つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

荒井眞治氏「写真展」

2024年08月27日 | 芸術
 歌手の森山はるみさんの案内により写真家の荒井眞治先生の「写真展」を鑑賞してきました。

 会場は東京芸術劇場アトリエイーストで「東上線沿線の風景」です。
 このテーマによるワークショップ写真展としてお弟子さんたちの作品も一緒に展示されていました。

 東上線沿線の地区を選んで撮影をした写真をプリントアウトした後にみんなで見せ合うというもの。沿線地区として、池袋、大山、下赤塚、和光市、志木、柳瀬川、川越、越生、東松山、武蔵嵐山、寄居の11ヵ所を選んでおりました。どの作品も秀作です。

 荒井眞治先生は、千葉大学を卒業後、毎日新聞社入社し主に雑誌の写真撮影を担当していました。在職中には日本雑誌写真記者会賞として「世紀末漂流」「ゴミ問題」「元気な亀さん」(毎日グラフ)「日本工業倶楽部」(サンデー毎日)などを受賞しています。

 毎日新聞社に在職中から、写真の個展を積極的に開催していました。特に杉並区を中心に開催していました。私が初めて荒井眞治先生とお会いしたのも杉並区で開催された森山はるみさんのライブ会場でありました。その時に写真展をその会場で開催中でした。

 今回、写真展を鑑賞してその素晴らしさを堪能してきました。

 
写真展案内                東松山「箭弓稲荷神社」

 
池袋「自由学園」                  池袋「水族館」
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黒田清輝記念館

2024年08月09日 | 芸術

 黒田清輝の「湖畔」(黒田記念館)

 上野の東京藝術大学の前を通り、京成電車の旧博物館動物園駅の交叉点のところには昭和初期の重厚な建物があります。入場無料の黒田記念館です。

 黒田記念館は、洋画家黒田清輝(1866ー1924年)の遺言により、その遺産によって建てられ、昭和3年(1928年)に竣工、同5年に帝国美術院附属美術研究所として開所しました。黒田美術館では、黒田清輝の油彩画約130点、デッサン約170点、写生帖などを所蔵し、特別室と黒田記念室で展示されています。
 

 館内には黒田清輝の生涯に関する資料と映像がスライドとして上映されている部屋もあります。黒田清輝の代表作である「湖畔」は箱根の芦ノ湖で寛ぐ照子夫人を描いていることを知りました。

 館内は静寂の中、たっぷりと芸術作品を楽しむことが出来ました。上野公園は文化と芸術が堪能できる良い場所です。

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富山恵美子先生の個展

2024年04月13日 | 芸術
 画家の富山恵美子先生の個展(Moving silence)が開催されておりましたので鑑賞に行ってきました。

 会場は「ATELIER・K」(ART SPACE)。横浜市中区石川町1-6三甚ビル3F
 JR石川町駅元町口徒歩1分。TEL045-651-9037 
 会期 4月20日(土)迄 ※日曜・月曜休廊

 富山恵美子先生は鉛筆画を得意としております。
 「幕開き」は元町のダンスホールのステージをイメージした作品で幕は赤色で表現しております。

 「海底の宮」は石牟礼道子氏の文章を基に制作をしたものです。スペインのバルセロナ寄りにあるJACAにある御堂を舞台にハッチングで表現。
 石牟礼道子氏の口述は「村々は雨乞いのまっさいちゅう 緋の衣 ひとばしらの舟なれば 魂の火となりて 四郎丸さまとともに 海底の宮へ」

 また、ウクライナの戦場をイメージした作品もありました。これからのウクライナはどのようにいくのか。地獄か平和か、蝶の影が映り、爆弾が落ちた模様も表現されています。詳しく富山恵美子先生が説明をしてくれました。

 鉛筆画による絵画がこんなにも美しく表現できるのかと感動しました。

 この個展は1年前から企画されて準備をしていたと話しておりました。


「海底の宮」


 「ウクライナの戦場を表現した作品」


 「ダンスホール」
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地獄門の「考える人」

2024年04月01日 | 芸術
 地獄の門の「考える人」

 上野公園内の国立西洋美術館の庭には、ロダンの「考える人」、「カレーの市民」などが設置されている。

 ここの庭は無料なのでいつでも誰でもが入れるので、ちょっと寄ってみたらいいですよ。

 「考える人」は、地獄の門の上から下を見ている状況である。単体の写真が多く見られて有名であるが、地獄の門の一部であると分かる。

 「考える人」は、オーギュスト・ロダンが制作したブロンズ像である。
 思索にふける人物を描写している。当初は“Le Poète”(詩人)と名づけられていたものである。

 ロダンは装飾美術博物館の門を、ダンテの『神曲』に着想を得て制作し、それを『地獄の門』と名づけたが、この『考える人』はその門の頂上に置かれる一部分にあたり、地獄の門の上で熟考するダンテを表そうとしたものであると言う説やロダン本人を表している説などがある。

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立教大学庶民吹奏楽団演奏会

2023年12月05日 | 芸術
 立教大学庶民吹奏楽団第35回定期演奏会を観賞してきました。

 会場は、なかのZERO本館大ホールです。
 立教大学庶民吹奏楽団は、上池袋コミュニティーセンターで練習をしております。その時に定期演奏会のご案内を頂きましたので行ってきました。

 100人を超すメンバーが繰り出す演奏の素晴らしさを堪能しました。
 たくさんの楽器を揃えることも管理することも大変なことでしょう。

 定期演奏会のパンフレットには、高際みゆき豊島区長からの挨拶文が掲載されてありました。プログラムは3部構成となっています。
 第1部は、1.南風のマーチ 2.たなばた 3.マードックからの最後の手紙。休憩時間中は、ロビーコンサートもありました。
 第2部は、1.ハウルの動く城 2.Spain 3.Sing Sing Sing。出演者全員が第35回演奏会記念のブルーのポロシャツを着用しての演奏は壮観でありました。
 第3部は、常任指揮者の池上直斗氏が指揮をする「ドラゴンの年 2017年度版」です。池上直斗氏は第6回定期演奏会より指揮を行っております。

 今回ライブで立教大学庶民吹奏楽団の演奏会を観賞しましたが、多くのメンバーが演奏する迫力さと日頃の精進している姿を拝見してとても良かったです。アンコールでは、学生の若々しさが表出されている演出は楽しかったです。終演後のロビーでは、出演者たちと観客たちが楽しく交歓している風景が観られました。

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楊雪 情熱の二胡コンサート鑑賞

2023年10月02日 | 芸術
 城所信英さんからのご案内で「楊雪(ヤンユキ) 情熱の二胡コンサート」を鑑賞してきました。会場は銀座ヤマハホールです。満員の盛況でした。入り口では立派な豪華なプログラムが来場者へ配布されていました。

 銀座中央通りは日曜日なので歩行者天国でした。外国人観光客や家族たちが多く見かけます。活気に満ちている日本の繁華街代表の銀座です。

 ヤマハホールでは城所信英さんがスタッフとして客対応の仕事をしておりました。コンサートのポスターと共に二人で記念写真を撮りました。

 二胡コンサートは、楊雪さんの演奏で、二部構成となっていて全14曲の演奏を二時間たっぷりの公演です。

 「梅花三弄(メイファサンノン)」中国で大ヒットしたドラマのテーマソングからスタートしました。「故郷の原風景」木から匂い立つ香りを感じさせる幽玄な音楽。「賽馬(サイマ)」内モンゴルの祭典で行われる競馬の情景、熱く、奔放に、生き生きと描写しています。馬の走る騒音が響いてきます。
 「雪の舞」楊雪さんのオリジナル曲、遊佐かずしげ氏によるアニメーション作品としてNHKで放映されました。
 演奏曲の合間に楊雪さんの喋りがありますが、何とも人間味あふれた優しさが醸し出されて好感が持たれました。

 特別ゲストの楊興新氏の「駱駝(ラクダ)」は流石に素晴らしい演奏です。
 「好色魅力」は、アルゼンチンタンゴのチャンピオンである漆原美影氏と真っ赤な妖艶なドレスに着替えた楊雪さんがタンゴを披露したのにはビックリしましたが会場内からは称賛の万雷の拍手が起こりました。

 後半は楊興新氏の作曲した「黄砂」は、農家の娘であった彼の最愛の母親、そして農民をはじめとする親愛なる中国人に捧げられた曲です。

 「ラストエンペラー」は、映画で作曲したもので坂本龍一氏が生前最後に楊雪さんによる演奏を許可したとのこと。ラスト曲は楊雪さんの作曲した「雲・海」でした。日本と中国を何回も飛行機で往復したが、雨の日も曇りの日も雲を抜けると碧い空が海のように広がっていた。その時に閃いたとのこと。

 客席の鳴りやまぬ拍手に応えてアンコール曲に続き教え子6名と共に「銀河鉄道999」を合奏して幕となりました。

 ヤマハホールで二胡の演奏を本格的に接して素晴らしい芸術に遭遇したことに喜びを感じました。感動を有難う!


ヤマハホールのステージ


城所信英さんとヤマハホールロビーにて


ロビーには祝い花が沢山ありました


銀座中央通りの歩行者天国
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岩橋崇至氏の山岳写真展

2023年08月08日 | 芸術
 山岳写真家の岩橋崇至氏の写真展が相模原市民ギャラリーで開催されていましたので鑑賞してきました。

 岩橋崇至氏は、山岳写真家として北アルプスや北ぐにの山々を撮り続ける傍ら、アメリカのロッキー山脈や朝鮮半島の白頭山など、世界の山々を撮って発表をしておりました。

 今作品展は、昨年の11月に惜しまれつつ逝去した岩橋崇至氏を追悼するものです。父親となる日本画家・岩橋英遠画伯の作品と同時開催「ふたりのまなざし」展となります。

 岩橋崇至氏は大学在学中から写真を学び、父・岩橋英遠画伯の取材旅行に同行して写真を撮り続けました。父とともに雄大な自然を見続け、壮大な風景を大胆な構図で活写してきました。

 岩橋崇至氏の夫人である岩橋奈那さんが大学の同期生でありましたので、「ロッキー山脈のアメリカ展」(アトランタ)開催の準備の時には協力をさせて頂きましたことは良き思い出として残っております。

 主な作品は、ロッキーズ、ロックガーデン、白頭山、北ぐにの山々、燕岳、槍・穂高、黒部渓谷などの山岳写真です。

ロックガーデン「コロラドプラトー」

朝鮮半島「厳寒の白頭山」

黒部渓谷「初冬の白竜渓」

槍・穂高「涸沢と紅葉」
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岩橋英遠画伯の日本画展

2023年08月07日 | 芸術
 岩橋英遠画伯の作品展が、相模原市民ギャラリー自主企画展として開催されていましたので鑑賞してきました。

 岩橋英遠画伯は、本年、生誕120年を迎えた日本画家です。北海道滝川市に生まれ、画家を目指して上京したのち、相模原市を終の住処としました。相模原市の名誉市民でもありました。1994年には文化勲章を受章しております。

 伝統的な日本画を継承しながら前衛芸術運動にも積極的に参加し、常に新たな日本画の地平を開拓し続けました。一方で、郷里・北海道の地で養われた感覚により、深い洞察をもって自然の姿を描き続けてきました。

 主な展示作品は、「彩雲」、「静日」、「飛泉羽衣」、「北の海 陽」、「北の海 氷」、「庭石(月)」、「庭石(水)」、「庭石(雨)」、「庭石(雪)」、「双璧 那智」、「双璧 華厳」、「暁雲 Ⅰ」、「暁雲 Ⅱ」。

 尚、息子となる山岳写真家の岩橋崇至氏の写真展も同時開催されています。
 相模原市主催による「岩橋英遠・岩橋崇至 ふたりのまなざし」のテーマ
 写真は相模原市民ギャラリーの展示。


「暁雲 Ⅱ」

「双璧 華厳」

「北の海 陽」


 
 
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ふたりのまなざし展

2023年08月03日 | 芸術
 「岩橋英遠・岩橋崇至 ふたりのまなざし展」の案内がありました。

 会場は、相模原市民ギャラリー(JR横浜線「相模原駅」4階)
 会期は、8月5日(土)~8月27日(日) 休館日:水曜日
 開館時間 10:00~18:00 観覧料:無料

 岩橋英遠氏は、日本画家で文化勲章受章者です。相模原市名誉市民でもありました。伝統的な日本画を継承しながら前衛芸術運動にも積極的に参加し、常に新たな日本画の地平を開拓し続けました。

 岩橋崇至氏は、英遠氏の三男として生まれ、山岳写真家として活躍しておりました。北アルプスを撮り続ける傍ら、アメリカのロッキーや朝鮮半島の白頭山など、世界の山々を撮り続けてきました。「新世紀を拓く/世界10人の山の写真家展」では日本からただ一人メンバーに選ばれるなど、国際的なフィールドで活躍しました。

 本展は、岩橋英遠氏の生誕120年を記念するとともに、昨年11月に惜しまれつつ逝去した岩橋崇至氏を追悼するものです。

 自然と真摯に向き合い続けた父と子、ふたりのまなざしが宿った作品の数々が鑑賞できます。
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片岡珠子作「江戸の四季」

2023年06月30日 | 芸術
    片岡珠子作「江戸の四季」

    池袋のサンシャインシティに陶板壁画があります。
 作者は文化勲章受章者の片岡珠子画伯です。「江戸の四季」のテーマでありとても迫力のある作品です。以前は地下一階の受付のところに展示されていましたが、今は一階の外部に作品を移転して展示してあります。乙女ロードに面しております。

    片岡珠子画伯はその型破りな構成と大胆な色使いから、一部の人々からその画風は「ゲテモノ」とまで呼ばれて思い悩むが、小林古径は「ゲテモノと本物は紙一重の差だ… あなたの絵を絶対に変えてはいけない…」と励ました。

 片岡球子は自身の信念に従った創作を続け、やがて従来の日本画の概念を揺るがすような力強い表現を確立しました。「面構(つらがまえ)」・「富士山」シリーズでは特に高い評価を受けております。
   
 また歌舞伎役者の四代目中村雀右衛門と交流があり、有名な助六の揚巻の打掛の墨絵も手がけています。

 1976年(昭和51年)勲三等瑞宝章を受章。1982年(昭和57年)には日本芸術院会員に選ばれ、1986年(昭和61年)には文化功労者として顕彰された。1989年(平成元年)には文化勲章を受章しています。
2008年(平成20年)1月16日103歳没。



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北村西望「平和祈念像」

2023年06月28日 | 芸術
 北村西望「平和祈念像」(井の頭自然文化園)

 彫刻家・北村西望は、長崎市の依頼を受け「平和祈念像」を制作するため、東京都の承諾を得て井の頭自然文化園内にアトリエを建てました。

 この園の彫刻館に長崎の平和祈念像の原型があります。
 アトリエの高さギリギリの9.7mの像を自身が考案した「石膏直付け法」を用いて制作をしました。

 やはりそばで見るととても迫力があります。


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地獄の門の考える人

2023年06月17日 | 芸術
地獄の門の「考える人」

 上野公園の一角に国立西洋美術館があります。その中庭にオーギュスト・ロダン(1840年~1917年)作の地獄の門ブロンズが設置されています。

 地獄の門の中央には「詩作にふけるダンテ」に代わり、《考える人》が置かれています。以後、ロダンは終生この大作の制作に取り組み、彼の多くの独立した作品が《地獄の門》に関連して生み出されました。タンパンの中央に坐って墜ち行く人々を凝視する男は《考える人》である。

 その《考える人》だけを採り上げたブロンズ像が中庭の反対側にあります。上野公園に行くと必ず国立西洋美術館の中庭に寄ることにしています。いつ観てもロダンの《考える人》は見飽きない芸術である。


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「迷宮の視点」展を鑑賞

2023年02月11日 | 芸術
 「迷宮の視点」展を鑑賞しました。
 
 銀座のギャルリー志門で開催されています。
 ドローイングの手法を凝らした「鉛筆画」の作品です。
 富山恵美子さんは鉛筆という日常的にありふれた道具をあえて画材として選び表現する作家として活躍している画家です。

 スペイン在住が長く作品のなかでも多くの題材をテーマとしており、今回は4点の作品を出展しております。
 フランシスコザビエルが住んでいたという「ザビエル城」、雲の表現に迫力さがある「無題」、とても幻想的な「降りそそぐ葉」、そしてふくろうを描いた「哲学者」です。

 日本では絵画で鉛筆といえば下絵に利用することと思われていますが、この展示作品は、驚くべき技量によって綿密な線を集積させ鉛筆ドローイングを絵画として表現しております。

 線をめぐる鉛筆表現の素晴らしい作品を堪能したひとときでした。

 
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片岡球子画伯「江戸の四季」

2022年12月01日 | 芸術

 「江戸の四季」(片岡球子画伯)

 片岡球子画伯の陶板壁画「江戸の四季」が池袋のサンシャインシティに飾られて、多くの人の目を楽しませてくれます。1978年サンシャインシティ開業に合わせて制作された雄大華麗な陶板壁画です。
 ビルの西側に設置され、3.3m×14.0mの大きなものです。散策するときに眺めています。


 「江戸の四季」という題名は、東京の新名所の玄関を飾るにふさわしいということで決定されました。作品について片岡球子画伯は次のように述べていました。
 「東京の新名所(サンシャインシティ)誕生に因み、『江戸の四季』というテーマをいただいて、この題名にふさわしい壁画を描くことになりました。江戸の昔から霊峰富士は、この東京の守り神でもあるかのように、朝夕にその勇姿を現しております。雪をいただいた正月の富士、すすき野の富士、吹雪の中の我慢の富士、いずれも日本人にとっては切り離すことのできない大切な富士です。この日本を清め守る富士に、四季の美しい花を添えて、感謝を込めて描きました。」(片岡球子氏の言葉)

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「すみだ北斎美術館」鑑賞

2022年09月29日 | 芸術
 葛飾北斎「神奈川沖浪裏」(富嶽三十六景)

 すみだ北斎美術館は世界的な建築家の妹島和世氏の設計によりに墨田区の北斎通りに完成しました。2016年(平成28年)11月22日に開館してから予想以上の来館者があり話題となりました。

 葛飾北斎については中学生の時に読んだ本により興味を持っていました。北斎美術館を訪れることが出来良かったです。

 葛飾北斎(1760~1849)はすみだの地で生まれおよそ90年の生涯をほとんどをすみだに過ごしながら、優れた作品を描いていました。当初は読本という小説の挿絵などを精力的に制作していました。

 北斎が富嶽三十六景で描く波の情景は物凄く迫力のあるものとなっています。代表作「神奈川沖浪裏」は、「グレートウェーブ」の愛称で世界中で評価されています。ダイナミックな波をはじめさまざまな水の表情を描いた作品をのこしています。

 富士山の表情を描いた「凱風快晴」は国立演芸場の緞帳に使用されていました。


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