つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

同期生の出版記念会

2008年11月25日 | 友人
            藤蔭道子さん 富永忍君 伊佐木健君(学士会館)

武蔵野第三中学校の同期生3名が協力して本を出版した。
出版を記念してのお祝いの会が神保町駅近くの学士会館で開催された。

伊佐木健君のエッセイ集「言葉ー解体することなく」、詩と写真集「遠い夏」という二冊の本が出版された。
カメラを趣味としている富永忍君は、写真で協力している。
藤蔭道子さんは、出版に対するプロディースを担当した。
中学時代の同期生が50年経過したこのときに結集して見事に2冊の本の出版を果たした。
来賓で出席していた武藤忠春先生は、スピーチの中で「長い間友情を育んできた仲間達の絆に祝意を送ります」と賛辞していた。今の日本の教育は不安定な要素が多いなかで、「武蔵野三中時代の生徒達が50年経てもこのように熱い友情を保っていることを見るたびに教師になったことの喜びを感じている」とも付け加えていた。

まず遠い夏の出版に関わった藤蔭道子さんからその経緯の説明があった。
田中直枝さんから伊佐木健君へ花束の贈呈と祝辞が述べられて、伊佐木健君より挨拶があった。
「この二つの作品を世に出して、私は今、自ら生きてきたことへ、ひとつの区切りをつけたような気持ちになっています。題材を取り上げた分野は思想、文学、旅、政治、市民運動などにわたり、テーマによってはかなりの調査をした。この本をつくることになった経緯は、富永と私が、それぞれ自らのロマンの原型とも言うべきものを、もう一度形にして残したい、と願ったからです」

高波悦子さんから富永忍君へ花束の贈呈があり、お祝いの言葉が述べられた。富永君は、「伊佐木君の夢の実現に力になればいいと考えて、藤陰さんに相談をして苦難の末にやっと出版までこぎつけた。このように本という形になって成就したことを喜んでいます」と語っていた。

その後、参加者から祝辞のスピーチが続いた。
定期的に開催している同期会とは、また一味違った同期生の集まりであった。
このような会は何回あっても良いものだ。

(11月25日記)
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