つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

映画「まぼろしの邪馬台国」

2008年11月05日 | 芸能
            「まぼろしの邪馬台国」の吉永小百合と竹中直人

映画「まぼろしの邪馬台国」を観た。
監督は、堤幸彦作品。脚本は大石静。

第一回吉川英治文化賞を受賞した「まぼろしの邪馬台国」著者であり、全盲の郷土史研究家・宮崎康平とその妻和子の物語。
宮崎康平は、「島原の子守唄」の詩作者である。
さだまさしが唄った「関白宣言」のモデルであるとも言われている。
昭和の奇人といわれた宮崎康平と彼の情熱を信じた妻・和子が、日本史最大の謎に挑戦したストーリー。

昭和32年、島原鉄道で働く宮崎康平(竹中直人)は、水害による鉄道復旧の際に土器の破片を見つけたのを機に、邪馬台国の探求を始める。
目の不自由な夫に、妻の和子(吉永小百合)は魏志倭人伝、日本書紀、古事記などを繰り返し読み聞かせ、立体地図を作って九州各地を二人で旅するのだった。
康平の口述を和子が書き留める共同作業で、康平だけでなく、夫婦の夢となった「まぼろしの邪馬台国」を著してゆく…。

映画は邪馬台国を探し求めて二人が歩いた旅路8年。
日本の四季折々の美しい風景が描き出されている。
夕日に映える干潟は黄金に光っている。

出演者はそうそうの俳優人を集めていた。
窪塚洋介 風間トオル 平田満 黒谷友香 麻生祐未 岡本信人 井川比佐志 石橋蓮司 ベンガル 江守徹 大杉漣 余貴美子 由紀さおり。
その他 綾小路きみまろ 大仁田厚 大槻義彦 草野仁も出演していた。
宮崎康平の前妻役を演じた余貴美子の演技がとてもいい。
葬儀のシーンは涙を流さずにはいられない。

(11月5日記)  
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