草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本保守党はハンナ・アレントの定義では全体主義だ

2025年02月01日 | 全体主義
 日本保守党を批判するのは、保守とは無縁な全体主義であるからです。それを根絶しなければ、日本の民主主義が危機に瀕してしまいます。今こそ私たちは、ハンナ・アレントの言葉を思い起こすべきです。
「大衆は目に見える世界の現実を信ぜず、自分たちの可能な経験を頼りとせず、自分の五感を信用していない。それゆえに彼らには或る種の想像力が発達していて、いかにも宇宙的な意味と首尾一貫性を持つように見えるものなんにでも動かされる。事実というものは大衆を説得する力を失ってしまったから、偽りの事実ですら彼らには何の印象も与えない」(『全体主義の起源3』大久保和郎・大島かおり訳)
 日本保守党の支持者は、まさしく。そこで述べている「大衆」であり、事実を全く無視して、百田氏や有本氏の言説を信じてしまっています。これほど恐ろしいことがあるでしょうか。
 これまでは左翼全体主義が脅威でしたが、現在は右翼的主張をする全体主義者が、日本で一定の力を持ってしまったのです。道理を説いても分かろうとしない人たちに向かって、事実を突きつけて立ち向かっているのが、飯山陽さんや藤岡信勝先生なのです。飯山さんや藤岡先生を応援するのは、まともな保守であれば当然のことだと思います。

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