朝日新聞が8、9日に実施した世論調査の結果でも、安倍内閣の支持が不支持を上回った。支持政党の支持率でも、自民党の41%にたいして、立憲民主党や国民民主党は、それぞれ5%、1%しかない。「自民党総裁に誰がふさわしいか」という設問でも「安倍さん」39%、「石破さん」27%という数字であった▼多くの国民は安倍自民党を頼りにしているのであり、特定野党にそっぽを向いているのだ。この結果にガッカリしているのは、朝日新聞の関係者だろう。自分たちのペンで安倍内閣を打倒し、安倍総理を退陣に追い込めると思っていたのに、内閣支持率は一時的には下がったものの、以前のように回復してしまったからだ▼ネットがなかった時代には、朝日新聞の報道がフェイクであるかどうかを検証するすべはなかった。ネット社会の到来によって、間違ったことやミスリードをすれば、即座に批判される。かつては朝日新聞が知の権威であった。国民を教え諭すかのような書き方をして、権力的な関係を押し付けてきた。そして、自分たちの意のままに政治を動かせると過信していた。それが音を立てて崩れ落ちており、感動的な場面に私たちは立ち会っているのだ▼なぜ自分たちが孤立しつつあるのか、朝日新聞の関係者が気付かないはずだ。ネットに書き込む普通の人々の賢明さに学ぶべきなのである。今ではもう遅すぎるが。
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