散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

2018年の読書

2018年12月31日 23時27分33秒 | 読書
さて、2018年に読んで印象に残った本は以下である。

「めしばな刑事タチバナ32」坂戸佐兵衛、旅井とり
「廃墟都市の復活 上下」フィリップ・リーヴ
「青線」八木澤高明
「女王陛下の航宙艦3」クリストファー・ナトール
「800年後に会いに行く」河合莞爾

「居酒屋チェーン戦国史」中村芳平
「われらはレギオン1~3」デニス・E・テイラー
「トクサツガガガ14」丹羽庭
「接続戦闘分隊」リンダ・ナガタ
「教会堂の殺人」周木律

「ウイスキーバイブル」デイヴ・ブルーム
「図書館の殺人」青崎有吾
「銀河の死なない子供たちへ 下」施川ユウキ
「天冥の標IX part1,2」小川一水
「片桐大三郎とXYZの悲劇」倉知淳

「巨神覚醒 上下」シルヴァン・ヌーヴェル
「ミステリー・アリーナ」深水黎一郎
「グリフォンズ・ガーデン」早瀬耕
「古本屋台」Q.B.B(久住昌之、卓也の兄弟ユニット)
「こぐまのケーキ屋さん」カメントツ

「野武士のグルメ3」久住昌之、土山しげる
「その可能性はすでに考えた」井上真偽
「星を堕とすボクに降る、ましろの雨」藍内友紀
「名探偵の証明」市川哲也

ベスト5はこんな感じか。
「めしばな刑事タチバナ32」坂戸佐兵衛、旅井とり
「われらはレギオン1~3」デニス・E・テイラー
「教会堂の殺人」周木律
「古本屋台」Q.B.B
「その可能性はすでに考えた」井上真偽

最後に読んだ「めしばな刑事タチバナ32」に感動してしまったのだが、今年は周木律「教会堂の殺人」を年間ベストとしよう。但し、シリーズものなので、いきなりこの巻から読んでも、特に何も感じないと思う。

「天冥の標」シリーズは相当面白いのだが、最後の3冊が現在刊行中なので、結末にいたらないためベスト選外。河合莞爾「800年後に会いに行く」も前半の面白さと後半にあるギャップが惜しい。丹羽庭「トクサツガガガ14」も深みを増してきたが、まだこの先は昇って行くのではないかと思わせるところがある。深水黎一郎「ミステリー・アリーナ」の技巧のためだけの技巧も相当良かった。

20181231最近読んだ本

2018年12月31日 18時04分55秒 | 読書
■「めしばな刑事タチバナ32」坂戸佐兵衛、旅井とり
「君たちはどう生きるか」をモチーフにした「君はからあげをどう食べるか」では、オリジナルのからあげ味付を目指して、「からしヨーグルト」「酢がらし胡椒」をあみ出すタチバナ。味付けもすごいが、ストーリーの展開に思わず感動してしまった。

■「三十路飯肉1」伊藤静
新シリーズである意味スッキリ。変な恋バナとかいらないんだよ。

■「酒場はじめます。2」久部緑郎、トリバタケハルノブ

■「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」川上和人
かなり想像が入っている個所もあるのだろうが、大変面白い話。「鳥は恐竜(の末裔)」ではなく、「恐竜は鳥(の一部だった)」というダイナミックなお話なのである。

■「火星の遺跡」ジェイムズ・P・ホーガン

■「汽車旅の酒」吉田健一
どうも2回買ってしまったらしい。

■「困った死体」浅暮三文

■「ブリューゲル展図録」
一通り目を通した。

大晦日の外出

2018年12月31日 13時45分28秒 | 食べ歩き
30日に一歩も外に出なかったので、ちょっとくらいは外出するか。ということで、とりあえずは新古書店へ。

何軒かの飲食店は開いているものの、今日はちょっとくらい飲んでもいいかということで「SZ」へ。最初は客も少な目だったが、その後、昼過ぎにかけてどんどん増えてくる。お店をやっている皆さん、大晦日にお疲れさま。ありがとうございます。

さて、赤ワインとワカメサラダでスタートするか。



ワインを入れるカラフェのデザインが変わり、少し量が多くなったような気もするが、それは気のせいだろうな(メニューにも250mlと書いてあるし)。

それから滅多に頼まない、ここならではのつまみエスカルゴを頼んでしまった。セットプチフォッカ付き。



これ、持ってきてもしばらくグツグツしているのだが、熱さ、オリーブとガーリックの風味、悪くないよ。

そして締めにマルゲリータ。来るのを待つ間、だんだん満腹感が増してきてしまい、少し食べ過ぎになってしまった。こうなるとセットプチフォッカではなくて、もう少し大きいパンを頼み、ピザではなく軽いつまみをもう1品頼んだ方が良かったかも。



夜も結構食べるだろうに、ちょっと見誤ったかな?



今日の琴似は雪が降ったりやんだり。神社に行ってみたが、祈ったりする訳ではない。まさか日本会議の署名運動でもやっておるまいかと確認しに来た次第である(幸いやっていないようだが、果たしてどうだか)。


2018年12月のカクテル

2018年12月31日 08時26分53秒 | 飲み歩き
今月はカクテルの会が無く(年末混雑を予想して、開催無し)、バリエーションが少なめの28杯となった。なんとかカンパリカクテルシリーズも完走。来年のカクテルのテーマをどうするべきか…。割とどの店にもあって、ある程度以上個性的なリキュールが望ましいのだが。

オリジナル 10
ウイスキー 6
ウイスキーソーダ割り 2
ジンソニック 2
オールドパル 1
アクアビットモスコミュール 1
アクアビットフレンチ75 1
アップルジン 1
モスコミュール 1
B&B 1
スダチジントニック 1
ジャックローズ 1
合計 28

年間で354杯らしいが、そういうことはあまり考えたくない。

2018年12月の一言

2018年12月31日 08時12分26秒 | Weblog
12月31日
・昨日は酒を飲んでいないが、あえてのゆっくり起床。7時に起きる。
・朝食は素麺。水道水も手が切れるほど冷たく、麺を冷やすのにはちょうど良い。
・ここ2日間ほど、少しだけ喉が痛くて内心焦っていた。
・生姜湯を飲んだり、少し長めに寝たりしたせいか、体温を測ってみたが平熱だった。ホッとした。

12月30日
・6時過ぎに起床。
・今日は外出せずに自宅で過ごす予定。読書をしよう。
・朝食はマトンカレー。
・昼食は野菜多めビーフン。

12月29日
・今週、飲みすぎたか、疲れが出たか。7時半起床。
・年賀状を書かなくては…(悲鳴)。
・午後すぐは街中の人出が少ない感じだったが、夜のすすきのは人が多かった。焦った。
・なかなかの贅沢をして帰宅。

12月24日
・疲れのせいか、7時過ぎに起床。
・朝食からこんなもの食べるのか、という感じのみそ煮込みうどん。



12月23日
・昨日はそこそこ飲んだせいか、なかなか起きれずに7時起床。
・嬉しいことに明日も休みなので、のんびりできる。
・と言いつつ、いくつかの用足しに出かけなければ。

12月22日
・昨日軽く滑ってしまい、腰を捻る。
・その痛みが少し強くなってきた。困ったものだなあ。
・とりあえず3連休なのだが、最終日は資料を確認しなくてはならない予定。
・今日は年末年始に向けての本購入日。1年間ためておいた紀伊国屋ポイントを豪快に使う。
・新古書店と本屋さんで、それぞれ1時間くらいかかった。

12月21日
・今日も忘年会で、今年の忘年会はこれで終わりだな。
・会場設定に難があり、とても付き合いきれずに1軒で帰宅。それでも22時前か。

12月20日
・会合の後、忘年会ということで帰宅すると24時直前。
・さっさとシャワーを浴びて寝る。

12月17日
・カバンを購入。今年は出張が多かったのだが、どうしても少しカバンが小さいのだ。
・とは言っても、通勤兼用なので、バカでかいのは避けたい。
・約1万円の10%引きで購入。
・ついでにマウス購入。
・これまで使っていた有線マウス、有線なのは良いのだが、クリックへの反応が悪い。
・職業用の道具であるから、さすがに購入することにした。ついでに無線マウスにしてみた(家ではずいぶん前からそうなのだ)。

12月16日
・昨日やり過ぎて、8時起き。
・激めんワンタンメン豆乳担々麺の朝食。刺激のあるような無いような…。

 

12月15日
・明るくなるのが遅く、6時半頃起床。
・2週連続東京出張だったが、今週末は何もない。
・もう年内は出張もなく、平和な日々が送れる予定。
・朝食は徳島土産の鮎雑炊。鮎の風味はそれほどないが、だし汁は美味い。

 

12月14日
・久々にフル営業の週。金曜日はお客さんの忘年会ということで、早帰りの指示がでたので帰宅。
・余計な立ち寄りもせず家についたら、18時台だった。早いね。

12月9日
・昨日、無理をしなかったせいで、あまり疲労を感じずに目が覚める。
・とはいえ、札幌市内のギャラリー巡りはパス。いろいろ面白いのがあるようだが…
・本格的に雪の季節か。



12月8日
・割と快適に目覚める。二日酔いなし。
・美術館疲れで、早めの飛行機に変更して帰る。
・今日の羽田~新千歳空港は普通に運行しているようだが、時々機材遅れで出発遅れがあるようだ。

12月7日
・今日帰るつもりではないのだが、羽田~新千歳空港は欠航が出ているようだ。

12月2日
・7時半起床と、普段よりも遅い。

12月1日
・6時起床。
・朝食は四川風汁なし担担麺だが、麺がビーフンなのである。残り野菜を適当に入れたので、多少刺激が和らいだか?



・読んでいた本のジュースバーの話が面白かったので、丸井さんの地下1階でイチゴ・ぶどうのジュースを飲む。
・氷少量に後はフルーツだった模様。
・もちろん美味いのだが、ジンが入っているともっと美味かったりしてと思う。


20181230最近読んだ本

2018年12月30日 14時49分17秒 | 読書
■「夢見る葦笛」上田早夕里
人類の滅亡や変転を短編で描く、日本SFの伝統的スタイルの短編集だ。

■「HO 2019年2月号」
トンカツ、カニコロ、エビフライ特集。

■「田嶋春にはなりたくない」白河三兎

■「アインシュタインの涙 ペリーローダン583」フォルツ、ヴィンター
今回はヴィシュナの猛攻の前に手も足も出ない人類。

以下、図書館の4冊。
■「ひとり居の記」川本三郎
3.11以降の東京。鉄道、食堂、居酒屋など。

■「日本の銅像完全名鑑」かみゆ歴史編集部編
あまりにも多いぞ銅像。この本に載っていて知らない仏像も沢山あったが、私が見たことがあるのに掲載されていない銅像も多い。とにかく、数が多いのだろう。

■「白蛇教異端審問」桐野夏生

■「疲れすぎて眠れぬ夜のために」内田樹
「へらへらと質の高い仕事をするのは大事」「日本社会の問題の一因はアメリカという特殊な国の文化をグローバルスタンダードとみなすこと」「反対者や敵対者を含めて集団を代表するのが公人の仕事」など、自分の思っていることを的確に表現してくれる本。総理大臣もこういう本を少しは読んだらどうか。

私的忘年会 2軒目

2018年12月29日 19時51分26秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
2軒目はすすきののバー「C」へ。1杯目はいつも通り、ウイスキーソーダでスタート。

今日はここも結構混雑している。前の人の入れ替わりでメニューが残っていたので久しぶりに隅々まで見てみた。普段は適当に頼んでいるので、メニューを見ることがまずないのだ。

しかし、たまには見てみるものだよね。ということで、ぜひ試してみたい、ポートシャルロットヘビリーピーテッドを注文。へビリーといっても、そこだけを追求したウイスキーではないので、全体としてバランス良く飲める。

3杯目はこれも目の前にあったので、つい頼んでしまった、余市マンサニーリャウッドフィニッシュ。



なかなかしっかりした樽香がありながら、ちょっと華やかな余市という感じか。

廊下は人気が無いように見えるが、このビルの飲食店はほとんど満席のようであった。やはり夜になると人は出ていたよね。



少し歩いて混雑したエリアを抜けてからタクシーに乗って帰宅。結構酔っていたのだ。


私的忘年会 1軒目

2018年12月29日 18時29分28秒 | 食べ歩き
今日は家で昼食を取ってから出発。夕方になり、今年の忘年会も鰻の「K」である(6年連続らしい)。

寒かったので燗酒を注文。今年は串セットをやめて、少し変化をつけていこう。まずは短冊からスタート。これには生姜醤油とニンニク醤油がついてくるので、それぞれ試してみる。生姜の相性は間違いないのだろうが、ニンニク醤油のコクは意外といいね。



続いて、鰻屋さんで注文するものだろうかという中札内鳥の串焼き(タレ)。しかし、これが素晴らしかった。写真では分かりにくいが、まず驚くほどサイズが大きいのだ。



そして炭で焼いたタレの香ばしさ、肉の充実感。実に美味かった。こうなると、他にもある鰻以外のメニューを試してみたくなるな。

ここでかぶと胡瓜の浅漬けを箸休めに挟んで、白焼を注文。



白焼は普通わさび醤油で食べるのだが、さっきの短冊についてきた醤油を残しておいたのだ。短冊は直に焼いたもの、白焼はおそらく蒸しがかかっているので、わさび醤油が良いのだろうが、ニンニク醤油だって悪くない。バリエーションが楽しめた。



玉乃光冷酒を飲みつつ、締めは一番小さいうなぎ丼。いつにもまして鰻が小さいような気もするが、大量に食べたいわけではないので、これで良いのだ。ご飯の量がそこそこあり、完全に満腹となった。



店を出るころになると、待ち行列ができていることが多い。早く来るに限るな。



そういえば、外のドアが自動ドアに変わっていた。

20181229ギャラリー巡り

2018年12月29日 16時10分48秒 | ART
本日はミヤシタ→らいらっく→三越→東急→大丸の5か所。

昼食を食べてから出発する。地下鉄琴似駅に6番目の出入口(エレベータ専用かも)ができる模様。そういえば、バスターミナルのところにあるエレベータでは、すぐそばに階段があるため転落事故が起きていたからね。



雪は降ったりやんだり。吹雪というほどではない。



■ギャラリーミヤシタ「山形牧子展」。パッと見には風景画に見えるような作品と抽象画と言える作品が混在している。風景画と言っても、水平線らしきものがあることと、色彩(海っぽかったり、山のようだったり)で、そう感じられるという程度であまり具象的ではない。小さい作品が整然と並んでおり、年の瀬に心落ち着く素敵な展覧会であった。

■らいらっく・ぎゃらりぃ「Re born ~愛のかたち~ Michiyo Ito」。可愛らしいようでもあり、呪術的のようにも見えるインスタレーション。今回は展示室内には入れず、外から見る形で鑑賞する。



■東急プレミアムスクエア「年末年始 巨匠版画バザール」。新春福袋として、片岡球子、ベルナール・ビュッフェの作品がそれぞれ1000万円で売り出されていた。絹谷幸二の作品(市場価格500万円強だったので、300万円程度で出していたか?)が売れていた。

チカホで風間天心「New Year's playing」が展示されている。水引で作った花札の猪鹿蝶。来年の干支「猪」を中央に配置した、何となく賑々しい作品である。



それでは今年のギャラリー巡りも本日で終了だ。

2018年の飲食

2018年12月29日 11時09分57秒 | 飲み歩き
2018年想い出の味ということで、いくつか写真をチョイスしてみた。

町田の馬肉料理店にて。



琴似、いつもの居酒屋で。



大阪の居酒屋にて。





大阪の居酒屋にて2。





札幌市内のとんかつ屋さん。惜しくも閉店。



札幌市内のイタリアンレストランにて。



神田で博多風の皮焼き。



札幌市内の蕎麦屋さんで室蘭風のかつ丼



琴似の居酒屋にて。刺身が素晴らしい。



ススキノの居酒屋で馬刺し。これはまた食べたい。



博多の居酒屋で刺身。タンすじというのも美味かった。





高松市の居酒屋で刺身。これは素晴らしかった。



高松市のうどん屋さんでうどんと三色丼。



徳島の居酒屋で出汁巻き。



札幌市の焼鳥屋さんで焼鳥丼。



これは自宅で食べたが、仙台名物油麩丼。



倶知安の居酒屋でじゃが芋料理。これは素材の味が素晴らしい。



小樽のとんかつ屋さん。意外な美味さ。



小樽で定番になりつつある居酒屋さん。いつもの刺し盛りを。



札幌のちょっと高級な居酒屋さんで刺身。



20181230追加。
札幌の鰻屋さんで、焼鳥。これは素晴らしかったので、写真を追加する。


2018年のアート(作品部門)

2018年12月29日 10時51分00秒 | ART
私が今年見た(主に)絵画作品の中で、まずは気になったものを列挙する。5行ごとの空行は単に少し見やすくするためのものである。また、順番は上の方が時期が後になっているはず。

イワン・クラムスコイ「月明りの夜」
イワン・クラムスコイ「忘れえぬ女」
吉村芳生「ケシ」
甲斐庄楠音「幻覚」
「虚空蔵菩薩立像」(醍醐寺)

ハブリエル・メツー「手紙を書く男」
細川亜矢「求めよ さらば与えられん」
パウル・クレー「子供と叔母」
ジョヴァンニ・セガンティーニ「悪しき母たち」(陶板模作)
ウォルター・デ・マリア「タイム/タイムレス/ノータイム」

李禹煥「影の間」
内藤礼「母型」
ジャック=ルイ・ダヴィットと工房「マラーの死」
ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め」
宇流奈未「未知」

鈴木長吉「十二の鷹」
「千手観音菩薩坐像」(葛井寺)
テリーサ・ハバート、アレクサンダー・ビルヒラー「フローラ」
池田光弘「Untitled」

さて、ベスト5は以下としよう。

■吉村芳生「ケシ」
前半のモノクロ画から、一転して総天然色世界へ。振り切れ方が素晴らしい。

■ジョヴァンニ・セガンティーニ「悪しき母たち」(陶板模作)
あまりにも寂しく悲しい風景に、胸が苦しくなる傑作。

■ウォルター・デ・マリア「タイム/タイムレス/ノータイム」
直島の地中美術館に広がる美の神殿。神秘的な美しさに感銘。

■内藤礼「母型」
豊島美術館にある、中に入る形の作品。自然を見える化し、その揺らぎを楽しむ作品。いつまでも見ていられる。

■ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め」
正直なところ、セザンヌの「サント=ヴィクトワール山」、今まで良いと思ったことが一度もなかった。しかし、プーシキン美術館のこの作品を見た瞬間に「ああ、これは素晴らしいわ」と思ってしまった。どこが違うのか良く分からないのが、私の残念な所である。

2018年のアート(展覧会部門)

2018年12月29日 10時37分08秒 | ART
さて、いよいよ年末。私が今年見た展覧会の中で、まずは気になったものを列挙する。5行ごとの空行は単に少し見やすくするためのものである。また、順番は上の方が時期が後になっているはず。

Bunkamura ザ・ミュージアム「ロマンティックロシア」
松涛美術館「終わりのむこうへ:廃墟の美術史」
東京ステーションギャラリー「吉村芳生 超絶技巧を超えて」
東京国立博物館「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」
HUG「神話とサイボーグ」

HUG「福崎翼作品展 PARTICLES」
HOKUBU記念絵画館「版画は半画じゃない」
ポルトギャラリー「鼓動する日本画 CONNECT」
北海道立近代美術館「極と巧 京のかがやき」
三井記念美術館「仏像の姿~微笑む・飾る・踊る~」

サントリー美術館「京都 醍醐寺」
札幌芸術の森美術館「五十嵐威伸の世界」
北海道大学総合博物館「視ることを通して」
NHKギャラリー「水彩画展「道端の輝き・2」」
市立小樽文学館「小樽・まち文化博覧会」

大塚国際美術館「常設展」
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館「猪熊弦一郎展 風景、顔」
HOKUBU記念絵画館「加藤八洲と瀧本友里子展」
富士フイルムフォトサロン「山口大志写真展「アマゾン―密林の時間」」
札幌芸術の森美術館「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」

北海道博物館「松浦武四郎-見る、集める、伝える-」
国立新美術館「ルーヴル美術館展 肖像芸術-人は人をどう表現してきたか」
東京国立博物館「縄文」
岩見沢市絵画ホール「佐藤武展-予感-」
東京国立近代美術館工芸館「名工の明治」

東京国立博物館「仁和寺展」
湯木美術館「千家に受け継がれる美の形-好み、写し、見立てを中心に-」
逸翁美術館「開館60周年記念展 第五幕 応挙は雪松、呉春は白梅」
国立国際美術館「トラベラー まだ見ぬ地を踏むために」
大阪市立東洋陶磁美術館「唐代胡人俑」

東京ステーションギャラリー「鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます」
松岡美術館「常設展」
Bunkamuraミュージアム「ルドルフ2世の驚異の世界展」
町田市立国際版画美術館「スティップル・エングレーヴィングとメゾチント」

さて、この中でベスト5を上げると、こんな感じか(順不同)。

■東京ステーションギャラリー「吉村芳生 超絶技巧を超えて」
これは本当に行って良かった。小さな超絶技巧から、巨大な作品世界に取り込まれる感覚まで、素晴らしい。順不同と言いつつ、No.1はこれだな。

■北海道大学総合博物館「視ることを通して」
北大の底力を見た展覧会。ちょっと関係者でもあったので、ランクインさせるのは反則かもしれないが。

■大塚国際美術館「常設展」
レプリカはレプリカだが、半端ない絵画の殿堂。ぜひ一度は見に行くべき。

■東京国立博物館「仁和寺展」
仁和寺・観音堂の再現コーナー、本当に手が千本ある「千手観音菩薩坐像」、秘仏オンパレード。いやー、堪能した。

■Bunkamuraミュージアム「ルドルフ2世の驚異の世界展」
絵画もさることながら、工芸品、天文関係の資料が興味深かった。

納会の日

2018年12月28日 20時16分57秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
いよいよ納会の日。お客さんのビルにいるため、そこで開催される納会は避けられない。大昔はおおらかに午前中から浮足立ち、午後になると納会の準備、さらに15時頃飲みだして、19時くらいには泥酔者続出というたちの悪い納会が繰り広げられていたものである。

しかし、世知辛い世の中(というか当たり前か)。16時半から納会準備が始まり(え、早い?)、17時からスタート。控えめに飲んでいたはずなのだが、ワインをコップにつがれ、かなり飲んでしまった。

で、程よく会場も温まった所で、適当にフェードアウト。こういう会への忠誠心も薄れた私である。

じゃ、行きますかということで、すすきののバー「N」へ。早い時間は満席に一度なったという話だったが、一旦その波も引いたか、無事に座ることができた。1杯目は前回と同じジンソニック。但し、ジンはボタニストにしてもらう。



2杯目はオールドパル(もちろんカンパリ入り)のウイスキー上級バージョン(何だったか忘れた)。これは実に美味いカクテルだが、その前のワインも含めて、酔いが回って来た。



この位にしておきますか。

帰宅後、22時半に就寝。

ホームで惑う

2018年12月27日 19時58分04秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日は一日早い会社の納会なのだが(明日は休暇の奨励日のため)、どうも行く気がしない。今年になって社内での自由度が増したせいか(気のせいで不自由なのかもしれないが)、降り切れ気味の私である。

終業時まで真面目に仕事をしていたせいもあり、納会に行くのはやめて(だって、移動に30分はかかるんだもの)、今日は琴似に直行だな。ということで、琴似の絶対的信頼の店に行くと、今年の営業はすでに終了しているらしい…。確か早く休みに入ると聞いていた気もする。

それならばと近くの飲める蕎麦屋さんに行ってみると、気配は満席。年末の蕎麦屋さんだから仕方あるまい。と迷走しかけたところで、琴似の老舗居酒屋「Y」へ。少人数忘年会も入っているようだが、カウンターには先客2名とまだ大丈夫なようだ。

飲み物はドンと燗酒2合で行きますか。通しはナムル、これはちょっとつまらなかった。



まずは別海町で取れたホッキ刺し。これはいいねえ。身も美味いし、貝ひも、貝柱の部分も味に曇りがない。



そして寒空には定番の煮込みだ。唐辛子も投入して、暖まろう。



目の前の炭台で店主が焼く焼鳥が美味そうだ。レバをタレで、鶏皮は塩でお願いしてみた。

良い状態でレバがやって来た。この皿は燗つけ器の上で温めてあり、抜け目ない気配りが嬉しい。



鶏皮もしっかりと厚みがあり、それでいて脂っぽくは感じない。



ちょっとお客さんが多いせいか、品物が出るのに少し時間がかかり、その間に腹いっぱいになって来た。もう少し焼物を食べたいところだったが、これくらいにしておくか。


ちょっとホームで

2018年12月26日 19時04分43秒 | 飲み歩き・琴似界隈
やはり年の瀬にここは一度行っておきたい。ということで、二十四軒の居酒屋「F」へ。確か年内は29日まで、年明けは4日から営業すると店主が言っていたような気がする。

酎ハイを頼み、納豆豆腐的な通しでスタート。



箸休めは漬物がいいな。浅漬けなので、塩気はそれほどでもない。



今日の焼き物はひな皮からだ。



鶏軟骨。今日も状態は良かった。



タレ味のものが食べたくなり、今日はつくねにするか。



「銀河英雄伝説」を一話読めて良かった。年内はこれで最後かな。

外に出ると雪が降って来た。積雪はまだバカみたいに多いという状態ではない。