中共が攻めてこないのは、自衛隊が頑張っているからである。憲法9条があるからではない。防衛省の12日の発表によると、海上自衛隊のミサイル護衛艦「あたご」がハワイ沖で弾道ミサイルの迎撃実験を行い、大気圏外で標的を見事に破壊した。香港や台湾では大きく報道されたが、日本のマスコミは一切触れない。イージスシステムが有効であることを国民に知らせたくないのだろう▼自衛隊が精強であることは、国際社会が認めているところだ。2011年の福島第一原発の事故の際にも、自衛隊がヘリコプターから水を撒いた。まさしく恐れ知らない決死行であった。尖閣諸島の領海侵犯を繰り返している中共軍は、危機感が乏しく観光気分だという。それと比べると、自衛隊は必死になって、歯を食いしばって我が国を防衛しているのだ▼自衛隊あっての日本なのである。ネットでも配信されているが、一人でも多くの日本国民がその動画を見て、拍手すべきではないだろうか。戦争が起こらないようにするには、まずは抑止力である。その第一線に立っている自衛隊の諸君に感謝し、敬意を表するのは日本国民として当然のことである▼一発でも弾頭ミサイルが日本に到達すれば、とんでもない被害が予想される。それだけに今回の実験の成功は大きな意味がある。やられる前に攻撃するのが安全保障の鉄則ではあるが、今の我が国にはそれはできず、イージスシステムによるミサイル防衛網の強化しかないのである。
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