つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

宮田章司師匠の「江戸の夢」

2008年11月09日 | 芸能
             宮田章司一門の公演(深川江戸資料館劇場)

江戸の物売り声の宮田章司師匠一門の公演が深川江戸資料館劇場で行われた。
平成20年度文化庁芸術祭参加公演と銘打って、
「江戸売り声で、江戸の風情を届けます!」

会場は満席。
千葉県の長柄町の人も団体で観に来ていた。
宮田章司師匠としては珍しい演芸の取り組みであった。

第1部は、江戸の夢
売り声歳時記でおなじみの売り声をたっぷりと聞かせてくれた。
伴奏としてフラメンコギターの須田隆久さんが担当する。
売り声と共に漫才の宮田陽・昇らが江戸の衣装を着て物売りを演出していた。
あま酒のところでは、神田明神前の天野屋さんの半纏を着用して出てきた。
宮田章司師匠は、あま酒の効用を述べていた。

第2部は、江戸の華
今年芸能生活85周年を迎えた三味線漫談の玉川スミさんがゲスト出演。
自分の体験談を中心に面白おかしく饒舌に話す。
88歳とは思えないほど元気な姿。
その芸風は長年の積み重ねた味が出ていた。
売り声と玉すだれの競演があった。
宮田章司師匠の物売りをラップ調の音楽の乗せた試みである。
そして4人の女性による南京玉すだれの演芸。

宮田章司師匠には、長く江戸の物売り声をやっていただきたい。
貴重な存在であるから・・・・

(11月9日記)

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