杯目のグラスだけピート香がするのは分かるのだが…。

ここでヒントが出され、「アイラ、スペイサイド、ジャパニーズ、ラム酒です」と、何が出ているかは分かった。ここから、ピート香がするのはアイラと分るし、香りでは区別がつきにくいのだが、飲んでみてラム酒は分る。

スペイサイドとジャパニーズが最後まで残ったが、花のような良い香りがする方がスペイサイド、香りが弱い方がジャパニーズと判明。よろよろだが、種類はとりあえず分かった。ジャパニーズウィスキーが香りから「白州」であることも分かったが、アイラモルトがアードベッグなのにラフロイグと言ってしまったのは、秘密にしておきたい。

精神的にやられて、最後にマティーニを飲んで帰宅。また暇な時に、遊ばせて下さい。

信じられない

2010年02月27日 18時37分16秒 | 食べ歩き
今日は札幌駅の北口、中華料理店「TD」でおまかせセットを注文。これは注文2名以上なので、珍しく同行者のMさんと2人で、飲み物はビールからスタートだ。

まずは、ブリ刺身。



チャーシューとメンマのつまみ。これはちょっと嬉しい。



豚肉ともやし、ニラの炒め物。しゃきしゃき。



餃子。具がみっしりだが、野菜が多いようであっさりしている。



ネギたっぷりの卵焼。



ビール2杯目を注文(飲み物は2杯までセットに含まれる。ザンギ到着。



あんかけ焼きそば。塩味であっさり。



紹興酒を追加。



最後に麻婆豆腐。



さて、紹興酒は別注文なのだが、セットの値段はいくらだと思われるだろう。その筋(どの筋?)では有名なこの店、「信じられないおまかせセット」と名付けられたセット値段は、1050円なのである。実にお得なセットのため、今日も土曜日というのにサラリーマン軍団、大学生の宴会が催されているのであった。


20100227ギャラリー巡り

2010年02月27日 16時49分01秒 | ART

本日のギャラリー巡りは、三岸好太郎美術館→近美→札幌市資料館→趣味の郷→ARTスペース201→さいとう→スカイホール→三越→時計台→たぴお→富士フィルムフォトサロン→大丸→紀伊国屋の13か所。

■北海道立近代美術館「吉村作治の新発見! エジプト展」。歴史的には非常に重要な発見なのだと思うが、展覧会としてはかなり厳しい…。

「復活するオシリス神の像」:オシリスがまるでスケルトン(そり競技の)状態。
「カノポス壺」:アラバスターという石でできているのだが、壺ごとに模様の違いがあり、作った人の趣味が現れていると思う。
「7つの香油受け」:小さなパレットのような香油受け。グッズとして素晴らしい。
「嘆き悲しむ女性の像」:この像は額に手をあてる形を取るらしく、まるで林家三平ポーズである。

残念なのは、展示物の年代が「××王朝時代」としか書かれてないため、分かりにくいことである。できれば西暦表示を併記してほしかった。また、後半は木棺・人型棺はあれど、実にあっさりした展示で、あっという間に終了。もう少し豪華な石像を見たかったところだが…。

「今田敬一の眼」の方が私にとっては面白い。近美所蔵でありながら、あまり見たことのない作品が展示されていた。
林竹治郎「母と娘」「野の花・庭の花」:いつも「朝の祈り」ばっかりで、教条的なイメージの人だが、意外と濃密な作品。
能勢真美「緑庭」:所詮、人工の庭なのだろうが、大きな池を中央にスケールが大きい。
田辺三重松「大沼公園の秋」:駒ヶ岳をバックに、カラフルな人物がいい。
高木黄史「ダリヤ」:帯広でも見たと思うが、ダリヤのヌメッとした生命力がある。

「ボタニカルグラス」では久々に解説員の話を聞き、楽しく見ることができた。

■札幌市資料館「2年4組 O・SA・GE写真展」。在間和音は屋台の写真、川本結衣は飲み屋とレコード店(マイケルジャクソンのジャケットが写っている)の写真で、私の好みテーマが多い。対象物や店を沢山写し込み、リズム感が生まれた作品が良い。

■三越「松川和弘作陶展」。白青磁に緋色を配した端正な作品。デザイン性と実用性を兼ね備えたように思える。

■時計台ギャラリー「札幌大谷大学短期大学部美術科展」。
菊池さくら「Beaming」:市民ギャラリーでは思わなかったが、時計台ギャラリーで見ると実に巨大な作品。それでいて、線が丁寧である。
丹野茉莉枝「無より」:水玉のような模様に人の顔が浮かんでいる。赤系統と緑系統の2枚組。
宮村麻未「いす」:かなり重厚なテーマを感じさせる作品が多い中、いすをあっけらかんと描いた明るい作品。作品の前にモデル(?)であろうか、いすが置いてある。

川嶋みゆき「さみしさの周波数展より」:小作品を20点。いずれも丁寧で良い。
同「みえないチカラ」:巨大なクジラの眼の部分を描いたもの。スケール大きい。
新居唯「景色」:人体のような雲、海に浮かぶ白い物体に東京タワーが生えている。
渡邊ゆかり「いつかⅡ」:横たわる女性の胴体にレールが通っている、得意のモチーフ。女性の正面位置に、骸骨が配置されている。現在、専攻2年生だが、社会人になるとこのモチーフがどう変わるのか。楽しみである。

■ギャラリーたぴお「PHOTOGRAPH EXHIBITION MOVE 3 part2」。サワダケンタロー「拾夢」の中で、杭が多数地面に打ちこまれた光景は実に不思議だ。

■紀伊国屋「「林蔵の足跡を辿る旅」写真展」。真夏のサハリンは予想外に明るい。

再来成功

2010年02月27日 11時39分18秒 | 食べ歩き
本日の昼食は近美の北側にある蕎麦屋さん「A」へ。時間が早いため、他の客はいない。メニューをパッと見て、小丼がついている日替わりセットにしてみた。

スポーツ新聞を読むことしばし、もり蕎麦と鶏小丼が到着。早速、蕎麦から食べる。



細め、しゃきっとした蕎麦はなかなか美味しい。ちょっとだけ柚の香りがするような気がするが、蕎麦だろうか、汁だろうか。

鶏丼は蕎麦屋の焼き鳥風に焼かれた鶏肉の丼である。最初は普通に食べ、最後に山葵を少し載せてみたが、最初っから山葵使うべきだったなあ。やや甘辛のタレに、山葵がピッタリなのである。



最後にでた蕎麦湯も、ほど良くトロリとした感じで、非常に良かった。

この店、開店当時に来たことがあるのだが、その時はちょっと新築建材のにおいが厳しかった。今回、久しぶりに来たところ落ち着いた良い店になっており、これからも時々立ち寄りたい店である。


2010年2月の夢

2010年02月27日 06時38分18秒 | Weblog
2月27日
体育館へ行く。缶ジュースを買うと、お釣りが千円多く出てきて喜ぶ(セコイ)。帰ろうとすると、靴がなくなっており、あちこち探すも発見できず。

2月26日
家に突然、子犬を連れた人たちが大勢訪れる。一旦、家の外に追い出したものの、母親が子犬の品評会を開くことにしたらしい。来る人来る人、会場に行く前に私の部屋へ迷い込んでくるので、非常に腹が立つ。

2月11日
レンタルビデオ屋さんに行ったところ、会員申し込みのためのボールペンが非常に書きづらい。字が上手く書けなかった申込用紙をカウンターに出すと、役所チックに却下された。「置いてあるボールペンがおかしいだろ」と文句を言うと、なぜか長谷川初範氏(俳優)が現れ「大変申し訳ありませんでした」と謝られた上に、握手をされる。

2月10日
温泉施設でトイレを探す。表示があったのでその入り口から入ると、延々とホテル内の通路を歩かされる。最後にホテルの外の木の”洞(うろ)”の中にトイレ発見…。

2月5日
相手と議論するために、状態遷移図と業務フローを書く。仕事そのまんまだ。

2月1日
足に蟻が食い込んで大変なことになる。テレビで軍隊蟻のことを見たためらしい。

今日はきつかった

2010年02月26日 20時55分04秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
本日も非常に高レベルの要求をされる会議で、非常に疲れた。夕方以降、全く頭が回らない。

ということで、創成川東のバー「R」へ。1杯目は角ハイボール。2杯目は最近良く飲むドライマンハッタン。3杯目は山崎(10年?)+巨峰リキュールのカクテル。巨峰のフルーツ香が強いが、後味はウィスキーが支配するという、これまた強いカクテルだ。

かなり酔っての帰宅。

***
話は変わる。

「確実にメダル」という周囲の期待、恐るべきライバル、初めてのオリンピック。ここで勝負に出て銀メダルというのは、素晴らしいの一言では言い尽くせないものがある。

20100226最近読んだ本

2010年02月26日 09時07分30秒 | 読書
■「英雄先生」東直己
島根にUターン就職しているさえない主人公。教え子の失踪から大変な事件に巻き込まれる。作者の他のシリーズは最近重苦しい話が多いが、これは全体にユーモラスで気楽に読めた。主人公を引っ張る、中年フリーライターも良いキャラクターである。

■「HO 4月号」
待ってました「旅飲み」特集。私もJRで札幌周辺の街に出かけて、一杯やって帰ってくるのが大好きなんだよね。今回は行ってみたい店も多かった。

■「高島野十郎画集」川浹、西本匡伸
素晴らしい世界が開けているかのような画である。銀座の画廊で実物を初めて見たんだけど、当時は全く知らない画家だったのに、非常に印象に残っている。

■「堂場警部補の挑戦」蒼井上鷹
ユーモア推理でありながら、非常にトリッキーで楽しい仕掛けのある本。

以下、図書館の2冊。
■「実録・老舗百貨店凋落」北海道新聞取材班
今や、五番館西武はなくなるは、有楽町西武も閉店の予定と、さらに深刻な事態に。

■「軍艦島の遺産」後藤惠之輔、坂本道徳
軍艦島における生活の様子が実際に住んでいた人の記憶をもとに紹介。もっとも、住んでいた人からすると「端島」と呼ぶべきらしい。非常に良い本である。

インバネス

2010年02月24日 20時48分13秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日はすすきのにまっしぐら。バー「N」で一杯やろう。1杯目はデコポン+ジンの香りの良いカクテル。普段と違う通しを食べる。パンみたいに見えるやつが美味しい。



2杯目はバー「Y」のオリジナル、インバネスにしてみる。ブルーキュラソーとウィスキーの茶色で、仕上がりの色が緑色になるという珍しいカクテルだ。暗いため、ちょっとわかりにくいが、次の写真である。



3杯目は前回飲んでいたく感動した、アクアビット+レダイグ29年。この香りの相性は素晴らしいものがある。

最後にラヴィアンローズというカクテル。程良い甘味と強さ。昨日に続いて、結構飲んでしまった。

ペリー提督

2010年02月23日 20時42分11秒 | 飲み歩き・琴似界隈

本日は琴似のバー「D」で一杯やろう。1杯目は2000年ボトリングのスーパーヴィンテージというビール。アルコール度数は14.3度で、ビールというよりはコーヒー+ワイン的な味わいがする。

2杯目はジェイムソン12年+コーヒーリキュール(KAMOK)+レモンという不思議なパンチのあるカクテル。ウィスキーの底力がある。続けて、3杯目もウィスキーカクテルでドライ・マンハッタンにしてみた。ワイルドターキーライがベースである。

最後の4杯目がヘブンヒル・1999・バレルプルーフ・WMJラベル。冒頭写真の左側のボトルなのだが、なぜかペリー提督の顔がラベルになっている。味は相当強力でドライな感じ。今日はこのくらいにしておこう。

20100222最近読んだ本

2010年02月22日 19時30分01秒 | 読書
■「リックの量子世界」デイヴィッド・アンブローズ
交通事故をきっかけに別世界の自分の中に入り込んでしまった男の物語。果たして真実なのか、妄想なのか。極力理知的であろうとする、P・K・ディックという感じで、なかなか楽しめる話であった。

■「小説ワンダフルライフ」是枝裕和
死んでから成仏するまでの間、自分の人生のベストシーンを選び、再度見せてくれるという話。果たして今回到着した人たちは、素直にベストシーンを選べるのだろうか(再読)。

以下、図書館の6冊。
■「温泉の底力」小池静一
まあ、オーソドックスな本。

■「科学バカ人生!」柳田理科雄
無駄話が良いね(再読)。

■「食ショック」読売新聞「食ショック」取材班
この問題は食の問題だけを追っても何の解決にもならないと思う。そもそも社会構造や、価値観が先にあって、そのために食へのしわ寄せがきているのだよね。それはさておき、賞味期限の切れた缶詰を食べるテストは興味深い結果であった。

■「アルコール依存の人はなぜ大事な時に飲んでしまうのか」仮屋暢聡
いきなり中川昭一ストーリーから開始するが、この時はまだお亡くなりになってなかったのね。依存症になると、解決策としては完全なる禁酒しかないという恐ろしい話。私も結構依存気味ではあるが、大事な時に飲んでしまうほどではない。

■「トコトンやさしい味の本」中村弘
味に関する入門書。しかし、日本人は箸を使うので技術力が高く、先割れスプーンを使うようになってから低迷している、等の根拠のない論が多い。

■「二重洗脳」磯村毅
宗教系の話ではなく、依存症に関する話。私はかつて煙草を数年間吸っていたのだが、一発禁煙で、それ以降15年以上一度も吸っていないのだ。何故かは知らないが、簡単にやめられるのだよ。

天気良好のため、足元が悪い

2010年02月21日 14時36分03秒 | 食べ歩き
今日は日中気温が上がり、路面に水がたまっている。歩きにくいのと、車に水をかけられてはかなわん。注意しながら、古書店→いつものビストロ「PE」へ。

前菜は右上から百合根のキッシュ、田舎風パテ、冬南瓜のマリネ、噴火湾産ホタテと甘エビのテリーヌ。百合根は銀杏・慈姑等の冬の味覚シリーズの中では、火を通すと一番柔らかくなるだろうか。甘味がある。田舎風パテは私の好物。もう少し沢山食べたいが、その場合は夜に来て単品注文しなくてはなるまい。

南瓜のマリネはニョッキ状にして酸味のある味付け。てっぺんに南瓜の種が添えられている。ホタテと甘エビは甘みのある優しい味。卵・肉・野菜・魚介と満遍なく味見ができる。飾りについている、南瓜の皮入りグリッシーニもポリポリ。



主菜はもち豚のストロガノフ仕立て。やや酸味のあるクリームソース、サクッとした豚肉をメインに、薄いながらも歯ごたえのある茸(エリンギ?)がアクセントになっている。



最後にデザートは、マスコバト糖のブリュレ、ダークラムレーズンのアイス、チーズ風味のクッキー?、チョコのマシュマロ。ブリュレとアイスを合わせて食べると、ラム酒の風味がして、酒が飲みたくなるなあ。ここに甘目のダークラムが欲しいところだ。



ということで、昼食終了。図書館に立ち寄ってから帰宅しよう。

20100220最近読んだ本

2010年02月20日 21時44分21秒 | 読書
■「ちほう・の・じだい」梶尾真治
突然、ほぼ全ての人間の知能や記憶が失われる事態が発生。なぜか正気で取り残された主人公は、自分の妻の元に戻る。そんな中、動物の知能が急上昇し、人類の行く末はどうなるのか(再読)。

■「ジョン&マリーふたりは賞金稼ぎ」枡田省治
貧乏剣士と良い家系のお嬢様が出会う、ファンタジーラブコメ。小説としては日本的ではないが、ゲームってこういう系統のものが多いのかな。

■「dancyu3月号」
今月は日本酒特集。ずっと日本酒離れが進んでいると思うが、今の日本酒は本当に美味しいものができていると思う。旅行して、その地方の地酒を飲むと、まあまあ確実に美味しいもの。昔のダメな日本酒をイメージしている人は、ぜひ良い店で試して欲しいと思う。

■「にせ≪マルコポーロ≫」エーヴェルス、ダールトン
銀河系側ではアトランがラール人の企みを打ち破る。ローダンの銀河系への帰還はまだだ。

以下、図書館の4冊。
■「日本のはてな」はてな委員会
それなりに、知らないことを教えてくれる。

■「魅了する無限」藤田博司
”無限”への入門書。まあ、ついて行ける。

■「燃えつきた反宇宙」広瀬立成
現代の宇宙論というか、素粒子論というか。どこまでが本当なのかついて行けない。

■「化学の疑問」左巻健男
身の回りの現象には、多く化学的な理由があるものだ。